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【初心者向け】ナチュラルガーデンの作り方!自然な雰囲気に仕上げるコツを解説!

ナチュラルガーデンとは、自然のままの植物の魅力を引き出す庭の作り方のことです。環境に優しい庭づくりを理想とし、草花が自然発生したかのように見せます。ガーデニング初心者の方におすすめのナチュラルガーデンデザインや植物の種類、おしゃれな雰囲気の庭の作り方をご紹介!
2021年6月21日
森川 美月
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目次

ナチュラルガーデンとは

出典:https://pixabay.com

人気の「ナチュラルガーデン」とは、植物の魅力を引き出す自然のままの庭づくりのことです。「自然のままの庭づくり」という言葉だけでは難しい方は、次のような庭の作り方を想像してみてください。

植栽は農薬や化学薬品に頼らず育てられ野性的、草花は区画割りせず適度に混ざり合い、背の高い木や草のゾーンがあります。また、昆虫や野生生物を引きつける花や果実、小さな生き物が巣を作るエリア、水のエリアなどのある庭です。

 

イギリスでのナチュラルガーデンの作り方

出典:https://unsplash.com

ナチュラルガーデンは、18世紀初頭にイギリスで発祥した風景画のような庭園の作り方です。それまで主要だったフォーマルで左右対称的な庭園に取って代わり、理想的な自然の眺めを実現しました。水辺や木立、芝生、牧歌的な風景を再現するための建築物などを含むのが特徴です。

この庭の作り方が、一般家庭のナチュラルガーデンへと定着していきました。ナチュラルガーデンは、ナチュラル・ランドスケープ(風景)・ガーデンとも呼ばれます。

プライベートガーデンの作り方

出典:https://pixabay.com

多くのイギリスの家には、2種類の庭があるのをご存じですか?一つは、玄関先のよく手入れされた前庭、もう一つはバックヤードのプライベート・ガーデンです。前者は人に見せるためのフォーマルな作り方ですが、後者は家族だけの秘密の庭としての作り方をします。

時には野生の動物たちが訪れるプライベートガーデンは、ハーブやバラを育てたり、木陰のベンチでくつろいだりする場所で、個人個人が自由に庭づくりをしています。
 

日本でのナチュラルガーデンの作り方

ナチュラルガーデンとは、イギリスでは「自然の風景のような庭」のことで、農薬などを使わない環境に優しい庭の作り方を意味しますが、日本では独自の作り方が確立してきています。

日本でのナチュラルガーデンの作り方の特徴は、植物だけでなく雑貨使いが多いことです。手押し車など庭仕事を連想させる木製雑貨を置いたり、レンガや石などの自然素材で小道を作ったり、ブリキやアイアン小物を飾って「イギリス風の庭」を演出します。

ナチュラルガーデンの作り方:3ステップ

出典:https://pixabay.com


ナチュラルガーデンを作るといっても、ガーデニング初心者の方は特に、作り方の手順をイメージしにくいことでしょう。理想の庭づくりのためには、①イメージづくり、②自然な雰囲気の作り方を知る、③ナチュラルガーデン向きの植物を知る、というステップが大切です。

中でも特に重要なのが、植物の種類雰囲気づくりに使用する素材(レンガや流木など)で、庭全体のレイアウトデザインより大切といっても過言ではありません。

ステップ1:おしゃれなナチュラルガーデンのイメージづくり

出典:https://pixabay.com

おすすめのナチュラルガーデンの作り方をいくつかご紹介しますので、「こんな雰囲気にしたい」という庭づくりのイメージをつかむのにお役立てください。特にガーデニング初心者の方は、難しいガーデニング知識・技術よりも、イメージを明確にすることが大切です。

ベンチやアーチを組み合わせる

ベンチやトレリス、アーチなどのオブジェをナチュラルガーデンに配置してみましょう。フォーカルポイントが生まれ、絵になる風景が生まれます。つる性の植物(つるバラやクレマチス、アイビーなど)をからませて、立体的な庭の作り方をすると素敵です。

植物を壁にはわせる

植物を家の壁面にはわせることで、小人の家のような牧歌的な風景が作れます。まるで家自体が地面から生え出たような、物語に登場する家のような雰囲気です。訪れる人の目に触れやすい、玄関まわりなどを植物で飾りましょう。

小さなお庭だからと理想の庭づくりをあきらめていませんか?家の壁面に沿わせるようにトレリスを配置すれば、効率的な作り方でナチュラルガーデンが実現しますので、ぜひチャレンジしてみてください。

風に揺れる穂状の植物を植える

風に揺れる丈の長い草花は、草原を想わせます。猫のしっぽを想わせるセロシア(ノゲイトウ)は、ナチュラルガーデンに人気の植物です。庭をナチュラルな雰囲気にしてくれる穂状の植物には、ベロニカ、パンパスグラス、クガイソウ、ハナトラノオなどがあります。

足元を覆うグラウンドカバーや背の高い樹木と組み合わせて、庭の中で植物に高低差をつけ、立体的に見せる作り方がナチュラルガーデンのポイントです。

ステップ2:自然な雰囲気を作る


使用する素材は自然のものを

ナチュラルガーデンでは、花壇の縁取りや小道に敷く素材にこだわりましょう。人気の素材はアンティークレンガ、枕木、石などです。モルタルやタイルは人工的な雰囲気が出てしまうのであまりおすすめしません。経年劣化する素材こそ、ナチュラルガーデンに似合います。

数年後を想定し、苔むした岩やレンガのすき間から、種でいつの間にか増えた野イチゴやペパーミントが顔をのぞかせる、そんな自然な雰囲気の庭を目指しましょう。

色と雑貨は控えめに

ナチュラルガーデンの作り方のコツは、自然の風景を想わせるよう草花に派手な色を使わず仕上げることです。素朴な雰囲気の花を選び、樹木や草と組み合わせて植えます。

日本でのナチュラルガーデンの作り方の定番は、ベンチやトレリス、ブリキのジョーロや手押し車など、雑貨を飾ることです。少量なら構わないのですが、人工物が多い庭の作り方は本来のナチュラルガーデンの雰囲気から離れてしまいますので、注意しましょう。

樹木は必ず植えましょう

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シンボルツリーのような庭の景観のポイントになる高木と、アジサイやバラのような低木を組み合わせて植栽してください。その足元には、複数の種類の植物を植えましょう。ナチュラルガーデンの作り方のコツは、自然の木陰を作る樹木と草花を組み合わせて植えることです。

ステップ3:ナチュラルガーデンにおすすめの植物

多年草

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ナチュラルガーデンといっても、空き地のように雑草伸び放題で放置する作り方は、おしゃれではありません。そこでおすすめなのが、植えっぱなしで楽に育てられる、初心者の方にも育てやすい多年草や宿根草を使った作り方です。

多年草や宿根草は、毎年季節になると花が咲く人気の植物で、ガーデニングの手間がかかりません。日陰でも育つタイプや冬に花が咲くタイプなど、少しずつ種類を増やし庭全体の成長を見守りましょう。

ハーブ

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ハーブの多くは虫が嫌う香り成分を持つので、無農薬で育てるナチュラルガーデンにおすすめです。センテッドゼラニウムや、ペパーミント、ラベンダー、タイム、セージ、レモングラス、バジル、レモンユーカリなどを、樹木の足元に植えましょう。お料理やポプリづくりにも使えて一石二鳥です。

野草のような草花

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牧歌的な風景の作り方のコツは、野草のような雰囲気の草花を植えることです。線を引いたようにきっちりと区画分けするのは人工的に見えるのでおすすめしませんが、背の高い植物を奥に、低いものは手前に配置する作り方をします。

ストロベリーキャンドル(上の写真)、ノースポール、プルモナリア、レースフラワーなどをおすすめします。風に揺れる姿が自然を感じさせる穂状の花や、小花が群れ咲く種類を選ぶのがコツです。

まとめ

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ナチュラルガーデンの作り方には「植物の自然のままの美しさを引き出す」、「農薬や化学薬品を使わない」といった定義もありますが、日本ではナチュラル(自然な)という言葉通りの意味で広まっています。難しく考えず、自然素材を取り入れた魅力的な庭の作り方に挑戦してみましょう。

レンガや枕木で花壇の縁取りや小道を作ったり、樹木と植物を組み合わせて育てているうちに、立体的で牧歌的な風景の庭が実現します。

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