砂壁に壁紙を貼ってリフォームしよう!
DIY好きや部屋のリフォームを考えている人は、壁紙を全面に取り入れたいと考えているはず。壁紙を購入したのはいいものの、自宅は砂壁や土壁で上手に貼れないことも少なくありません。
もしも、そんな悩みを抱えているのであれば、これから紹介する砂壁に壁紙を貼る方法を参考にしてください。砂壁の凹凸をどのように下地処理するのかについても触れているため、初心者でも安心です。
リフォームしなくても印象を変えられる
部屋の印象を変えたい際、新しいインテリアを買ったり、壁紙クロスを貼ることを考え始める人が多いですね。特に、壁紙を採用すると、リフォームしなくても部屋の印象をがらりと変えることができます。
和室でも、壁紙を貼る方法を習得するだけで、綺麗でおしゃれな洋室に変身させることが可能です。ただし、初心者が知らない道具を使わなければいけない場合もあるので気を付けてください。
壁紙を変更する際の基本的な手順
初めてDIYや印象を変えることに挑戦する場合、何から取り組んでいいのかわかりません。なので、まずは基礎的な流れを紹介します。初めに把握しておくことで、取り組みやすくなるでしょう。
簡潔に掘り下げているので、難しいことが苦手な人でも安心。これまでにDIYを行ったことがあるという人も、事前に確認しておくことをおすすめします。
砂壁に下処理を行う
触るとざらざらとした質感の砂壁は、壁紙を貼っても剥がれてきてしまいます。そうならないためにも、事前に下処理を行う必要が。賃貸でも真似できるので、諦めていた人も挑戦してみてください。
下処理を行わないままでも、雰囲気を変えれることがあります。これは自宅の壁の状態を確認しなければ判断できない場合もあるので、一度どんな状態になっているのかを確認してみてください。
お気に入りの壁紙を貼る
自分で決めたお気に入りのものを手に持ち、端からヨレができないように貼りましょう。一度ヨレができると修正するのが難しいため、定規や分度器を使いつつ、斜めにならないように注意してください。
ヘラを使えば、手だけを使ったときよりも綺麗に貼れます。なので、壁紙貼りでは必ず必要な道具を揃えてください。これだけで、職人さん顔負けのリフォームが完了します。
砂壁に壁紙を貼る時の下地処理のコツ5選
普通の壁よりも壁紙が貼りづらい砂壁は、事前に処理をしておく必要があります。紹介するのは賃貸でも取り入れられる方法をはじめ、原状回復が不可のものも。
そのため、自分がどのようなスタイルを求めているのかによって、真似するものを選んでみてください。中には砂壁でも簡単に壁紙を貼れるものもあるため、あきらめていた人も挑戦することをおすすめします。
①原状回復したいなら「ベニヤ板」
部屋の雰囲気を変えたい、けれど原状回復以外は考えられないときは、ベニヤ板を上手に取り入れてください。ベニヤ板を自宅の壁に合うサイズにカットし、砂壁の上から置くだけで壁紙でのDIYが可能に。
ベニヤ板を使うなら、賃貸でも真似が可能です。ただし、部屋全体に使う必要があるため、ベニヤ板を購入するのにかなりの予算が必要に。そのため、予算を極力抑えたいという人には真似できない可能性もあります。
②いろんな壁紙を楽しむなら「剥がすのも1つの手」
原状回復できなくても良い場合は、砂壁をすべて取り除いてしまうのも1つの手です。手だけでは剥がすことはできないため、専用の道具を利用します。その道具とは、シールパテというものです。
シールパテは砂壁の端から差し込み、力を入れながら手を滑らせます。この時、力を入れる角度に注意しましょう。砂壁と壁の間の癒着を取り除くように滑らせることで、下地を傷つけずに砂壁を取り除けます。
③大改造するなら「壁ごとリフォーム」
持ち家で砂壁を取り除きたいと考えているのなら、壁ごとすべて壊してリフォームするのも良いです。ただし、壁を壊すのは初心者ではできず、新しい壁を作るのも専門的な知識が必要になります。
そのため、大改造する際は専門家に任せるのがおすすめ。これは砂壁に限らず、土壁にも言えることです。一度してしまえばどんな壁紙クロスでも購入できるため、気分によって部屋の雰囲気を変えたい人に最適でしょう。
④簡単さを選ぶなら「シーラー」
見た目の綺麗さや手順の簡単さを選ぶなら、シーラーを選んでください。シーラーは下地処理として定番な方法で、壁紙を貼るのに邪魔な凹凸を調節してくれます。壁紙と砂壁の密着度も高まるものです。
大量に入っている商品が多く、1つ購入すれば1部屋全体の壁紙を貼れます。シーラーを使う時は専用の道具が大事になるため、事前に用意してください。また、下地処理では24時間乾燥させ、2回塗りがおすすめです。
⑤極力砂壁を傷めたくないなら「タッカー」
100均やホームセンターで購入できるタッカーとは、ホッチキスの大きいバージョンです。専用の針があり、手順一つで板にアイテムを貼り付けられます。
利用できる際、壁紙程度の薄さなら問題ありません。下地処理が一切必要にならないほか、砂壁を傷めないので、砂壁の状態を変えることができない場合に最適です。
初心者でもできる!砂壁に壁紙を貼るDIY
衣食住の中でも後回しにされがちな住居のことですが、壁紙を貼ることで普段の生活をアップグレードできます。家に帰るのが楽しくなったり、日々の生活に癒しを与えることも可能。
そんな壁紙を貼るDIY例について触れていくので、検討中だという人はぜひ参考にしてみてください。生活を変えるタイミングを見つけることができるでしょう。
①グレーでモダンな無機質感
白や黒のインテリアが多い部屋なら、グレーの壁紙を真似しましょう。グレーは無機質さを感じさせるもので、一見冷たいと感じてしまうかもしれません。しかし、スタイリッシュな雰囲気がとても人気です。
インテリアと壁紙をモノクロで統一させることにより、飾っている花や小物の色を強調できます。そのため、住居の作り方にこだわりを持っている人は、一度検討してみてください。
②ホワイトカラーでどんなインテリアも馴染む
初めて砂壁をDIYするなら、絶対に失敗しないホワイトカラーを使いましょう。白色はどんなカラーにもなじむので、いろいろなインテリアを取り入れている人におすすめ。
また、白は膨張して見せるもので、部屋を大きく見せる効果も期待できます。部屋の面積が狭く、実際よりも大きく見せたいのであれば、積極的にホワイトカラーの壁紙を取り入れてみてください。
③おしゃれさを求めるなら一部だけ柄デザインに
ワンランク上のおしゃれさを求めているなら、一部だけ柄デザインのものを採用してみてください。全面に貼るとごちゃごちゃとして見えてしまうデザインでも、1面だけであれば問題なく真似できます。
ほかの部分は白色で統一することで、柄の部分さえ変更すれば部屋の印象をガラリを変えることも可能。自由自在に住居の印象を変えられるため、100均などで低価格のデザインのものも購入してみてはどうでしょうか。
壁紙を貼る際のメリット&注意点
表面の凹凸を処理すれば、誰でも簡単に砂壁をDIYできます。しかし、中にはあえて砂壁に壁紙を貼る理由がわからないという人もいるはずです。ここからは、壁紙を貼ってリフォームするメリットや注意点を紹介。
コツさえ掴めば手順が簡単なので、注意点を守りながら挑戦しましょう。砂壁は凹凸のない場合とは少し異なるため、事前にチェックしておいてください。
メリット①部屋の雰囲気が明るくなる
一般的な砂壁はざらざらとした質感で、影ができてしまいます。また、白よりも暗い色が採用されていることから、部屋の雰囲気が暗く見えることも。そこに壁紙を変更するだけで、一気に明るくすることが可能です。
同じ色の壁紙でもデザインを変えたり、柄を変えることで一気に印象が変わります。そのため、新たに家具を買わずにおしゃれな部屋にしたいという人は、砂壁に壁紙を取り入れてみてください。
メリット②和室を洋室にできる
賃貸の予算を大きく抑えたい場合、どうしても和室がセットになっていることが多いです。しかし、おしゃれな部屋にしたいと考えている人の多くは、洋室が良いと考えていることでしょう。
和室のほとんどは砂壁が採用されていて、床にラグを敷いても和室感を払しょくできないことも少なくないです。紹介した手順を知っていれば、和室を完全な洋室に変身させることも夢ではありません。
注意点①壁紙を貼った後の乾燥が大事
砂壁に壁紙を貼った後、思わず触ってしまう人もいます。しかし、触るとシワの原因になったり、後から剥がれてくることも。そのため、壁紙を貼った後はしっかりと乾燥させるようにしてください。
乾燥の工程はとても大切で、これだけで剥がれづらい壁紙になります。貼って剥がせるタイプのものも同じで、少し時間を置くのがおすすめです。
注意点②砂壁のくずが出てくる
砂壁は古くなると、触るだけでくずが出てきてしまいます。そのため、壁紙を取り入れて砂壁の劣化を修繕する必要があるでしょう。また、砂壁を取り除くときもくずが出てくるため、下にシートを敷いておくのがおすすめ。
処理がしっかりとできていないと、壁紙の裏で出てくる可能性も。そのため、砂壁に壁紙を貼りたいと考えているのなら、初めの段階で妥協しないことが大切です。
砂壁に対して綺麗に壁紙を貼ろう!
一見壁紙を貼りづらいと感じてしまう砂壁ですが、下地処理などコツさえ掴めば綺麗にできます。詳しい手順を解説しているため、必要な道具を揃えた後に取り組んでみてください。
シワができないように貼る方法はもちろん、下地処理から真似しましょう。表面が綺麗になっていないと、うまくできません。砂壁に貼った後はしっかりと乾燥させ、剥がれてこないようにすることも大切です。
壁紙が気になる方はこちらもチェック!
初めて砂壁に壁紙を貼るという人は、どんなデザインを採用しようか迷っているはずです。そんな時は、下記で紹介している記事を参考にしてみてください。
おすすめの壁紙の見つけ方だけでなく、修繕する必要が出てきた時の対処法についても触れています。手入れを行えば自分でも直せるので、長持ちさせたいという人はそちらもチェックしておいてください。
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