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プリムラジュリアンの育て方!暑さに負けない日当たり管理の3つのコツを伝授!

プリムラジュリアンは暑さに弱いため一年草として分けられている植物です。草丈も低くコンパクトで白やピンク・黄色と花色もカルフルな鉢植え代表格。プリムラジュリアンの開花時期や日当たり・水やりなど管理方法から植え付け用土や剪定方法も詳しく解説します。
2021年5月9日
佐藤3
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はじめに:プリムラジュリアンの栽培方法

育て方も簡単なプリムラジュリアン

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2258052

プリムラジュリアンは冬になるといろ鮮やかな開花鉢で安い値段でたくさん並ぶ買い求めやすい植物です。冬から初夏まで長い期間下からどんどん花があがってきて楽しませてくれるので、冬から春への寄せ植えなどにもよく便利に使われています。

値段が安いというだけでなくこのプリムラジュリアンは栽培の失敗が少なくガーデニングの自信が付く、はじめての植物を育てるという方にもおすすめの簡単な花といえるでしょう。

プリムラジュリアンの夏と冬の管理

プリムラジュリアンは1年草扱いなのですが夏をうまく乗り越えることができれば続けて翌年も花を咲かせられる本来は多年草の植物。また冬はこの植物が開花をはじめる旬の時期でもありますので、寒さに負けないよう室内管理でも温度に気をつける育て方をすると良い時期となることも。

特に初心者の方は夏の暑さと冬の耐寒に対するプリムラジュリアンの育て方のコツについては、しっかりチェックしてから栽培をはじめると楽ですよ!

栽培前に知りたいプリムラジュリアンの基本

それでは育て方や日当たりの工夫・コツの前に、まず知っておきたいこのプリムラジュリアンの分類と特徴や性質・開花時期などからご紹介します。いつ買ったらいいのかどの季節に咲く花なのかがわかるとお世話がしやすくなるので、初心者の方は特にイメージを膨らませながら御覧ください。

プリムラジュリアンの基本情報

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/391917

科・属 サクラソウ科サクラソウ属
原産地 ヨーロッパ
英語名/学名 Primrose/Primula × juliana
栽培難易度 簡単

プリムラジュリアンの性質や特徴

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2031204

プリムラジュリアンは花も草丈もコンパクトでだいたい大きく育っても20cmくらいなものがほとんどです。またサクラソウ科ということで同じ仲間のサクラソウも別名をプリムラマラコイデスといい、同じプリムラの仲間でもあります。

草丈のバランスはサクラソウとは大きく違いますが花ひとつひとを見るとやはり似ているなと感じることができるでしょう。プリムラジュリアンは他のプリムラの混雑でより小さなものを定着した種類といわれています。

プリムラジュリアンの寄せ植え

カラフルな花色だけでなく最近は大人っぽい色や模様のものも増えてきており寄せ植え用として注目されている品種です。中でもバラ咲きの品種などはシンプルなプリムラジュリアンのイメージをガラリと変えるゴージャスさがあります。


プリムラジュリアンの開花時期

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2093750

ここまでも冬から初夏くらいまでと開花時期をご紹介してきましたが、具体的に月でいうと2-6月くらいまでが一般的な温暖地での開花時期となっています。お住まいの地域によってや室内で育てているか屋外に置いているかなどでも開花時期とその長さは変わってきます。

冬の間温かい室内に置きっぱなしにしておくとあっという間に花の時期が終わってしまうので、長く楽しみたい方はその点は注意した方が良いでしょう。

エディブルフラワーとしても活用できるジュリアン

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2313043

プリムラジュリアンはカラフルでかわいい花は食べられる植物(エディブルフラワー)としても利用されています。サラダやスイーツのトッピングとしてプリムラジュリアンを使う場合も自宅で無農薬でお世話した花を摘み、きれいに洗って添えることで安心感もひとしおでしょう。

プリムラジュリアンの育て方

それではまずは買ってきたプリムラを花壇に植え付けるために使用する用土や毎日の水やり・肥料の頻度や与え方など基本的な育て方を簡単にではありますが解説します。日当たりに関しては後述でまとめてご紹介しますのでそちらをご覧くださいね。

プリムラジュリアンの植え付け植え替え

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4726167

プリムラジュリアンは冬の鉢花として売られており、早春から初夏くらいまでの期間鉢花として楽しまれる方がほとんどでしょう。寄せ植えなどに仕立てる方法もよく目にします。

時期は鉢植えが出回っている時期であれば植え替えは可能。ただし株が大きく広がることはないので株間は狭めに。お互いの葉が少し触れるくらいが見栄えのよい株間といえるでしょう。

プリムラジュリアンの用土

自分で用土を作るのであれば赤玉土5に腐葉土3ピートモス2の割合で。市販の草花用培養土でも大丈夫です。水はけがよく保水性もある土がこの植物の好みの用土。元肥として施すのであれば有機性の肥料がおすすめ。堆肥などをすき込んでおくとよいでしょう。

プリムラジュリアンの水やりと肥料

水やりは一般的な植物と同様乾いたのを確認してからたっぷりと与えるようにすれば大丈夫です。ただし肥料に関しては花がどんどん上がってきて次々に咲くという性質上養分をたくさん必要とします。

鉢花として開花時期にかかったものを買ってきた場合は、花が終わるまでの間はずっと10日に1回程度の割合で水溶性肥料を水やりのついでに与え続けてください。

プリムラの水やりのコツ


プリムラジュリアンの葉や花びらの上から水やりをすると、そこに水がたまって株が痛みます。水をあげるときは外側から手のひらを中心に差し込んで葉を持ち上げ、株を手でガードしつつ土の部分のみにめがけて注水するようにこころがけましょう。

プリムラジュリアンの剪定

Photo byartursfoto

冬から春へのプリムラジュリアンの開花時期には、こまめに花がら摘みというお手入れをおこないます。終わった花びらを放置していると病気の原因ともなるからです。また葉に対しても寿命で黄色く変色してきたようなものもそのままにしておくと、見た目だけでなく株の健康にもよいことはありません。

プリムラジュリアンの病気と害虫

Photo byMabelAmber

プリムラジュリアンのアブラムシ対策

冬場はおとなしくしている害虫も春になってあたたかくなると大きくなって植物に被害を与えます。プリムラジュリアンで気をつけるのはアブラムシ。

オルトランなど浸透性の殺虫剤を春先に株元に散布してあげられるとよいのですが、忘れてしまった・買ったときにはすでに被害にあっていたという場合は手で捕殺したり、薄めた牛乳をスプレー散布して窒息させるなどで駆除してください。

プリムラジュリアンの日当たり管理3つのコツ

プリムラジュリアンのお世話をしていく上で気をつけたい日当たり管理の仕方・コツについて3つの項目に分けて解説していきましょう。

この植物は暑さに弱い性質を持っているため、特に夏の暑さ対策に関しては鉢花・地植えでそれぞれできること、やっておきたいことに分けて解説します。はじめて育てる方はよくチェックしてくださいね。

1.通常の日当たり管理

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1362113

開花時期が冬から初夏までなので冬場は室内で管理することも多いプリムラジュリアン。しかし日当たりが悪いと花芽があがってこなくなってしまうので、室内でもできるだけ日当たりのよいところに鉢を置くようにしてください。

ただしこのとき室内で暖房などが効いている場合冬でも暑さで花が散るのが早くなり、春を待たずに開花時期が終わってしまうことも。それを防ぐためには室内だけでなく日中は屋外の日当たりのよい場所に置き、夜間は玄関などあまり暖房を効かせない室内に置くのがおすすめです。

2.植え替えすぐの日当たり管理

Photo byFree-Photos

鉢植えで買ってきてプリムラジュリアンを寄せ植えに仕立てたり大きめの鉢に植え替えるということもあるでしょう。そのときに注意して欲しいのは植え替えてすぐは日当たりのよい場所には置かないこと。

時期的には植え替え時期は真夏の暑いタイミングではありませんが、寒さが残る地域であると日当たりのよいところは朝方霜が降りるからです。軒下など霜が直接当たる心配のないところに数日置いて、十分に寒さにならしてから少しずつ外に出して日当たりに慣れさせていってください。


3.夏から秋への日当たり管理

Photo byzoosnow

鉢植えの場合の日当たり管理

夏のきびしい日当たりはあまり得意ではないので半日陰くらいの場所に移動させてあげた方がよいでしょう。秋になりひざしが柔らかくなってきたらもっと日光がよくあたる日なたの時間が多い場所に戻してください。

地植えの場合の日当たり

夏だからと簡単に移動できない地植えのケースでは、はじめから少し半日陰になるくらいの広葉樹の根元を探して植えてあげるとよいでしょう。適した場所がないときは鉢植えで管理する・夏場だけは日かげになるようなすのこの屋根などを設置するといった対処で植物の命は長持ちします。

まとめ:一年草プリムラジュリアンの管理

耐寒は高いプリムラジュリアン

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3152040

今回は冬から初夏くらいまで長く花を楽しめ、エディブルフラワーとしても食べることも可能なプリムラジュリアンという小さな鉢花についてご紹介してきました。育て方のポイントは主に日差しや気温の管理で夏場は半日陰程度に、冬は上に屋根があるところなら霜の心配もなく花壇に地植えにして楽しむこともできます。

鉢花の場合は温かい室内に長く置いておくと、花はたくさん咲きますが次々に咲くため開花期間は短くなる傾向が高いですので途中で買い換えることも必要となるでしょう。

プリムラジュリアンが気になる方はこちらもチェック

プリムラには今回ピックアップしたプリムラジュリアンの他にもマラコイデス・ポリアンサとたくさんの種類・品種があります。ほかのプリムラのことやその花言葉を知りたい方は合わせてこちらもぜひ見てくださいね。