シラー シベリカ 青花 10球
シラー シベリカセット青・白2色20球
JOYアグリス「自然的生活・球根の肥料」
朝日工業「球根の肥料」
シラーカンパニュラータってどんな花?
ピンクや白、青などさまざまな花色があり、ガーデーナーから人気のシラーカンパニュラータ。一本の花茎に小さな釣鐘状のお花がたくさんつき、つりがね水仙という和名やブルーベルという別名がつけられています。
球根植物なので一度植えておくと毎年咲いてくれるのも嬉しいポイント。毎回種まきする必要はありません。では、花後の処理などシラーカンパニュラータの栽培方法や増やし方のコツを詳しくみていきたいと思います。
シラーカンパニュラータの特徴
花の特徴
一本の花茎に10〜30ほどの花が咲きます。ピンク、青、白、紫などいずれもガーデンに映える花色で、一つ一つの花に花びらは6枚。つりがねのような可愛らしい形をしています。目立つ花ではないかもしれませんが、その上品さはほかの植物との相性がよく寄せ植えやガーデンのポイントになるでしょう。
葉の特徴
シラーカンパニュラータの葉っぱは、鮮やかなグリーン色でつややかでツルッとした表面、長細く先が少し尖っています。開花前に葉がたくさん出てきて、花後は黄色っぽく変色したあと枯れてしまいます。
開花時期
シラーカンパニュラータの開花時期は4〜5月ごろ。秋に球根を植え付け冬のあいだは地上部分には何もありません。少し不安になるかもしれませんが、落ち着いて春を待ちましょう。
開花時期前になると、まず葉芽が発芽し葉っぱが出てきます。そのあと細長いたくさんの葉っぱのなかから花茎が伸びてきて、その花茎に10〜30程度のつぼみがついてくるでしょう。つぼみは下から順番に色づきはじめ、開花していきます。
花名について
シラーカンパニュラータを育ててみたい、とネットで検索してもうまくヒットしないことがあるようです。それは、シラーカンパニュラータにはいくつかの別名があるからです。
もし見つからない場合は、ブルーベル、スパニッシュ・ブルーベル、イングリッシュブルーベル、シラー、ヒアシンソイデスといった名前で探してみてください。
花言葉
シラーカンパニュラータの花言葉は、変わらない愛と恋の呼びかけ、そして、哀れ・淋しさです。意味合いが両極端ではありますが、花の雰囲気からどちらもなるほどとうなずけますね。
変わらない愛という花言葉は、球根を植えっぱなしで毎年同じところに花を咲かせてくれることからつけられたのではないでしょうか。また、一本の花茎にたくさんの花が次々と咲くところから恋の呼びかけというロマンチックな花言葉が生まれたのかもしれません。
毒性
実はシラーカンパニュラータのシラーとはギリシャ語で「毒性がある」という意味でで、茎に毒性があります。花茎を整理する際などは手についた汁などが口に入らないよう気を付けましょう。
毒性があると聞くとなんだか怖いイメージを持つかもしれませんが、栽培時に注意すればそれほど危険ではありません。逆に、毒性がある分、シラーカンパニュラータにはほぼ病気や害虫がつかず、栽培しやすさにつながります。
シラーカンパニュラータの育て方
植えっぱなしで毎年花を咲かせてくれる球根植物。シラーカンパニュラータもそんな球根植物のひとつで、一度植えておくと毎年種まきせずとも春に発芽してくれるとガーデーナーから愛されています。
とはいえ、こまめにお手入れした方がより美しい花を毎年楽しめます。しかも、シラーカンパニュラータは分球で株が増えていくので、たくさん株が増えるようによりよい環境で育ててあげましょう。
【育て方1】土づくり
シラーカンパニュラータはジメジメした場所を嫌います。小粒の赤玉土などを混ぜ水はけのよい環境を作りましょう。市販の植物用培養土もOK。また、シラーカンパニュラータは酸性土壌が苦手なので、植え付け10日位前までに土に苦土石灰を混ぜ込んでおく必要があります。
【育て方2】肥料
地植え、鉢植え共に、植え付け前に緩効性化成肥料を元肥として土に混ぜ込んでおきます。市販の球根植物専用肥料がおすすめです。シラーカンパニュラータはそれほど肥料を必要とせず、毎年植え替える場合はこの元肥だけで十分です。
庭などに植えっぱなす場合のみ、シラーカンパニュラータの花後となる秋に追肥として同じ肥料をほどこしましょう。量はそれほど多くなくて大丈夫。必要以上に肥料を与えすぎると球根に悪影響を及ぼすこともあります。
JOYアグリス「自然的生活・球根の肥料」
幅広い球根にオールマイティな球根用肥料です。シラーカンパニュラータだけでなく、チューリップや百合、クロッカスなどガーデンのあらゆる球根植物にほどこすことができます。
朝日工業「球根の肥料」
バランスがよくどんな球根植物にも使いやすい肥料。有機入りで成分バランスが整っています。とくに花色を美しくしたい時におすすめの球根肥料でしょう。
【育て方3】球根の植え付け
しラーカンパニュラータの植え付け適期は秋、9〜10月ごろです。苦土石灰や元肥をほどこし土が準備できたら、球根を植え付けましょう。球根どうしの間はだいたい5センチくらい必要、また、球根の上にはだいたい2センチくらい土を被せます。
【育て方4】水やり
鉢植え、地植え、どちらの場合も植えている土の表面が乾いたら、サッと水やりする程度で大丈夫です。シラーカンパニュラータはジメジメした土壌を苦手とするため、水の与えすぎは厳禁。必要最小限の水やりにとどめておきましょう。
【育て方5】管理
シラーカンパニュラータは比較的強い植物ですが、ジメジメとした湿気の多い環境を苦手とします。球根を植え付けたあとは、日当たりと風通しのよいところで管理しましょう。
地植えの場合は大きな植物の足元などに植えると梅雨時期の雨から守ることができますし、青や白、ピンクの清々しい花色がガーデンのポイントになって素敵ですよ。
【育て方6】冬越し
秋に植え付けて春に開花時期を迎えるシラーカンパニュラータ。冬の寒さにあたることが必要で、冬の寒さを感じないと春にうまく発芽しません。鉢植えの場合も屋外で寒さにあてるように気をつけてください。
可愛らしいシラーカンパニュラータを寒さから守ってあげたいと、屋内の暖かいところで冬越しさせてしまい発芽せず、開花時期に残念な結果になってしまうケースがあるようです。
シラーカンパニュラータと相性のよい植物
シラーカンパニュラータと同じように、春に開花時期を迎える球根植物をご紹介します。いくつかの種類の球根をひとつの鉢に一緒に寄せ植えしておくと、一気に春がやってきたようになってウキウキしますよ。
アネモネ
一重、半八重、八重咲きといろいろな種類があるアネモネ。花色も白、黄色、ピンク、赤、紫、青とさまざまで、次々と開花するのも嬉しいポイントです。たとえば白いアネモネと白いシラーカンパニュラータという風に同色でまとめると、ゴージャスで存在感が増すでしょう。
ヒヤシンス
シラーカンパニュラータを主役にして真ん中に植え、その足元に複数のヒヤシンスを植えるのはいかがでしょう。澄んだ青色のシラーカンパニュラータに優しいピンク色のヒヤシンスを合わせれば、ロマンティックな寄せ植えの完成です。
ムスカリ
ムスカリと聞くと紫色のイメージがあるかもしれませんが、シラーカンパニュラータとの寄せ植えにおすすめなのが真っ白なムスカリ。中心にピンクのシラーカンパニュラータを植えてその周りに白いムスカリをたっぷり植えてみてください。春のウキウキ感を感じられる一鉢になるでしょう。
水仙
青、白、ピンク、紫、どの花色のシラーカンパニュラータにも水仙のポップな黄色はぴったり。スッと伸びた花茎に花が咲く少し似た形状のシラーカンパニュラータと水仙は、どちらが主役脇役というわけではなく、どちらも相手を引き立てる好相性です。
チューリップ
春の球根植物として忘れてならないのがチューリップではないでしょうか。一重や八重、花色も豊富なので、シラーカンパニュラータと合わせて自分好みの寄せ植えを作ることができるでしょう。
シラーカンパニュラータの増やし方
シラーカンパニュラータの種まきをしたいと種を探すもののまるで見つからない。なぜでしょう。シラーカンパニュラータは種まきではなく分球で増やします。花後の花茎をそのままにしておくと種がつきますが、種まきして花を咲かせるまで持っていくのはかなり時間がかかり、種まき用の種もほぼ販売されていないでしょう。
最初にシラーカンパニュラータの球根を購入して植え付け、花を楽しみながらその球根を土のなかでしっかり太らせ分球させるのが早道です。
【増やし方1】分球で増やす
シラーカンパニュラータは、土のなかの球根が分球することで増えていきます。増やし方のコツは、種をつけないようコントロールすること。開花後に種をつけてしまうと球根が育たず分球しないので、花後は葉っぱだけ残して花茎をつみとりましょう。
最初は球根を購入しよう
ガーデナーからの人気や必要度からすると、しラーカンパニュラータはの球根はやや販売数が少ない印象があります。見つけたら即ゲットがおすすめ。予約販売していることもあるので、予約しておくと安心です。
種まきではなく分球で増やすシラーカンパニュラータですから、一度手にした球根は宝物です。栽培のポイントや増やし方のコツを守りながら大切に増やしていきましょう。
シラー シベリカ 青花 10球
とても美しいハッとするような青色のシラーカンパニュラータです。同じ春に花を咲かせるピンクのヒヤシンスと一緒に鉢植えにするのもおすすめ。もちろん、鉢植えではなく地植えにしても映えること間違いなしでしょう。
シラー シベリカセット青・白2色20球
人気の青と白セットです。20球はいっているので、贅沢にシラーカンパニュラータだけを鉢植えにして楽しむのもよいですね。青と白のコントラストが素晴らしく、思わずため息がこぼれてしまいそうです。
シラーカンパニュラータを育ててみよう
息をのむような美しい青が魅力的なシラーカンパニュラータ。白や紫、ピンク色などの花色もあり、鉢植えと地植えどちらでも簡単に栽培できることからも人気です。球根植物なので種まきではなく分球で増やしましょう。
シラーカンパニュラータの栽培のコツは3つ。肥料と水やりを必要最小限にすること、ジメジメした環境から守ること、冬の寒さにあてることです。いずれも一度栽培のコツをつかめばそれほど難しくありませんので、ぜひ挑戦してみてください。
シラーカンパニュラータが気になる方はこちらもチェック!
シラーカンパニュラータの魅力といえば、鈴のような釣鐘状のお花。こんな愛らしい姿はないんじゃないかと、みているだけで笑みがこぼれてしまいます。シラーカンパニュラータのように釣鐘状になった植物をご紹介します。

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