乾燥 ぼら土 小粒 14L
ボラ土(日向土)とは
ボラ土とは園芸用の軽石
ボラ土(日向土)とは宮崎県の火山地帯で採掘できる軽石のことです。メーカーによりますが粒の大きさで3種類程度に分類されていて軽石特有の通気性のよさ、水はけのよさがある園芸用資材になります。ホームセンターなどで購入できますが、赤玉土のようにどこでも購入できるものではなく取扱店が意外と少ないです。
九州以外の地域ではホームセンターで取り扱っていないこともあるので、通販を利用すると好きな大きさのボラ土、日向土が購入できますよ。
ボラ土と日向土の違いとは
大きな違いはありませんが、乾燥しているボラ土のことを日向土といいます。四国など一部地域ではボラ土よりも日向土のほうが一般的に知られていて流通しているのも日向土が多いです。名前に土が入っていますが、石のため肥料分はなく乾燥させているものは無菌と言われています。
園芸用の土壌改良材として使われているパーライトと同じような素材となり単体では、野菜や花を育てるのは難しいですが、水耕栽培などの特殊な栽培では単体で利用することもありますよ。
パーライトとは
園芸用の資材で軽石のようなガラス質の物体です。原材料によって多少性質がことなりますが通気性が高いですよ。
ボラ土の基本情報とは
乾燥 ぼら土 小粒 14L
乾燥させているもの、未乾燥で名前が変わりますがボラ土はどちらのタイプでもおなじような性質を持ちます。肥料成分は少なく排水性、通気性が高めでサイズが細粒剤だったり中型や大型だったりしますよ。サイズに合った用途などもあり使い方が豊富です。
火山由来の軽石のためボラ土(乾いていないもの)でも菌が少なめで弱酸性の植物が育ちやすい水素イオン指数(ph)をしています。また、軽石ですがパーライトや鹿沼土とくらべ固く崩れないところも大きな特徴です。
繰り返し使えるとは
弱酸性で使いやすいのは大きなポイントです。植物は基本的に弱酸性で育ちやすいものが多くプランターなど用土が限られている場所では弱酸性のボラ土のほうが、鹿沼土よりも使いやすいと言われていますよ。
また、石のように形をきちんと保つため繰り返し使えるところも魅力的です。くり返し使う場合は天日干しするなどして消毒してから使ったほうがいいですが、形がくずれず再利用できるところが便利ですよ。
アクアリウムにも
余談ですが本来と用途とは違う使い方問いしてメダカを飼育するアクアリウムでは、水槽の底に敷き込むこともあります。土という字が名前に入っていますが、石のため水質を汚染しにくい、形が崩れない、微細な穴が水質をきれいにするバクテリアの棲み家になるなど園芸だけではなくさまざまな使い方ができますよ。
バクテリアとは水質維持欠かせない微生物のことです。
ボラ土の5つの特徴・効果
- 排水性が高い
- 通気性が高い
- 硬めで繰り返し使える
- 保肥性が低い
- 雑菌が少ない
ボラ土(日向土)の用途・使い方とは
ボラ土の基本用土とは
ボラ土は用途が多彩です。土ではありませんが細粒剤もあり基本用土として使えますよ。特に多肉植物、サボテンと相性がよく多肉植物やサボテンの原産地の環境を再現しやすいです。多肉植物やサボテンは砂漠、または乾いた砂地が原産のものが多く、ボラ土を使うことで排水性を高め保肥性がさがり原産地のような環境にできます。
ランや山野草の基本用土として使う場合は細粒剤や中粒ていどのものを基本用度としましょう。保肥性や保水性はないため有効的です。
保肥性がない部分は注意
ボラ土は石のため肥料分を溜め込むことはできません。そのため多肉植物やランなどを植える場合でも保肥性が欲しい場合は他の土を混ぜて使いましょう。例えば赤玉土と同量混ぜることで保肥性と水はけをたもった土にできます。ボラ土単体でも栽培できますが、サボテンや多肉植物、ラン、山野草の性質に応じた土を作ったほうがいいでしょう。
土ではなく石のため汚れが発生せず、虫が寄り付かないことからハイドロカルチャーでも使えます。
ボラ土の使い方とは
ランを栽培する場合はラン用のパークを2割ほど混ぜるようにしましょう。ランの大きさに応じてサイズも変えられ中粒、大粒でも大丈夫です。多湿を嫌う他の植物を栽培するときは粒の大きいものを底の方にして中粒など細かいものは上の方に入れるようにします。
通気性の改善とは
通気性の高い石なので土壌改良材としても使えます。ボラ土の主な用途になりますがサイズが大きいものは根の成長を阻害する可能性があるため細粒剤などこまかなものを使うようにしましょう。培養土やその他の基本用土と混ぜることで通気性が高く保肥性のある土に変わり、多肉植物、ラン、サボテン、山野草以外の植物でも育てられるようになります。
野菜などを育てる場合は保肥性がないことから必ず基本用土と混ぜて使わないと栽培できません。
使い方の注意点とは
通気性の改善、排水性の改善をするためにボラ土を土壌改良材として使う場合は混ぜすぎないように注意しましょう。サボテンや多肉植物の基本用土として使う場合で他の用土と混ぜる場合は同量と紹介しましたが、野菜や果物、花などを栽培する場合は、2割程度で大丈夫です。
ボラ土を基本用土に多く混ぜすぎると肥料がすぐに流れていきうまく栽培できない土になってしまいますよ。土壌改良材としての用途なら少なめというのを覚えておきましょう。
環境の再現とは
ボラ土を土壌改良材として使う場合は、植物の生育環境の再現が大切です。環境の再現とは、植物に応じた生育環境を整えるという意味になります。例えばトマトのように通気性を必要とする植物、みょうがのように半日陰を好むものなどさまざまな種類がりますよ。
植物は基本的に通気性と排水性の高い根腐れしない土が好みますが、配合比率を2~3割程度に調整しながら植物に合った土にしていくことでおいしい野菜、きれいな花が咲きます。
底石に使えるとは
サイズが中粒以上のものはプランターや植木鉢の底石として使えます。底の穴より大きいものを使いましょう。またボラ土は大きいほど通気性よくなる傾向があり底石に使う場合は大型のものがおすすめです。
底石とは通気性がを確保し根腐れ防止のために容器に入れる石ですが、容量の少ない容器栽培では入れすぎると土の量が減ってしまうことから入れない場合もあります。底石の量の目安は底が見えなくなるぐらいが一つの目安となります。
ネットを利用
底石を使うときはネットに入れると栽培が終わったあとのボラ土を再利用するときに手間が大幅に短縮できます。ネットに入れていない場合は料理やお菓子作りで使う粉ふるいの大型版で土や根などの異物とボラ土を分けていく作業が必要になりますが、ネットに入れておくと分別作業が不要になり作業がはかどりますよ。
不織布の袋は水を通しにくいため水切りネットなどの水を通すネットを活用するといいでしょう。粒が崩れないため再利用しやすいです。
芽出し用土とは
芽出し用土とは種をから苗を育てる時に使う土です。粒が小さなボラ土は清潔なことを生かして芽出し用の土としても利用できます。本来芽出し用の土として使うのは専用の培養土を使いますが、ボラ土、赤玉土 パーライト、バーミキュライトでも水はけがいいことから、リュウゼツランなどの芽出しに向いていますよ。土
と比べ汚れることがなく管理しやすいためおすすめです。排水性が高いため芽が出るまで種が乾かないように注意しながら管理していきましょう。
ボラ土の再利用方法とは
固くて数年使っても形が崩れないボラ土は洗って清潔にすると再利用できます。再利用するにはよく晴れた日にまんべんなく太陽が当たるようにすることで日光消毒できますよ。石のため雑菌が繁殖することは少ないですが、一度土の中に入れたものを再利用するときは消毒して使うというのが基本です。
このときに黒いポリ袋などにいれておくことでより殺菌効果が高くなります。
ボラ土のまとめ
ボラ土とは通気性のいい資材
ボラ土はさまざまな効果があり、水はけをよくしたり通気性を高める効果があります。そのままでも底石にしたり芽出し用の土利用でき便利な園芸用資材です。難点を挙げるとするならばホームセンターでも購入でき場所が少なめになり通販を使ったほうが見つかりやすい点、そのままでは肥料分がすくなく栽培には土を混ぜないといけない点がります。
繰り返し使えてコスパがいいため土壌改良材としててもおすすめです。
園芸用資材が気になる方はこちらもチェック!
バーミキュライトとは、もみ殻とはなど園芸用資材の疑問に関する記事がたくさんあります。よかったらチェックしてくださいね。
腐葉土・堆肥の作り方を簡単解説!家庭でできる作り方3つのポイント!
腐葉土や堆肥は家庭菜園やガーデニングで欠かせないアイテムのひとつです。そんな腐葉土や堆肥を家庭で作ることができます。家庭での腐葉土・堆肥の作...
バーミキュライトとは?使い方や安全性、効果をご紹介【水耕栽培/種まき】
初心者向けにバーミキュライトの使い方についてまとめました。簡単に使えるバーミキュライトでガーデニングやおしゃれな水耕栽培を始めてみませんか?...