アウトドア用のガスコンロは種類が豊富!
キャンプでBBQなどのアウトドア食を楽しみたいときに人気なのがガスコンロです。炭で火を起こすのに比べ、初心者でもスイッチ一つで使える便利さも人気になっています。
軽くてコンパクトな一人キャンプ向けのガスコンロから、大人数にも対応できる火力最強のアウトドアアイテムまで多彩です。そんな魅力的なアウトドア向けのガスコンロを項目別にご紹介します(本記事は2021年5月19日の情報をもとにしています)。
ガスコンロの選び方
ガスコンロには燃料としてアウトドア缶(OD缶)と、カセットボンベ(CB缶)を使う2タイプあります。大多数の商品には専用のアウトドア缶が使われ、気温が低くても性能が落ちにくいのが特徴です。
一方、カセット式のガスボンベは入手性がよいですが、寒冷地では火力が弱まるデメリットがあり、使用環境に応じた選び方もあります。また1口タイプと2口タイプのガスコンロあり、ソロキャンプ向けには1口、グループの場合は2口という選び方が一般的です。
アウトドア用ガスコンロ【ソロキャンプ用】4選!
流行りのソロキャンプ向けには、おすすめのガスコンロが目白押しです。人気アウトドアメーカーの1口タイプ商品を中心にその特徴と、組み立て方やおすすめポイントなどをご紹介してきます。
1:オーリック小型ガスバーナーコンロM-7900
アウトドアに人気のガスコンロの概要
オーリック小型ガスバーナーコンロM-7900
サイズ | 125mmx125mmx82mm |
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最大火力 | 2700Kcal |
重量 | 約300g |
新潟県の三条市に本社のある人気のアウトドア用品メーカー・キャプテンスタッグが提供する商品になります。スペースを取らないコンパクトな構造で、ソロキャンプでも手軽に使えると評判です。
サイズは縦横12.5cm・高さ82cmと小型で、11.7×10.5×6.5cmにまで折りたたみができます。300gと軽量で持ち運びが便利なのもセールスポイントです。最大火力は2700Kcalと一人飯には十分なパワーがあり、価格は4400円ほどの高コスパ品になります。ガスボンベ(アウトドア缶)は別売で、同メーカーの専用品を使う仕様です。
ガスコンロの操作&アウトドアでの活用術
このアウトドアアイテムは手のひらサイズに収まるため、電車など公共機関での持ち運びにも便利です。バーナーと器具せん、アウトドア缶の3つのユニットをねじ込み式で接続するだけと、初心者でも扱いやすくなっています。
点火装置が付いているので、使用時にはガス栓をオープンし赤ボタンを押すだけで着火、すぐに料理を始められる仕組みです。バーナー部にあるキッチン用品を乗せる部品・ゴトク(五徳)は、2段階に大きさを調整できて、さまざまな調理器具が使えます。
2:ヤエンストーブレギGS-370
アウトドアに人気のガスコンロの概要
ヤエンストーブレギGS-370
サイズ | 190mm×310mm×147mm |
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最大火力 | 2900kcal |
重量 | 220g |
新潟県三条市に本拠地があるスノーピークというメーカーが扱うアウトドア向けのガスコンロになります。星のような形状をしたゴトクや、シルバーカラーがおしゃれと口コミでも評判、2015年からのロングセラーです。アウトドア缶仕様のため寒い環境でも問題なく、登山にも利用できます。
火力は2900kcalとソロキャンプには十分なパワーです。サイズは19×31×14.7cmとノズル付きの横長い構造、折りたためば7×12.6×5.9cmとコンパクトに収納できます。重さは220gと軽量で、価格は12000円ほど、専用のアウトドア缶は別売りです。
ガスコンロの操作&アウトドアでの活用術
このアウトドアアイテムは構造もシンプルで使い方も簡単です。最初にバーナー部のゴトクを開き、脚を開きます。ノズルでカートリッジと本体を接続すれば完成です。このガスコンロには点火装置が付いていないので、別途購入するかライターなどで着火する仕組みになります。
3つの脚があるので多少凹凸がある場所でも、安定した設置ができることもこの商品の魅力です。また、直径18cmのゴトクが4枚もついているので、大きな鍋やフライパンなども安心して載せられます。
3:レギュレーターストーブST-310
アウトドアに人気のガスコンロの概要
レギュレーターストーブST-310
サイズ | 166mm×142mm×11mm |
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最大火力 | 2500kcal |
重量 | 350g |
このバスコンロは愛知県に本社がある新富士バーナーのアウトドアブランド・ソトから販売されています。ホームセンターなどでも扱うカセットボンベに対応しているのもこのアイテムのセールスポイント、予備品の心配も不要です。
サイズは16.6×14.2×1.1cmで、折りたためば14cm×奥行7cm×高さ11cmの手のひらサイズに収まります。火力は一人飯に十分な2500kcaほどです。重さは350gと持ち運びのストレスもなし、10500円ほどとリーズナブルな価格帯になります。
こガスコンロの操作&アウトドアでの活用術
このガスコンロも組み立ては簡単、固定用のフックを外すと脚(ゴトク)が広がるしくみ、バネ式なのでワンタッチで立ち上がります。あとはガイドにカートリッジを差し込み、回すだけで組み立て完了です。
燃料ダイヤルを少しオープンし、点火スイッチを押せば調理が始められます。点火後の火力を微調整できるのもこのアイテムの魅力、折りたたみ式の大きめの燃料ダイヤルは扱いやすいと評判です。また、火口はドーム型に設計され、炎が均一にまわるのも売り、焦げなどのトラブルを防いでくれます。
4:P-155Sウルトラスパイダーストーブ2
アウトドアに人気のガスコンロの概要
P-155Sウルトラスパイダーストーブ2
サイズ | 168mm×168mm×35mm |
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最大火力 | 3000kcal |
重量 | 167g |
プリムスというスウェーデンの老舗メーカーが手掛ける商品になります。本体がカセットと分離されているので、鉄板などの熱が出るキッチン用品を使う場合でも爆発の危険がありません。
本体は167gと超軽量でナイロンの袋付き、登山やハイキング用途としての選び方もできます。3000kcalと火力も強めで、さまざまな料理に挑戦できるのも特徴です。使用時は直径16.8cm・高さは3.5cmで、折りたたみ寸法は9.3×10×3.5cmとコンパクト、価格は12000円ほどになります。
ガスコンロの操作&アウトドアでの活用術
脚はブレード状になっていてX字型に開くしくみ、チューブでカートリッジと接続すれば完成です。軽量化のため点火装置はついていないので、ライターなどで点火します。火力調整のつまみはカートリッジ側にあり、調理器具の熱さを感じることなく微調整できるのもメリットです。
ゴトクは直径11.8cm・16.8cmの2段階に調整できて、調理器具の大きさに応じて使い分けます。カートリッジ一体型のガスコンロに比べて重心が低く、風にも強いので厳しい環境のアウトドアにも向いていると評判です。
アウトドア用ガスコンロ【火力最強】6選!
ここでは火力のあるガスコンロを取り上げます。アウトドア缶を2つ搭載するハイパワーの商品を中心に、市販のカセットボンベが使える汎用的なガスコンロなどバリエーションが豊かです。
1:エクスギアUF-17
アウトドアに人気のガスコンロの概要
エクスギアUF-17
サイズ | 640mm×330mm×490mm |
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最大火力 | 3000kcal×2 |
重量 | 4.6kg |
人気メーカーのキャプテンスタッグが提供するガスコンロです。本格的なアウトドア向けでガスバーナーを2つ搭載する仕様になっています。重さは4.6kgほどあり安定性も抜群、折りたたみをすれば厚さ8cmになるので持ち運びも便利です。
使用時の寸法は幅65.5cm・奥行35cm・高さ50cmでブラウンのアースカラーもおしゃれと評判になっています。出力は最大3000kcalで2つ合わせれば6000kcalのハイパワーです。15000円ほどと、このタイプとしては高いコスパになります。
ガスコンロの操作&アウトドアでの活用術
このガスコンロは組み立ても簡単です。専用の脚を起こし立てた後に、ストッパを外してふたを開けます。サイドフードを組み立てて固定した後は、カートリッジを回転させて挿入するだけです。
それぞれに点火装置が付いているので、2つの料理を同時に進めることもできます。ふたやフードが風を防ぐの役割をしてるため、多少の風速ならアウトドアでも快適です。鉄製の安定性のある構造で、重たい鍋を載せても問題ありません。
2:ツインバーナーUS-1900
アウトドアに人気のガスコンロの概要
ツインバーナーUS-1900
サイズ | 540mm×352mm×290mm |
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最大火力 | 3900kcal×2 |
重量 | 約3.9kg |
新潟県燕市にあるアウトドア用品の専門メーカー・ユニフレーム製のガスコンロです。構造は2口タイプで、専用のプレミアムガスを使えば、3900kcal(×2)とご紹介するなかでも最強レベルのパワーを発揮します。
サイズは54×32.5×29cmで、収納時の厚さは11.5cmほどです。シルバーのカラーリングのため、たためばアタッシュケースのようなスタイリッシュな外観になるのも特徴、3.9㎏と軽量で持ち運びにも便利です。値段は28560円ほどとやや高級になります。
ガスコンロの操作&アウトドアでの活用術
このガスコンロも使い方は簡単です。最初に脚を立ててロックしフードを開きます。次に裏面にある加温器という部品を起こし、ガス容器を押し付けたら準備完了です。
1口ずつに点火装置があり、それぞれで料理を楽しめます。加温器がガス容器を温めることによりガスの気化をうながし、外気が低い場合でもパワーを維持するのも利点です。また、このアイテムのふたやサイドフレームは全て取り外しが可能で、大型の鍋でも快適に扱えます。
3:オンジャ
アウトドアに人気のガスコンロの概要
オンジャ
サイズ | 430mm×250mm×260mm |
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最大火力 | 3500kcal×2 |
重量 | 3.0kg |
プリムスから提供されているアウトドア向けの人気ガスコンロになります。カラーはホワイトを基調にした従来品と、今年(2021年)登場のブラックタイプとがあり、どちらもスタイリッシュと評判です。
使用時のサイズは縦43cm・横25cm・高さ26cmと横幅が狭いスマートさも特徴、X型に開く特殊な構造で、折りたたむと横14cm・高さ30cmほどになります。本体は3.0kgと軽量で、3500kcal(×2)とグループキャンプにも十分な火力です。ショルダーストラップがついているので移動が楽なのも魅力、24000円ほどの価格帯になります。
ガスコンロの操作&アウトドアでの活用術
このアウトドアアイテムの組み立ては少しトリッキーです。天井にあるウッドボードを取り外しX字に開く仕組み、専用カートリッジのネジ部を本体にフィットさせたら完成します。
点火装置が付いていないので、ライターなどで点火し、それぞれのつまみで火力調整を行うスタイルです。直接鍋などを載せるゴトクは縦41cm・横14cmと横幅が狭いので、大きな鍋は中央部に設置して安定させるのが使いこなすコツになります。
4:パワーハウスLPツーバーナーストーブ2
パワーハウスLPツーバーナーストーブ2
サイズ | 640mm×325mm×520mm |
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最大火力 | 3500kcal×2 |
重量 | 約4.2kg |
アウトドアに人気のガスコンロの概要
アメリカに本社があるアウトドアグッズの人気メーカー・コールマンから販売されているガスコンロになります。2口タイプで3500kcal(×2)と火力も最強レベル、2口タイプで使用時は縦64cm・横32.5cm・高さ52cm、収納すると高さ7cmまでコンパクトになるのもおすすめ点です。
重量は4.2kgほどで、ハンドル付きなので持ち運びも苦になりません。コールマンらしいグリーンのクラシックカラーもおしゃれと評判、10000円ほどとコスパがよいのも魅力になります。
ガスコンロの操作&アウトドアでの活用術
このアウトドア商品の組み立ても数ステップとシンプルです。先ずは左右の脚を立て、ラッチを押しながらふたを開けます。左右の風防を広げゴトクをセッティング、ガス容器を回しながらロックすると組み立てが終了です。
このガスコンロには、自立できるスタンドがついているので安定性がよく、地べたやテーブル上などいろいろな場所で利用できます。風防は取り外しもできて、大きな調理器具にまで対応可能です。人気メーカーのため、替えのカードリッジの入手性がよいのもメリットになります。
5:グリルスター
アウトドアに人気のガスコンロの概要
グリルスター
サイズ | 816mm×519mm×1072mm |
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最大火力 | 2800kcal×2 |
重量 | 11.3kg |
イワタニはカセット式のガスコンロでは国内シェアナンバーワンのメーカーです。アウトドア商品も手掛けていて、グリルスターもその一つ、「CB-SBG-2」という型名で販売されるアウトドア向けのガスコンロになります。
幅81.6cm・奥行51.9cm・高さ107.2cmで、重さは11.3kgほどありますが台車付きなので持ち運びも便利です。カセット式なので扱いやすく2800kcal(×2)と火力が強いのも売りになります。台車は取り外しも可能で、家のキッチンでも使用可能、値段は40000円ほどです。
ガスコンロの操作&アウトドアでの活用術
このガスコンロは組み立てが簡単、ボンベをセットし、つまみを回して点火するだけです。ボンベを自動で温めるヒートパネルの搭載により、最後まで火力が安定するのも人気のポイントになります。
鍋やフライパンでの料理のほか、グリルプレートも付属しているので、肉や串焼きなどのバーベキューを手軽にできるのもおすすめ点です。ほかにも、炎口を細かくして風の影響を減らすなど、老舗メーカーならではの独自の技術が搭載されているのも魅力になります。
アウトドア向けガスコンロの比較表
商品 | |||||||||
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商品名 | オーリック小型ガスバーナーコンロM-7900 | ヤエンストーブレギGS-370 | レギュレーターストーブST-310 | P-155Sウルトラスパイダーストーブ2 | エクスギアUF-17 | ツインバーナーUS-1900 | オンジャ | パワーハウスLPツーバーナーストーブ2 | グリルスター |
サイズ | 125mmx125mmx82mm | 190mm×310mm×147mm | 166mm×142mm×11mm | 168mm×168mm×35mm | 640mm×330mm×490mm | 540mm×352mm×290mm | 430mm×250mm×260mm | 640mm×325mm×520mm | 816mm×519mm×1072mm |
最大火力 | 2700Kcal | 2900kcal | 2500kcal | 3000kcal | 3000kcal×2 | 3900kcal×2 | 3500kcal×2 | 3500kcal×2 | 2800kcal×2 |
重量 | 約300g | 220g | 350g | 167g | 4.6kg | 約3.9kg | 3.0kg | 約4.2kg | 11.3kg |
商品リンク |
上はここまでピックアップしてきたガスコンロの一覧です。サイズや火力、重量などの基本仕様も付記し、比較できるようになっています。ソロキャンプならシンプルな1バーナー型、大人数でのアウトドアには2バーナー型という選び方が一般的です。
また、扱いが簡単なカセットタイプのガスコンロも人気が上がっています。価格は5000円から40000円ほどとさまざま、お気に入りが見つかったら商品サイトを覗いてみてください。
魅力的なガスコンロでアウトドアを満喫!
アウトドアにおすすめのガスコンロをピックアップしてきました。「オーリック小型ガスバーナーコンロM-7900」は、バーナーの下にボンベを搭載したシンプルで使いやすいガスコンロでした。
「ツインバーナーUS-1900」は取り上げたなかでも最強パワーのガスコンロ、グループでのアウトドアでも活躍してくれそうです。また、「グリルスター」はアウトドアだけでなく、家のキッチンにも流用できる使い勝手のよいガスコンロになります。相性のよいガスコンロを見つけて、アウトドアを満喫されてはいかがでしょうか。
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