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インテリアとして人気のホワイトゴースト
色味や見た目が美しい
観葉植物は部屋に置いていると、癒し効果がありますよね。今回は観葉植物の中でもサボテンに次いで今人気の高い、ラクテア・ホワイトゴーストをご紹介します。水やりや根腐れさせないコツをお伝えしていきますので参考にしてみてください。
そして、気になるホワイトゴーストという名前の由来ですが、ゆらゆらと揺れるように伸びていく葉と、白い色味が幽霊のようでホワイトゴーストと言われています。少し不気味で美しい見た目に虜になる方が多いのでしょう。
はじめて観葉植物を育てる方にもおすすめ
観葉植物の育て方は難しいと思われている方が少なくありません。しかし、今回ご紹介するホワイトゴーストは育てやすい観葉植物です。はじめて観葉植物を育てるという方も安心して育てていただけます。
ここからは、実際のホワイトゴーストの管理のコツをご紹介していきます。加えて、ユーフォルビア・ラクテア属のホワイトゴーストの特徴や詳細についてもお伝えしていきますので、読み終わる頃にはホワイトゴーストをより好きになっていただけるでしょう。
ホワイトゴーストの特徴
ユーフォルビアラクティアホワイトゴーストはトウダイクサ科の植物で、日本にそれほど多くなく草木から高木まであります。属名はユーフォルビア・ラクテア属で、その種類は地球上に2000種類以上あると言われていました。
原産地はインドで、砂漠気候の地域で生息しています。通常水分が十分でないと植物は育ちませんが、ここでは乾燥に強い植物が生息していました。ホワイトゴーストの他にサボテンやヤマヨモギ、小型のひまわりなどが生息しています。
学名 | Euphorbia lactea White Ghost (ユーフォルビアラクティアホワイトゴースト) |
科名 | トウダイグサカ |
属名 | ユーフォルビア・ラクテア属 |
原産地 | インド |
ユーフォルビア・ラクテア属ホワイトゴーストの特徴
ホワイトゴーストの特徴の1つに不思議な外見があげられます。その見た目から育てるのが難しそうと思われがちですが、実は比較的育てやすい植物です。水の与え過ぎに気をつければ、根腐れを起こすような失敗は少ないでしょう。
観葉植物の中でもユーフォルビア・ラクテア属のホワイトゴーストは成長がゆっくりなので、出回ることが少なく貴重な植物です。しかし、育てやすいので初心者の方やご自宅を留守にすることが多い方でも、安心して育てることができます。
乾燥している環境を好む
原産地がインドとあるように、ユーフォルビア・ラクテア属のホワイトゴーストは乾燥している環境を好みます。反対に湿度の高い環境ですと根腐れを起こし変色したり、葉が折れてしまったりするでしょう。
ですので、ホワイトゴーストは風通しの良い場所に置き、冬場の水やりは月1程度で、春夏秋は月2~3程度で問題ありません。こういった理由から、観葉植物の中でも育てる失敗が少ないと言われています。
インテリアグリーンとして人気
インテリアグリーンは最近よく聞きますよね。インテリアは室内装飾、グリーンは観葉植物を表します。空気清浄効果や癒し効果が期待でき、近年注目されているワードです。
住居スペースや職場、レストランなどさまざまな場所で取り入れられています。ホワイトゴーストの場合は独特な見た目なので、単体でも存在感があるでしょう。また、華やかにしたい場合は、他の植物や鉢との組み合わせで可能です。
ホワイトゴーストの詳細ですが、園芸分類は多肉植物です。トゲトゲしい見た目からサボテンと思いますが、分類として実は違います。多肉植物とサボテンでは生体や生息地、育て方などが違うのです。
サボテンには刺座というトゲの付け根になる綿毛のような器官があり、多肉植物にはありません。サボテンの方が生息地は限られますが、多肉植物と同様に乾燥した環境を好みます。また、多くの多肉植物は耐寒性に弱くサボテンほど寒さに強くありません。
耐寒性は弱い
上記表の原産地がインドとあるように、ホワイトゴーストは耐寒性が弱い特質があります。日本は温帯気候ですが、植物の置く場所と水やりの頻度で、耐寒性の弱いホワイトゴーストにも育ちやすい環境を作れます。
耐寒性の基準は10℃になります。最低温度が0℃~10℃程度の植物は、寒さに応じて防寒対策を行うことが必要です。ホワイトゴーストの場合、耐寒性は8℃以上で水を控えればもう少し寒くても大丈夫です。
耐暑性は少し強い
上記表の原産地がインドとあるように、ホワイトゴーストは、耐暑性に少し強い特徴があります。しかし、夏場の直射日光で葉が焼ける可能性があるので、夏の強い日光は避けた方が良いでしょう。
耐暑性に強い植物は夏場に1日日光に照らすのは避け、半日陰くらいの明るい場所に置いて管理することをおすすめします。ただし、ベランダや玄関に置く場合は、雨ざらしにならないよう気をつけましょう。根腐れを起こしてしまいます。また、11月下旬頃の寒さが厳しくなった頃には、室内の暖かい窓際に移動させるのが良いです。
ホワイトゴーストの育て方のコツ
ホワイトゴーストの栽培環境
先述のとおり、耐寒性が弱く耐暑性が少し強いホワイトゴーストのベストな栽培環境は、年中風通しの良くやわらかい光があたる場所です。このように、外でも室内でも栽培できるのは良いですよね。冬場の寒しのぎには、ダンボールや発泡スチロールで鉢を囲う管理方法がおすすめです。
また、天気が悪く湿度が高い場合は、扇風機で鉢に風を送ると湿度を下げられ根腐れを防げます。ホワイトゴーストは日照条件よく乾燥気味に管理すると、よくしまった堂々とした表情の株になりますよ。
水はけの良い土を使用する
ホワイトゴーストの用土は水はけの良いものを選び、2~3年おきに土を変えると良いですよ。市販の培養土で問題ありません。排水を良くするため、軽石や鹿沼土の小粒をそれぞれ1割程度混ぜると根腐れを起こしにくくなります。
植え替えや土の入れ替えの際の注意点ですが、直後に水やりはしてはいけません。根が腐ってしまう可能性があります。3日~1週間は間を空け日光に照らした方が良いでしょう。スコップや大きめのピンセットがあると作業がしやすいですよ。
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高さ50cmを超える場合は支柱を立てる
ホワイトゴーストのサイズは、小さいものから大きいものまであります。高さが50cmを超える場合は安定性が悪くなるため、支柱を立てるのがおすすめです。葉をまっすぐと伸ばせますよ。
7~9月頃の成長期に入るとぐんぐん成長するので、うまくいけば150cmくらい成長する可能性があります。また、成長期になると成長点が赤く染まり、その時期にしか見られない姿が魅力的です。
ホワイトゴーストの育て方のポイント
ホワイトゴーストの育て方のポイントですが、肥料の与えすぎに注意してください。肥料がなくても十分に育ちますが、より大きく成長させたい場合は春に一回程度、緩効性化成肥料(置き肥)を与えて下さい。
肥料を与えすぎると、肥料焼けを起こし枯れてしまう可能性があります。室内の管理で有機肥料を使用すると匂いが気になる場合があるので、使用するには化成肥料がおすすめです。
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ワタムシ・カイガラムシの被害から守る
ホワイトゴーストは病害虫に比較的強いですが、ワタムシやカイガラムシを見つけた場合は、早めに駆除をしてください。病気に掛かってしまう可能性があります。害虫は日々のお手入れで早期発見ができますよ。
害虫の駆除方法ですが、ワタムシはガムテームに貼り付けて駆除してください。発生した後、他の植物に移動する可能性があるので、他の植物にも近づけないようにしましょう。カイガラムシは歯ブラシで落としてください。歯ブラシは固いものを使うと効果的です。
購入時ハリのあるものを選ぶ
健康に育てるにあたって、購入時にどんなものを選ぶかも重要になってきます。元気なものを選べばその後もたくましく成長する可能性が高いです。フォルムや質感に注目をしましょう。
万歳をしたかたちでフォルムが美しく、ピンとハリのあるものが元気な証拠です。色味は黄色がかったものは避けましょう。店頭で選ぶことが可能であれば、直接見て選ぶことをおすすめします。
ホワイトゴーストを増やす方法
豆知識としてホワイトゴーストの増やす方法をご紹介いたします。方法は株分け、挿し木、挿し芽、タネまき等です。今回は比較的簡単な株分けと挿し芽の方法をご紹介いたしますので、良ければ参考にしてみてください。
株分けも、挿し芽も3~5月がベストなタイミングです。どちらも作業後は2~3日は日光に当て乾燥気味で管理しましょう。その後は、少しずつ成長していく姿を楽しめますよ。
株分けをする
株分けは大きく成長した株から行います。根を傷つけないように丁寧に掘り起こし、根についている古い土を落とします。根を手でほぐして簡単に分かれる部分で株分けし、新たな鉢に株分けしてください。
挿し芽をする
続いて、挿し芽は若くて健康な葉を選んでください。葉の付け根部分から切り取り、切り口を下にしコップなどに挿して乾燥させると、切り口から根が生えてきます。根が2~3cmくらいまで伸びたら鉢に入れ替えましょう。
【豆知識】ホワイトゴーストの花言葉
豆知識として、ホワイトゴーストの花言葉をご紹介いたします。花言葉は『明るく照らして』『地味』『控えめ』となんとも慎ましい言葉たちです。ホワイトゴーストの堂々とした見た目とギャップがありますね。
また、ホワイトゴーストの標準和名は『灯台草』となります。由来は燈明台に咲く姿が似ているということからです。燈明台で暗がりを照らす様子から『明るく照らして』という花言葉がつけられました。
まとめ
ホワイトゴーストの育て方をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ホワイトゴーストの魅力や育てやすさを知っていただけたと思います。最後に今回の記事のまとめです。
支柱や害虫、増やす方法などはその時に対処すれば問題ありません。ですので、ひとまず下記3点を注意していただければ、スムーズにホワイトゴーストの管理が可能になります。
ホワイトゴーストの育て方のまとめ
- 耐寒性が弱いため、風通しが良く日当たりの良い場所に置き管理する
- 水はけの良い土を使用し、2~3年に一度土を新しいものに交換する
- 水やりの頻度は、冬は月に1回・冬以外の季節は月2~3回
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出典:unsplash