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【種類図鑑】ドウダンツツジってどんな花?特徴や開花時期をご紹介!紅葉の季節は?

ドウダンツツジってどんな花なのか気になりますか?ドウダンツツジとはをその品種・種類や大きさ形など花の特徴からご説明します。紅葉も美しいドウダンツツジとは開花だけでない見ごろの季節・時期とその庭木としての育て方、気になる耐寒性や水やり肥料のコツもご紹介します。
2021年5月5日
佐藤3
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はじめに:【種類図鑑】ドウダンツツジとは

ドウダンツツジとはアジア原産の美しい低木樹

Photo bykatsuwow

ドウダンツツジの花は一般的に知られるツツジとは少し違い、ベルのような形をした白やピンク色のかわいらしい花の形となっているのが特徴的です。とはいえ葉の形はツツジとよく似ていて名前の通りなところもあると感じられるでしょう。

アジア原産で日本では中国から多く影響を受けその呼び名などが決まって今日に至ります。開花時期だけでなく紅葉の季節も美しく楽しませてくれる人気の庭木といわれ非常に人気の高い植物です。

ドウダンツツジの名前の由来は中国語の灯台

ドウダンツツジのドウダンとは中国の灯台のこと。日本で見るような形ではなく、室内の明かりとして用いられた照明でその脚の部分の形とこの植物の花の付き方が似ていることが名前の由来で、その中国語読みであるドウダンをそのまま日本語でも使用してドウダンツツジとなりました。

【種類図鑑】ドウダンツツジの基本情報

まず最初はこの植物の植物分類や栽培難易度・原産地といった基本情報とその簡単なわかりやすい特徴をご覧いただきましょう。気になる方も多い庭木の耐寒性や花言葉もチェックしてみてくださいね。

ドウダンツツジの基礎情報

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4825683

科・属 ツツジ科ドウダンツツジ属
原産地 アジア
英語名/学名 Enkianthus/Enkianthus perulatus
育て方難易度 簡単から普通程度

ドウダンツツジとは?植物の特徴

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4270944

ドウダンツツジの特徴といえば何といっても美しい紅葉でしょう。真っ赤に色づくその姿は季節を感じる庭のよいアクセントとなってくれます。紅葉だけでなく可憐な白やピンクの小さな花がたくさん吊り下がって咲く様子も人気があり、開花時期と紅葉時期の二回も楽しめる植物です。

一方乾燥に弱いところがあるのでうまく育たない・葉がいつも乾燥しているように縮れてしまうというお悩みがある方は、後述の育て方をぜひ参考にして土や水やりを見直してみてくださいね。

ドウダンツツジの耐寒性

ツツジの仲間は暑さ・寒さ・公害などにも強く少し土を乾か気味にしてしまうと葉が縮れたり見た目は悪くなったりもするものの、枯れて絶えてしまうほどではなく初心者でも育てやすい庭木のひとつです。

もちろんドウダンツツジも耐寒性は高く日本の冬でも屋外に植えっぱなしでOK。しっかりと翌年春には新しい若葉を茂らせ花を咲かせてくれるでしょう。

ドウダンツツジの花言葉は「節制」


Photo by Tranpan23

節制という花言葉は過酷な状況に植えられてもしっかりと根づいて大きくなってくれるところに由来した花言葉の意味です。この他にも白い花からイメージされる上品という花言葉も付けられています。

【種類図鑑】ドウダンツツジの季節の変化

この植物は春と夏・秋・冬で季節により大きな見た目の変化があります。その中でも花の時期や紅葉への変化の様子を画像と一緒にご紹介していきましょう。

ドウダンツツジの開花の季節

Photo bypunch_ra

漢字の名前でその白い花が満開に咲く姿が星空のようだということで、満点星(読みはドウダン)という当て字も付いているこの植物。開花時期は長めで3-6月くらいまで楽しめます。

葉や花は小型ではありますが比較的その数は多くて見応えもあり、人々のこころを和ませてくれるやさしい色合いで庭を飾ってくれるでしょう。

ドウダンツツジの紅葉の時期

ドウダンツツジは紅葉が美しい庭木

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4091758

花の開花時期も長いですが紅葉の時期も長く楽しめるのがドウダンツツジの人気の理由。10-12月ころまで真っ赤に葉が色づいて彩りが少なくなってきた寒い季節の庭を、ドウダンツツジの紅葉が明るく暖かく彩ってくれるでしょう。

【種類図鑑】ドウダンツツジの種類や品種

一般的には白やピンクのものが数多く流通していますが、近年は赤花種も人気が高く手に入れやすいでしょう。ここではそれぞれの花色の特徴と代表品種名をご覧いただきます。

ドウダンツツジの赤花品種

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縦に赤いラインが入る姿が特徴的なのがベニサラサドウダンというドウダンツツジ。赤花の種類はほとんどがこの赤いラインが重なって遠目に赤い色に見えるためです。

特にラインがほとんど目立たないほど赤く感じる種類がベニドウダン。白やピンク色など淡い花のイメージを持たれる方が多いですが変わったドウダンツツジを育てたいという方には赤花種もおすすめ。

ドウダンツツジの白花品種


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ドウダンツツジとだけ名前が付いているものは白花品種です。四国や九州といった温かい地方の山野に自生しているのがシロドウダンというこちにも真っ白なドウダンツツジの仲間。ヒロハドウダンツツジは葉の大きさが大きな白花ドウダンの品種となっています。

植物学的には白花のみがドウダンツツジでありピンクや赤色のラインが入るものは近縁種といわれますが、育て方や色以外の外見などはほとんど似ておりドウダンツツジの種類・品種と見る方がほとんどです。

ドウダンツツジの桃色花品種

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桃色の花で特徴的なのがホンコンドウダン(ピンクシャンデリアとも名前が付けられて売られている)という品種。花びらの先が外側にカールして根元の部分にピンクが濃く出るタイプです。

サラサドウダンツツジも桃色の種類としては有名な庭木で、もっと色味が強くでるものにベニサラサドウダンという赤色種類もある育てやすい人気種になります。

図鑑で気になった方へドウダンツツジの育て方

ドウダンツツジの花図鑑で気になった方や、すでに庭に植えているけれど乾燥などで葉が縮むなど気になる方へ。実際に庭木として枯らさないための育て方のコツやポイントを最後にご紹介します。

ドウダンツツジの日あたり

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1114541

鉢植えでも地植えの場合でも必ず日あたりのよい場所に置くようにしてください。花を楽しむだけでなく紅葉も楽しみなドウダンツツジ。葉色の赤さは日あたりに左右されるからです。

ただし乾燥にはあまり強くないため夏の西日など強すぎる日差しには要注意が必要。根の張り方が地表近くに広くはるタイプなので土質にも注意するようにしてください。

ドウダンツツジの植え付けと植え替え

多くの植物が植え付けや植え替え後の根張りを考えて成長期前の時期を選んでおこなうことがおおいです。このドウダンツツジもその考えにより春の成長期前に植え付け植え替えをおこなうのが失敗しづらいおすすめのやり方。

この時期のほかにも葉がない落葉期と呼ばれる時期(ただし真冬の植え替えは控える)に植え付けることも可能です。

鉢植えは2年に1度の植え替えを

小さなドウダンツツジの株を鉢植えで管理されている方は2年に1度程度を目安にひとまわり大きな鉢に植え替えるのを目安にしてください。くれぐれも深植えならないよう。

根鉢は半分より少し少ない程度にくずして根を広げてあげるように新しい土を足して植えてください。株が不安定なようであれば支柱を立ててぐらぐらを防止してあげるのもお忘れなく。

ドウダンツツジ用の土

この植物は弱い酸性の土を好みます。土を自分で配合するならば赤玉土と腐葉土を混ぜた一般用の土にピートモスを腐葉土と同量か少し少ないくらい入れ全体のバランスを赤玉土5腐葉土3ピートモス2くらいにするとよいでしょう。

この配合にすることで土の水はけと水持ちの両面からよくなりますので土の乾燥を嫌うドウダンツツジに合った土といえます。

ドウダンツツジの水やりと肥料

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4820977


庭に地植えをしている場合は真夏など特別土が乾く時期以外は基本的に水やりの必要はありません。鉢植えであれば土が乾いたら十分にあげるをこころがけましょう。肥料は有機肥料を寒肥として2月に1回・化成肥料を5月に1回あげてください。

ドウダンツツジの剪定時期とやり方

Photo byCarlottaSilvestrini

春から夏は緑の葉・秋には紅葉がきれいなため生け垣に使う方もいらっしゃいます。その場合は形を整える剪定も必要となってくるでしょう。花を重視するのであれば夏前までの時期におこない、紅葉のみを重視しているのであれば夏に伸びてきた飛び出ている枝をカットしてください。

ドウダンツツジの気になる病気と害虫

特に気になるかかりやすい病気はない丈夫な庭木です。害虫は夏場のハダニ被害がよく報告されています。こちらも乾燥した状態で出てくる虫であるため、水やりをこまめに朝と夕方2回にするなどおこなうことで予防と対策になるでしょう。

まとめ:【種類図鑑】ドウダンツツジを知る

ドウダンツツジの植物図鑑を見て知識を広げよう

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1565575

枝いっぱいの小さな緑の葉と開花時期にはかわいらしいベル型の白やピンクといった淡い花色が和ませてくれるドウダンツツジ。紅葉を楽しむための庭木としても人気が高い植物ですが、やや酸性度のある土が好き・根が地上近くに広がるため乾燥にやや弱いというポイントを押さえれば、比較的簡単に初心者の方でも枯らすことなく育てることができるためおすすめ。

花色が赤いものや葉がやや大きな品種もありますのでお好みや周りの植物との兼ね合いを考え選んでみてはいかがでしょうか。

ドウダンツツジが気になる方はこちらもチェック

ドウダンツツジの剪定と植え替えに特化した記事や紅葉として秋の庭を彩る植物のお手入れの仕方などの記事もご用意しています。庭木や鉢植えの盆栽などにご興味がある方は合わせてこちらもご覧くださいね。