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ライダーに大人気!東北のツーリングスポット12選!観光や自然を楽しめる名所も!

東北地方の中央部には南北に奥羽山脈が連なっており、日本百名山に選ばれている名峰も多く、山々にはライダーに人気の魅力的なワインディングが楽しめるツーリングロードがたくさん通っています。今回は東北の魅力のツーリングロードを厳選して12選、ご紹介していきます。
2021年6月15日
fumiyama
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目次

東北はツーリングスポットの宝庫!

東北地方は青森県や秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県の六県があるエリアです。面積も広く本州の北部を占めており岩手県だけで四国に匹敵する広さがあります。そして東北の中央部には南北に500km続く奥羽山脈が連なっているのが特徴です。

この山脈には八甲田山や蔵王山、鳥海山、磐梯山など日本百名山に選ばれている名峰が聳え立っており、山々にはライダーに人気の魅力的なワインディングが楽しめるツーリングロードがたくさん通っています。

東北は山や海のツーリングが楽しめる!

特に東北・磐梯山エリアは「ワインディングの宝庫」とも言われ、全国のライダーが憧れるバイクツーリングのメッカともなっています。その他にも東北の山々にはライダーが挑戦したいツーリングロードが目白押しです。

また東北は山間部だけでなく、下北半島や津軽半島の海岸部や東北特有の三陸リアス式海岸、男鹿半島や牡鹿半島など海に沿って走るツーリングロードもたくさんあり海の絶景が楽しめます。このように東北地方は一度は走ってみたいツーリングの宝庫なのです。

温泉やグルメも楽しめる!

東北はツーリングが楽しめるルートだけではなく温泉の宝庫にもなっています。東北の山沿いの岩手には「八幡平温泉」や「花巻温泉」、秋田には「玉川温泉」や「乳頭温泉」、宮城の「鳴子温泉」、山形の「銀山温泉」や「蔵王温泉」など全国的にも有名な温泉郷が目白押しです。

そして東北のバイクツーリングに訪れたライダーたちが絶景を楽しんだ後に、温泉郷を訪れて露天風呂に浸かり、手足を伸ばして癒され明日のツーリングの英気を養うことができます。

東北で海や山の幸が満喫できる!

また東北はグルメの宝庫でもあり各県の漁港では近海の魚や太平洋で獲れた海の幸が豊富に水揚げされ、マグロやサンマ、ホタテ、アワビなどの貝類などその種類も半端ではありません。そして海の幸を素材にした新鮮な刺身や寿司などが楽しめます。

さらに東北は美味しいお米の産地であり、それを使った銘酒が生まれ、また秋田のキリタンポのように各県に美味しい地元のグルメが揃っています。今回は、そんな魅力的な東北の人気のツーリングスポットを12選、ご紹介していきます。

東北の人気ツーリングスポット12選!

東北のツーリングスポット①:磐梯吾妻スカイライン

「磐梯吾妻スカイライン」は、福島市の「高湯温泉」から浄土平を経て「土湯峠」まで続く「磐梯朝日国立公園」の中の吾妻連峰を縦走する標高が平均1350m、全長が約29kmの山岳ツーリングロードです。東北地方の山岳観光道路の草分け的な存在で1959年に開通しました。

かつては有料道路でしたが2013年から無料開放されており、周辺には高湯温泉をはじめ良質な温泉も多数あり、絶景と温泉の両方が楽しめるとライダーの間で評判のロードです。

東北の自然の風景が楽しめるツーリング!

東北を代表する絶景ルートで「人気の日本の道100選」にも選ばれています。途中には吾妻小富士や浄土平、不動沢橋などがあり、さらに春は雪の回廊や夏は新緑、秋は紅葉の中を走り四季を通して見どころが多い人気のロードです。

また活火山がある山景色の中を走る道路となっており、火山活動の状況によっては通行止めになることもありますので事前に確認をしてください。1月中旬から4月上旬までは冬期通行止となります。

東北のツーリングコース・マップ

東北のツーリングスポット②:尻屋崎

「尻屋崎(しりやざき)」は、青森県の斧の形をした下北半島の柄の部分の最先端にあり、最果てムードに満ち溢れている岬です。周りの海は潮の変わり目が激しく海上交通の難所として古くから恐れられていました。

そのため明治9年に東北地方で最初の灯台として海岸線に「尻屋埼灯台」がいち早く完成し、スラリとした白亜の外観が美しく「日本の灯台50選」にも選ばれています。

東北の最果ての馬がライダーたちに大人気!

灯台の周辺には「寒立馬(かんだちめ)」という野生の馬が放牧されており、この馬は足が短く胴が長くてがっしりしているのが特徴です。また冬の寒い雪の中でも耐える力強さがあり青森県の天然記念物に指定されています。

性格はおとなしく人懐っこい面もあり、道路を歩いていることあるので、余りスピードを出さずゆっくり走りましょう。尻屋崎周辺は冬期には閉鎖され、道路も12月1日から3月30日まで閉鎖されますので、温かい季節に寒立馬に会い行くのがおすすめです。

東北のツーリングコース・マップ

東北のツーリングスポット③:蔵王エコーライン


「蔵王エコーライン」は、宮城県白石市と山形県上山市を結ぶ約65kmのルートで、両県にまたがる奥羽山脈・蔵王連峰を越えて行きます。途中にはアップダウンやダイナミックなカーブが続くワインディングロードとなっていてライダーの腕が試される道路です。

途中の県境付近にはエコーラインから分岐している2.5kmの「蔵王ハイライン」があります。このルートで蔵王山頂付近まで行くと「御釜」の美しい風景が眺められる観光スポットとなっており、こちらもおすすめです。

ツーリングと東北の有名温泉を満喫!

途中には「駒草平展望台」やそこからから見える「不帰(かえらず)の滝」(画像下)など自然の風景が素晴らしい名所も多いです。また山形県側には県内でも有数の温泉地「蔵王温泉」も近く、温泉に浸かりバイクツーリングの疲れを癒すライダーも多いようです。

毎年11月初旬から翌年の4月下旬までは冬期通行止めとなり、解除された後は観光名所にもなっている雪の回廊を走ることができます。ただ天候によって路面凍結していることもありますので注意して走行してください。

東北のツーリングコース・マップ

東北のツーリングスポット④:八幡平アスピーテライン

「八幡平アスピーテライン」は、岩手県八幡平市と秋田県鹿角市を結ぶ全長約27kmの東北を代表する人気の山岳ツーリングロードです。日本百名道にも選ばれていて、自然の風景が美しく見所もたくさんあります。

途中の「見返峠」が県境になっており、林間ロードや深い樹海の中を走る変化に富んだコースとなっています。また途中にはヘアピンカーブが多いワインディングロードとなっていて、ダイナミックなバイクツーリングが楽しめるとライダーの間で人気です。

東北で人気のワインディングロード!

青空広がる夏の緑や秋の紅葉の絶景の中を走り抜ける快適なロードが続き、岩手県側では遠くに岩手山を眺めながら走る有名な名所となっています。また五月下旬から六月上旬にかけて八幡平頂上付近にある「鏡沼」の雪解けが龍の目の様に見える「ドラゴンアイ」(画像下)の鑑賞も人気です。

その他にも東北最高所にある「藤七温泉」や昔から湯治で賑わう「後生掛温泉」などの有名な温泉がありますので、ゆっくり時間をかけてバイクツーリングと温泉巡りをしてください。

東北のツーリングコース・マップ

東北のツーリングスポット⑤:竜泊(たつどまり)ライン

青森県・津軽半島の西海岸には弘前市をスタート地点として全長約126kmの国道339号が通っており、途中の「小泊」から半島の突端「竜飛崎」までの約27kmを「竜泊(たつどまり)ライン」と呼んでいます。

このラインは小泊を出て暫くは海岸線を走り、やがて急なカーブが次々と現れ徐々に高度を上げていき、まさに龍がうねっているようなワインディングロードが続きます。また舗装状態も良く交通量も少ないので快適なバイクツーリングが楽しめると評判です。

ライダー好きの最果て感がいっぱい!

山と海の自然の景色を見ながら、うねるように上りの道を右や左へハンドルを切っていくとやがてルートの最高地点「眺瞰台」に到着です。ここからは今走ってきた幾重にも降り曲がっているロードや竜飛岬の灯台、うっすらと北海道も眺められます。

眺瞰台からは尾根伝いを走る快適なスカイラインとなっていて、やがて半島の突端「竜飛崎」に到着します。ここでは最果ての自然の景色や白亜の灯台が眺められ、また日本海を美しく染めて沈む夕陽が見られる観光名所となっています。

東北のツーリングコース・マップ

東北のツーリングスポット⑥:男鹿半島ツーリング

ナマハゲで有名な「男鹿半島」は、ぐるっと一周ができる名所の多いルートとしてライダーの間で人気です。秋田市をスタートし、海岸線の国道56号を走り101号経由で男鹿市に向かい、まずは半島中央にある「なまはげ館」を目指します。

男鹿市に入る手前の「船渡川漁港」で右に曲がり、国道101号を北上して途中で「なまはげライン」に入り、20分ほど走ると「なまはげ館」に到着です。ここではなまはげの歴史や実演などの見学や衣裳を着て写真撮影などが楽しめますよ。

自然の風景や名所が楽しめるツーリング!

この後は半島最北端の「入道崎」に向かいます。入道崎にはシンボルとなっている白と黒のしま模様が印象的な「入道崎灯台」が建っており日本海の大パノラマが眺められので、ツーリングと観光の両方が満喫できるルートです。

ここから海岸線を南下して半島南端の岬「潮瀬崎」に向かいそこにいるゴジラに合いに行きます。岬には「塩瀬崎灯台」が建っており、灯台に行く途中の岩場に自然が造った有名な「ゴジラ岩」があり絶好のSNS用の撮影スポットなっています。

東北のツーリングコース・マップ


東北のツーリングスポット⑦:西吾妻スカイバレー

「西吾妻(にしあづま)スカイバレー」は、山形県にある白布温泉と福島県の檜原湖や裏磐梯を結ぶ全長約18kmのロードです。かつては有料道路でしたが現在は無料で開放されており美しい自然の景色が楽しめるツーリングルートとなっています。

また山間を通る道路なので、途中には「東鉢山七曲り」と呼ばれるヘアピンカーブが連続する区間があります。ここではシャープなハンドリングさばきや的確な体重移動が求められるワインディングロードが続きライダーに人気です。

紅葉の名所の中を疾走!

さらに福島側には、桧原湖や磐梯山の美しい自然の風景が堪能できる名所がたくさんあります。檜原湖から少し足を延ばすとコバルトブルーが美しい「毘沙門沼」などがある観光名所の「五色沼」などもあります。

春は萌える若葉や夏には新緑に覆われる美しい林間の中を走り、また秋は紅葉の名所としても有名で、燃えるような紅葉に囲まれたロードは多くのライダーを魅了しています。そのため秋の週末は混雑する可能性もあり、できれば平日の走行をおすすめします。

東北のツーリングコース・マップ

東北のツーリングスポット⑧:鳥海ブルーライン

「鳥海ブルーライン」は、山形県の「遊佐町」から鳥海山の5合目付近にある「鉾立(ほこたて)」を経由して秋田県の「にかほ市」を結ぶ全長約35kmの見晴らしのよい山岳道路です。昔は有料道路でしたが現在は無料で開放されています。

鳥海山の標高は2236mあり東北第二の高峰で、昔から霊峰と尊ばれ「日本百名山」にも選ばれています。ルートは海抜0mの海岸線から鳥海山の標高1150mの鉾立まで一気に駆け上がり豪快な走行が楽しめるワインディングロードです。

四季を通して景色が美しい!

舗装状態もよく途中にはいくつものヘアピンカーブが続き爽快なツーリングが楽しめます。鉾立には展望台もあり鳥海山の雄姿や山麓に広がる広々とした草原とそこに立ち並ぶ巨大な風車などの素晴らしい景色が一望でき感動的です。

また遥か彼方には「ブルーライン」の名前の由来にもなった紺碧の日本海と共に庄内平野や男鹿半島、沖合の飛島や佐渡島などの景色も一望でき、いつまで眺めていても見飽きることがありません。なお道路は11月上旬から4月上旬まで閉鎖されます。

東北のツーリングコース・マップ

東北のツーリングスポット⑨:牡鹿コバルトライン

「牡鹿(おしか)コバルトライン」は、牡鹿半島の付け根に位置する女川町浦宿浜から太平洋に着き出す半島の中央の稜線上を縦断し南端にある石巻市「鮎川浜」まで約34km続く山岳道路です。かつては有料道路でしたが今は無料で開放されています。

現在は宮城県道220号「牡鹿半島公園線」となっていて、半島南端にある「鮎川浜」はその昔東北地方の捕鯨の町として栄えた歴史があり、また沖合に浮かぶ金華山への主要なルートにもなっていました。

空や海の景色が抜群のツーリングロード!

道路の大部分は半島の稜線部を縦走するルートで、北側は主に森林の中を走るコースが続き、特に秋は紅葉が美しいことで有名です。半島南部に近づくにつれてゆるやかなカーブが続き、快適なツーリングが楽しめます。

コバルトラインを走っていると、複雑なリアス式の海岸線や美しい女川湾などを眺めることができます。また半島南部にある「御番所公園展望台」からは、眼下に金華山や太平洋の大海原などの景色が堪能でき時間の経つのを忘れるほどです。

東北のツーリングコース・マップ

東北のツーリングスポット⑩:寒風山パノラマライン

「寒風山パノラマライン」は、男鹿半島の北端「入道崎」から南下して海岸線を通り半島内部に入り蛇行しながら森林地帯を抜けていくロードです。その後は半島の付け根にある寒風山をゆるやかに登って行き、東北の「日本百名道」にも選ばれています。

寒風山は標高が355mとそれほど高くないので、山頂へは緩やかなカーブが続き走りやすいです。山肌には徐々に草原が広がり特に南麓を走ると視界を遮るものがない絶景が続き、快適なツーリングが楽しめます。

寒風山展望台からは360°の大パノラマ!

山頂には回転展望室があり、ここからは360度の大パノラマが広がり、東には八郎潟や周辺に広がる田園風景、西には男鹿半島や日本海の遠望が眺められます。さらに天候が良ければ鳥海山なども望めて、時間の経つのを忘れほどです。

このツーリングロードは、春から夏にかけて溢れるほどの緑に囲まれ、さらに秋はススキが黄金色に輝く名所となります。冬季に閉鎖される区間は無いですが積雪時は寒風山付近でのバイク走行は困難となりますので道路状況を確認してください。


東北のツーリングコース・マップ

東北のツーリングスポット⑪:磐梯山ゴールドライン

「磐梯山ゴールドライン」は、福島県のシンボルの山で「日本百名山」にも選らばれている「磐梯山」の西側の「表磐梯」を通り、猪苗代湖から檜原湖まで続く全長が約18kmの人気のツーリングロードです。

途中には「磐梯朝日国立公園」の象徴とも言える迫力ある磐梯山爆裂火口の絶壁や大小さまざまの湖沼群、滝などの観光名所も点在しています。また猪苗代湖や檜原湖のビューポイントも見逃せません。

見どころが多いツーリングロード!

さらに最高地点の「八方台」をはじめとして、猪苗代湖を一望する「山湖台」やとび滝を望む「とび滝展望台」があります。また桧原湖を望む「望湖台」や磐梯山の爆裂噴火口を望む「黄金平」など全部で六ヶ所の展望台などがあり見どころも満載です。

さらに四季の景色が美しく、八方台から「雄国沼」へと足をのばすと六月下旬にはニッコウキスゲの群落が優しく迎えてくれます。そして秋は紅葉の名所として知られ多くのライダーが紅葉狩りを兼ねてツーリングで訪れます。

東北のツーリングコース・マップ

東北のツーリングスポット⑫:八甲田・十和田ゴールドライン

「八甲田・十和田ゴールドライン」は、青森市から八甲田山麓や奥入瀬渓流、十和田湖温泉郷を通り十和田湖をつなぐ全長約63kmのコースです。途中色々な景色が楽しめる人気のツーリングロードで、東北の「道路百景」にも選ばれています。

途中には「十和田八幡平国立公園」があり公園の大自然を満喫しながら走ることができます。また四季ごとの景色が美しく春は新緑、夏は樹木の木漏れ日、秋は見応えのある紅葉が迎えてくれるのでライダーに人気です。

奥入瀬渓流は見逃せない!

また奥入瀬渓流の清い流れを見て癒され、十和田湖温泉郷では時間をさいて東北自慢の鄙びた温泉に浸かりツーリングの疲れをとるライダーも多いようです。

冬季は深い積雪のため11月下旬から4月下旬頃までは通行止めとなり、解除直後は雪の回廊を走ることができます。ただ天候によっては路面が凍結することもあるので注意しながら走りましょう。

東北のツーリングコース・マップ

東北でツーリングを満喫しよう!

ライダーに大人気!東北の人気ツーリングスポットのご紹介はいかがだったでしょうか?名峰が多い東北にはワインディングが楽しめるツーリングロードがたくさんありますね。またツーリングだけでなく温泉や美味しいグルメが揃っている点も東北の魅力です。今後、東北へのツーリングを計画する場合は、ご紹介したスポットも是非チェックしてみてください。

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