【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ～静岡で富士山の魅力を再発見！～

ドライブで静岡を旅しよう！

出典：ライター撮影

いい旅してますか？今週は静岡県で富士山周辺を巡るドライブ旅をご紹介します。旅の舞台となるのは富士宮市です。富士宮市は富士山の南西部に位置する市で、市内各所から富士山が眺められる抜群のロケーションが魅力となっています。富士山から多くの恵みを享受している市でもあり、富士宮市は富士山の魅力を体感するには最適な場所でしょう。

今回の旅のスタートとなるのは新東名高速道路「新富士IC」です。東名高速道路の渋滞緩和などを目的に整備された道路ですが、この道路とICの開通によって富士宮市へのアクセスがより便利になりました。

ドライブ旅の行程をご紹介

出典：ライター撮影

ここで今週のドライブ旅の行程をご紹介しておきましょう。まず市内にある博物館に立ち寄って世界中のめずらしい石を観賞します。続いて国の天然記念物にもなっている名所に移動して富士山の秘めたパワーを体感します。午前の最後は人気店で富士宮市の名物グルメに舌鼓を打ちます。

午後の部は最初に富士山の麓に広がる高原で牧場体験を楽しみ、その後に綺麗な花を楽しめる植物園へとドライブします。ドライブ旅の最後は近くの道の駅でお土産を購入し、帰り道にある日帰り温泉施設で旅の疲れを癒やします。すぐにでも出かけたくなる観光コースですね。

めずらしい石の博物館を見学

奇石博物館

まず最初に立ち寄るのは石専門の博物館です。日本で初めてとなる展示物がすべて石という大変めずらしい博物館で、館内には世界中から集められた奇石が約20,000点収蔵されています。展示されているのはそれらのうちの約2,000点ほどですね。

とにかく石という石がすべて集められていて、化石や鉱石、宝石や隕石などその種類は多岐にわたります。中には特定の光を当てると色が変化するめずらしい石もあって、たかが石ですがなかなか見ごたえのある展示内容になっていますね。30分から40分ほどで館内を回れます。

宝石探しにトライ！

博物館のエントランスでユニークな石を見学しましょう。こんにゃくのようにクニャッと曲がる不思議な石や、木槌で叩くと寺の鐘のような音がする石、石の下に描かれている絵や文字が表面に浮き出してくる石など、見たこともないような石のトリックを体験できます。解説付きなので分かりやすいのがいいですね。

敷地内には「宝石わくわく広場」があり、水槽に入れてある砂利の中から宝石を見つけ出す体験ができます。見つけたものはすべて持ち帰ることができるのでぜひ親子やカップルでトライしてみてはいかがでしょうか。

観光スポットは静岡のココ！

富士山の水の恵みを体感

出典：ライター撮影

白糸の滝

宝石探しを楽しんだ後は国の天然記念物にも指定されている静岡県の観光名所に移動しましょう。博物館からはドライブで10分ほどです。高さ約20メートル、幅約150メートルという壮大な滝で、大小たくさんの滝の水が流れ集まっているため、滝全体は絹のカーテンのように見えます。まさに白糸ですね。

一般的な滝は川の水が断崖絶壁の上から滝壺へと落ちていますが、白糸の滝は水を通しやすい地層と水を通しにくい地層の境目になっている部分から水が流れ出しているのが特徴です。もちろん水は富士山の雪解け水ですね。

角度を変えて滝の景色を眺めよう！

白糸の滝は規模が大きいため眺める場所によって景色が異なります。まず、土産店などが立ち並ぶ場所にある展望スポットから景色を眺めてみてください。少々遠い位置からとはなりますが滝全体の景色を眺めることができます。

次に階段を下りて今度は滝の下から景色を楽しみましょう。こちらにも展望スポットが設けられているので写真撮影にはもってこいですね。そのまま遊歩道を進むと滝壺の近くまで行くことができるので、マイナスイオンをたっぷりと浴びてみましょう。新緑と紅葉の時期は特に美しい景色を堪能できます。

観光スポットは静岡のココ！

名物B級グルメでランチ！

お好み焼き&焼きそば むめさん

滝を観光した後は富士宮市の名物グルメでお腹を満たしましょう。白糸の滝でも名物グルメが味わえますが、今回の旅ではドライブで2分ほど移動した場所にある人気店でランチをいただきます。むめさんで食すのはB級グルメの「富士宮焼きそば」です。

富士宮焼きそばは商標登録もしている有名なB級グルメで、B-1グランプリで2年連続ゴールドグランプリを獲得たため全国的にも有名になりましたね。麺を蒸してから冷やすのがこのグルメの最大のポイントで、麺から水分が抜けてもっちりとしたコシの強い麺が生み出されます。

2つのグルメを食べてみよう！

むめさんは特にコシの強い麺で焼きそばをこしらえているため、噛みごたえがあって満足感が高いですね。ウスターソースの味付けもさることながら、イワシのダシがしっかりときいていて絶品の味わいです。トッピングもいろいろチョイスできるので楽しいですね。

焼きそばももちろんおすすめですが、お好み焼きも美味しいのでぜひ一緒にオーダーしてみてください。富士宮市は昔から鉄板焼きの街として知られていたこともあり、お好み焼きも隠れた名物グルメになっています。もちろんお好み焼きにももっちり麺は健在です。

観光スポットは静岡のココ！

富士山を眺めながら牧場体験

出典：ライター撮影

まかいの牧場

名物グルメでお腹を満たしたなら午後の部へとまいりましょう。最初に観光するのは富士宮市の有名な観光牧場です。むめさんからはドライブで5分ほどでアクセスできます。富士山の麓に広がる朝霧高原は昔から酪農が盛んに行われてきました。

今では日本有数の酪農地帯となっていて、40軒以上の酪農農家が乳牛を飼育しています。まかいの牧場は生乳の生産は指定牧場に委託していますが、乳製品の製造は自社で手掛けるという営業スタイルをとっています。ファミリーやカップルで楽しく遊べるメニューがいっぱいですね。

富士山をバックに思いっきり遊ぼう！

まかいの牧場はどこにいても富士山の景色が眺められる恵まれたロケーションが魅力ですね。この富士山の景色を眺めるのに最高なのが敷地内に設けられている「富士山テラス」です。お花畑の中に木製のテラスデッキが設置されていて、テラスには富士山の方向に向けた長椅子がセッティングされています。

お花畑に花が咲く時期は富士山と花々のコラボレーションが楽しめるので特におすすめですね。ゆっくりと寛ぎながら景色を眺めていると、日頃のストレスなどきっとどこかに飛んで行ってしまうに違いありません。

観光スポットは静岡のココ！

綺麗な花と鳥に癒されよう！

富士花鳥園

牧場で楽しく遊んだ後は今度は綺麗な花々に囲まれながら生き物たちと戯れてみましょう。まかいの牧場から10分ほどドライブした場所にある植物園まで移動です。このレジャースポットは全天候型の屋内施設で、約8,000平米という広い温室には1,000株を超えるベゴニアや300品種のフクシアが咲き誇ります。

上を見ても横を見ても綺麗な花がいっぱいですね。花はこれだけでなくクリンソウやアジサイ、ツリフネソウなど季節によって異なる花々も楽しめます。特に大輪のベゴニアでできた「ベゴニア富士」は圧巻ですね。

バードショーは必ず見るべし！

富士花鳥園には約70匹のフクロウが暮らしていてその種類は何と30にも及びます。そのフクロウが素晴らしいパフォーマンスを披露してくれるのが屋内で行われる「バードショー」です。頭上をかすめるように飛んでいくフクロウのパフォーマンスは子供も大人も大興奮ですね。

バードショーは屋外でも行われていて、こちらはタカやハヤブサがパフォーマンスを見せてくれます。富士山の景色をバックに行われるバードショーはここでしか見ることのできないイベントですね。ペンギンやエミューなど他の鳥たちともぜひ遊びましょう。

観光スポットは静岡のココ！

ドライブ旅といえば道の駅

出典：ライター撮影

道の駅 朝霧高原

植物園を楽しんだ後はドライブ旅定番の道の駅に立ち寄りましょう。富士花鳥園からはドライブで3分と近場です。この道の駅の最大の魅力は駅舎の前に広がる素晴らしい景色ですね。緑いっぱいの草原の向こうに雄大な富士山がそびえたつ感動の絶景が広がっています。

この景色を撮影するためにわざわざこの道の駅を訪れる人もいるほどの絶好の撮影スポットになっていますね。道の駅の建物も牛舎風で酪農王国の朝霧高原によくマッチしています。用事がなくても近くを通ったならぜひ立ち寄りたいスポットですね。

朝霧高原ならではのお土産をゲット！

道の駅には売店があり地元の特産品や名産品を購入できます。富士宮市は畜産業とニジマスの養殖が盛んなため、お土産はぜひそれに関連した商品を購入しましょう。朝霧高原の牛乳やそれを使った加工品もおすすめですし、地元のハムのお店が手づくりするハムやソーセージなどもいいですね。

また、富士山の湧水で育てられたニジマスの加工品もぜひゲットしたい商品です。お土産用の富士宮焼きそばも販売されているので自宅で富士宮市の名物グルメを味わってみるのもおすすめです。ぜひ思い出に残るお土産を探してみてください。

観光スポットは静岡のココ！

温泉でドライブ旅の疲れを癒やそう！

あさぎり温泉 風の湯

一日たっぷりと旅を楽しんだ後は温泉で疲れを癒やしましょう。道の駅から15分ほどドライブした場所に日帰り温泉施設があります。ちょうど新富士ICまで戻る途中にあるので都合がいいですね。こちらの日帰り温泉施設は富士山のバナジウム水を温泉として使用しているのが特徴です。

富士山はバナジウムを大量に含んだマグマを噴出して形づくられた山のため、伏流水にはそのバナジウムが溶け出して豊富に含まれています。飲むだけではなく入浴することで肌の老化を防いだり、生活習慣病にも効能が期待できるとされていますね。

バナジウム水が飲み放題

お風呂は内風呂と小さな屋根付きの露天風呂があり、無料で利用できる一人用の岩盤浴も設置されています。肌触りは滑らかでさらりとしていて、特に暑い時期にはさっぱりと気分爽快な温泉ですね。お風呂の入り口近くにはウォーターサーバーがあり、バナジウム水を好きなだけ飲むことができます。

温泉を飲んでいるのと同じなのでぜひたくさんいただきましょう。通常の入浴料は大人900円ですが、夕方5時以降は600円という安い値段で温泉を楽しめます。食事処もあるのでバナジウム水を使った料理を食べて帰るのもおすすめですね。

観光スポットは静岡のココ！

静岡で富士山の魅力を再発見

出典：ライター撮影

今週は静岡県で富士山周辺をめぐるドライブ旅をお届けしましたがいかがでしたか？今回ご覧いただいた観光コースは日帰りでも十分に楽しむことが可能です。今度のお休みはどこに行こうかと迷っているなら、ぜひ静岡県にドライブして富士山の魅力を再発見してみてください。