バルコニーを彩る観葉植物が集合!
「マンションでも植物を栽培したい」と思った場合におすすめなのが、バルコニーやベランダを活用したガーデニングです。鉢植え栽培に適した観葉植物であれば、バルコニーやベランダでもガーデニングを楽しめます。
育てやすい観葉植物をバルコニーに取り入れよう
室内だけでなくバルコニーにも植物を置けば、一気におしゃれな印象になるのが嬉しいポイント。簡単に育てやすい植物であれば、初めての人でも気軽にガーデニングにチャレンジできます。
本記事では、バルコニーやベランダで植物を育てたい時におすすめの種類を集めました。ガーデニング好きから人気を集める植物を取り入れて、自宅のバルコニーを彩ってみませんか?
バルコニーにおすすめの観葉植物13選
初めてガーデニングを行う方でも育てやすい観葉植物の種類は、バリエーション豊か。人気の種類をチェックして、自宅のバルコニーに植物を取り入れてみましょう。数ある中でも、特におすすめしたい植物の種類をご紹介します。
バルコニー用の観葉植物①:オリーブの木
おしゃれな印象を与えることで人気を集めている植物です。細く、鮮やかな色味の葉っぱが特徴的。葉っぱの裏側には細かな毛のようなものが密集しており、光が当たるとキラッと光ります。夏の初めあたりには小さな花を咲かせ、甘い香りを漂わせるのも魅力です。
花を受粉させられた場合は、実がつきます。バルコニーで緑を楽しめるだけでなく、実の収穫もできるのが嬉しいポイントです。また、オリーブは平和の象徴としても知られており、バルコニーに飾るのに適しています。
手入れのポイント:日当たりのよい場所に鉢受けを置く
基本的に太陽が大好きな植物なので、バルコニーの中でも日当たりのよい場所を選んで鉢受けを置いてください。また、風通しのよいを選ぶことも重要なポイント。暖かい地域の植物であるため、寒い冬の夜は室内に入れるのがおすすめです。
バルコニー用の観葉植物②:ノリナ
中南米が原産の植物です。乾燥に強く、丈夫なので初めて植物を育てる方でも簡単に取り入れられることで人気を集めています。株の根元あたりがぷっくりと大きく膨らんだような形になるのが特徴です。
細く長い葉っぱは、上手に形を作ることでおしゃれな印象になります。高さの出る植物なので、細長い鉢植えに植えると見た目のバランスが取りやすいでしょう。
手入れのポイント:冬は室内に入れる
中南米で生まれた植物なため、比較的寒さには弱いと言われています。寒い冬が訪れたら、室内に入れてあげましょう。冬以外の季節は、バルコニーに置いて育てます。バルコニーに置く際には、日当たりを重視してください。
もし、日当たりがよすぎて葉焼けを起こしているようなら、少し日陰に移します。植物の様子を見て、最適な設置場所を決めてあげることもバルコニーのガーデニングでは大切なポイントです。
バルコニー用の観葉植物③:ユーカリ
銀色のニュアンスを感じられる、優しげな印象の緑色の葉っぱが特徴的な植物です。丸くて可愛らしい葉っぱが風にゆらゆらと揺れる姿は、見ているだけで癒されると評判を集めています。
葉っぱからは爽やかな香りを感じられ、リラックス効果があるという説も。見て楽しむだけでなく、香りも満喫できる植物として人気を集めています。葉っぱが伸びてきたら枝を剪定して、ドライフラワーにするのもおすすめです。
手入れのポイント:乾燥気味の環境を好む
湿気が多いところよりも、乾燥気味の環境を好む植物なので、風通しのよい場所を選んでください。また、水のやりすぎには注意が必要。丈夫な植物なので、土の表面が乾いた後にたっぷり水をあげるようにすればスクスクと育ってくれます。
バルコニー用の観葉植物④:シュフレラ
暖かい地域で誕生し、丈夫で育てやすい植物として知られています。低いものから高いものまでさまざまな種類があり、好みに合わせて選べるのが嬉しいポイントです。他の植物との相性も考慮に入れて、高さを選んでみてください。
楕円形の葉っぱは光沢があり、上品な印象を与えます。品種によっては葉っぱの表面に黄斑が出るタイプも。個性的な植物を取り入れたい場合は、黄斑にも注目してみてはいかがでしょうか。
手入れのポイント:半日陰に置く
たくさんの太陽光を必要としない植物のため、半日陰に置くのがおすすめです。全く太陽光が当たらない場所だと弱ってしまうので、たまに日光に当てるように工夫してください。
東京よりも西の地域であれば、冬になっても室内に入れる必要はありません。春から秋にかけてよく成長するので、肥料をあげるのもポイントです。
バルコニー用の観葉植物⑤:ホンコンカポック
ホームセンターなどで売られていることも多く、比較的手に入れやすい品種として知られています。購入する際には、害虫がついていないかよく確認してから選ぶようにしてください。最初から害虫がついていると、すぐに枯れてしまう可能性が高いです。
丈夫な植物なので、初心者でも簡単に栽培できるのが人気の理由。ガーデニングに自信がない方でも、気軽に挑戦できます。バルコニーに置くと、楕円形の葉っぱが風に揺れる様子を楽しめるでしょう。
手入れのポイント:冬は水やりを減らす
暖かい地域で生まれた品種ですが、直射日光を当てると葉焼けを起こす可能性があります。バルコニーの中でも、半日陰になるような場所に置くとよいでしょう。どうしても直射日光が当たる場合は、遮光シートをかぶせるのがおすすめです。
冬は成長がストップするため、水やりの回数を減らします。土の表面が乾いてから3日後を目安に水をあげてください。
バルコニー用の観葉植物⑥:ゴールドクレスト
まるでロウソクの火のような、すっきりとした円錐形が特徴的な植物です。刈り込みに強い品種なので、好みに合わせて葉っぱをカットして形を整えてあげるのがおすすめ。きちんと形を整えることで、きれいな見た目をキープできます。
また、ツリーとして使われることが多いのも特徴です。冬が訪れたらオーナメントを飾って、クリスマス気分を盛り上げるのもよいのではないでしょうか。
手入れのポイント:日当たりのよい場所を重視
太陽の光が大好きな品種なため、バルコニーの中でも日が当たりやすい場所を選んでください。また、乾燥に弱いので土の表面が乾いたら早めに水やりをします。
生育期が訪れたら、1年に1度芽摘みを行いましょう。葉っぱの先を1cm程度摘むと、新しい葉っぱが出てきて生育がよくなります。
バルコニー用の観葉植物⑦:シルクジャスミン
ツヤと光沢のある葉っぱは緑が濃く、美しい姿を見せてくれることで人気を集めています。初夏から秋にかけて白い花を咲かせるのも特徴です。花からは甘く心地よい香りが漂い、気持ちを落ち着ける効果を期待できます。
花が咲いたら適宜剪定して、室内に飾るのもおすすめです。よい香りが部屋の中にも広がり、素敵な時間を過ごせるでしょう。丈夫で初心者にも育てやすいので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
手入れのポイント:春から秋に肥料を与える
きれいな花を咲かせるためには、生育期である初夏から秋にかけて肥料を与えるのがポイントです。株元を中心に、緩効性肥料をあげましょう。
また、十分な太陽光も必要です。日当たりのよい場所に置くと、スクスクと育ってくれます。風通しが悪いと蒸れて弱る可能性が高いため、風通しにも注意してください。
バルコニー用の観葉植物⑧:棕櫚竹
細く長い葉っぱが特徴的です。「竹」という名前がついていますが、実はイネ科。ヤシの仲間として知られています。そのため、ヤシを思わせるような形になる品種も多く、バルコニーで南国の雰囲気を感じたい場合に最適です。
また、1年を通して緑の葉っぱを楽しめます。冬が訪れても葉っぱが枯れることなく、きれいな姿を見せてくれるのが嬉しいポイントです。常にバルコニー を緑で彩っていたい、という時に取り入れてみましょう。
手入れのポイント:直射日光を避ける
太陽の光が直接当たると弱る原因になるので、半日陰に置きます。葉焼けを避けるために、夏の昼間は日陰に置いておくと安心です。
冬に気温が0度を下回るようなら、室内に入れてください。気温が低くなると生育がストップするため、土の表面が乾いてから3日後を目安に水やりをします。
バルコニー用の観葉植物⑨:フェニックスロベレニー
トロピカルな印象を与える、ヤシの仲間です。細く、放射線状に伸びる葉っぱが魅力。太く、個性的な株の形も人気を集めている理由です。バルコニーのガーデニングにアクセントを加えたい時に適しています。
バルコニーで育てている間に葉っぱが伸びてきたら剪定をして、アレンジメントを楽しむのがおすすめです。特徴的な形をしているので、好みの花と一緒に花瓶にさすとおしゃれなフラワーアレンジメントに仕上がります。
手入れのポイント:夏はこまめに水やりをする
気温が高くなる夏場は乾燥する傾向にあるので、毎日水やりをしましょう。ただし、昼間に水やりをすると蒸れの原因になります。早朝か夕方に水やりをするのが基本です。
春や秋は土の表面が乾いたら水やりをしてください。冬は土の表面が乾いてから3日後を目安に水やりをします。
バルコニー用の観葉植物⑩:セローム
まるでハサミを入れてカットしたような、切れ込みの入った葉っぱの形が魅力です。また、幹の部分には突起が生えて、個性的な印象を与えます。バルコニーにユニークな形の植物を取り入れたい場合におすすめです。
また、成長するごとに幹が太くなっていき、迫力のある姿を見せてくれます。生育が進むと花を咲かせることも。花が咲くのは1年のうち1日だけなので、見逃さないようにしてください。
手入れのポイント:春から秋に肥料を与える
成長しやすい春から秋にかけて肥料を与えると、元気に育ってくれます。ただし、冬に肥料を与えると肥料焼けを起こす可能性があるため注意してください。バルコニーでは、なるべく日当たりのよい場所を選ぶのもポイントです。
バルコニー用の観葉植物⑪:ガジュマロ
まるで脚が生えているような、ユニークな幹の形が人気を集めている植物です。幸せを呼び込むという言い伝えがあり、縁起のよい植物をバルコニーに取り入れたい場合にぴったり。おめでたいことがあった人への贈り物としても重宝します。
品種により葉や幹の形が異なるのもポイントです。園芸店やホームセンターなどで購入する際には、自分好みの形を厳選してみましょう。
手入れのポイント:夏場は直射日光を避ける
植物の中でも特に生命力が強いことで知られていますが、夏場は直射日光を当てすぎると弱る可能性があります。夏場にバルコニーに置く際には、半日陰を選ぶのがポイントです。夏以外は直射日光が当たっても葉焼けを起こすことはないでしょう。
また、寒さに弱いので冬になったらバルコニーから室内に移動させるのがおすすめです。再び春が訪れたら、バルコニーに戻して栽培を楽しんでください。
バルコニー用の観葉植物⑫:アイビー
ホームセンターや園芸店だけでなく、近年は100円均一ショップでも目にすることがあるほど身近な観葉植物として知られています。初めてガーデニングをする人でも簡単に育てやすいので、入門編として取り入れてみてはいかがでしょうか。
まるで赤ちゃんの手のひらのような可愛らしい葉っぱが魅力。単体で植えるだけでなく、寄せ植えにするのもおすすめです。花を咲かせる植物と一緒に寄せ植えにすれば、華やかな雰囲気になります。
手入れのポイント:土が乾いたら水やり
比較的乾燥に強いため、土が乾いてから水をあげましょう。冬は成長が鈍るので、水をあげる頻度を下げます。バルコニーで育てる際には風通しがよく、日当たりのよい場所に置くのもポイントです。
バルコニー用の観葉植物⑬:極楽鳥花
まるで、鳥が羽を開いたような形が特徴的な花を咲かせる植物です。鮮やかなオレンジ色の花は、見ているだけで元気が出ると人気を集めています。
オレンジ色の花に青いガクの組み合わせが一般的ですが、中には黄色や白のガクになる品種もあるので、好みに合わせて選びましょう。花が咲いたら剪定して、花瓶にさすのがおすすめです。園芸店では高級切り花としても有名なので、上品な印象のフラワーアレンジメントを楽しめます。
手入れのポイント:定期的に葉水を行う
ハダニを防ぐために、霧吹きを使って定期的に葉水を行いましょう。葉水をする時には、花の裏側にも水を掛けるのがポイントです。春から秋にかけては、土の表面が乾いた時点で水やりをします。冬は1週間に1回を目安に水やりしてください。
バルコニーで植物栽培をする際の注意
簡単に始められるバルコニーのガーデニングですが、気をつけておきたいポイントがいくつかあります。気持ちよくバルコニーを活用するために、植物栽培の注意点についてチェックしていきましょう。
注意点①:落ち葉はこまめに掃除する
植物の葉は、知らなうちに落ちてバルコニーの溝に溜まることが多いです。また、水やりをした際に流れ出た土が葉と混ざって、排水口付近に固まることもよくあります。バルコニーに落ちた葉はこまめに掃除に、排水口が詰まらないように気をつけてください。
注意点②:物干しスペースを考慮に入れる
バルコニーで洗濯物を干す場合、植物の鉢植えをたくさん置くと邪魔になることがあります。また、物干し付近に置いた植物に洗濯物が被さって太陽光が当たらなくなり、枯れてしまう可能性も考えられるでしょう。
バルコニーの物干しのスペースも考慮に入れ、邪魔にならないように植物を配置してください。
注意点③:避難経路の邪魔にならないようにする
マンションのバルコニーで植物を育てる場合、避難経路の邪魔にならないように配慮することも大切です。隣の部屋との境目となるパーテーション前には鉢植えを置かない、人が通れる幅を確保する、といったように注意した上でバルコニーのガーデニングを楽しんでください。
バルコニーで観葉植物の栽培を楽しもう!
育てやすい品種を選べば、バルコニーでも簡単にガーデニングを楽しめます。花を咲かせる品種の場合は、心地よい香りでリラックス効果を期待できるのも嬉しいポイント。日当たりや水やりの頻度は品種によって異なるので、事前に確認しておくと安心です。
また、バルコニーに鉢植えを置く場合は、葉っぱの掃除や隣の部屋への配慮も忘れないようにしてください。緑豊かなバルコニーになるように、工夫しながらお気に入りの植物を育てましょう。
観葉植物が気になる方はこちらをチェック!
マンションのバルコニーや室内で育てやすい観葉植物の種類は、多種多様です。関連記事でもおすすめの観葉植物の種類を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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