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カレープラントの育て方ガイド!挿し木で増やす方法やその後の管理の注意点を伝授!

カレープラントはほんのりカレーの香りがするハーブ。地中海沿岸に自生し乾燥に強くドライフラワーにしても花色があせません。開花時期は7〜9月頃で寄せ植えやドライフラワーと使い道豊富なカレープラント。育て方や挿し木での増やし方、効能や害虫対策などをご紹介いたします。
2021年5月13日
Yukari_S
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目次

カレープラントってどんなハーブ?

カレープラントイメージ
Photo byGoranH

開花時期の黄色い花色が印象的なカレープラント。名前どおりほんのりカレーの香りがします。乾燥させても花色があせずドライフラワーの資材としても人気。不滅・不死を意味する「イモーテル」や永遠を意味する「エバーラスティング」と呼ばれることもあります。では、カレープラントの育て方や増やし方、使い道などをみていきましょう。

カレープラントの特徴

カレープラントイメージ
Photo byWikimediaImages

カレープラントの原産地は地中海沿岸の乾燥地帯。害虫や寒さに強く育てやすいハーブですが湿気には少し弱いです。カレーの香りが印象的ですが苦味が強く料理に直接使われません。葉や花には強い香りから防虫消臭の効能があり、精油は血液や気の巡りをよくする効能も。その強さや効能から、不滅・不死を意味する別名も持っています。

花の特徴

開花時期は7〜9月ごろで、ポップな黄色の花色が魅力的。一本の茎にたくさんの小さい花が次々と開花するので、一株植えておくと、その花色で寄せ植えやガーデンがパッと華やかになるでしょう。また、乾燥しても花色が変わらないのでドライフラワーとして活用するのもおすすめです。

葉の特徴

細長い形の葉っぱが茎からたくさん出ています。近づいてみると細かな綿毛が生えており、その綿毛に光が当たることで葉っぱがキラキラとシルバーに輝きます。花の開花時期以外も葉っぱだけで十分楽しめますので、寄せ植えのグリーンとしてぜひ活用してください。

種類と花言葉

キク科ムギワラギク属のカレープラント。アリーナリウムやムギワラギクも大きく同じ種類となります。また、カレープラントの花言葉は、黄金の輝き・不滅の愛・独創的・刺激の4つ。黄金の輝きはカレープラントの花色から、不滅の愛は生育旺盛で強い性質からつけられたものでしょう。独創的と刺激はカレーのような不思議な香りに由来します。

カレープラントの育て方

カレープラントイメージ
Photo byGoranH

カレープラントの育て方のポイントは、なるべく湿気に当てないこと。とくに日本には原産地である地中海沿岸にはない梅雨があるため、この時期をうまく乗り切りましょう。カレープラントは強いハーブなので、湿気対策だけクリアすれば育て方が簡単ですし、挿し木などでどんどん増やせます。

土づくり


湿気やジメジメに弱いので水はけのいい土を準備します。赤玉4:鹿沼土3に少し腐葉土とバーミキュライトを混ぜるとよいでしょう。あるいは、市販のハーブ用土を使うのも便利。最後に少し苦土石灰を混ぜて弱アルカリ性に調整しましょう。

 

肥料

カレープラントの開花時期は7〜9月頃。少し前の時期である4〜6月と開花後の9〜10月ごろに肥料をあげましょう。1か月に1度位、固形肥料もしくは液体肥料を少量与えます。肥料を与えすぎると肥料やけで逆に弱りますので、肥料の量を少量にとどめてください。地植えの場合はほとんど肥料を与えずとも環境がよければぐんぐん育つでしょう。

ガーデニングイメージ
Photo byFree-Photos

苗の植え付け

春もしくは秋の気候のよい頃、種まきして発芽した苗が育ってきたら苗を植え付けます。園芸店などで苗を購入しても良いでしょう。根っこまわりの土が崩れないように苗をスポンと抜いて、新しい場所に植え付けます。カレープラントは寄せ植えなど鉢植え、ガーデンなど地植えどちらでも大丈夫。苗が根付くまではたっぷりめに水やりしましょう。

水やり

カレープラントは乾燥した環境が得意で、逆にジメジメしたところが苦手です。種まきから発芽するまで・植え付けた苗が根付くまではたっぷりめに水やりしますが、それ以降は控えめに水やりしてください。目安は土の表面がカラカラに乾くくらい。水をやりすぎると根腐れして枯れてしまうこともありますので気をつけましょう。

管理

年間を通じて日当たりと風通しのよい場所で管理しましょう。真夏は直射日光を避けるよう、寄せ植えなど鉢植えの場合は日陰に移動させてください。地植えの場合は背の高い植物の足元に植えるのがおすすめです。真冬は、株元にバークチップや落ち葉などを敷いて霜よけしておけばよいでしょう。

ガーデニングイメージ
Photo bymanfredrichter

害虫対策

カレーのようなスパイシーな香りを放つカレープラントにはほとんど害虫がつきません。これといった害虫対策はとくにしないでOK。むしろ、カレープラントの近くに植えているほかの植物への害虫対策になるくらいです。

切り戻し

カレープラントは多年草でかつ成長スピードが早いので、定期的に切り戻しましょう。とくに梅雨時期や開花時期はさっぱりと切り戻して蒸れを防いでください。カレープラントは防虫効果があるので、切り戻した枝をドライフラワーにして室内に飾るのがおすすめ。挿し木に利用するのも一石二鳥です。

植え替え

多年草で生育の早いカレープラント。寄せ植えなど鉢に植えている場合は、根詰まりしますので2年に1度くらい植え替えましょう。地植えの場合は植えっぱなしでOKです。根鉢を崩さないように注意しつつ、一回り大きな鉢に植え替えましょう


ガーデニングイメージ
Photo by tyoro

増やし方

カレープラントの増やし方は、種まき・挿し木・自然に株が増えるのを待つの3つです。カレープラントは強いハーブで、どの増やし方もそれほど難しくありません。増やしたカレープラントをプレゼントするのもおすすめ。防虫効果があり、黄金の輝き・不滅の愛という素敵な花言葉を持つカレープラントですから喜ばれるのではないでしょうか。

【増やし方1】種まき

1つめの増やし方は種まき。カレープラントの発芽適温は20度くらいで真夏と真冬以外なら種まきできます。土を準備したら種をばらまきし上から軽く土をかぶせ、たっぷり水やりしましょう。発芽して本葉が3〜4枚になるまで日当たりと風通しの良い場所で管理しながら、多めに水やりしてください。

【増やし方2】挿し木

増やし方として最も一般的なのが挿し木。春か秋の気候の良い頃に挿し木を行いましょう。カレープラントの太めの茎を10〜15cmくらい切り取り、半日くらい水につけておきます。土を入れた育苗ポットや鉢にその挿し穂を挿し木しましょう。根が出て根付くまで1〜2か月。日当たりと風通しの良い場所で管理しながら水やりを続けます。

【増やし方3】自然に株が増えるのを待つ

3つめの増やし方は自然に任せること。増やし方というほど大層ではありませんね。カレープラントは多年草ですので、環境のあった場所に地植えしておくと少しずつ株が大きくなっていきます。自然のままに放っておいてもある程度増えていくでしょう。自然に増えるのを待ちたい場合は、とにかくジメジメせず日当たりが良いところに地植えすることが大切です。

カレープラントの使い道

カレープラントイメージ
Photo byGoranH

カレープラントは強くて育て方の簡単なハーブ。防虫・消臭の効能があると言われています。育てて鑑賞するのも良いですし、収穫して効能を活用することもできます。ただ鑑賞するだけでなく使い道のある植物ってなんだかお得な気がして嬉しいですね。

【使い道1】寄せ植え

シルバーリーフが美しいカレープラントは、寄せ植えのグリーンとして人気があります。寄せ植えのポイントは2つ。1つめは、生育スピードが早く他の植物に浸食してしまうことがあるので、こまめに切り戻すことです。2つめは、湿気が好きな植物と一緒に寄せ植えしないこと。なるべく水やりのタイミングが似ている植物と寄せ植えしましょう。

 

【使い道2】地植え

カレープラントの育て方として一番手間いらずなのは地植えです。一度値付いてしまえば、水やりもあまり必要なく自然の雨に任せていて大丈夫。耐寒性のある多年草ですので放ったらかしでもある程度増えていくでしょう。

料理の香りづけイメージ
Photo bykasjanf

【使い道3】葉っぱを収穫して料理の香りづけ

カレーの香りがするカレープラントですが、かなり苦味がありカレールーなど直接的な食用にはなりません。カレープラントの葉っぱを少し収穫して、シチューやピクルスなどのかおりづけに利用しましょう。独特の香りが食欲をそそりますが、あまりたくさん使うと苦味やクセが強くて食べづらくなるので、ほんのちょっとにしておいてください。

 

【使い道4】切り花をドライフラワーに

カレープラントには防虫・消臭の効能があるハーブです。しかも、花は乾燥させてもあまり花色が退色せず、いつまでも可愛らしい黄色を保ってくれます。ドライフラワーにして飾っておくとお部屋の害虫対策になる上、周りがぱっと明るくなりますよ。

カレープラントを楽しもう

カレープラントイメージ
Photo byHans

育て方や増やし方が簡単・多年草で一度根付けば長期間楽しめる・切り花やドライフラワーにもおすすめ・料理の香りづけに活用できる、と使い道が多くガーデナーから人気のカレープラント。防虫効果があり近くにあるほかの植物まで害虫から守ってくれます。黄色いお花もとても可愛らしく、ぜひ1株植えておきたいハーブではないでしょうか。

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