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室内で手軽に観葉植物を栽培できる!セラミスグラニューを使った植え替え方法を解説!

セラミスグラニューとは室内用の人工用土で、観葉植物を育てるのに適しています。通気性や保水性に優れ、無臭、無菌のため清潔です。セラミスグラニューの特徴や注意点、植え替え方法、育て方のコツなど、セラミスグラニューについてご紹介しましょう。
2021年5月10日
MINK
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目次

セラミスグラニューとは?

Photo byFree-Photos

庭やベランダがなくても、部屋の中で植物を育てる室内ガーデニングが注目されています。しかし土を部屋に持ち込むと虫が発生するので、抵抗を感じる方もいることでしょう。そのような時におすすめなのがセラミスグラニューです。

セラミスグラニューは水耕栽培の培養土で、観葉植物や多肉植物、キッチンハーブなどさまざまなプランツを育てるのに適しています。水やりなどに気をつければ誰でも簡単に室内ガーデニングが楽しめるでしょう。

セラミスグラニューは室内用の人工用土

セラミスグラニューとは、水耕栽培(ハイドロカルチャー)に使われる、室内専用の人工用土のこと。ドイツの「ヴェスターヴェルト」で採掘される粘土を高温で焼き、砕いて顆粒状にしたもので、オレンジ色をしています。

水耕栽培の用土の中では最も自然の土に近く、食物が育ちやすいという長所も。室内用として作られたものなので無臭、無菌で、清潔なのも好まれている理由です。

セラミスグラニューとハイドロボールの違い

セラミスグラニューによく似たものにハイドロボールがあります。ハイドロボールとは粘土を高温で焼いた土で、水耕栽培に用います。

違いは、ハイドロボールは水耕栽培専用の植え込み材で、底に穴がない容器を用いることです。ハイドロボールは鉢底に水をためて育てるのですが、セラミスグラニューは反対に容器に水をためないように育てます。

セラミスグラニューのメリット

保水性

セラミスグラニューは多孔質のため水を吸収する性質があり、保水性に優れています。植物は必要に応じてセラミスグラニューに含まれた水分を吸収するので、水やりの回数が少なくて済むので便利です。

通気性水はけがよく、根腐れが防げるというメリットも。粒が細かいので、根が細くてもしっかりと張ることができます。

清潔


インドアガーデンで困ることの一つに、コバエなどの虫が発生するということがあります。コバエは土の中から孵化し、有機肥料をエサにして育つため、土を家の中に持ち込むと、いつの間にか部屋に虫がたくさん飛んでいるということに。

しかしセラミスグラニューは室内用に作られた専用土なので、虫が発生する心配はあまりありません。水が底にたまらないので、水量に気を付ければ虫が卵を産み付けるということもないでしょう。

容器を問わない

セラミスグラニューが人気の理由は、さまざまな容器を使って楽しめるという点です。一般的なフラワーポットはもちろんのこと、ガラス瓶や陶器などさまざまな容器に植え替えができ、お部屋のインテリアに合わせて楽しめます。おしゃれなポットに寄せ植えをするのもおすすめです。

セラミスグラニューにおすすめの植物

セラミスグラニューは、インドアガーデンに適しており、小さなプランツから大型植物まで、いろいろな種類を育てられます。コツさえつかめば、穴あきのフラワーポットでも育てられるので、チャレンジしてみましょう。また、多肉植物を育てるのにも向いています。水が少なくても育つので水量管理が比較的簡単で、初心者にもおすすめです。

キッチンハーブもおすすめ

ミントやイタリアンパセリ、レモンバームなどのキッチンハーブを育てるのにもおすすめです。少量だけ料理に使いたい時、ハーブを育てていれば便利。苗はホームセンターで販売されているので、数種類を購入して育ててみましょう。

セラミスグラニューの注意点と対策

セラミスグラニューは通気性優れていますが同時に保水性も高いので、水をやりすぎるとカビが発生するので気をつけてください。表面に白いうぶ毛のようなものが生えていたらカビの可能性があります。

カビ対策として底に水をためないようにするのがおすすめです。常に水があると、根腐れの原因にもなります。水やりのタイミングが分からなという方は、「セラミスインジケーター」という道具を使うといいでしょう。

カビが発生したら

カビ対策をしてもカビが発生してしまったら、植物を取り出し、水でセラミスグラニューをよく洗うといいでしょう。酢を水で50倍に薄め、その中に5分浸しておくのも効果的です。水で酢をよく洗い落とすのを忘れないように。

中までカビが浸透してるようでしたら、漂白剤に1週間くらい浸しておく方法もあります。この方法は時間がかかり、漂白剤を完全に洗い流すのがたいへんなので、思い切って買い替えてしまうのもおすすめです。


セラミスグラニューを使った植え替え方法

植物の準備

それまで土で育ってきた植物を植え替える場合、まず最初に根の土を落とします。ハイドロボールを使った水耕栽培をする時は、きれいに落とす必要がありますが、セラミスグラニューの場合は全て落とす必要はありません。落とし過ぎると、根が傷んでしまうことがあるので、軽く振り落とす程度で大丈夫です。

鉢の準備

続いて鉢の準備をしましょう。小さなプランツはガラス瓶などを使ってもきれいです。大きな植物を植え替える場合は、底に穴があるフラワーポットを使うこともできます。

底に穴がないポットを使う場合は、根腐れ対策に防止剤を底に入れるのがおすすめです。根腐れ防止剤は、底が隠れる程度に敷き詰めてください。底に穴があいているポットを使う場合は鉢底ネットを置き、鉢底石を入れるといいでしょう。

鉢にセラミスグラニューと植物を入れる

観葉植物とポットの準備ができたら、いよいよ植え替えをします。まず最初に容器の3分の1ほどセラミスグラニューを入れます。続いて植物の向きを確認しながら中央に置いたら、スプーンなどを使って、周囲に少しずつセラミスグラニューを詰めていきます。

根の間にも入るようピンセットを使って詰めるといいでしょう。最後に割りばしなど細い棒を容器に何度かさして、株を安定させたら植え替え終了です。

水やりの注意点

植え替えが終わったら、次に水やりをしましょう。水は、容器の3分の1から4分の1程度注ぎます。セラミスグラニューは、水を吸収すると色が濃くなるので、水分が十分に行き渡ったかどうか分かるでしょう。

表面が乾いてきら、水やりをします。水が多いと根腐れをしてしまうので気を付けてください。水量を管理するには「セラミスインジケーター」という道具を使つといいでしょう。

鉢穴がある容器の場合

穴あきの容器の場合、下の穴から出てくるまで、上から水をたっぷりと注ぎます。あるいは、フラワーポットごと水を張ったバケツの中に入れて、セラミスグラニューに分を吸収させてください。いずれも水やりの回数が多いと、根腐れを起こすので気をつけましょう。

肥料


セラミスグラニューは一般の園芸用土と異なり栄養分が含まれていないので、肥料が必要です。液体肥料がおすすめで、専用のものが市販されています。

専用肥料が見当たらない場合は、ハイポネックスなどの液体肥料を使ってもいいでしょう。表示に従って、水で薄めて使ってください。多肉植物を育てる場合は薄めに使用しましょう。

セラミスグラニューで観葉植物を栽培しよう

フリー写真素材ぱくたそ

セラミスグラニューはインドアガーデニングに適しており、さまざまな楽しみ方があります。今回は特徴や注意点をご紹介しました。植え替え方法は簡単なので、お部屋でグリーンを育て楽しんでください。

観葉植物について気になる方はこちら

屋内で育ちやすい観葉植物や育て方、ハイドロボールを使った水耕栽培について気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。