スプリームレインウェア/コミネ
Gベクタープロフェッショナルレインスーツ/ゴールドウイン
ドライマスターレインスーツ/RSタイチ
Gベクター3コンパクトレインスーツ/ゴールドウイン
ゴアテックスコンパクトレインスーツ/ゴールドウイン
デュアルテックスレインスーツ/ラフ&ロード
ブレスターレインウェアフィアート/コミネ
デュアルテックスコンパクトレインスーツ/ラフ&ロード
防水レインコート/Terra Hiker
袖付きレインポンチョ/CarOver
レインバスターレインスーツ/RSタイチ
デュアルテックスサイドオープンレインパンツ/ラフ&ロード
バイク用レインウェア:はじめに
バイクでのツーリングはもっとも雨が辛いアウトドアレジャーだといっても過言ではありません。前から吹き付ける雨は肩、胸、膝を容赦なく叩きます。長時間にわたって同じフォームでバイクに乗りますので、レインウェアには快適さも必要です。
ここでは、機能とスペックにこだわってバイク用のレインウェアを紹介します。なお、この記事は2021年5月13日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。
バイク用レインウェアの選び方
バイク用のレインウェアは①防水性②透湿性③サイズ、この3点にこだわった選び方をしましょう。
防水性は素材の耐水圧で推し量れます。透湿性のあるレインウェアは通気性が確保され、長時間着用しても快適です。サイズは袖丈や股下にこだわって選びましょう。
しかし、スペックの高さだけを求めると使いづらさを感じるのも事実。バイクツーリングのスタイルに合わせて選びたいですね。
バイク用レインウェアの防水性
バイク用レインウェアの防水性は、素材の耐水圧が20,000mm以上必要だといわれています。登山用レインウェアに匹敵するほどの防水性が必要なほど、バイクでのツーリングは過酷なのです。
高速道路で長距離移動するバイクツーリングでは防水性にこだわるのがおすすめです。パンツのお尻に縫い目のないシームレス構造であれば最強!シームテープが傷みにくく、雨水の浸水を防ぎます。
バイク用レインウェアの透湿性
透湿性の高いレインウェアは内部にこもった湿気を排出してくれます。中に着ている服が湿りませんので、バイクツーリングの立ち寄り地でレインウェアを脱いでも爽やかです。
透湿性のないレインウェアと比較すると段違いで快適!透湿性のないレインウェアはベンチレーションを備えていても通気性は万全ではなく、結露で服が濡れると体が冷えます。
ただし、バイクでの通勤や通学であれば、透湿性よりも脱ぎ着の簡単さや耐久性にこだわりたいですね。
バイク用レインウェアのサイズ
バイク用のレインウェアは乗車姿勢に合わせたサイズになっています。ジャケットの袖とパンツの裾は長めなのが特徴です。
バイク用のレインウェアはワンサイズ上を選ぶべきだといわれますが、それは絶対ではありません。サイズ感はメーカーによって違いますので、ネットショップの評判を確認してから選びましょう。標準体型から外れる人なら、実店舗での試着をおすすめします。
スペックから用途を推し量る
では本題!ここではバイク用のレインウェアをスペックにこだわって紹介します。人気のバイク用レインウェアを中心に機能をまとめました。後半では原付バイクでの通勤や通学に適したレインウェアも紹介しますね。
レインウェア選びの基準となる素材の耐水圧や透湿性、サイズ感をイメージするために股下サイズ、着心地を推し量るために重量も記載しました。
バイク用レインウェア:ハイスペック3選
高速道路を多用するバイク乗りにおすすめ!
ハイスペックなバイク用レインウェアは、高速道路で距離を稼ぐバイクツーリングに適しています。バイクの速度が速くなるほど雨のインパクトは強くなりますし、長時間バイクに乗るほどレインウェア内の湿度は高くなるからです。
価格は安いといえませが、バイクツーリングに快適な機能は盛りだくさん。ハイスペックなレインウェアは絶対に濡れたくないというバイク乗りにおすすめです。
ゴアテックスコンパクトレインスーツの機能
ゴアテックスコンパクトレインスーツ/ゴールドウイン
素材 | ゴアテックスパックライト®プラス |
---|---|
耐水圧 | 45,000mm |
透湿性 | 13,500g |
ベンチレーション | 背面 |
股下 | 未公開 |
重量 | 700g |
バイク用レインウェアで定評のある人気メーカー、ゴールドウインのゴアテックスコンパクトレインスーツは、高い防水性を備えた軽量なスーツタイプです。おすすめポイントはパンツ!ブーツを履いたままでも簡単に脱ぎ着ができます。
着用時にウエストが大きく開くのが特徴です。ウエストの調整は左右から出たショックコードで調整します。裾の調整幅は大きいですし、お尻部分はシートと接する部分を避けたシームレス構造です。
スプリームレインウェアの機能
スプリームレインウェア/コミネ
素材 | ナイロン/GORE-TEX® |
---|---|
耐水圧 | 未公開 |
透湿性 | 未公開 |
ベンチレーション | 背面 |
股下 | 82cm(Lサイズ) |
重量 | 1040g |
バイク用アパレルメーカーで一番人気のコミネのスプリームレインウェアは、ゴアテックスを用いた多機能なスーツタイプのバイク用レインウェアです。質実剛健な雰囲気は紳士的なバイク乗りに似合います。
ゴアテックスの防水性や透湿性は文句なしでハイスペック!パンツはエンジンの熱やシートの擦れに備えて補強されています。歩行時の裾の引きずりを防止する膝裏の股下アジャスターはナイスアイデアです。
余談:ゴアテックスについて
コミネのスプリームレインウェアには素材の耐水圧や透湿性が公開されていません。しかし、ゴアテックスを用いたレインウェアは最高峰!素材の防水性のみを表示したバイク用レインウェアとではわけが違うのです。
ゴアテックス社で着用した状態での防水性がチェックされ、クリアした製品のみ「ゴアテックス®」の黒/金ラベルが与えられます。
Gベクタープロフェッショナルレインスーツの機能
Gベクタープロフェッショナルレインスーツ/ゴールドウイン
素材 | ナイロン/Gベクタープロフェッショナル |
---|---|
耐水圧 | 40,000mm |
透湿性 | 20,000g |
ベンチレーション | 背面 |
股下 | 86cm(Lサイズ) |
重量 | 未公開 |
ゴールドウインのGベクタープロフェッショナルレインスーツはバイク用アパレルメーカーとしての威信を感じられるレインウェア!ゴアテックス素材並みの耐水圧を有しながらも、安い価格を実現したスーツタイプです。
ゴアテックスコンパクトレインスーツとは仕様が少し違うものの、お尻のシームレス構造や、ブーツを履いたままでも簡単に脱ぎ着ができるのは同様です。重量は未公開ですが、メーカー発表では軽量とのこと。
バイク用レインウェア:オールマイティ3選
初めてのレインウェアにおすすめ!
1着のレインウェアで済ませたい、そんなバイク乗りにはバランスのいいオールマイティなレインウェアがおすすめです。着心地が軽くて快適ですし、価格とのバランスにも優れています。
ハイスペックなレインウェアには劣るものの、ツーリングを続行できるレベルの雨では防水性に不足はありません。
透湿防水素材とベンチレーションを併用して通気性を確保していますので、長雨の中でツーリングをしても快適です。
ブレスターレインウェアフィアートの機能
ブレスターレインウェアフィアート/コミネ
素材 | ナイロン・ポリエステル/ブレスター |
---|---|
耐水圧 | 20,000mm |
透湿性 | 8,500g |
ベンチレーション | 背面 |
股下 | 85cm(Lサイズ) |
重量 | 780g |
コミネのブレスターレインウェアフィアートはコスパ最強のバイク用レインウェアです。バイク用レインウェアでは人気ナンバーワン!豊富なカラー展開はバイクとのコーディネートがしやすいですね。
メーカーはシンプルなレインウェアとPRしていますが機能は満載!ジャケットのバタつき防止やベンチレーションはもちろんのこと、パンツのお尻部分はシームレスです。歩行時の裾の引きずり防止機能も簡単に調整できます。
余談:フードが取り外せないレインウェア
コミネのブレスターレインウェアフィアートはフードの取り外しができません。フードを折りたたんで襟に収納すると、襟が高くなってヘルメットと干渉する可能性があります。
しかし、襟が高いバイク用レインウェアは首元から雨水が入るのを防いでくれます。また、襟足から雨水が浸水するのを防ぐために、フードを被ってからヘルメットを着用する裏技も効果的です。
ドライマスターレインスーツの機能
ドライマスターレインスーツ/RSタイチ
素材 | ドライマスター |
---|---|
耐水圧 | 20,000mm |
透湿性 | 10,000g |
ベンチレーション | 背面 |
股下 | 87cm |
重量 | 840g |
RSタイチのドライマスターレインスーツはバイクでのツーリングに必要な防水性を備えた機能的なスーツタイプのレインウェアです。
レインウェアのジャケットに内ポケットがあるのはありがたいですね。すぐに取り出したいけど濡らしたくないもの、スマホやデジカメを収納するのに便利です。
パンツのお尻部分はシームレス構造ですし、股下の長さは最長クラス!レインウェアのパンツのずり上がりに悩むバイク乗りにおすすめです。
デュアルテックスレインスーツの機能
デュアルテックスレインスーツ/ラフ&ロード
素材 | ナイロン/デュアルテックス加工 |
---|---|
耐水圧 | 未公開 |
透湿性 | 未公開 |
ベンチレーション | 背面 |
股下 | 79~85cm(Lサイズ) |
重量 | 820g |
ラフ&ロードのデュアルテックスレインスーツは小技が利いたスーツタイプのバイク用レインウェアです。耐水圧や透湿性は未公開なものの、防水性に対する評判は高いとされています。
ヘルメットを伝う雨水が入るのを防止する襟足スペーサー、足首が濡れるのを防ぐパンツのずり上がり防止ループや防雨アンクルフラップを備えています。パンツのお尻部分はシームレス構造です。
バイク用レインウェア:軽量3選
雨の備えにおすすめ!
雨が降ったらバイクに乗らない!そう心に決めていても、ツーリング先で雨が降ることは多々あります。そんなバイク乗りにおすすめなのがコンパクトなレインウェアです。
備えとして携行してもストレスを感じませんし、荷物が多いキャンプツーリングでも人気があります。SS車に似合う小ぶりなシートバッグに収納してもかさ張りません。軽量なレインウェアは着心地が軽いので快適です。
Gベクター3コンパクトレインスーツの機能
Gベクター3コンパクトレインスーツ/ゴールドウイン
素材 | ナイロン/Gベクター3 |
---|---|
耐水圧 | 20,000mm |
透湿性 | 8,000g |
ベンチレーション | 背面 |
股下 | 85cm |
重量 | 620g |
ゴールドウインのGベクター3コンパクトレインスーツは、スーツタイプの軽量なバイク用レインウェアで一番人気です。Gベクター2の機能はそのままに、素材の透湿性が高められました。
ジャケットのバタつき防止、ブーツを履いたまま簡単に着用できるパンツのウエスト、ブーツの太さに合わせられる裾など、上位モデルのレインウェアと比較しても機能に抜かりはありません。パンツのお尻部分はシームレス構造です。
余談:軽量なレインウェアが人気な理由には
軽量な素材が用いられたレインウェアが人気なのは持ち運びのしやすさだけではありません。アウターの上から羽織っても腕や足の曲げ伸ばしがしやすいのがメリット!アウターを脱ぐ必要がないのです。
バイク用のアウターにはプロテクターが仕込まれていますよね。アウターを脱いでしまえば備えなしでバイクに乗ることになってしまいます。
ただし、アウターの上から羽織るのが前提なら、サイズの選び方は慎重にしたいですね。
デュアルテックスコンパクトレインスーツの機能
デュアルテックスコンパクトレインスーツ/ラフ&ロード
素材 | デュアルテックス |
---|---|
耐水圧 | 未公開 |
透湿性 | 未公開 |
ベンチレーション | 背面 |
股下 | 79~85cm(Lサイズ) |
重量 | 580g |
ラフ&ロードのディアルテックスコンパクトレインスーツはバイクツーリングの雨の備えとして携行するレインウェアとして人気があります。
スーツタイプのレインウェアでは最軽量クラスです。出発時に晴れていてもツーリング先で雨に降られることは多々ありますので、雨が降ったら乗らないというバイク乗りにおすすめ。
デュアルテックス相当の耐水圧と透湿性を備えていると考えられますが、スペックは未公開です。
レインバスターレインスーツの機能
レインバスターレインスーツ/RSタイチ
素材 | ポリウレタンorPVCラミネート |
---|---|
耐水圧 | 未公開 |
透湿性 | なし |
ベンチレーション | なし |
股下 | 87cm(Lサイズ) |
重量 | 680g |
RSタイチのレインバスターレインスーツは、必要最小限の機能を残して軽量化したスーツタイプのバイク用レインウェア。素材は薄手なものの、防水性に対する評判は上々です。
透湿性やベンチレーション機能は備えていませんが、短距離移動では快適さよりも耐久性を重視するのがおすすめです。パンツの裾は長めですので、通勤最強防水ブーツと称されるゴム長靴を隠せます。
バイク用レインウェア:その他3選
レインパンツこだわるのもおすすめ!
ジャケットはまだ使えるのにパンツが傷んで浸水する…これはスーツタイプのバイク用レインウェアあるあるです。まだ使えるジャケットを捨ててしまうのはもったいないですよね。
バイク用レインウェアにはパンツだけ別売りされているものもあります。傷んだパンツの代替品として使うのもありですし、冬用の透湿防水ジャケットと組み合わせるのもおすすめです。
デュアルテックスサイドオープンレインパンツ
デュアルテックスサイドオープンレインパンツ/ラフ&ロード
ラフ&ロードのデュアルテックスサイドオープンレインパンツは、足の外側が大きく開くのがおすすめポイントです。オフロードブーツでも履いたままでも簡単に着用できます。
パンツのみの販売はゴールドウインやRSタイチでもされています。コミネのレインパンツは透湿性がありません。コミネはバイク用アパレルの人気メーカーですので、今後に期待したいですね。
原付なら脱ぎ着のしやすさがおすすめ
原付バイクでの通勤や通学にはポンチョタイプのレインウェアがおすすめです。スクーターやビジネスバイクは足元が濡れにくいですし、歩行を想定したカッパよりも通気性はいいので快適です。
長時間のライディングでは素材の防水性に不安が残るものの脱ぎ着は簡単!レインパンツと併用するのもありです。ただし、速度が速くなるとバタつきますので、何らかの工夫を凝らしましょう。
袖付きレインポンチョの機能
袖付きレインポンチョ/CarOver
袖付きのレインポンチョは手首や腕が濡れにくいのがおすすめポイントです。ポンチョとレインコートの中間的なレインウェアですが、レインコートよりも足を広げやすく、足つきで煩わしさを感じません。
脱ぎ着が簡単ですし、ゆったりした着心地が快適!デイバッグを中に背負うことも可能です。15分程度の走行距離なら、歩行を想定したカッパより利便性を感じられます。
常備するなら汎用性の高さ
防水レインコートの機能
防水レインコート/Terra Hiker
平面の一枚布にフードをつけただけの防水ポンチョは汎用性の高さがおすすめポイントです。快適さでは歩行を想定したカッパに劣りますが、通勤や通学での一時的なレインウェアとして使えます。
シート下トランクに常備しておくとレジャーシートとして使えて便利です。キャンプツーリングではテントサイトでのレインウェアに使えます。
バイク用レインウェア:まとめ
ツーリングのスタイルに合ったレインウェアを!
バイク用のレインウェアをスペックにこだわって紹介しました。バイク用のレインウェアはツーリングのスタイルに合わせた選び方をしましょう。
ハイスペックなレインウェアは過酷な雨にも対応できます。初めての1着にはオールマイティなレインウェアがおすすめです。持ち運びにストレスを感じない軽量なレインウェアはキャンプツーリングでも人気があります。原付バイクでの通勤や通学には、脱ぎ着が簡単なものが便利ですね。
雨が気になる人はこちらをチェック!
雨の日は滑りやすく、視界も悪くなりますが、基本的な乗り方をマスターしていれば大丈夫です。
コミネのレインウェアを紹介した記事も要チェック!十分な機能を紳士的なシルエットで包んだコミネのレインウェアは人気ナンバーワンです。
雨には風景をドラマチックにする魔力があります。バイクから流れ落ちる雨は美しいですね。雨の日にツーリングへ行かないなんてモッタイナイですよ。
雨の日のバイク通勤ってどうする?雨対策を解説!基本の準備や快適な乗り方もご紹介!
雨の日のバイク通勤について解説します。通勤とツーリングでは雨対策の装備が違います。脱ぎ着や収納のしやすさを重視するのがおすすめです。通勤時間...
コミネのバイクレインウェアおすすめ5選!優れた透湿性で雨の日の蒸れ予防に効果的!
国内の人気バイク用品メーカー・コミネより防水性や透湿性に恵まれているおすすめなレインウェアを集めて紹介していきます。機能性に優れていながらも...
雨の日にこそ写真を撮ろう!おすすめのテクニックや撮影アイデアを一挙解説!
雨の日は普段撮れない写真が撮影できる絶好の機会です。日光が少なく、少し特殊な気象状況になるため設定などが必要ですが幻想的な写真が撮れますよ...
出典:ライター撮影