SNOWTREKKERはコットンテントのブランド
アメリカ中西部の最北の地で生まれたブランド
SNOWTREKKER(スノートレッカー)はアメリカ中西部の最北に位置するウィスコンシン州で生まれたブランドです。寒暖の差が激しい場所でも使用できるテントとして生まれたコットンテントは、日本でも大人気のノルディスクのように強度が高く過ごしやすさがあります。
アメリカのブランドのためHP自体は英語ですが、代理店により日本でも気軽に購入でき、日本のAmazonでも購入可能です。
コットンテントのブランド
スノートレッカーはコットンテントの専門メーカーのようなブランドです。ナイロンやポリエステルなどの軽量な素材のテントはありません。
コットンは乾きにくかったりポリエステルやナイロンなどの化繊と比べ高くなるデメリットはありますが、メリットもたくさんあり日本の高温多湿な夏でも快適に過ごせるなどの利点があります。また、冬キャンプではコットンのほうが過ごしやすくなります。
SNOWTREKKERの魅力
重たくなりすぎない
コットンテントはどうしても重たくなりやすいですが、スノートレッカーのテントにはスレッド数が多く、織りがタイトな軽量生地が使われています。スレッド数とは2.54cm四方の布を作るときに必要な縦と横の糸を合計した本数のことで、スレッドだけでは品質がいいか判断できませんが軽量な糸が使われているとスレッド数が多くても軽くなります。
スノートレッカーのテントはサイズに対して重たくなりすぎないように作られていて比較的運びやすいです。
薪ストーブのインストールが簡単
寒いウィスコンシン州で生まれたブランドのテントということで冬キャンプで役立つ薪ストーブの煙突を通す穴が開いていて薪ストーブが導入しやすいという魅力があります。日本のブランドで薪ストーブ用の穴があるテントは非常に少ないです。
自作したり、改造しなくても薪ストーブが簡単に導入できる点は、スノートレッカーの大きな魅力になります。オプションのカバーを使うと煙突口はクローズできますよ。
火に強い
もともとコットンはポリエステルなどの化繊と比べ熱に強く、日本ではポリコットン、TC素材はテントの近くで焚き火が楽しめるとして人気がありますが、コットンは化繊と比べ熱に強いだけで燃えない素材ではありません。
スノートレッカーのコットン生地は、米国の難燃性基準「CPAI-84」に適合した燃えにくい素材となり引火しても燃え広がることはなく4秒以内には自然と鎮火する生地のため焚き火、薪ストーブが楽しめやすいテントです。
撥水・防カビ
コットンは水を吸い上げて止水しますが、一度びしょ濡れになってしまうとなかなか乾かない素材です。スノートレッカーのコットンの表は、撥水性がきちんと施されていて水が染み込みにくくなっていますよ。また、撥水性はありますが通気性がきちんとありコットンがもつ快適性を保っています。
さらに、天然素材のコットンはカビが生えやすいのですが、スノートレッカーのコットン生地は防カビ加工にもなっていてただのコットンよりカビが生えにくい仕様です。
設営が簡単
スノートレッカーのテントはA型フレームなどを使い大きさに対し設営しやすいものが多いですよ。A型フレームとはモンベルのムーンライトテントが採用しているフレームの形状でレトロなテントにも多く、ポールを何箇所も交差していく形状と比べるとシンプルでわかりやすいという魅力があります。
フロア(床)部分はない構造のためコットを用意したほうがいいでしょう。
オプションが豊富
スノートレッカーのすべてのテントにはオプションがありカスタマイズできるところも大きなポイント。コットンテントはシングルウォールタイプが多いですが、オプションにはフライシートもあり全モデルで使用できます。
虫が少ない冬用テントですが、他のシーズンでも使えるように入口部分をメッシュにするオプションもあり、開放していても中に虫が入らないようにもできます。日本で使うなら虫除けメッシュとセットでの購入がおすすめです。
SNOWTREKKERのおすすめテント3選
1:クルーシリーズ
クルー
コットンの白い生地に三角形のレトロな形状が、おにぎりのように見えてくるスノートレッカーで一番小さいモデルのテントです。2つのサイズバリエーションがあり、213×244×高さ218cmの8×7フィートモデルと244×244cm高さ241cmの8×8フィートモデルがあります。
それぞれ1~2人用となり煙突口を塞ぐシートが標準で付属しさまざまなシーンで使えますよ。入口部分をメッシュにするパーツもオプションであり使いやすくカスタム可能。
スペック
7×8フィートモデルの重量はテント本体が4.4kg、フレームが2.3kg、総重量が6.6kgとなり煙突口は7cmになります。前述したように1ソロキャンプにちょうどいいサイズ感となります。
8×8フィートモデルはテントの重量が4.9kg、フレームが2.4kgとなり総重量7.3kgです。煙突口はサイズが変わっても変わらず7cmのままでソロで使うとゆとりのあるサイズ感です。両モデルともテント本体用の収納袋はオプションになります。
2:ショートウォールシリーズ
ショートウォール
クルーシリーズは三角形でおにぎりのような形状をしていましたが、ショートウォールは壁部分が少しだけ立ち上がったデザインになっていて、隅の方でもきちんと活用できる見た目と同等の広さがあるテントです。サイズバリエーションは3種類あり2~3人向けです。スノートレッカーのテントはすべてUSA産ということで広さは十分にあります。
他のモデルと同じように入口部分を網戸にするオプション、フライシートなどが充実しコットも導入できますよ。
スペック
8×10フィートモデルは244×305×高さ241cmの2人用。重さは総重量で8.7kgとなります。煙突口は7cmとなり小型の薪ストーブにちょうどいいサイズ感です。9×11.5フィートモデルは274×351×高さ259cm、総重量10.5kgとなり煙突口は13cm。
3人用の10X13フィートモデルは305×396cm×259cmです。総重量は11.8kgとなり煙突口は13cmになります。
3:ベースキャンプシリーズ
ベースキャンプシリーズ
スノートレッカーのテントの中で一番人気のあるシリーズです。壁の部分がショートウォールよりも高く立ち上がっていて広く使えますよ。日本で発売するモデルは煙突口を塞ぐシートも標準で付属し高温多湿な環境でも使いやすいです。
天井が高く圧迫感を感じさせない作りで出入りも非常にしやすいですよ。他のテントと同様にさまざまなオプションがあり、使いやすくカスタムできます。
スペック
8×10フィートモデルは2人用で244×305×高さ267cm、総重量9.8cmです、煙突口は7cmの小型テントです。壁が高い分広めに感じる作りです。9×11.5フィートモデルは3人用で274×351cm×高さ277cmになります。総重量は12.2kgとなり煙突口は少し広めの13cmです。
10×13フィートモデルは4人用で広めになっていて305×396×高さ277cm、煙突口は14.1kgとなり13cmです。
SNOWTREKKERのまとめ
スノートレッカーは冬キャンプにおすすめ
スノートレッカーのテントはどんなシーズンでも使えるテントですが、寒い地域で生まれた寒い場所でキャンプをするときに役立つテントになっています。薪ストーブの導入がやりやすく、大きすぎないサイズ感でテント内を保温しやすいと評価されていて、冬キャンプが好きな方におすすめです。
サイズバリエーションも多くソロからファミリーキャンプまで対応しますよ。
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