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トンネル栽培の作り方ガイド!どんな野菜が適している?保温効果が高い資材もご紹介!

トンネル栽培は、冬でも野菜を育てたり、栽培時期を早められたりとメリットが豊富な栽培方法です。トンネル栽培に向いた野菜の種類や、やり方とおすすめのアイテムを解説します。トンネル栽培のコツを覚えて、たくさん野菜を育ててみましょう!
2021年6月8日
さくらドッグ
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

目次

この記事で紹介しているアイテム

積水樹脂 セキスイ トンネル支柱 5本パック

グリーンパル 菜園プランター720用支柱・防虫ネットセット

シンセイ 農業用不織布 らくらくガードスーパー

MARSOL 菜園ジョイマルチ 黒 95CMX20M

ハウスバンドミニ 3芯 幅15mm 長さ200m 黒

シンセイ Uピン杭 黒丸付 10P 20cm

トンネル栽培について知ろう!

トンネル栽培のメリットは?

Photo byDarkmoon_Art

トンネル栽培は、作物を害虫や陽射しなどから守り、生育を促進させる栽培方法です。野菜の育ちにくい冬では、雪や霜の寒害を防ぎ、保温効果により野菜が育ちやすくなるメリットも!しかし、トンネル栽培は大変な畑作業だと敬遠していませんか?

当記事ではトンネル栽培でできる作物や栽培方法から、トンネルの作り方を解説!またトンネル栽培におすすめのアイテムも紹介します。トンネル栽培のいろはを知って、家庭菜園にぜひ役立ててみてください!

トンネル栽培でできる作物・栽培方法を解説!

トンネル栽培とは?

Photo byDanielSjostrand

トンネル栽培とは、畝(うね)を防寒シートや防虫ネットなどで覆い、作物をつくる栽培方法です。一般的に、秋頃には一段落を迎える畑作業ですが、トンネルを施すことで内部の温度を保て、冬から春の季節にもさまざまな種類の作物を栽培できます。

冬の寒さ対策になる栽培方法なので、家庭菜園だけでなく、庭を畑化したり、市民農園を利用したりしてはじめるのに最適です。

トンネル栽培で育てられる作物

Photo byDevanath

トンネル栽培には、適した作物と、適していない作物があります。ポイントは、寒さに強く、冬でも栽培が可能な種類を選ぶことです。

適期表を参考にし、寒い時期でも種まきができる野菜がよいでしょう。適期表は、インターネット上でも確認できます。種類別に、種まきや収穫の時期をひと目で把握できるので、ぜひ検索してみてください。

トンネル栽培に向いた作物1:葉野菜

トンネル栽培に向いた葉野菜は、ほうれん草や小松菜、水菜などが挙げられます。特に、ほうれん草は寒さによって甘みが増すので、よりおいしく食べられますよ。

ただし、東北より北に位置する寒い地域では、トンネルを用いた栽培方法でも難しい場合があります。住む地域によって、それぞれ適した栽培方法を試してみましょう。

トンネル栽培に向いた作物2:根菜類

トンネル栽培では、根菜類も育てられます。ニンジンや大根、カブなどの根野菜が栽培可能です。

中でも人気の高い大根は、春一番に収穫すると甘みが強く、やわらかい食感を楽しむことできます。真冬にかけて栽培すると、春一番での収穫が可能です。

トンネル栽培の効果

Photo bypics_kartub

トンネル栽培は、寒さ対策になるので、作物が育ちにくい冬に栽培ができるなど、大きな効果があります。他にも、生育によい影響を与える栽培方法なので、収穫時期が長くなるメリットも。

トンネル栽培は、野菜がおいしく育つ効果がある栽培方法です。プランターでも栽培可能なので、家庭菜園としても気軽に楽しむことができますよ。

トンネル栽培効果1:冬でも作物を栽培できる

トンネル栽培は、シートで覆うことにより、トンネル内の温度が暖かく保たれる栽培方法です。寒い冬の晴れた日で、日中は約30℃、夜間でも3℃以上になります。

トンネル栽培では、トンネル内の温度が保たれることによって、冬でも作物を栽培できます。害虫も少なく、安心して育てられますよ。

トンネル栽培効果2:長期間収穫可能

トンネル栽培には、長期間にわたって作物を収穫できる効果もあります。作物を栽培する場合、戸外で育てるものが多いので、寒い時期には霜がついたり雪が当たったりして、作物が傷みやすい厳しい環境になります。

トンネル栽培は、シートで覆うことにより霜や雪が当たらなくなります。そのため、野菜が傷まず長持ちするので、長期間の収穫が可能です。


トンネル栽培効果3:生育スピードUP

トンネル栽培のもう一つの効果は、作物の生育スピードを高めるというもの。栽培する地域によっては、寒冷や霜などの影響で生育が衰えてしまうことがあります。

トンネル栽培だと、内部の温度を一定に保てるため、霜がつきにくくなり、作物の生育がよくなります。生育スピードがUPすれば、野菜が高騰する春先の時期に収穫でき、自宅でおいしく食べられます。

トンネル栽培の注意点!

Photo bymiiya

トンネル栽培はメリットが多くある栽培方法です。行う際の注意点もあるので、押さえておきましょう。

ポイントは、種まきは可能な限り、10月下旬までに終わらせること。加えて、品種選びや冷気にも注意が必要です。下記で具体的に解説します。

トンネル栽培注意点1:作物の品種選び

トンネル栽培を行う際には、品種選びに注意しましょう。冬でも栽培が可能だからといって、もともと寒さに弱い作物を選ぶのは適していません。

ある程度の耐寒性があり、低温の環境でもトウ立ちするものが適しています。トウ立ちとは、茎や花が伸びることを指します。品種は「トウ立ちする」や、ゆっくりトウ立ちすることを示す「晩抽性(ばんちゅうせい)」のものを選びましょう。

トンネル栽培注意点2:冷気が入らないように

もともと、トンネル栽培は外気が入り込みにくい作りになっていますが、それでも注意が必要です。冷気がトンネル内に入ってしまうと、気温が下がり、生育が衰えてしまいます。

冷気を入れないためには、トンネルを作成する際に、きちんとシートの周囲を固定しておきましょう。風が強い場合には、シートを二重にする、端をピンで留めるなどの工夫を施します。

トンネル栽培に必要な資材一覧

Photo bydistelAPPArath

POINTこれを揃えよう!

  • 土を耕すスコップや鍬
  • 支柱
  • マルチフィルム
  • 被覆資材(防寒および防虫シート)
  • 固定資材
  • 栽培する作物のタネ
  • ハサミ

トンネル栽培の作り方

トンネル栽培の作り方は、複数人で準備できれば簡単ですが、1人でも可能です。ポイントは、トンネルを張る際にシートをしっかり固定することと、潰れないように支柱を組むこと。

それぞれの設置作業を解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

トンネル栽培作り方1:畝を立てる

トンネル栽培を作る際には、まずは畝を準備しましょう。畝(うね)とは、畑で作物を育てる際に、細長く直線に土を盛ることです。

畝の準備は、育てる作物に合わせた肥料を施し、用土を調節します。石灰や肥料を混ぜて耕し、畝を立てたら、両隣の土の表面は平らにならします。

トンネル栽培作り方2:マルチを張る

畝を立てたら、マルチを張りましょう。マルチとは、作物の株元を覆うフィルムです。マルチを張ることで、用土を保湿し、肥料の流出を抑えられます。さらに、黒色のものであれば雑草予防も期待できます。

株元の部分に穴が空いているものが使いやすく、マルチパートナーという補助具を使用すれば、1人でも簡単に設置可能です。

トンネル栽培作り方3:種まき

Photo bygiogio55

マルチの穴が空いた部分に、種まきを行います。種まきの時期は、10月中旬頃までがおすすめですが、作物の品種によってはそれ以降でも可能です。育てる作物に合わせましょう。

種をまいたら、上から土を被せます。このとき、土が乾燥気味であれば多めに、保湿気味であれば少なめに被せるとよいですよ。


トンネル栽培作り方4:支柱立て

種まきが済んだら、次はトンネル栽培で重要な支柱を立てましょう。畝の上をまたぐようにして、支柱を垂直に差します。間隔は50cm前後が最適です。

また、支柱を差す深さを均等にすることで、強風にも耐えられる強いトンネルができます。均等かわかりやすい「目印」がついた支柱も販売されていますが、自身でペンなどで印をつけておくことでも代用が可能です。

トンネル栽培作り方5:防虫ネットを掛ける

全ての支柱を刺し終えたら、仕上げに防虫ネットをかけましょう。全体にかかったら、端を結び、結び目と土とを固定資材で留めておきます。

ネットの隅は土を被せて埋め、冷気が入り込まないように隙間をなく埋めるのがポイントです。防虫ネットの上に、防寒用シートを重ねて覆っておくと、作物の生育をさらに高めることができます。その際は、通気性のよいものを設置しましょう。

トンネル栽培に必要なもの

トンネル栽培に必要なものを種類ごとに紹介!

Photo byPexels

トンネル栽培を実践するために、必要なものを揃えましょう。トンネルの骨組みである支柱や、トンネルを覆うためのシートやネット、生育によい影響を与えるマルチフィルム、シートをしっかり固定しておくための固定資材が挙げられます。

どれも簡単に手に入るものばかりですので、しっかり準備をして、トンネル栽培を楽しみましょう!

トンネル用の支柱

支柱はトンネル栽培でとても重要です。さまざまな種類がありますが、取り扱いやすく、手に入れしやすいものをご紹介します。

どちらも、店頭やネットショッピングで購入が可能ですよ。

おすすめ支柱1:積水樹脂 セキスイ トンネル支柱 5本パック

こちらは、積水樹脂が販売するトンネル栽培用の支柱です。5本パックになってるので、購入の際には、設置に必要な数を把握しておきましょう。

先端には、セキスイ独自のウォータータイトキャップがついており、錆びにくい上に差しやすい商品になっています。特殊コーティングが施されているため、被せるビニールを傷つけないという魅力もあります。

積水樹脂 セキスイ トンネル支柱 5本パック

出典:Amazon

おすすめ支柱2:グリーンパル 菜園プランター720用支柱・防虫ネットセット 720mm

こちらの支柱は、菜園プランターに使用できる小ぶりなサイズです。支柱はプランターの穴に差し込めるようになっており、ネットがセットになっているので被せて縛るだけでトンネル栽培が完成します。家庭菜園に最適です。

グリーンパル社が販売しており、安心の日本製。菜園プランター720専用なので、確認して購入してくださいね。

グリーンパル 菜園プランター720用支柱・防虫ネットセット

出典:Amazon

被覆資材・マルチ

被覆資材やマルチは、多くの種類が出回っています。それぞれに適した用途があり、使い勝手もさまざまです。被覆資材は作物を害虫や霜から守り、マルチは土壌水分の蒸発や、肥料の流出を防ぐ効果があります。さらに、冬場には寒さ対策や保湿剤としても活躍します。

どちらも良質な作物が育てるために必要な資材なので、ぜひ購入しましょう。マルチや防寒防虫シートは、通気性のよいものがおすすめです。家庭菜園で利用できるサイズもありますよ。

おすすめ被覆資材:シンセイ 農業用不織布 らくらくガードスーパー 180cm×10m

こちらは、180cm×10mの比較的大きいサイズの農業用不織布です。畑での農業にも使用でき、透光率は約85%なのにUV効果もあります。UV効果は、作物を丈夫に保てるので嬉しいポイントです。

通気性も抜群、害虫や鳥、霜からも守ることができ、使い勝手のよいネットです。同じシンセイブランドでも、サイズ違いのものもあります。ぜひチェックしてみてください。

シンセイ 農業用不織布 らくらくガードスーパー

出典:Amazon

おすすめマルチ:MARSOL 菜園ジョイマルチ 黒 95CMX20M

こちらのマルチは、家庭菜園用のコンパクトなサイズです。4つ折ロールになっており、ひとりでも簡単に設置できます。厚さは0.03mm、破れにくく扱いやすい商品で、初心者にもおすすめです。

サイズは大きいものもあるので、用途に合わせて選ぶことが可能です。黒色だけでなく、透明色もありますよ。

MARSOL 菜園ジョイマルチ 黒 95CMX20M

出典:Amazon

固定資材

固定資材はトンネル栽培において、被覆資材をしっかりと留めておくために必要です。タイプはいくつか存在しますが、バンドやピンが使いやすくおすすめ。サイズも幅広いので、適切なものを選びましょう。

下記では、バンドとピンのタイプをご紹介します。両商品ともに手軽に購入できるので、ぜひ検討してみてください。

おすすめ固定資材1:ハウスバンドミニ 3芯 幅15mm 長さ200m 黒

まつうら工業が販売しているこの商品は、バンドの中に芯が入っており、結びやすいのに解けにくいという魅力があります。

使い方は簡単で、被覆したシートやネットの端に通し、土に差した杭などに巻きつけ縛り上げます。バンドは固定資材としてだけでなく、荷造り結束や牽引紐としても利用が可能です。

ハウスバンドミニ 3芯 幅15mm 長さ200m 黒

出典:Amazon

おすすめ固定資材2:シンセイ Uピン杭 黒丸付 10P 20cm

シンセイブランドの杭は、不織布やマルチ、その他のシートやネットの止め杭に最適な商品です。U字型のピンを、付属する黒丸の穴に差し込み使用します。

金属製なので丈夫、しっかりと固定可能です。トンネル栽培は、冷気が入ってしまうと作物の生育に悪影響を及ぼします。固定資材を使用し、外気の侵入をシャットアウトしましょう。

シンセイ Uピン杭 黒丸付 10P 20cm

出典:Amazon
出典:Amazon

トンネル栽培で一足早い収穫を!

Photo byHans

トンネル栽培について解説・おすすめアイテムの紹介をしました。道具を手軽に揃えることができるので、家庭菜園でも気軽にはじめられそうですね。

トンネル栽培はメリットがいっぱいの栽培方法です。ポイントを押さえて、トンネル栽培でおいしく育った野菜の収穫を楽しんでみてください!

家庭菜園・野菜栽培が気になる方はこちらもチェック!

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