ライトゲームプチ遠征釣行レポート!
今週もライトゲーム!
連載第55回!今週もシーズン本番直前のライトゲームを中心に、久しぶりのプチ遠征と新規の釣り場探しについてご紹介したいと思います。序盤は苦戦続きでしたが、後半いいエリアに入って一気に釣果を伸ばす内容です。ライトゲーム初心者の方はぜひ参考にしてみてください!
アテが外れて大苦戦
ライトゲームの新規ポイント開拓を目指して
他の釣りモノが厳しい季節ということもあって、3月はメバリングをメインに遊んでいます。今年は遠出が難しい、いつもの釣り場が使えない、こんな事情があって、新規ポイントの開拓に奔走中。なんとかメバルを、できればサイズもと追いかけていますが、なかなかうまくいきません。今週は思い切ってエリアを調査する意味で、そして釣り場開拓を兼ねてのプチ遠征です。
いきなり全く知識がない場所で長時間釣行、というのは厳しいのでいくつかアテを作ってきたんですが、どこで釣ってもどうにも内容がよくありません。あの手この手で攻めても釣れるのはカサゴとゲストばかり、エリア内にある港を細かく回りますが、どこも同じ内容でいきなりアテが外れてしまいました。
釣れる魚の内容が寂しい
ベイトの気配や小さなライズはあるものの、本命であるアジやメバルの反応が無く、アタリ自体も非常に少ない前半戦。ひたすら車で移動を繰り返し、タダ巻きがダメならフォール系、ワインドにプラグにと時間を消費します。この時の頭の中のイメージは過去の釣果一色で、この場所ならなにかいい魚が回ってくるだろうと、現在も状況がいい釣り場であることを前提に時間を浪費してしまいました。
今回は24時間以上、長時間釣りができるタイミングではありましたが、これだけ時間があっても、どこかで見切りをつけて移動しないとどんどん泥沼にハマっていきます。エリア開拓をメインにするなら、潮が動くタイミングに合わせて釣りができるように、釣り場移動は計画的に行うのがおすすめです。今回は強風&釣れないを理由に休憩を入れて、大移動を決行しました!
アジのバイトが大ヒント
坊主逃れのシーバスのつもりが
この時期、自分の地域でボイルするシーバスは極端なマイクロベイトパターンであるケースが多く、普通のルアーで釣るのがちょっと難しいです。ライトゲーム向けのワームを入れてダメならあきらめ、こんな付き合い方をしています。
この日は前半戦で思うように釣れず心が折れ気味、ワンチャンスを求めて、明暗でシーバスが狙えるポイントに移動してきました。強い風は残念ながら回避できませんでしたが、単発ながらサイズはよさそうなボイルがあり、ベイトは何か入っていそうです。
足元の護岸が作る明暗の表層直下をタダ巻きしてシーバス狙い、のはずがなんとバイトしてきたのはアジ!サイズは20cmほど、探していたターゲットを不意に見つけることができました。遠投メバリングタックルですが、もちろんアジを狙います!
いいエリアにはいい魚
シーバスのボイル、そして偶然ヒットしたアジがバタバタ釣れることで、「この場所は傾向的にこの魚で今は釣れる・釣れない」という頭から、「いいエリアにはいい魚がいろいろ集まっている」という風にイメージを切り替えることができました。魚も自分にとって都合のいい場所を探して移動を続けているわけですから、当たり前と言えば当たり前なんですが、この日はこれが原因で大分遠回りをした気がします。
もう少し気楽に構えて、なんでもいいから釣れる場所と動いていれば、もっとアジを釣れたかも…後悔先に立たずとはまさにこのこと。もう少しフットワークを軽く、何かヒントを見つけてしっかり活かせるように、この辺りが今年の課題になりそうです!
アジはイージー&絶好調!
アジング王道パターンかつ食いが深い!
合っていないタックルと爆風の中、1gのジグ単はほとんど飛距離が出ませんが、足元の明暗で釣れるなら飛距離はほとんど問題ナシ。この時は10m飛べばヒットゾーンに入るほど、アジが岸際近くまで寄っていました。
釣り方は王道のジグ単パターンで、投げて5カウント、3回ショートトゥイッチ、そして3カウントのフォール&巻かない、この釣り方だけでかなりの数を釣ることができました。巻き取るのはフォール後に余ったラインを回収するのみで、ラインの張りでスライドさせて、できるだけリーリングでジグヘッドは動かさないようにするのが、軽量ジグヘッドでリフト&フォールする時の大きなポイントです。
この日は風や潮の加減がよかったのか、フォール時は張らず緩めずのラインテンションを作ることができました。アジの活性は非常に高く、違和感に対してやや張ったラインテンションを作れば、いいところに掛かって上がってくる食い込みの深さ!タフコンディションの中で、難しいアワセ無しで釣れる状況に遭遇することができました!
時合い中は3方向+3レンジでイメージするのがおすすめ!
アジはよく釣れてる時でも、居場所やレンジがコロコロ変わる魚です。食い込みが深く活性が高い状態は続いているような気配があり、基本的には連続して釣れるが、全くアタリがないキャストがある、というのが今回のケースでした。
こんな時は3方向+3レンジと通すコースを分類して、釣れなくなったらローテーションしていく釣り方がおすすめです。例えば自分の正面と右左、表層、中層、ボトムと区切ってしまって、正面中層がダメなら左右の中層、ダメなら正面ボトム、こんな風に基準を作ってアジがいる場所を探します。
カウントを使う探り方に左右を足しただけなんですが、近距離戦では活躍間違いナシ!簡単なので初心者の方はぜひ取り入れてみてください。レンジだけでなくアジは今この辺にいる、こんな風にイメージするのがおすすめです!
アジに混じってメバルが登場!
釣れるときはあっさり
バタバタと15匹ほどアジを釣った後、ボトムを探っているところに今までとは違う力強いバイトと引き込み!やっと探し回ったメバルを釣ることができました。サイズは25cmほど、満足感十分のサイズです。
ワーム、ルアー、そして釣り場移動とあれこれやって釣れなかったのに、いい場所で釣れば釣れるときはあっさり。アジにとっても、そしてシーバスやメバルにとっても、この場所に溜まっている小さなベイトは非常に魅力があるようです。今回釣った他のポイントにも小魚的なベイトが居たんですが、この時期は小さい方がいいのか、優先度が特別高いようでした。
最終盤の釣果に満足!
アテが外れてどうなるかと不安になったプチ遠征ですが、アジは潮止まりま釣れて最終的には20匹ほど、メバルに大きなカサゴに、いろいろ釣れて満足感を得られる釣行となりました。たまには楽してボコボコ釣れることがあってもいい。ベイトが入って魚もついている、調子がよさそうな釣り場を確認できたのも、今回のプチ遠征の大きな収穫です!
ライトゲーム本番まであとわずか!
水温が安定すればライトゲームシーズン到来!
夜はまだ気温が低く、夜釣りにはしっかりした防寒が必要ですが、日が昇れば暑いと感じるような日も増えてきました。このまま水温が安定すれば、今年のライトゲームシーン本番がスタートします。他魚種なシチュエーションに備えて、ワームやルアーの準備は万全に!しっかり準備して、今年もライトゲームを満喫しましょう!
連載が気になる方はこちらもチェック!
連載が気になる方は、下記のリンクをチェック!今回と同じくライトゲーム、フロートリグを使ったメバリングの釣行レポートと、手軽に遊べるマイクロワインドをご紹介します。おすすめのワームやルアー、釣り方のポイントも合わせて紹介!マイクロワインドは初心者の方でも遊びやすいので、ライトゲーム初心者の方は、ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください!
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出典先:ライター撮影