バンドックのソロベースとは
バンドック流のパップテント
ソロベースはバンドックが2019年頃に発売したバンドック版パップテントです。パップテントとは軍用テントでフロアレスですが、簡単に張れることやかっこいいところが支持されてバンドックを一気に有名ブランドまで押し上げた人気テントになります。
通常のテントと少し異なりますが、初心者でも使いやすく軍用テントならではのかっこよさがありますよ。ソロベースシリーズはスカートの有無により2種類ありますがどちらも大人気です。
ソロベースの基本情報
ソロベースの仕様・機能
ソロベース
ポリエステルとコットンの混紡テントでツーポールタイプのテントです。前述したように形状はアメリカ軍のパップテントと非常に酷似していてソロベースだけで、タープスペースと寝室が確保できるため非常に使いやすくなっています。
ポリコットンのため近くで焚き火もでき、標準で付属するフルメッシュのインナーテントもきちんとセットできるためタープ泊やフロアがないテントを使ったことがない方でも違和感なく使え、フロアの耐水性も高いです。
バンドックのソロベース新作のカラー
ソロベース サンド
バンドックのソロベースには新作としてサンドベージュ色のタイプもあります。基本仕様は、カーキ色のモデルと変わりません。細かな仕様などについては後述しますね。明るい色合いが追加されたことで女性でも使いやすくなったと言われていてサンドベージュも人気です。
各種仕様
フライシートの材質は綿との混紡生地でポリエステル65%、コットン35%になっています。通気性が高く、遮光性が高い素材で火に強いため近くで焚き火がしやすいです。インナーはポリエステルのため、焚き火に注意してくださいね。
フレームの材質はアルミ合金となり強度も高く、キャノピーとして跳ね上げられるように標準でサブフレームがセットになっているところも魅力的です。現在のソロベースはV字ペグになっていてピンペグより使いやすくなっています。
耐水性について
通常のポリコットンの耐水圧は300~350mm程度のものが多いのですが、本品も明確な記載はありませんがポリコットンの綿とポリエステル配合比率が他社のポリコットンと同じため大きく耐水圧が変わるということはないでしょう。
また、バンドックのソロベースのフライシートは撥水加工が施されているため雨には比較的強めのテントになっていてキャンプ初心者でも扱いやすくなっています。300~350mmの耐水圧は低いですが、雨漏りするようなことはありません。
1人用サイズ
使用人数は1人用となり、360×190×高さ110cmになります。奥行きや幅はありますが、高さは低めになりお座敷スタイルと相性がいいです。インナーサイズはさらにコンパクトになり190×85×100cmとなり1人でちょうどいいサイズになります。
数値上ではまだ広く感じますが、インナは二等辺三角形のようになっているため奥になるほど高さが低く、実際に使えるスペースはさらに狭くなるため子ども一緒に泊まるのも少し難しいです。
収納サイズ・重量
収納サイズは40x20x高さ20cmになりますが、スタッフバッグはコンプレッションベルトになっているためより小さくすることも可能です。バンドックのソロベースは綿とポリエステルのため少し重たく4.5kgになります。収納サイズは小さいですが、徒歩、自転車ではやや重いため注意してくださいね。
オートキャンプならコンパクトで非常に持ち運びやすいソロ用テントになります。少し重たく感じるかもしれませんがロープ、ペグ、フレーム4本含めての重量です。
フレームの長さ・組み立て方
フレームは約115cmと約130cmの2本ありソロベース設営に使うメインフレームは短い方、キャノピーが長い方です。フレームの長さを変えるとキャノピーの跳ね上げ具合を変えられます。本体のほうが短くなる点だけ注意して設営してくださいね。
組み立て方は地面に広げて、メインフレームで自立させていくだけです。初心者でもわかりやすい組み立て方動画もあります。また、組み立て方はスタッフバッグに縫い付けられていますよ。
インナーの仕様・組み立て方
バンドックのソロベースのインナーはポリエステルのフルメッシュ仕様です。逆T字型のファスナーで完全に開けられるためマットなどを入れやすいですよ。バンドックのソロベースのインナーを組み立て方は簡単で、2点をペグで固定し、フックで1箇所引っ掛けて残りはバックルに接続するだけになります。
フロアの耐水圧は3000mm、一般的なテントと同じようにランタンフック、小物入れもありバンドックのソロベースは機能的です。
防水用のキャップ付き
ソロベースはツーポールテントと似ていますが、パップテントのためフレームで押し上げる部分は生地を貫通しています。貫通したままだと雨が降っていると中に入ってきやすいですが、防水用のキャップ(エンドキャップ付)が標準で付属しているため雨がハトメから侵入しないようできますよ。
細かなことですがエンドキャップがあることで初心者でも扱いやすいテントになっていて雨の日でも安心できるテントです。
ソロベースはサイドファスナーでアレンジ可能
パップテントは人気がありますが軍事品のためなかなか購入できず、快適さや使いやすさを求める場合自分でカスタムする必要性があります。バンドックのソロベースはパップテントを模していますが、標準でサイドファスナーがあり、カスタムしなくてもいいところも魅力的です。
サイドファスナー仕様のため組み立て方が簡単で、さまざまな張り方にアレンジができ、目隠ししたり通気性を高めるためにフルオープンにしたりしたりとレイアウトが楽しめます。
ソロベースEX
ソロベースEX
前述したバンドックのソロベースと少し異なるソロベースがバンドックソロベース「EX」です。基本的な仕様は変わりませんが、スカートが付き、冬キャンプでもやりやすくなっています。また、サイドウォール仕様で横からの雨が入りにくくなっていたり、ベンチレーションも追加されてより使いやすくなったバンドックのソロベースです。
機能性が増えたことにより重さなど細かい仕様も少し変わっているためバンドックのソロベースEXについて紹介しますね。
バンドックのソロベースと異なる機能・仕様
スカート、サイドウォールの追加で収納サイズと重量、価格が異なっています。収納サイズは47×24×24cmと大きくなっていて、重量は5.2kgです。少し大きいですがまだコンパクトな部類となり重さを除くと携帯しやすいテントになっていますよ。
ベンチレーションは山岳テントに多い吹き流し型で外に出すか、中に引き込むかで効果が変わる仕様と言われています。大きさはソロベース変わらず、バンドックの1人用パップテントです。
スカートは巻き上げ可能
スカートがあると夏は通気性が下がりますが、バンドックのソロベースEXのスカートは各辺巻き上げられるようになっていて夏でも通気性が確保できます。もともとバンドックのソロベースにはスカートが付いていなかったため、大きな違いになっていて夏でも虫の侵入の防止になるため便利です。
ソロベースの魅力
1:コスパ
バンドックはソロベースに限らずコスパが高いところが魅力的です。2021年6月現在では2万円以下で購入するのは難しいですが、発売当初2万円以下で購入できていたこともあり非常にコスパの高いテントとしてレビューでも人気があります。
ソロ用のテントなら1万円ほどでありますが、バンドックのソロベースは綿を使ったポリコットン製のため破格の値段です。現在は2万円以下で入手するのは難しくなりましたが、それでもバンドックソロベースはコスパが高めになります。
ソロベースEXも高コスパ
バンドックソロベースEXもコスパが高い製品です。価格差はありますが、安いときは通常ソロベースと数千円の違いとなります。バンドックソロベースは人気商品のため、タイミングによって価格差が変わるため注意してください。
2:組み立て方が簡単
初めてソロキャンプをする方でも安心できるフルセットモデルで設営が簡単なところも魅力的です。メインフレームだけではなくインナーテント、キャノピー用ポール、ロープ、丈夫で軽量なジュラルミンVペグのセットでハンマー以外追加購入しなくても設営できます。
また、前述したようにツーポールテントと同じ構造になっているため設営が簡単なところも評価されていて、説明書が収納袋に縫い付けられているため無くすこともなく使いやすいです。
3:デザイン性
バンドックのソロベースはアメリカのパップテントになるため通常のテントにはないかっこよさがあり、デザイン性の高さが非常に注目されているテントです。軍隊用テントが欲しくても手に入らない方におすすめになります。
パップテントのため通常のテントには無骨さに加え、キャンプでの使いやすいです。また、バンドックのソロベースはフルカスタムパップテントと呼ばれていて両サイドにファスナーが付いているところも評価されていますよ。
4:機能的で使いやすい
バンドックのソロベース、ソロベースEXは綿とポリエステルの混紡です。ポリコットンは通気性があり蒸れにくいという特徴があり結露に強く、すごしやすい特徴があります。また、ポリエステルと比べ遮光性が高めになり濃い影できますよ。
通常のソロベースにはベンチレーションがないため、基本的な過ごし方はキャノピーにして通気性を確保しながら使うといいでしょう。この部分は通常のテントと少し使い方が異なる点ですが、ポリコットンは機能的で非常に使いやすいです。
インナーテントもフルメッシュ
バンドックのソロベースのインナーテントの生地は、フルメッシュのため蚊帳と変わりません。通気性を維持したまま害虫をブロックできますよ。また、インナーテントを使わずフライシートの生地とコットで愛用する方も多くさまざまなキャンプスタイルで利用できます。
フルオープンにしたり、両サイドだけで引けるなどさまざまなレイアウトに変更できる点も魅力的です。
半分土間になる
フルクローズ状態でも半分だけ土間になるスペースがあります。また、フロントをキャノピーにすることで土間が広がりより使いやすくなりますよ。ソロキャンプの中でお座敷スタイルでは非常に使いやすいです。
高さが110cmと少し低いためコンパクトチェアを使った場合は頭が触れやすくなることから、少し高くなりますがキャノピー用のフレームを標準セットのものより高いものを用意するといいでしょう。
5:生地がポリコットン
標準セットのインナーテントは火の粉に弱いですがバンドックのソロベースは火に強いポリエステルとコットン生地で焚き火を楽しみやすいです。火の粉が触れたぐらいで穴が開きにくいというのは焚き火を楽しむうえで非常に重要なポイントになります。
そのため、焚き火が好きの方はポリコットン製ギアを愛用している方が多く、バンドックのソロベースはレビューでも高く評価されていて、ポリコットンだからこそ購入したという方も多いです。
ソロベース・ソロベースEXのレビュー
ソロベースのレビュー
バンドックの人気テントソロベースのレビューを紹介します。バンドックのソロベースは人気テントのため多数のレビューがありますよ。レビューを参考にしながらバンドックのソロベースを選んでくださいね。
バンドックのパップテントは使いやすい
パップテントと遜色ない作りでなおかつ、本物の軍用幕と比べると大きめでコットが導入しやすく使いやすいです。アウトドアブランドのバンドックらしさのあるテントにしあがっています。セットになっているインナーにはランタンフックや小物入れがあり、通常のテント同じような感覚で使用できますよ。
また、バンドックから発売されているオプションを使うとソロベースを二又にできより快適に広く使える魅力もありバンドックソロベースは使いやすいです。
USパップテントよりも少し大きくてハーフインナーですがDODのバックインコットが入りました、通常のローコットなら充分入る大きさです。
インナーの中にランタンフックも付いてました
良くあるパップテントもどきでは無く本気で作ったパップテントだと思います。
バンドックソロベースは冬でも使える
バンドックのソロベースはスカートがありませんが生地自体は丈夫で暑い日も寒い日もすごしやすいため冬キャンプでも工夫すれば使えるというレビューがたくさんあります。
現在はバンドックからスカート付きのEXモデルがあるため冬キャンプをしたい方は通常のソロベースではなく、EXモデルを使うといいでしょう。
養生シートを30センチ幅に切った物をダブルクリップで止めて内側に折り込み(雪にはここがポイント)簡易スカートとるす。寝床はヘリノックスのコットワンコンバーチブルを入れてもポールトポールの内側に収まる。
バンドックのソロベースEXのレビュー
バンドックがソロベースを発売した後から発売した高機能型のソロベースです。通常のソロベース同様にバンドックらしい使い勝手のよさとコスパの高さが魅力的ですよ。レビューもたくさんあるため参考にしながら選んでくださいね。
サイズ差のレビュー
バンドックが発売するソロドームにスカートなどを追加した機能的なモデルです。スカートなど生地が増えたことで収納サイズが一回り大きくなっているため、収納サイズに関するレビューが多々あります。通常モデルと比べると少し大きいという声がありますが、バンドックの他のテントと比較しても飛び抜けて大きいというわけではありません。
前述したように車を使ったキャンプなら問題なく持ち運べるサイズ感になります。
ノーマルソロベースからの買い替えです。
思っていた以上に収納がでかい。ツーリングキャンプ用のバッグの大半を占めるレベルになってしまいました。
これとシュラフを入れたら、ほとんど他は入れられなくなります。
バンドックのソロベースのまとめ
愛用者がが多いバンドックの人気テント
ソロベースは軍隊用のかっこいいところと、一般のキャンプ向けテントの使いやすさ、快適性を兼ね備えたバンドックの人気テントです。簡単に設営でき、広い土間、通気性、焚き火のしやすさなどが評価されていて収納サイズも小さく高機能なテントですが、価格も比較的安めになることから初心者にもおすすめできます。
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