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種から始めるベロニカの育て方講座!花期や花の特徴、気になる耐寒性などもご紹介!

スッと伸びた花穂が特徴的なベロニカは、耐寒性と耐暑性を持ち合わせたとても育てやすい花です。少ないお手入れでスクスク育ってくれるので、ガーデニング初心者さんにもおすすめの植物。今回はそんなベロニカの魅力と育て方をご紹介いたします。
2021年6月17日
emi838383
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目次

ベロニカってどんな花?

フリー写真素材ぱくたそ

ベロニカはスッと伸びた花穂と鮮やかな色合いが人気の多年草です。原産地は北半球のため、耐寒性・耐暑性にも優れています。

季節を問わず育てやすいベロニカは、ガーデニング初心者の方にもおすすめの植物。今回はそんなベロニカの特徴や栽培方法をご紹介していきます。

ベロニカの代表種【ロンギフォリア】

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多種属性のベロニカの中でもオオバコ科に分類されるロンギフォリア。高めの背丈が特徴で、直立で広がりが少なくスラっとした穂状の花を咲かせる人気種です。

その草丈は60cmを超えるものが多く、大きいものだと1mを超える物もあります。基本種は主にあざやかな藤紫色の花を咲かせますが、他にも白・濃い紫・濃いピンク・薄いピンクなどカラーバリエーションも豊富です。
 

ロンギフォリアの特徴

交配種も多く出回っている為成長スピードも品種により異なりますが、花期前にグンと草丈を伸ばします。スラリと伸びた草姿はとても優雅で、ベロニカ専門の愛好家もいるほどです。

耐暑性・耐陰性・耐寒性ともに非常に優れている草花なので、ガーデニング初心者の方でも気軽に育てることができます。

這性のベロニカ【オックスフォードブルー】

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こちらのベロニカは這性の品種で、ゴマノハグサ科に属するオックスフォードブルーと言います。地面を這うように成長する為グランドカバーに最適な宿根草です。

青く小さな小花が印象的なベロニカで日本でもよく自生しているオオイヌノフグリも、同じく這性のベロニカになります。

オックスフォードブルーの特徴


オックスフォードブルーはとても生命力が強く、一度根付けば特に世話をすることなくどんどん成長してくれます。耐寒性・耐暑性ともに非常に強く、寒暖差の激しい日本でも場所を選ばず栽培できるのも魅力です。

草丈は15cm程で、花期には青く小さな小花を無数に咲かせます。冬には葉がブロンズ色に紅葉するので、季節ごとに違った姿を見ることができます。

その他の品種のベロニカ

インカナ(夏咲き)

インカナは直立生のベロニカで、草丈は30~60cm程。その葉色は銀色の毛で覆われています。青紫色の花シルバーリーフとのコントラストが人気で、クラシカルなテイストのお庭にもおすすめです。

基本のベロニカとは一味違う個性的な草姿のインカナ。爽やかなカラーの花と霜が降りたようなシルバーリーフは、暑い夏の花壇を涼しげに見せてくれるでしょう。


ペドゥンクラリス(春咲き)

ペドゥンクラリスは這性のベロニカでグランドカバー向きの品種です。お手入れもオックスフォードブルーと同じく見守り栽培で育ちます。花色も豊富で、ピンク・藤色・白・青などさまざまです。

ペドゥンクラリス種の中でも「ホワイトウォーター」は、白い小花を無数に咲かせる人気種です。これらの品種は多年草で、立春ごろに刈込をすることにより毎年花を咲かせてくれます。

ベロニカの育て方

<a href="https://pixabay.com/ja/users/andreasmetallerreni-8195/?utm_source=link-attribution&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=image&amp;utm_content=393195">andreasmetallerreni</a>による<a href="https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=image&amp;utm_content=393195">Pixabay</a>からの画像

どの品種も育てやすいベロニカですが、どんな栽培方法でもむやみやたらに育つわけではありません。耐寒性や耐暑性などの特性があっても避けられない注意点があります。

種を撒く土の状態や時期、肥料のあげ方などベロニカの栽培方法としていくつかポイントがあるので見ていきましょう。

花期はいつ?

その種類は世界で400を超えるベロニカは、大きく分けて直立生這性の2つに分類されます。花姿も全く異なり、花期もそれぞれです。

基本的に直立生のベロニカは春咲きが多く、這性のベロニカは秋咲きのものが多い傾向にあります。

日当たりや置き場所

Photo byjplenio

耐暑性・耐寒性ともに優れているベロニカは基本的に日当たりのよい場所を好みます。日陰でも育ちますが、花付きや成長スピードがやや緩やかになる傾向があるようです。

日当たりがよい場所とはいえ交配種などの品種によっては暑さが苦手なものもあるので注意してください。

適した用土

Photo byFree-Photos

水はけのよい用土を好みます。鉢植え栽培の場合、市販の培養土に赤玉土や部用土を混ぜ込んだものが好ましいでしょう。空気を含ませてあげることで根がしっかりつきやすく丈夫に育ってくれます。

地植え栽培の場合も水はけがよいか土地の状態をチェックしておきましょう。水はけの悪い泥土など、密度の高い土壌に植えてしまうと根腐れしてしまうこともあります。必ず水はけのよい土壌で栽培しましょう。

肥料

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ベロニカに肥料を上げるタイミングは基本的に春と秋になります。花が咲く前と、花期が終わり次の季節に芽を出す前が目安となり、品種によってこれらは季節が異なりますが春(4月~5月)と秋(9月~10月)と覚えておくとよいでしょう。

緩効性の置き肥、もしくは液肥が基本となります。置き肥の場合は根本に適量撒いてあげましょう。液肥の場合は刺すタイプのものを適量根元にたらしてあげることで肥料過多を防げます。


ベロニカの種まき

Photo byjag2020

ベロニカの栽培ポイントを押さえたらいよいよ種まきです。苗から栽培する方がすぐに開花を楽しめますが、種から育てるとより愛着が湧きますよね。

ベロニカは品種によって種をまく時期が異なるので詳しく見ていきましょう。

種まきの時期

秋咲きのベロニカは4~5月に種をまきましょう。気温は20度前後が発芽しやすいので、できるだけ暖かくなってからまくのが理想です。

春咲きのベロニカは9~10月に種をまきましょう。こちらも同じくある程度の温度が必要なので、残暑が残る程度の時期にまいても問題ありません。
 

種まき時の注意点

原産地が北半球のベロニカは湿気を嫌います。そのため乾燥気味で育てたほうが花付きがよいので、梅雨の時期にはあまり雨が当たらないよう軒下などに移動してあげましょう。

あまり水をあげすぎると根腐れの原因になるので、注意してください。

ベロニカの切り戻し

フリー写真素材ぱくたそ

直立性のベロニカは草丈が大きくなる物が多く、特に日当たりのよい場所だと成長スピードも早いので「気づいたら自分の目線まで成長していた!!なんてこともよくあります。

あまり成長しすぎると花穂が貧相になったり、バランスが悪く強風などで折れてしまうことも。そんな時は「切り戻し」をしてあげましょう。

切る場所は?

切り戻しをすることによりカットした部分を起点に若返るとされています。場所としては、芽や葉の少し上の部分を切ってあげると良いでしょう。

カットすることにより残された芽や葉の脇から新芽が出ます。この新芽たちも天を目指すように上へ伸びていき、やがて花を咲かせてくれるのです。

綺麗なベロニカの花を咲かせるポイント

Photo byannawaldl

花付きよくベロニカを育てる上で大事なポイントがあります。それは開花後に咲き終わった花がらを取ることです。花がらをそのまま放置してしまうと害虫を引き付ける原因になってしまいます。

咲き終わった花がらをこまめに取ってあげることで害虫が寄ってくることを防げるだけでなく、他の花への養分循環もよくなり花付きもよくなりますよ。

花がらの取り方



花がらは手で摘んだりすると茎を痛めてしまうこともあるので、剪定ハサミなどで切り取ってあげましょう。位置としては枯れた花のがくの下を切ります。

花穂にボリュームがなくスカスカしている…葉ばかりで、花が小さい…こんな時は、花がらを残したまま放置しているのが原因だったりします。水やりよりもこまめに花がらを取ってあげましょう。

ベロニカの花言葉

フリー写真素材ぱくたそ

その昔、キリスト教の聖女「ベロニカ」に捧げられた花と言われているそうです。日本では別名「西洋虎の尾」「瑠璃虎の尾」と呼ばれています。

花言葉の由来


ベロニカの花言葉は【忠義】、【名誉】。この花言葉は十字架を背負ってゴルダゴの丘へ向かうキリストの血を、聖女ベロニカが拭ったことに由来していると言われているそうです。

ベロニカの花姿はまるで、慈悲深く心の綺麗な聖女ベロニカを彷彿させてくれます。

魅力がたくさんのベロニカ

Photo by kanonn

優雅な花姿とは裏腹に、強靭な生命力を持ち合わせているベロニカ。どんな環境においてもとにかく育て方が簡単なお花です。

ガーデニングを始めたばかりで、何から育てていいか分からない。ガーデニングを楽しみたいけどなかなかお世話をする時間がない。そんな方は是非ベロニカを育ててみてくださいね。
 

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