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【連載】春の寒波を乗り切るカサゴゲーム!ダメダメな日は岸壁際に切り替えよう!

連載59回!今回は春のライトゲーム、厳しい状況でアジ狙い不発も、カサゴ狙いでなんとか釣りになったプチ遠征釣行レポートです。夜間の気温低下と爆風で釣りが難しい週でしたが、釣れる魚を釣るというのもライトゲーム!釣りを切り替えるタイミングについても紹介しています。
2021年4月17日
sim0223
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目次

春のライトゲーム実釣寒波編!

上手くいかない日のライトゲームを実釣レポート!

春の海
Photo byMacb3t

連載59回!今回は春のライトゲーム実釣レポート、寒波でダメダメな海で、カサゴゲームに切り替えた釣行の模様をお届けします。今回は風裏を求めてのプチ遠征でしたが、どのエリアも寒波で状況がよくないようで、アジメバルは釣るのが難しい状況。紆余曲折あって、カサゴゲームでなんとか魚の顔を見ることができました。

ベイトが居ても本命がいない、というのはよくあることです。うまくいかない日の組み立て方を知りたい初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。見切りのポイントは、いいタイミングになりやすい満潮前後の釣れ具合です!

風裏を求めてライトゲームプチ遠征

寒波&爆風で釣りに行けない日が続く

海

出典先:ライター撮影

今週は気温が一気に下がって、魚だけでなくアングラーにとっても厳しい週になりました。ライトゲームのメインである夜釣りの時間帯は特に寒く、防寒を着ていても集中できない寒さが続いています。自分の釣行エリアは全域が爆風続きのダブルパンチで、夢中になっている遠投メバルも、シーズン序盤のうわさが聞こえ始めたエギングも、釣りに行けるタイミングはほとんどありませんでした。

来週の予報も爆風続き、記事の予定もあるしどこかで思い切るしかないと思い立って、風裏狙いでプチ遠征を決行です!

風はマシだが事前情報はイマイチ


風はなんとか釣りができる場所が見つけられそう、という予報でしたが、事前情報はイマイチ。アオリイカが少し釣れている程度で、目立った釣果がありません。アオリイカもまだ浅場の藻場につくという段階ではなく、接岸の早い一部のイカが回遊で釣れているというような状況です。

100kmほど離れている場所ですが、海の季節の進行具合はほとんど同じ状況、どこに行っても微妙なタイミングではあります。一か月ほど前に望外のアジラッシュがあった場所をアテにして、ダメならカサゴかセイゴかというような計画で釣行スタートです!

ハタンポラッシュからスタート

メバル探しはハタンポラッシュから

ハタンポ

出典先:ライター撮影

まずはメバルをやってみようということで、条件が合いそうな新規ポイントからスタートしてみました。タイミングは夕マズメが終わって暗くなった後、地元でうまくいっている時間帯での釣行です。

フロートで流れを探して、流れが出ているコースの表層をゆっくり巻くとモゾっと小さなアタリ。メバルを期待しましたが、回収中の抵抗は弱く、あがってきたのはハタンポでした。地元の海にはいない魚ですが、遠征先の海では年中釣れます。ポジションはアジに似ていますが、アジやメバルのヒントになるかというと微妙な立ち位置。ここからハタンポのラッシュが始まります。

どこに入れてもハタンポオンリー

1匹目のハタンポから少し位置をズラして巻いてハタンポ、ジグヘッドの重さを変えてもハタンポ、とにかくハタンポしか釣れません。魚の状態はかなりいいようで何をやっても釣れますが、他の魚も期待できないようなコースまで外さないとハタンポが掛かってしまします。

他の魚らしきアタリは感じることができなかったので、様子見も兼ねて他のポイントへ移動することにしました。イージーに魚が釣れて、なんだか他の魚種も釣れるような気分になりましたが、このタイミングが今回の遠征で一番魚を釣ったタイミングになってしまうとは。書くポイントをチェックしながら時間を過ごして、前回の遠征でアジがよく釣れたポイントへ向かいます。

食わないボイルに大苦戦

明暗のボイルが食ってくれない

明暗
Photo byNel_Botha-NZ

目当てのポイントに入ると、明暗を中心に高い頻度でボイルが起きていて期待感は十分。ボイルの大きさからシーバスと予想して、プラグやワームを投げてみます。ボイルが出た場所、コース、いいタイミングで入ることもあったんですが、このボイルがとにかく反応しない。投げた後ろに出るようなケースもあって、明らかにルアーが見切られています。巻き速度を変えても、縦横系にリアクション系と試しても食いません。

この手の食わないボイルはいろいろやってみてダメなら別の魚を探す、という風に考えているので、後ろ髪をひかれつつアジングに移行することに。アジが釣れていた場所でも時折小さなボイルが見られますが、これはおそらく小さなセイゴと考えて、王道のアジングスタイルで各レンジをチェックします。

ひとしきり打ち終わって反応は全くナシ、満潮潮どまりから少し下げというところまで釣って、アジは回遊無しでシーバスはずっとボイルしています。これは悔しい!いい時間を過ぎて、シーバスボイルにハマり続けるわけにもいかず、ベイトの正体をチェックしてこの釣りは見切ることにしました。

ベイトはアミと稚鮎?

明るい場所で海面を照らすと、ベイトはアミっぽいものと稚鮎、それとワインドみたいな動きをするイワシのような小魚でした。ルアーのアクションで言えば縦横ダートと各アクションを持つベイトが混在している状態で、どれかを偏食しているのか、かなり時間をかけないと正確に答えを把握するのは難しそう。この時期はマイクロベイト、というのは知っていたんですが、釣れるルアーはかなり限定されそうです。

アジは縦横どちらも可能性がある、ということが分かったので、次回また来ることがあれば、横の動きをさぼらずに確認しようという情報を得て坊主逃れのカサゴゲームを遊ぶことにしました。夜の釣りを見切るのは満潮の前後の潮が終わったあたりがおすすめ、朝マズメの釣りは朝マズメの釣り、夜の釣りは夜の釣りと分けて考えるのがおすすめです。

エリアの事情によって別の魚が入ったり、同じ魚が夜朝と釣れるケースもありますが、自分のエリアでは、朝夕の回遊アジと夜常夜灯回りで釣れるアジは全くリンクしていないというケースが多いです。切り替えのきっかけ探しに迷ってしまう場合は参考にしてみてください。

カサゴゲームに切り替え!

朝の釣りはカサゴに決定!

カサゴ

出典先:ライター撮影

朝マズメの釣りはいいものを思いつかなかったので、安定感のあるカサゴゲームにチャレンジ。まずは足元の岸壁をワインドで、明るくなってきたらジグも試しながら数を狙います。アジや小型回遊魚に期待するなら沖側へのキャストですが、カサゴのみを狙うなら、足元から攻めたほうが圧倒的に効率がいいです。

歩きながら落としたり投げたり、5gのジグで結構いいサイズが出たので写真を撮っていると、沖側の水面にモヤモヤっと魚の気配。小さな魚の群れが回遊してきました。正体が全くイメージできないので、ジグを投げて確認です!

最後はカタクチイワシが沢山釣れてフィニッシュ!

カタクチイワシ

出典:ライター撮影


小魚の正体はカタクチイワシで、群れの規模はほどほどですが、ジグにガンガン食ってくる高活性状態。ヒットゾーンは表層から5カウント程度までのレンジで、テンションフォールが好みなようです。イワシの下に魚がついてないかなとボトム付近もチェックしてみますが、残念ながら今日はイワシオンリー。群れがどこかえ消えてしまったというタイミングで、今回のプチ遠征を終了することにしました。

かなり厳しい状況でしたが、次回釣行のヒントになりそうなことがあったり、釣れる魚はなんとか釣れたしでストレスの発散にはなりました。次は食わないボイルを何とかしたいところ、アジも情報を仕入れてリベンジしたいと思います!

釣れない日もライトゲームらしく楽しもう

状況に合わせて臨機応変に!

カサゴ

出典:ライター撮影

本当はアジメバルを釣りたかった遠征でしたが、アテが外れてしまったので仕方なし。状況が悪ければ釣れる魚を釣って楽しむスタイルに切り替えるのも、遠征釣行におすすめのスタイルです。

今回のようにカサゴはサイズを問わなければ何とかしやすいタイプの魚なので、アジングやメバリングに出かけるときも、ちょっと重めのジグヘッドや小型のメタルジグは用意しておくのがおすすめです。状況がよければ本命に集中ですが、難しい時は他の魚を釣ることも考慮に入れて、釣りの時間を楽しんでみてください。

連載が気になる方はこちらもチェック!

連載が気になる方は、下記のリンクをチェック!前回のプチ遠征釣行記事と、いい日のフロートメバルゲーム釣行レポートをご紹介します。いい日もあれば悪い日もあるのが回遊狙い、めげずに通ってチャンスをものにしましょう!