シマノ ホリデー磯 1.5号 530
ダイワ 19シグナス 2500H-LBD
フカセ釣りの紹介&実釣レポート!
GW前のプチ遠征でエサ釣り!
連載第61回!今回はGW前のプチ遠征、フカセ釣りの釣行レポートと、初心者向けにフカセ釣りで釣れる魚や釣り方をご紹介します。
プチ遠征の目的はヤエンでのアオリイカ狙いで、こちらは詳細は来週!まずは夜釣りの前に、いろいろ釣れる釣りを遊んでおこうというプランでの釣行です。道具はヤエンの流用なので、竿はちょっと柔らかいものを使いました。
今回ご紹介するフカセ釣りは道具やエサの準備、仕掛け作りに少し手間が掛かる釣りですが、対象魚種が広く堤防でもよく釣れる釣りです。GWに遊ぶ釣りをお探しの方、サビキ釣りからステップアップして、引きが強い魚を狙ってみたい方はぜひチェックしてみてください!
フカセ釣りのタックル
磯竿1.5号+2500番リールで気軽に挑戦!
シマノ ホリデー磯 1.5号 530
タックルは狙う魚や釣り場の状況、そして使用するラインによって、ロッドやリールのバランス感が変化します。
初心者の方におすすめの構成は、堤防やライトな地磯で気軽に遊べる磯竿1.5号+2500番リールの構成。道糸はナイロンの2号でOKです。このタックルであればサビキ釣りから流用できて、サビキ仕掛けを警戒して食ってこない魚達を狙えるようになります。
テトラ際や岩礁の際で大物を掛けると、ラインブレイクのリスクがあるタックル構成ですが、堤防であれば40cmクラスともやり取りができます!
今回はヤエンの流用で!
ダイワ 19シグナス 2500H-LBD
今回はヤエンのタックルを流用したので、インターラインの磯竿を使用しました。
リールはヤエンでもレバーブレーキ系が流行中で、音出しには改造が必要だったり、磯釣り向けはハイギア+シングルハンドル主体でカスタムが必要だったり、ハードルの高さを感じる部分はあるものの、大型とのやり取りや、日中アジを動かしながら釣るスタイルでは大きなアドバンテージがあります。
フカセ釣りでもレバーブレーキはいいところがいっぱい!操作に慣れる意味でも、タックルに予算を掛ける場合はレバーブレーキ機からのスタートをおすすめします。もちろん手軽に遊ぶならエントリーグレードのスタンダードモデルでOKです!
フカセ釣りの餌を準備!
コマセと付けエサを準備しよう!
フカセ釣りは、「コマセ」と呼ばれる撒きエサをヒシャクで海面に投げながら釣りをします。サビキ釣りではカゴでコマセを撒きますが、狙った場所に狙ったタイミングで投入することで、釣りやすい状況をコントロールしようというのが、フカセ釣りのスタイルです。
必要な道具はバッカン、ヒシャク、コマセミキサーと付けエサを入れるエサ箱。エサ関係はオキアミブロック、配合エサ、付けエサです。付けエサはオキアミブロックから取ってもOKですが、形や耐久性に難アリです。
オキアミブロック3kg、配合エサ1袋に海水を入れて、完成したコマセで半日程度遊べます!
コマセ作りは混ぜるだけ!
オキアミブロックの解凍には時間がかかるので、溶けた状態で準備を始められるように逆算して、調達時間や到着時間の計画を立てる必要があります。ある程度溶けていれば、コマセミキサーでほぐして配合エサ、海水を投入。もう一度よく混ぜて完成なので、初めての方でもすぐに準備ができます!
フカセ釣りの仕掛けを準備!
半遊動仕掛けでスタート!
フカセ釣りの仕掛けはウキが上下に動くようになっていて、上部にストッパーをつけて可動範囲を決めたものを半遊動、ストッパー無しのものを全遊動と呼びます。全遊動は対応力が高く、魚に違和感を与えにくいメリットがありますが、流れや風など、条件の悪化に弱いです。
警戒心の高い魚を釣るための仕掛けなので、使いやすさや分かりやすさよりも、自然に漂うエサを演出できる内容を重視!半遊動は一定以上仕掛けが沈まず、根掛かりしやすいというメリットがあるので、釣り場の水深がある程度わかれば、初心者の方でも扱いやすいです。必要なパーツが増えますが、まずはこちらから試してみましょう。全遊動への切り替えは、ウキ止めをタナ以上に深くすればOKです!
完成仕掛けから始めよう!
キザクラ「ウキ釣り速攻セット」など、必要なパーツがすべて揃っていて、引っ張るだけで正しい順序で道糸にセットできる製品が多数展開されています。
一回遊んでみる、という場合に、たくさん入ったハリやガン玉はちょっとという方には、このタイプの製品がおすすめです。一度仕掛けを作って試してみて、完成したものをお手本に、交換したいものや足りないパーツを追加していくと、スムーズに仕掛けパーツが集まります!
フカセ釣りの釣り方!
コマセを撒きながらいい魚がいる場所を探そう!
コマセ釣りは魚を寄せて、食い気を上げながら釣る関係上、アタリが非常に多いです。アタリが小さくて分からないケースや、アワセても掛からないエサ取りなど、テンポよく釣りが進みます。
コマセを撒いてエサ取りを誘導したり、ウキの流れ方を見て仕掛けをコントロールしたり、仕掛け調整にタナ調整に、いろいろやりながら状況にマッチする状態を探すというのがこの釣りの面白さなので、初心者の方も積極的に投入位置や流し方を工夫してみてください!
コマセ係は友人にお任せ!
当日釣りをしたのはゴロタで、流れが強く釣りが難しいポイントでした。自分は普段はルアーメイン、ということもあって、コマセ係をお願いしつつアドバイスを貰いながらの釣行です。
釣りの方はというと、とにかくウキが激しく流されてしまって、仕掛けのコントロールが難しい。ちょっと油断するとすぐ下方向へ巻き込む流れに入って、根魚系がヒットします。偏光グラスで一生懸命地形把握に努めますが、台風のうねりと風もあって、スリット上のコースをキープするのが難しい。魚がいるならいかにもこのあたりというところが見えるだけに、夢中になってしまいます。
こういうところで大型のメジナをたくさん釣るのが地元スタイル、沖側のサラシが気になりつつ、本命のメジナを目指します!
フカセ釣りの本命メジナが登場!
いいアタリはいい魚!
ウキや道糸の動きに翻弄されつつ何とか仕掛けを流していると、ようやくウキがシュっと動くいいアタリ!本命のメジナが登場しました。30cmジャスト、もう少し大きいところまで出るようですが、よく引くサイズの顔を見られて一安心です。
この後は風向きが正面にかわり、風自体も強くなってきて、残念ながらフカセ釣りは終了。場所移動を試みますが同じエリアではどこへ行っても風が吹いているような天気に代わってしまいました。
短時間ながら久しぶりのフカセ釣りを楽しんでこの日は撤収!山菜を見ながら帰って、夜のヤエンに備えます!
メジナは尾長と口太の2種類!
釣れるメジナには、エラ蓋に黒いラインが入った尾長と、ラインの無い口太の2種類がいます。引きは尾長の方が強く、味の方も美味しいようで、人気魚種と言えばこの尾長グレです。大型化するのもこちらで、80cmを越えるようなサイズも記録されています。口太の人気が無いということではありませんが、ルアーゲームで言うとマルスズキとヒラスズキのような関係性を持っています。
フカセ釣りでメジナが釣れたら、エラ蓋を見てどちらのメジナかチェックしてみてください!
GWはフカセ釣りで楽しもう!
グッドサイズに期待!
メジナやクロダイは警戒心が強く、仕掛けを警戒してなかなか口を使いません。大型化するほどこの傾向は顕著で、攻略にはフカセ釣りなど自然なエサの動きを演出できる仕掛けが必要になります。
サビキ釣りをしていて、影が見えるけど釣れないという時はこの仕掛けの出番!アジやサバも釣れる仕掛けなので、GWのレジャーとして、ぜひ検討してみてください。ハリスが細く大物を狙える釣り、ランディングネットの準備は必須です!
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普段遊んでいるルアーゲーム、早春によく釣れたメバル狙いの実釣記事をご紹介します。地域によってはまだまだ狙えるターゲットなので、ぜひチェックしてみてください。メジナやヒラスズキ、アオリイカなど、磯系の魚が集まるポイントに多い魚です!
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出典先:ライター撮影