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バジルも虫に食べられる?虫除けしながら育てる方法!
バジルは害虫がつきにくいイメージだが…
バジルは、ハーブに分類される植物です。そのため、虫除け対策をしなくても簡単に育てられるイメージがあります。しかし、虫除け対策・予防しないと収穫時には、『バジルの葉が穴だらけ…』ということも。
当記事ではバジルを害虫から守るための虫除け対策や、上手な育て方を徹底解説!またバジルと一緒に育てると良いとされるコンパニオンプランツについても紹介します。上手に虫除け対策をして、自家製バジルを育ててみましょう!
虫除け対策前につきやすい害虫をチェック!
バジルによくつく害虫と被害の見分け方を解説!
バジルは病気に強く、初心者でも育てやすいという点から、家庭菜園初心者にも人気のハーブ。収穫後はそのまま料理に使えるので、綺麗に育てたいですよね。
しかし、バジルには害虫がつくことがあります。バジルを好む害虫は、主にハダニやヨトウムシ、アブラムシなど。虫除け対策していないと大量発生のおそれもあり、毎回の駆除が必要になります。まずは、バジルによくつく害虫と被害、見分け方を徹底解説!
虫除け前に知りたい!バジルによくつく害虫1:ハダニ
ハダニは、クモの仲間である害虫です。0.3mm〜0.5mmの小さな虫ですが、葉の裏につくと、バジルの栄養を吸い取ってしまいます。気温が高くて乾燥した場所を好むので、3月〜10月に注意が必要です。繁殖すると一気に増え、糸を張って移動します。近くの葉にも移動できるので、見つけたらすぐに駆除が必要です。
被害や病変はどう見分ける?
ハダニは、葉の栄養分を吸い取ってしまいます。すると食害箇所が、栄養を失い白い斑点状に。 主に葉の裏に生息するので、日頃からチェックしておきましょう。黒や茶色の小さな虫がいたら、ハダニの可能性が高いので駆除してくださいね。クモの糸が張っていたら、大量に発生しているおそれがありますので、注意しましょう。
虫除け前に知りたい!バジルによくつく害虫2:ヨトウムシ
ヨトウムシとは、「夜盗虫」と書きます。名前の通り、夜に出てきて葉を食べる害虫です。ヨトウムシは、ヨトウガという蛾の幼虫であり、年に2回発生の季節を迎えます。発生サイクルは、4月〜5月に孵化し、9月〜11月にかけて幼虫が出てきます。生息地は日本各地、一度に大量発生する危険のある厄介な害虫です。
被害や病変はどう見分ける?
ヨトウムシの幼虫は、柔らかい葉肉部分を好んで食します。なので、葉の表面だけがカスカスになっていたら、ヨトウムシの仕業と判断してよいでしょう。「一晩で食べ荒らされた!」ということもあるので注意が必要です。
葉に虫を見つけたら駆除が鉄則ですが、ヨトウムシはあまり昼間に姿を現しません。土の中に隠れているので、ヨトウムシを疑ったら、土を掘り返して見つけ出しましょう。
虫除け前に知りたい!バジルによくつく害虫3:アブラムシ
アブラムシは、植物に群生して栄養を吸い取る害虫です。さらに、アブラムシはモザイク病ウイルスを持っており、栄養を吸い取る際、バジルへ感染してしまいます。成長している葉に寄生して繁殖するので、見つけたら注意が必要です。アブラムシには種類が多く、サイズは 2mm〜4mm、色は黒や黃、緑も存在します。
被害や病変はどう見分ける?
アブラムシは、バジルの栄養を吸い取って成長するので、バジルの生育を阻害してしまいます。元気がない、葉が白っぽいなどの変化が見られたら要チェック。繁殖力が強く、あっという間に増殖してしまうので、虫除け対策をして、発生させないことがポイントです。
また、アミノ酸を好みますので、肥料の与えすぎには気をつけてください。バジルは肥料を与える機会が多い植物ですが、生長をよく観察して、多肥にならないように栽培しましょう。
バジルを害虫から守る!虫除け対策と栽培方法!
バジルの育て方は?虫除けしながら栽培する方法を紹介!
バジルを害虫から守るためには、虫除け対策を施しながら栽培する必要があります。『虫除け対策って農薬では?』と感じるかもしれませんが、無農薬で栽培する方法も。基本的な虫除け方法は日々の栽培管理の中で、「水はけや風通しをよくすること」がポイントです。
もちろん、枯れた葉などは放置せず、すぐに除去しましょう。虫除け対策は、無農薬でもネットをかけたり、手作りスプレーを施したりと栽培環境を整えることで、誰でも簡単に取り組めますよ。ここではプランター・露地栽培に分けて、虫除けしながらバジルを栽培する方法を解説します。
プランター・露地栽培共通のポイント
バジルは、日当たりのよい、暖かい環境を好みます。開花期は7月〜10月で、20℃以上で発芽し、葉が伸びてくると順次収穫が可能です。
植え付けをする際には、気温が下がる可能性のある4月までは避け、5月以降にしましょう。適温は25℃なので、地域によっては越冬が難しく、一年草として扱います。種からの育て方もありますが、初心者は苗から家庭菜園を始めるのがよいでしょう。
バジルの育て方1:虫除けしながらプランターで元気に栽培する!
バジルは、プランターや露地栽培が可能なハーブです。プランターで育てる場合には、日当たりや風通りがよいことはもちろん、水はけに富んだ用土も準備しましょう。
育て方は難しくありませんが、日常管理を行わないと生育が悪くなり、おいしいバジルに成長しません。バジルのプランター栽培に適した環境や用土、水やりをご紹介するので、参考にしてみてください。
栽培環境
バジルは、イタリア料理のイメージが強いですが、原産国はインドです。なので、耐暑性に優れている反面、耐寒性には弱いという特徴があります。
また、真夏の直射日光に当たり続けると、葉焼けを起こす危険がありますが、基本的に日当たりのよい場所で育てるのが適しています。20℃以上で発芽し、日当たりが悪いと生育が鈍りますので注意が必要です。霜がつくと枯れてしまうので、ついたらすぐに拭き取りましょう。
用土・肥料
バジルをプランターで育てる際には、有機物を含んだ用土が適しています。プランターの底には軽石を敷き、赤玉土7に対して腐葉土3を混ぜましょう。場合によっては、さらに苦土石灰大さじ1を足してもよいです。もちろん、野菜用の培養土を使用しても問題ありません。
バジルは、肥料が大好きなハーブです。植え付け時に肥料を施し、生育期には追肥もしましょう。1週間に1度のペースで、緩効性化成肥料を置き肥もしくは液肥を与えます。しかし、肥料は虫除けのために、与えすぎないように注意してください。
水やり
バジルは、乾燥を苦手としますので、水切れに注意しましょう。土の表面が乾いたら、たっぷりの水を与えます。夏場は水が乾きやすいので、毎日午前中に水やりをすると最適です。
特に、プランター栽培は乾燥しやすいので、水切れを起こしていないか、こまめにチェックするのがポイント。水やりの際には、土に浸透するほどたっぷり与えましょう。適度な水やりは、バジルを元気に育てる・虫除け対策の基本です。
バジルの育て方2:虫除けしながら露地栽培で栽培する!
露地栽培とは、温室や温床などの栽培設備を利用せずに、自然の環境で育てる方法を指します。つまり、家庭で言えば「花壇」での家庭菜園ということです。プランター栽培と比べ、用土や水やりの頻度に若干違いがあります。バジルは日当たりを好むので、露地栽培が可能な方はぜひ試してみてください。
栽培環境
バジルは暖かい気候を好み、気温が上がるにつれて生育が旺盛になります。茎が伸びると収穫でき、こまめにわき芽を切り取ることで、たくさん採ることが可能です。日当たりや風通しのよい場所を選び、冬を超す場合には、鉢に植え替えて室内へ。バジルは寒いところが苦手なので、室内でも10℃くらいを保つことが大切です。
用土・肥料
露地栽培の場合は、水はけのよい場所を選び、植える2週間前に苦土石灰を混ぜておきましょう。さらに、植え付けの1週間前には、堆積と腐葉土を加えて混ぜ込みます。
肥料は、植え付けの際に施したあと、追肥も行いましょう。バジルは肥料を好むので、2〜3ヶ月おきに、緩効性の粒状タイプの肥料を与えます。肥料切れを起こさないように注意してくださいね。
水やり
露地栽培では、基本的に発芽後の水やりは不要です。ただし、水切れを起こさないよう、雨が降らない日が続いたら水を与えましょう。
真夏も、土が乾燥しやすいので注意が必要です。水やりの際には、土の中まで浸透するように与えます。反対に、水のやりすぎは根腐れの原因になるので、適度に行いましょう。土の状態をよく確認してください。
バジルの虫除け対策!害虫を予防して美しく育てる方法は?
家庭菜園で、気軽に育てられるバジル。バジルは生のまま食卓に並ぶことが多いので、きれいな状態を保ちたいですよね。しかし、虫食いなどで見た目が悪くなっては落ち込んでしまいます。見た目にもおいしく食べるためには、虫除け対策が重要です。
簡単に使える防虫ネットや、葉の表裏へスプレーする虫除け、無農薬での栽培も可能です。また、バジル栽培に使える農薬についても解説します。虫除けの方法をチェックして見た目にも美しいバジルを育ててみましょう!
バジルの虫除け対策1:防虫ネット
セフティー3 防虫ネット 目合1mm
防虫ネットは、その名の通り「害虫を防ぐネット」です。害虫は基本的に成虫が飛来し、植物に産卵・孵化すると植物へ食害などが発生します。しかし、プランターへ丸ごと防虫ネットを被せておけば、成虫の飛来を防ぎ、産卵自体を予防可能です。
また、露地栽培の場合は、あらゆる虫除け対策にもなります。防虫ネットは簡単に設置できる点も魅力。比較的リーズナブルなものが多いので、バジルを育てる際、最初に行う虫除け対策として取り入れてみてください。
バジルの虫除け対策2:スプレーを使って葉水
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バジル栽培以外にも、有効な虫除け対策の1つとして知られている手軽な「葉水」。「葉水」とは、一般的に観葉植物の葉に水を与えることを指すのですが、ハダニに対する虫除けにも効果的です。
ハダニは乾燥した環境を好み、水を嫌います。そのため、水やりを行う際、葉の表裏に葉水を同時に行うことで、虫除け・駆除が可能。虫除けだけでなく、葉水をすると、バジル自体も元気に育つので一石二鳥です。
バジルの虫除け対策3:農薬散布
粘着くん液剤
虫除け対策には、農薬を使用する方法もあります。ただし、化学成分や殺虫成分を含んだ商品を使用する場合は、散布後2〜3週間は空けてから収穫しましょう。また、「粘着くん液剤」であれば化学殺虫成分は入っていないので、すぐに収穫も可能です。
このタイプは、でんぷんを主成分として、害虫の呼吸孔を塞ぎ、窒息させて駆除します。発生させる前に虫除けするタイプのもの、発生後に駆除するものでは種類が異なりますので、よく確認して選びましょう。
コンパニオンプランツを一緒に栽培する手も!
コンパニオンプランツとは、異なる植物を近くに植えることで、互いによい影響を与えあう組み合わせの植物。それぞれが協力しあって生育します。例えば、バジルと他の植物を同じプランターや畝に植えることで、虫除けや生育がよくなるなどの相乗効果を得られ、お互いが元気に育ちます。
ここでは、コンパニオンプランツとしておすすめする、トマトやとうもろこし、マリーゴールドについて解説します。無農薬栽培をしたい人はチェックしておきましょう。
バジルのコンパニオンプランツ1:トマト
トマトとバジルは、家庭菜園をするうえで有名な組み合わせです。トマトは乾燥すると甘みが増し、バジルは水を好むからと言われています。
50cmの間隔で植えると、トマトは生育がよくなり、バジルには防虫効果が期待でき、特にアブラムシに対して虫除け効果がありますよ。栽培の相性や虫除けと、それぞれが育ちやすくなるメリットがある組み合わせです。野菜では、トマトの他にもバラ科の果物であるいちごなどとも好相性。
バジルのコンパニオンプランツ2:とうもろこし
とうもろこしとの相性がもっともよいのは、枝豆を含むマメ科の植物です。しかし、とうもろこしとバジルの組み合わせも、虫除け対策によいとされていますので、一緒に育ててみてはいかがでしょうか?とうもろこし、バジルともに、家庭菜園で気軽に始められる野菜です。深めのプランターを準備し、虫除けしながら上手に栽培してみましょう!
バジルのコンパニオンプランツ3:マリーゴールド
マリーゴールドは、「植物のお医者さん」という異名があります。マリーゴールドの根には、「セイチュウ」を予防する成分が含まれており、葉の匂いにも防虫効果があるのです。アブラムシにも効果的で、無農薬栽培をしている人々からも関心を集めています。無農薬で育てられると、より安全に食事を楽しめますね。
簡単・手軽に虫除け対策してバジルを上手に育てよう!
まとめ
バジルは初心者でも育てやすいハーブの一種です。『ハーブなので虫除けしなくても育つのでは?』と思いがちですが、そのまま育てると気づいた頃には穴だらけと言うことも。バジルに付きやすい外注や虫除け対策を参考にして、見た目にも美しいバジルを栽培してみましょう!
家庭菜園が気になる方はこちらもチェック!
当サイトでは、家庭菜園でバジルを虫除けして育てるには?簡単にできる予防・駆除方法を紹介!以外にも家庭菜園やガーデニングなど植物の育て方に関することを取り扱った記事をたくさん掲載しています。気になる方はチェックしてみてください!
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