はじめに:タイヤラックの簡単自作DIY
タイヤは自作タイヤラックで管理がおすすめ
タイヤラックがあるとタイヤが長持ちする縦積み収納が可能です。バイクや車はメンテナンス代や税金・ガソリン代などお金のかかることも多い趣味ですから、あまりタイヤラックにお金をかけることも難しいでしょう。
増えていくタイヤの置き場所に困ったらホームセンターなどで手軽に安く手に入るパイプを使ったタイヤスタンドを作ってみませんか。
自作タイヤラックはパイプで作ると簡単
タイヤの置き場所に困っていて、ガレージのあちこちに山に積んでいる。タイヤラックの必要性を感じているそんな方におすすめなのが、自作のタイヤラックDIY方法です。ここではかっこいいパイプを使った簡単にできる自作タイヤラックの作り方を解説していきます。
縦置きタイヤラックの必要性
自作タイヤラックの作り方解説の前に、自作タイヤラックがいかに便利かその必要性についてお話します。現在何種類か交換用タイヤをお持ちで、ガレージに積み上げて収納しているという方にぜひ読んで考えていただきたいと思います。
タイヤラックがないとどうなる
タイヤラックがないとどのようにタイヤを保管していくでしょうか。ガレージの広さにも限界がありますので、夏用タイヤ・冬用タイヤと増えていくタイヤの置き場所に困って、多くの方がタイヤを横向きにしてどんどん上に重ねていってしまうのではないでしょうか。
これはタイヤにとって変形の原因となる、あまりおすすめできないよくない保管法です。また下が土など湿気のある場所であればさらにタイヤの劣化は進むでしょう。
タイヤラックの便利なところ
タイヤラックの自作がよい理由は自分の持っているタイヤサイズや現在の数に合わせて大きさ調整が可能なところ。これのどこがよいかというとタイヤ1本ごとに自立できるところに他なりません。
タイヤ同士が寄りかかることもないので変形も最小限に抑えられるでしょう。またタイヤが地面に接することがないように、少し浮かせた状態での保管ができるため湿気での劣化を防ぐことができます。
パイプで簡単!タイヤラックのDIY
タイヤラックの自作方法をご紹介
それでは早速自作のタイヤラックの作り方をレクチャーしていきます。はじめは手持ちに自作するための材料や工具があるかチェックしてください。
ここでは安価なイレクターパイプでタイヤラックを作るため少しでもおしゃれにしたい方は塗装も必要となってくるでしょう。その材料ややり方も合わせてご紹介していきます。
自作にイレクターパイプを使う理由
これはタイヤラックの必要性とは直接関係ないのですが、自作方法という点で今回おすすめする材料がイレクターパイプ。塩ビパイプよりも丈夫で単管パイプよりも加工が楽で軽量です。
ガレージの棚の上などに上げて使用したいというときも組み立ててから持ち上げるのもらくらく。同じ作り方ならイレクターパイプがよいでしょう。
自作タイヤラックの材料と工具
パイプなどの必要な材料
自作タイヤラックの本体部分の材料としてイレクターパイプを使います。これはホームセンターなどで手軽に手に入るパイプでジョイントも多種取り揃えられていますのでDIYしやすくておすすめだからです。
設置したい場所やタイヤ本数に合わせたサイズを出しイレクターパイプとジョイントを購入してください。そのほか塗装用としてシリコンオフ・ミッチャクロン・シリコン塗料をご準備ください。
横幅が長くなる場合は途中にもパイプを入れる
パイプの長さやジョイントの数は作るタイヤラックのサイズによって変わります。特に横幅を広くしたい場合はスライドできるような中間のパイプを入れると数が少ない場合でもタイヤが倒れにくくておすすめ。
本立ての間仕切り部分をイメージされるとわかりやすいでしょう。その分のジョイントやパイプも材料に入れて計算しましょう。それぞれのジョイントの形は作業手順の部分で画像を入れておきますので参考にしてください。
自作タイヤラックDIYに便利な工具
自作タイヤラックに使うイレクターパイプは丈夫なのですがカットするのにチップソーなど工具が必要となります。パイプを使ったDIYを今後頻繁にされる予定のある方は、手動のパイプカッターを使って切断することもできます。
金属カット用刃を付けた電動ノコギリかパイプカッターどちらかあるとよいでしょう。これはホームセンターで有料でカットサービスがあるのでそれを利用してもよいです。
自作タイヤラック作業手順1.
まずはパイプやジョイントを塗装する作業工程についてお話しましょう。まずはシリコンオフスプレーでそれぞれの脱脂をしつつきれいに汚れを拭き取り準備します。
そのあとミッチャクロンを吹きかけることでつるつるとしたパイプへの塗装ののりを良くします。最後にシリコン塗料で塗装して十分乾燥させたら下準備は完了です。
自作タイヤラック作業手順2.
次は自作したいサイズに合わせてタイヤラック用のイレクターパイプをカットしていきます。ここで悩む方も多いのが奥行き幅でしょう。バイクの場合はサイズは単一なのですが車の場合は大きさが豊富ですね。
一般的にどのようなタイヤにも適応しやすいサイズとして高さ40cm奥行き27cmの6インチに合わせるのがおすすめ。これはもちろんジョイント部も含めての奥行きなので自作タイヤラック制作時のパイプ切断寸法の目安としてください。
自作タイヤラック作業手順3.
自作タイヤラックもここまで来たらあとはパイプをジョイントで組み立てていくだけなのですが、ここでひとつ注意があります。それは自作タイヤラックにタイヤを置いたとき、タイヤが宙に浮くことです。上の画像のような下にも足があるパイプジョイントを使えばこの問題は簡単に解決するでしょう。
自作タイヤラック作業手順4.
ここで組み上がった自作タイヤラックを設置してみて左右幅が長い場合、中間あたりの強度に安心感があるか見てください。長くてたわみそうと感じたらその中間に何個か余ったパイプを利用して間仕切り部分を作りましょう。
このとき使うジョイントが画像のような十字のもの。中にパイプが貫通するのでスライドさせてタイヤの数に合わせて位置を調整することができるため、自作タイヤラックをさらに使いやすくしてくれます。
まとめ:自作タイヤラックの必要性
サイズぴったりの自作タイヤラックづくり
今回はタイヤの収納場所に困った場合に簡単に短時間で作れる、イレクターパイプを使った自作タイヤラックの作り方を解説してきましたがいかがでしたでしょうか。タイヤは横積みにすると痛みが激しく劣化に気づかず使用し続けていると突然のバーストなどの事故の可能性も捨てきれません。
そこでタイヤラックの必要性が出てくるわけですが、費用を安く収めるならば自作がいちばん。何より自分のガレージのサイズなどに合わせて作れるところも便利でポイントが高いでしょう。
自作タイヤラックが気になる方はこちらもチェック
こんかいは自作のタイヤラックの制作方法やパイプのやりやすいカットの方法についてご紹介しましたが、暮らしーのではこのほかにもタイヤの交換のやり方ガイドや夏・冬と厳しい季節のタイヤラックなどを使った上手な保管方法についても解説しています。こちらも是非見てくださいね。
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