キッチンカウンターをタイルで簡単リメイク!
モザイクタイルDIYは、初心者には使い慣れない道具を用いるので難しそうに感じている人もいますが、実は専門的な技術は一切必要なく、だれでも簡単にチャレンジ可能です。
また、デザイン面だけでなく耐水性や防汚性も兼ね備えたモザイクタイルは、お手入れが楽になるメリットもあります。タイルDIYで、おしゃれで機能的なキッチンカウンターにリメイクしましょう!
キッチンカウンター天板のDIYは初心者におすすめ
キッチンカウンターの天板は、初めてモザイクタイルに挑戦する人にとっておすすめです。
その理由は床と平行となっている天板は、タイルの仮置きができたり、接着剤や目地材が塗りやすかったりするので比較的作業がしやすいというメリットがあるため。また、壁や床のように面積も広くないため、リメイクの時間がかからないというのもポイントです。
50平方cm以下の小さなタイル
モザイクタイルの定理は、1枚が50平方㎝以下であることで、正方形のタイルなら大きいもので一辺が5cm以下となります。しかし、小さいものでは一辺が1.5cmほどの細かいものもあり、好みに合わせて選ぶことが可能です。
大きさだけでなく、モザイクタイルには色・艶・形など多種多様なものがあります。どのようなタイルを選ぶかによって、ベーシック・モダン・シック・ゴージャスなど多様なテイストを演出可能です。
便利なユニットタイプ
小物作りなどに使う際は一枚一枚がバラになったものを用いるモザイクタイルDIYですが、広い面積に施工する際は手間がかかり大変です。キッチンカウンターなど広い面積に貼りたい場合は、モザイクタイル施工の手間を省くため、ユニット状になったタイルを用いましょう。
ユニットには、表面をシールで貼り合わせている「表面貼り」と、裏地にネットを貼ってつなぎ合わせている「裏面ネット貼り」があります。
必要なものはタイル・コテ・目地材など
タイル貼りに必要な材料は、メインとなるタイル・接着剤・目地材です。モザイクタイルは、色・形・素材などによって値段もさまざまですが、壁紙などと比べると多少高額となるため、予算も踏まえてタイル選びしましょう。
また、キッチンカウンターは水濡れやカビ発生のしやすい場所なので、目地材は防カビ・抗菌仕様のものを選んでください。道具は、コテ・ヘラ・バケツ・スポンジを使います。
キッチンカウンターにタイルを貼る方法
キッチンカウンターの天板にモザイクタイルを貼る方法は、初心者でもできるほど簡単です。大まかな流れは、タイル配置・接着剤・目地材・拭き上げの4工程。どの工程も初心者でも簡単にできる作業内容ですが、一部注意が必要なポイントもあるので気を付けてください。
以下で紹介しているのは基本的なモザイクタイルの施工方法ですが、天板だけでなく壁や床にも応用できるので、マスターすればキッチンカウンターだけにとどまらずDIYの幅が大きく広がるでしょう。
配置決め
キッチンカウンター天板のタイル貼りを始める前に、タイルを仮置きして配置を決めておきましょう。接着剤を使って固定する必要があるモザイクタイルは、後から修正が難しいため、配置決めは必須です。
モザイクタイルには、裏地がネットで繋がっているタイプ・一枚づつ並べるタイプがありますが、ネットタイプは配置の際隙間が均等になるので初心者にも扱いやすいでしょう。一枚ずつ並べるタイプでは、タイルの柄や色をみながら、配置をこだわることが可能です。
接着剤を塗る
タイルの配置が決まったら、キッチンカウンターに接着剤を塗ります。接着剤は、量が均等になるよう満遍なく塗り広げるのがコツで、コテなどを使うときれいに塗ることが可能です。
接着剤を塗り終えたら、接着剤が乾く前に手際よくタイルを並べましょう。接着剤が乾く前なら、多少のズレは修正することが可能です。接着剤が乾くまでの時間は、大体2~3時間程度で、乾いてしまうと修正が難しくなるのでスピーディーに作業しましょう。
目地材を入れる
接着剤が乾いたことを確認したら、目地材を入れます。目地材は、粉状で販売されていますが、使う際は表記通りの分量の水を入れて練り、クリーム状にして使います。
目地材を塗り広げる際は、ヘラを使って、表面だけでなくタイル同士の隙間がしっかり埋まるよう気を付けて施工しましょう。目地材を塗る際に少しでも空洞があると、乾いてからひび割れ・剥がれなどの不具合が生じるのでとくに注意すべきポイントです。
タイルを拭き上げる
目地材を塗ってから約30分後に、水で濡らしたスポンジを用いて、タイルを拭き上げます。目地材はまだ生乾き状態ですが、それを拭うようにタイルを拭き上げることで余分な目地材を落とし、きれいに仕上がります。
余分な目地材を拭き上げると、ピカピカのタイルで覆われたキッチンカウンターが現れるでしょう。その後、目地材が完全に乾いたら、タイル貼りは完了です。ただし、拭き上げる前に目地材を乾燥させすぎると、拭きとれない場合があるので注意しましょう。
キッチンカウンター×タイル施工例3選
モザイクタイルを用いるキッチンカウンターリメイク施工例を3つ紹介します。それぞれテイストの違うリメイクですが、色使いやタイルの使い方など、どれも素敵で参考になるでしょう。
キッチンカウンターだけでなく、キッチンテーブルなどにもタイルは相性抜群です。キッチンのさまざまな場所にタイルを貼って、素敵なキッチンにリメイクしてみましょう。
①賃貸キッチンをモダンでかわいい作業台にリメイク
賃貸のキッチンカウンターにタイルを貼って、おしゃれな海外キッチン風にリメイクした施工例です。明るいグリーンのタイルにカラフルなタイルの組み合わせのキッチンカウンターが素敵ですね。
タイルを貼れば、もともとの傷や汚れを隠す効果もあり、きれいなキッチンカウンターへと生まれ変わります。
②キッチンテーブルをカフェ風にリメイク
キッチンカウンターではないですが、DIYで作ったというキッチンテーブルにタイルを貼ってカフェ風に変身させた施工例です。ユニットを使用せず、一枚一枚がらや配置におこだわった作品で、廃材の木目とタイルの色合いが目を惹きます。
あえてユニットを使わず、さまざまなデザインのタイルを用いると、デザインにより個性を出すことが可能です。キッチンカウンターの作業台だけでなく、キッチンテーブルにもタイルリメイクは相性がいいでしょう。
③ブルータイルが美しい食器タンスリメイク
もともとあった古い和タンスにモザイクタイルを貼り、新しいスタイルのキッチンカウンターに生まれ変わらせた施工例です。古い木目に、ターコイズやブルーのタイルの色合いが美しく、キッチンカウンターの高級感が増しています。
ブルーは清潔感もあり、グラスやステンレスとの相性もいいので、キッチンカウンターにおすすめの色です。
誰でもできるキッチンカウンター×タイルDIY!
技術も必要なく、手間のかからないモザイクタイルの貼り方について紹介しました。キッチンカウンター天板のモザイクタイルは、貼るだけでキッチンの雰囲気がグッと華やぎ、キッチンのお手入れもしやすくなるのでおすすめです。
モザイクタイルは、専門店のほかネットショッピングでも購入可能で、多種多様な種類の中から選ぶことが可能です。お気に入りのタイルを見つけて、モザイクタイルリメイクに挑戦してみましょう!
ほかのキッチンリメイク術が気になる方は方はこちらをチェック!
「モザイクタイルは簡単というけど、もっと手軽で簡単なところから挑戦したい」「賃貸でモザイクタイルを貼りにくい」という方は以下の記事をご覧ください。モザイクタイル以外にも、キッチンカウンターを素敵にリメイクする方法はさまざまあります。
キッチンカウンターを素敵にリメイクすれば、お料理や洗い物など毎日の家事ももっと好きになります。自分に合うリメイク方法を見つけて、トライしてみてくださいね!
キッチンDIY集11選!やり方を学んで自分でおしゃれにリフォームしよう!
キッチンはDIYでおしゃれにリフォームできます。賃貸や古い台所でも問題ありません。やり方が分かれば自分で簡単におこなえます。収納棚やラックを...
キッチンDIYのおしゃれリメイク術12選!賃貸もOKな簡単リフォーム方法を解説!
キッチンをDIYでおしゃれにリメイクしてみましょう。壁面にラックを取り付けたり収納棚を設置したり、自分でレイアウトを決めて簡単にリフォームで...
サブウェイタイルを使ったキッチンDIY術!おしゃれな貼り方や実例9選!
サブウェイタイルを使って、キッチンをおしゃれにコーディネートしましょう。シンプルなタイルで色の種類が多いため、リノベーションに向いています。...