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種類豊富なタンクブロメリア!品種別の特徴や水やり&日当たり管理のポイントを解説!

多くの品種があり観葉植物として人気のあるタンクブロメリア。パイナップル科に属します。名前のとおりタンクのような筒状の葉っぱを持ち、そこに溜まった水分や栄養分を吸収する個性的な植物です。タンクブロメリアの水やりや管理方法など育て方のコツをご紹介します。
2021年6月16日
Yukari_S
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目次

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タンクブロメリアってどんな植物?

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タンクブロメリアは葉っぱが筒状のタンクのようになっているパイナップル科の植物。ブラジルなどの熱帯地域に自生するものが多く、実にたくさんの種類があります。赤や深いグリーン、斑入りなど色とりどりの葉っぱが魅力で、育てやすさと相まって室内のインテリアとして人気です。

何より興味深いのが、筒状の葉っぱのタンクに溜まった水分や栄養分を吸収して育つところ。このため、タンクブロメリアは通常の植物とは水やり方法が異なります。では、タンクブロメリアの管理方法や水やりなど育て方のコツをみていきましょう。

タンクブロメリアの特徴

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タンクブロメリアの属するブロメリア科は大きくエアブロメリア、タンクブロメリア、グラウンドブロメリアの3種類に分類され、そのひとつがタンクブロメリアです。なんとブロメリア科には3200種類もの植物が属するそうで、とても壮大な植物群といえるでしょう。

ブロメリア科に属する3タイプの特徴

エアブロメリア

エアプランツをご存知でしょうか?土を必要とせず葉っぱから空気中の水分を取り込んでくれます。流木などに着けてインテリアとして自由に飾れるため、一時期大変ブームとなりました。

このエアプランツこそがエアブロメリア。原産地である熱帯地方では、木や岩など土以外のところに根をはり生育しています。ちょっとお部屋に置いておくだけで自然を感じられると人気が出て、今では100円均一ショップなどでも販売されているようです。

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タンクブロメリア

タンクブロメリアは、筒状になった葉のつけ根に水を貯めるタンクを持ち、そこにたまった水分と栄養分を吸収します。原産地では木や岩に着生することもあれば土に生えることも。大きく、硬葉タイプと軟葉タイプに分けられます。

硬葉タイプは日あたりのよい場所でぐんぐん成長する種類で管理しやすく、逆に軟葉タイプは直射日光を苦手とし少し管理しづらい種類といえるでしょう。

グラウンドブロメリア

多くの植物と同様、土に根をおろし水分と栄養を土中から吸収して育ちます。乾燥した環境を好む乾燥地タイプと少し湿り気のある環境を好む森林タイプの2種類に分けられ、育て方が違ってきます。

タンクブロメリアの代表的な種類

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【タンクブロメリアの種類1】ビルベルギア属

ビルベルギア属は、熱帯アメリカ、主にブラジルに生育している種類です。ほとんどのビルベルギア属が硬葉タイプ。筒状の葉っぱをした品種が多く、また育てやすい硬葉タイプとあって人気があります。

【タンクブロメリアの種類2】ネオレゲリア属


ブラジルを中心に生育しているネオレゲリア属。一番の特徴は葉っぱの色が豊富ということでしょう。好みのインテリアに合わせてチョイスできるのが嬉しいところです。ネオレゲリア属は硬葉タイプで育てやすいので初心者さんにもおすすめの種類です。

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【タンクブロメリアの種類3】ホヘンベルギア属

ホヘンベルギア属は、主にブラジルやインド諸島、南アメリカ北部などに生育しています。ホヘンべルギアという名前は、ドイツ植物園の守護神ホーエンベルクと言われているヴュルテンベルク王子に由来します。ホヘンベルギア属は一般的によく日光にあてた方が葉色が美しくなるでしょう。

【タンクブロメリアの種類4】エクメア属

広くアメリカの熱帯地域に自生しているエクメア属。園芸店などでよく見かけるのは筒状の葉っぱが魅力的なシマサンゴアナナスです。ほかにもエクメア属の園芸品種がたくさん出回っており、初心者さんにも育てやすい種類でしょう。

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【タンクブロメリアの種類5】フリーセア属

濃い緑色、明るい緑色に斑入りなど、美しい葉を持つ品種が多いフリーセア属。中には日陰でも育てやすい品種もあり、あまり日のあたらないお部屋でもグリーンを楽しめます。フリーセア属は主にアメリカの熱帯地域に自生しています。

【タンクブロメリアの種類6】ブロッキニア属

ギアナ高地に自生する食虫植物です。タンク状になった葉の中心に甘い香りのする水を溜め、虫を誘導します。香りにつられて中に入ってきた虫は逃げられない構造。甘い香りの水は強い酸性で虫を分解し、その栄養分をブロッキニアが吸い取ります。

タンクブロメリア【人気の品種10選】

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とても多くの種類があるタンクブロメリア。どれから育ててみようかと悩んでしまう方におすすめ品種をご紹介します。育てやすい品種と逆に育てにくいけれど希少種で珍しい品種もラインナップ。ぜひ参考にしてください。

【タンクブロメリアの人気品種1】ネオレゲリア・ファイヤーボール・アルボマルギナータ

耐寒性があり育てやすいネオレゲリア属。なかでもおすすめなのが、ファイヤーボール・アルボマルギナータです。葉の外側にファイヤーボールのような斑が入っており、単調なお部屋が一気に映えるでしょう。日光にしっかりあてると、より葉が赤く美しくなります。

【タンクブロメリアの人気品種2】フリーセア・レッドチェストナット

フリーセア属のなかでも、赤い美しい葉が魅力的なレッドチェストナット。葉を美しい赤に染めるコツは、50%くらい遮光した日光にあてることです。わりと大きく育つ品種で、環境が揃うと幅40センチくらいにまで生育するでしょう。

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【タンクブロメリアの人気品種3】ビルベルギア・ダースベイダー


黒っぽい葉っぱに白の横ラインが入る、どちらかというと男性好みのちょっとがっしりとした印象。育てやすいタイプなので、初心者さんにもおすすめ。コツは日当たりのよい場所に置くことと少し乾燥気味に育てることです。

【タンクブロメリアの人気品種4】チランジア・ビフローラ

軟葉タイプで管理の難しさからあまり出回っておらず、一部マニアのあいだで高値で取引されることもあるようです。とくに夏越しが難しく30度以上の環境だと芯部分から腐ってしまいます。また乾燥も苦手。湿度と温度を一定に保つ必要があり誰もが手を出せる品種ではないかもしれません。

それでも、明るいグリーンに赤い斑入りのつややかな葉や、うまくすれば優しいピンク色の可愛らしい花が咲くなど、その魅力にとりつかれるファン続出です。

チランジア
Photo bycristty

【タンクブロメリアの人気品種5】ケスネリア・マルモラータ・ティムプローマン

長くのびた葉っぱの先がくるんと丸まった、個性的な姿のタンクブロメリア。薄いグリーン地に濃いグリーンの斑入りで単調なお部屋が一気に華やかになります。

暑さ、寒さに強く育てやすい品種で、環境が合えばどんどん子株が出てきて増やすことも可能です。縦長なので場所を取らず、飾りやすいのもいいですね。

【タンクブロメリアの人気品種6】ビルベルギア・インセンディアリーデライト

赤とグリーンが混ざったような濃い色の葉っぱに鮮やかなピンク色の斑がはいる品種です。ピンク色が映え、どちらかというと女性人気の高いタンクブロメリアでしょう。

育てやすく室内だけでなく屋外でも栽培可能。真冬だけ暖かい室内で管理すれば冬越しも簡単です。なお、葉色を美しく保つにはしっかり日光にあてることが大切です。
 

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【タンクブロメリアの人気品種7】ホヘンベルギア・カティンガエ

熱帯地域の日光がいつもあたりっぱなしになるようなところで自生している強い品種。硬く細長い葉が長くのび、ぐんぐんと40センチ以上に成長する大型タイプです。丈夫で栽培しやすく、真夏の暑さを気にかける必要もほぼないほど。しかも、可愛らしいピンク色の花を咲かせます。

【タンクブロメリアの人気品種8】クェスネリア・マルモラータ・ティム・プロウマン

白味を帯びた独特のグリーン地に赤っぽい斑の入った葉色。その先はくるりとカーブを描き丸まっています。ちなみに名前の中にあるマルモラータとはラテン語で大理石という意味。美しく芸術的な様子からイメージされた名前で、タンクブロメリアのなかでも一二を争う美しさとの声もあります。

タンクブロメリアの育て方

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【育て方1】土づくり

種類にもよるのですが、日本で出回っているほとんどのタンクブロメリアは水はけのよい土を好みます。赤玉土や市販の観葉植物用培養土、多肉植物用培養土を活用するとよいでしょう。

【育て方2】肥料

タンクブロメリアはそれほど肥料を必要としません。よほど葉の色が悪くなってきたと感じた時のみ少し肥料を施す程度でよいでしょう。肥料の与えすぎは逆に株を痛めてしまいます。観葉植物、多肉植物用の液体肥料や緩効性固形肥料がおすすめです。

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サボテン・多肉植物専用の液体肥料です。タンクブロメリア専用肥料というのは出回っておらず、こうした肥料を代用するとよいでしょう。希釈なしでそのまま使えるのがいいですね。

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液体肥料より固形肥料の方がいいという方には、こちらの多肉植物用肥料がおすすめです。肥料成分がゆっくり効く緩効性化成肥料、チャックがついているので保存にも便利でしょう。

【育て方3】水やり

タンクブロメリアを育てる上での最大のポイントが水やりです。通常の植物のように土に水を与えても吸収できませんから、筒状の部分にピンポイントに水やりしてください。今溜まっている水が入れ替わるようしっかり水やりします。

また葉っぱからも水分を吸収するので葉水も与えましょう。なお、水を好むタンクブロメリアですがやりすぎは禁物。ジメジメした環境は得意でないので、根腐れを起こして枯れてしまうこともあります。

【育て方4】管理

多くの日本で出回っているタンクブロメリアは日当たりのよい環境を好み、日にあたるほど葉がツヤツヤと美しくなります。年間を通して日当たりのよいところで管理し、真夏だけは直射日光から避けてあげましょう。 

また、熱帯地域原産のタンクブロメリアですが、耐寒性があり冬にも強い植物です。とはいえ、冬はできれば10度以上ある室内で管理してあげるのがベストです。

タンクブロメリアでお部屋に癒しを

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ビルベルギア、ネオレゲリア、ホヘンベルギア、エクメア、フリーセア、と最初は何かの暗号?と思ってしまいそうな聞き慣れない名前。これらはすべてタンクブロメリアの種類です。

タンクブロメリアにはたくさんの種類があり葉色や葉の形などよりどりみどりなので、自分好みのインテリアに合わせてチョイスしましょう。もちろん最初から名前をきちんと覚えなくても大丈夫。園芸店などでは日本で育てやすい品種がたくさん揃っていますよ。

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