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葉と花のコントラストが美しいセアノサスの育て方!枯れるのを防ぐ5つのコツを解説!

セアノサスは別名「カリフォルニアライラック」で落葉性のパシフィックブルー、ロイヤルブルーなどの花の種類が人気です。セアノサスの育て方や開花時期、植え付けと地植え樹高、葉っぱや花芽の特徴、日当たりや風通し、肥料、剪定などの管理、枯れるのを防ぐ注意点を紹介します。
2021年5月18日
tsumiki7
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春に咲くセアノサスの魅力とは

セアノサスとは葉っぱも美しい

セアノサスにはいくつか品種があり、葉っぱの色、大きさ、花の色などはさまざまです。特に葉っぱは斑があるものや、光沢で輝くものがあり、花が咲く前でも鑑賞できるほど美しいと言えるでしょう。

花の色は青紫色の他に、ピンクや白色のものもあります。開花時期は暖かい春から初夏にかけての4~6月半ば頃であり、穂先に細かい花をたくさん咲かせる独特の雰囲気があると言えるでしょう。開花時期には爽やかな香りで癒してくれます。

セアノサスの別名や語源、由来とは

セアノサスという名前ですが、カリフォルニアを中心とする北アメリカや中央アメリカ付近に分布しているうえ、ライラックに似た花を咲かせることから「カリフォルニアライラック」という別名も持っています。

セアノサスの語源は、ギリシャ語の「Keanothos」(セイヨウトゲアザミ)が由来だとされており、日本での流通名は「セアノサス」が主流となっていますが、どちらも同じ花であることに間違いありません。

清純な見た目にピッタリのセアノサスの花言葉

セアノサスは見た目が華やかで葉っぱにも光沢がある美しい花ですが、小さめの花が穂先にたくさんある形状からか、どこか控えめな雰囲気を持つ花です。

セアノサスの花言葉は、自己主張が強すぎない容姿からか「純朴」「温厚」などの好印象な花言葉があります。また、控えめに人々を見守る姿にピッタリの「淡い恋心」「初恋の思い出」という花言葉も素敵だと言えるでしょう。

セアノサスで人気の品種とは

セアノサス・パシフィックブルー

セアノサスの代表的な人気の種類である「パシフィックブルー」ですが、樹高は1~3mと幅があります。ある季節に葉っぱを落とす「落葉性」ではなく、年中緑色の葉っぱがある「常緑性」の品種となっています。

花つきがよく花の色が鮮やかなうえ、葉っぱの色に光沢がありとても美しい品種だと言えるでしょう。落葉性のセアノサスよりも、耐寒性は低いという点だけ注意してください。

セアノサス・ロイヤルブルー

ロイヤルブルーも落葉性ではなく、年中美しい葉っぱが楽しめる常緑性で、樹高は2~4mと、パシフィックブルーより少し高めであることが特徴だと言えるでしょう。

比較的耐暑性のあるセアノサスの品種であり、高温多湿に注意すれば温暖地でも栽培できるため人気があります。濃い青紫色の花がとても鮮やかで、葉の光沢とのコントラストが美しいことも人気の理由なのでしょう。

セアノサス・マリーサイモン


マリーサイモンは、パシフィックブルーやロイヤルブルーとは違い、冬に落葉する落葉性の性質を持つセアノサスです。花の色も淡いピンク色であり、鮮やかというよりは可愛らしさが際立つ品種だと言えるでしょう。

樹高は1.5~2mと少し低めな印象ですが、耐寒性も強く花つきがよいため育てやすいのが特徴です。

セアノサス・スノーフリュ―リー

セアノサスは青紫色が人気で主流のため「セアノサス=青紫色」だと思い込んでいる人も少なくありません。しかし、マリーサイモンのようなピンク色以外に「スノーフリュ―リー」という希少な白色の品種も存在します。

背丈が1~3m程度で、花も葉っぱも他の品種よりも小ぶりなのが特徴だと言えるでしょう。希少な品種のため店頭販売で見つけるのは難しいです。どうしても欲しい場合はネットで探してみてください。

セアノサスならではの育て方と管理方法

セアノサスの育て方①日当たりを考慮する

Photo byjplenio

セアノサスは日当たりのよい環境を好むため、日が当たる場所で育てることが望ましいのですが、一方で、真夏の強い日差しには弱いという特徴があります。真夏の強い日差しがある場合は半日陰のような場所に移動させるなど工夫しましょう。

地植えの場合には遮光できるものをかぶせるなどして対応してください。時間帯や季節などにより、日当たりを考慮するようにしましょう。

セアノサスの育て方②風通しを考える

セアノサスは多湿にとても弱いため、日当たりのほかに風通しなども考慮しなくてはなりません。水はけの悪い土を使用していたり、閉め切った場所での栽培は向かないのです。

風通しのよい場所を選び、湿度が高くなりにくい環境を目指しましょう。

セアノサスの育て方③正しく植え付ける

セアノサスの植え付け時期は、植え替え時期と同じと考えて問題ありません。植え付けの時期は春の3~4月頃だけではなく、秋の9~10月頃の植え付けでも可能です。酸性土壌を好みませんので、その場合は苦土石灰中和させてから植え付けましょう。

鉢への植え付けでも庭への植え付けでも、培養土に川砂を混ぜるなど水はけのよい環境を目指します。初心者のうちは、置き場所を変更できる鉢植えで始める方がよいかもしれません。

セアノサスの育て方④肥料をまく

Photo byfabersam

セアノサスは肥料を絶対的に必要とする花ではなく、花つきがよければ肥料を与えなくても問題はありません。元肥として緩効性肥料を与え、花が終わったあと、株の回復のため化成肥料を追肥する程度でよいです。

肥料が必ずしも必要ではないものの、花つきがよくないと感じるなら、必要に応じて肥料を与えるようにしてください。
 

セアノサスを上手に管理するには

セアノサスの管理方法①不織布や遮光ネットで保護


セアノサスは寒冷地での地植えには向きませんが、関東より西の比較的暖かい地域では地植えも可能だと言われています。しかし、関東地域はもちろん、関東より西の地域でも冬の時期は不織布などで寒さ対策をすることが望ましいと言えるでしょう。

また、真夏の強い日差しから守るために遮光ネットを利用することもおすすめです。気候や日当たりなどを考慮しながら管理するようにしてください。

セアノサスの管理方法②支柱で支える

セアノサスは枝が背丈が高めであるものの、しなりやすい場合もありますので、必要に応じて支柱で支えて管理すると失敗を最小限に防ぐことができるでしょう。

支柱は園芸店でも簡単に手に入りますし、家にある棒状のものでも代用できます。元気よくまっすぐに育ってもらうために支柱を検討してみて下さい。

セアノサスが枯れるのを防ぐコツ5つとは

枯れるのを防ぐコツ①水やりしすぎない

Photo byannawaldl

セアノサスは乾燥気味を好みますが、水が一切必要ないわけではありません。乾燥しすぎて枯らすことのないようにしてください。雨が降らない日が続くなど、表面の土を触ってみて乾いていると感じたら水やりをしましょう。

夏の水やりは、日照りのある時間帯だと水分が蒸発したり、水の温度が上がって熱湯状態になる恐れがあります。比較的涼しい早朝か夕方にするように注意してください。

枯れるのを防ぐコツ②水はけのよい土を選ぶ

Photo byFree-Photos

湿度過多の状態を嫌うセアノサスですから、土選びの際は、粘土質のものを避け、必ず水はけのよいタイプのものを選びましょう。培養土を適量と、通気性のよい赤玉土や川砂、パーライトなどを使用して排水性を高めてください。

また、弱アルカリ性~中性の状態を好みますので、酸性土壌になっていないかも注意しておきましょう。

枯れるのを防ぐコツ③梅雨の時期は雨を避ける

Photo byMylene2401

セアノサスは北アメリカやメキシコのような、日本より乾燥している地域に分布している花です。そのため、日本で育てる際には、多湿に注意しなければなりません。日本で多湿の時期と言えば、5~6月頃の梅雨の時期になります。

高温多湿を嫌うセアノサスを育てるなら、梅雨の時期は雨がかからない場所に移動させるようにするなど工夫が必要だと言えるでしょう。
 

枯れるのを防ぐコツ④冬を避けて剪定をする

Photo bystux

多湿を嫌うセアノサスですから、開花後の剪定は必要不可欠だと言えるでしょう。剪定を行うことで風通しをよくし、日当たりをよくする効果が期待できます。ただし、剪定は冬を避けて行うようにしてください。

冬に剪定を行うと、後に花となるはずの花芽を落としてしまうことがあるのです。冬を避け、秋から開花前の春頃にかけて剪定を行うようにしましょう。

枯れるのを防ぐコツ⑤天敵はテッポウムシ


Photo bypixel2013

セアノサスは病害虫に強いと言われる植物ですが、特に注意しておきたいのはカミキリムシの幼虫の「テッポウムシ」の存在です。4月から秋口9月頃までに薬剤を散布しておくことをおすすめします。

テッポウムシがついてしまうと、葉っぱだけではなく茎の内部を食べて枯らしてしまうのです。病害虫に強いからと対策を怠りがちですが、テッポウムシには注意が必要だと意識しておきましょう。

セアノサスは挿し木で簡単に増える

セアノサスの簡単な挿し木方法

セアノサスは比較的育て方が簡単な花ですが、増やし方も簡単です。挿し木という園芸法で増やすことができるので、セアノサスを増やしたい人はぜひ参考にしてみてください。

梅雨が過ぎた夏くらいに、日当たりがよい場所で7~8cmくらいの高さに切った状態で土に挿しておくだけでよいです。乾燥気味を好むセアノサスですが、発芽するまでは土が乾燥しない程度に水やりをしましょう。

挿し木をする時期に注意が必要

挿し木は簡単な園芸法ですが、挿し木をする時期を間違えるとセアノサスは育ちません。セアノサスは高温多湿を避けるべき植物ですので、挿し木をする場合も梅雨の時期である5~6月前は避けたほうが無難だと言えるでしょう。

梅雨の時期が過ぎた夏頃から挿し木をするようにすれば、セアノサスは元気に育ってくれるはずです。

セアノサスはコツがあれば枯れることはない

美しい花だけではなく光沢のある美しい葉っぱも魅力的なセアノサスですが、不織布や遮光ネットなどを使用した管理方法や、剪定など枯れさせないコツをつかめば枯れることなく育ってくれるでしょう。

今の自分の気分にピッタリのセアノサスを見つけて、ここで紹介したセアノサスの育て方や枯れさせないコツなどを参考に、ぜひ陽気な春の雰囲気に浸ってみてください。

6月頃に咲く花に興味がある人はこちらもチェック!

寒い冬が過ぎ、暖かい春が来ると、お出かけしたい気分になる人も多いことでしょう。春先に外出し、外出先にセアノサスのような色鮮やかで美しい花があると心癒される人も多いはずです。

セアノサス以外にも、春に咲く素敵な花のことが知りたいと思う人は、ぜひ下記の記事を参考にしてください。セアノサスとは違う魅力を楽しめることでしょう。