バーベキューを美味しく味わう基本知識
バーベキューの楽しみ方
子供から大人まで屋外で楽しめる「バーベキュー」は、盛り上がる食材もさまざまなものがあります。牛肉やなすなどの定番野菜はもちろん、近頃はさつまいもやマシュマロなどを、デザート用にアレンジするレシピも数多くあります。
なすなどのバーベキュー定番野菜とアルミホイルを上手に使えば、カマンベールチーズも簡単フォンデュに早変わり。子供も喜ぶ人気メニューで、バーベキューを盛り上げたいですね。
バーベキュー失敗例や切り方の勘違い
バーベキューを手軽に楽しみたいという方の中には、機材はレンタル、食材は現地で当日調達するという方も多いのではないでしょうか。実はバーベキューに使用する食材は事前に下ごしらえするだけで、当日は簡単に手軽に楽しめます。
下準備がないと失敗例も多く、①ゴミがたくさん出る、②野菜がバラバラ、③食材に火が通りにくい、など台無しに。食材の切り方や簡単なひと手間で、美味しいバーベキューを楽しむことができます。
簡単な切り方や下準備でバーベキューがスムーズに
事前に食材を下ごしらえするだけで、当日は時短でバーベキューを堪能できます。まず牛・豚・鶏などの肉類は、子供が食べやすい大きさにカットするなどしてから下味をつけておくと、味が染みて美味しさもアップ。
またなすなど火の通りやすい野菜はカットするだけで十分ですが、火の通りにくい野菜は切り方に注意し、ある程度加熱するのがおすすめです。子供に人気のなすは、カットした後に酢水に浸すと変色防止できます。
バーベキュー下準備と切り方の注意点
バーベキュー準備の注意点①:食材の切り方
バーベキューは、なすのように火の通りやすい食材と通りにくい食材とで切り方が異なります。一般的になすなどの野菜は通常よりもやや厚めにカットすることで焦げを防止でき、事前にオリーブオイルを塗っておくと水分の蒸発を防ぎみずみずしさを堪能できます。
またジューシーなお肉を堪能するなら、下味をつけた塊肉を焼いてからカットする方が旨味や香りが閉じ込められているのでおすすめ。切り方次第で美味しさも変わるほどです。
バーベキュー準備の注意点②:食材の下ごしらえ
牛肉などの肉類
子供も喜ぶ人気の牛肉は、すりおろしたニンニクと塩・ゴマ油で下味をつけておくといいでしょう。密閉可能な袋に、お肉と上記調味料を入れて味をなじませておけば本格的で美味しいお肉を堪能できます。
また鶏肉は火が通りにくいため、持って行き方としては塩・お酒を少々ふりかけレンジで加熱してからの方がおすすめ。豚肉は牛肉同様に下味をつけ、鶏肉同様にレンジで加熱してからの方が持って行き方としてもおすすめです。
アクの強いなすなどの野菜
バーベキューで使用する野菜の中で、特にアクの強いものとして知られるのが「なす」や「じゃがいも」です。アクの強い野菜の特徴は、カットした直後からだんだんと変色が始まり、見た目の美味しさも半減してしまうことに。
「なす」の下ごしらえは、カットした後すぐに酢水か塩水に10分程度浸します。じゃがいもは、カットしたらレンジで2分程度加熱するか、お湯でゆでる場合には塩を少量加えるだけでより新鮮さがでてきます。
バーベキュー準備の注意点③:保存方法
バーベキュー当日まで余裕があれば、お肉は下ごしらえ・味付けしたものを密閉できる保存袋に入れて冷凍するのが一番です。また解凍する際は、前日に冷凍庫から冷蔵庫へ移すなど工夫して常温での解凍は避けた方が無難でしょう。
野菜は火の通りやすさでの切り方や水分が出やすいので注意し、キッチンペーパーなどで軽くふきとってから保存袋に入れるのがおすすめ。なすは変色しやすいので酢水に浸してから水分を取るといいでしょう。
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バーベキュー野菜の切り方と保存方法①:なす
子供も大好きな「なす」は、切り方次第で大活躍するバーベキュー野菜です。「なす」はアクが強い野菜としても知られ、カットして持ち運ぶのであれば酢水または塩水に1時間ほど浸すことで変色を防止することができます。
なすの切り方は①ヘタを取って輪切り・もしくは縦方向にスライス、②酢水に1時間ほど浸した後は水気を軽く切る、③水分を含ませたキッチンペーパーになすをくるみ冷蔵庫で保存、というのが一般的です。
バーベキュー「なす」の持って行き方と調理方法
なすは変色しやすい食材のため、注意が必要です。バーベキュー場までのなすの持って行き方としては、キッチンペーパーにくるんだまま保存袋に入れるのがおすすめ。なすは他の野菜と一緒に保存袋に入れるのではなく、なすだけの別保存がいいでしょう。
なすの種類
なすは種類が多い野菜の一つで、日本国内だけでも200種以上あると言われています。一般的なものは「長卵形なす」と呼ばれる品種で、長さは15センチほど、全国各地で栽培されています。
季節のなすとして知られる20センチ前後にもなる「長なす」は、東北や西日本の特産品。また京野菜の一つ「加茂なす」は、歯ごたえの良さが有名で6月から10月までしか味わうことのできない貴重な逸品です。
バーベキュー野菜の切り方と保存方法②:ピーマン
ピーマンは、なす同様に丸ごと焼いても美味しいバーベキュー食材です。ピーマンの切り方は、ヘタを取り中の種を取り除き半分にカットするやり方が一般的。しかしピーマンの種の部分は食べることができ、カリウムなどむくみ防止効果の高い栄養素がたっぷりと含まれています。
おすすめの切り方はヘタを取り、縦に半分にするだけで十分です。あとはなす同様に水分を含ませたキッチンペーパーで包み、冷蔵庫で保管します。
バーベキュー「ピーマン」の持って行き方と調理方法
バーベキュー場までピーマンの持って行き方は、なす同様にキッチンペーパーに包んだまま保存袋に入れましょう。あえて小さな切り方ではなく半分にカットすることで、バーベキュー場でも、手でちぎったりできお好みの大きさにカットする切り方もおすすめです。
また肉厚でジューシーなパプリカも、切り方や持って行き方はピーマン同様。種の周りは栄養満点なので、気にならない方はバーベキューで試してみてはどうでしょう?
バーベキュー野菜の切り方と保存方法③:玉ねぎ
バーベキューの玉ねぎは、なす同様に甘くて美味しい食材です。切り方に注意しなければならない玉ねぎは、輪切りにするだけではバラバラになってしまうのが難点。
玉ねぎの切り方はヘタを取り半分にした後、切り口を下にして上から楊枝を差し込みます。両脇まで1センチ間隔で楊枝を差し込み、楊枝の間をカットするだけでばらけない玉ねぎに。保存方法はなす同様、水分を含ませたキッチンペーパーに包み冷蔵庫で保管します。
バーベキュー「玉ねぎ」の持って行き方と調理方法
玉ねぎの持って行き方としては、冷蔵庫から取り出したらいったんラップにくるんでから保存袋に入れた方がバラバラにならずに済みます。楊枝は差したままの方が小さな子供も食べやすく、取りやすくなるのでおすすめです。
ただし焼く際には、楊枝が焦げないよう注意が必要ですね。
万能バーベキューソース
玉ねぎ:70g、赤ワイン:大さじ2、みりん:大さじ2、醤油:大さじ1と1/2、ケチャップ:大さじ2、ウスターソース:大さじ2、砂糖:大さじ1、ニンニクチューブ:5〜6㎝、塩:ひとつまみ
玉ねぎを使用した「万能バーベキューソース」は子供も大好きなソースで、下ごしらえしておくだけでハンバーグや野菜など、どんな食材にも合います。作り方はとても簡単で、玉ねぎをすりおろしニンニクと合わせバターで5分程度弱火で炒めます。
そこへケチャップ・水・とんかつソース・ウスターソース・砂糖などを加え沸騰したら弱火にし、20分程度煮込めば完成。お肉・魚・野菜など全ての食材に合う、文字通りの万能ソースです。
詳しい作り方はNadiaで
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バーベキュー野菜の切り方と保存方法①:にんじん
にんじんは火の通りやすい「なす」とは違い、カットした後に下ごしらえをしておくと便利です。にんじんの基本的な切り方は、ヘタを取ってから皮をむき、軽く水洗いをしておくといいでしょう。
1センチくらいの厚さで斜め切りもしくは輪切りをし、電子レンジ(500wで2分程度)で加熱します。なすなどと異なる切り方をした野菜は、ペーパーに包む必要はありません。冷めたら保存袋にいれ、冷蔵庫で保管するのがおすすめですよ。
バーベキュー「にんじん」の持って行き方と調理方法
下ごしらえしたにんじんをバーベキュー場まで持って行く方法は、なるべくクーラーボックスなどに入れて運ぶのがおすすめです。にんじんに限らずバーベキュー場まで遠い場合には、冷やして持っていくことに注意しましょう。
調理方法としてはそのまま直に炭火焼きで楽しむのもいいですが、アルミホイルを利用して他の食材と一緒に蒸し焼きにしたり、子供に大人気のカレーをなすと一緒にアルミホイルで再現するのもおすすめです。
バーベキュー野菜の切り方と保存方法②:かぼちゃ
かぼちゃは切り方次第でバーベキューでも大活躍する野菜の一つで、レシピは数多くあります。かぼちゃは生のままだと火の通りにくい食材で、なすとは違い皮が厚いため切り方にも注意が必要です。
かぼちゃの簡単な切り方は、おしり側を上にして縦方向に半分にカット。種を取り除き、さらに縦半分にカットしたら5~7ミリの幅で横に切ります。レンジで2分程度加熱した後は、冷めてから保存袋に入れ冷蔵庫に保管すれば大丈夫です。
バーベキュー「かぼちゃ」の持って行き方と調理方法
かぼちゃの持って行き方は、他の野菜同様にジップロックなどの保存袋に入れるのがおすすめです。調理方法としてそのまま炭火で焼き上げるのもいいですが、デザート感覚で楽しみたい方には、切り方に注意しカットしたかぼちゃをアルミホイルで包み焼きはいかがでしょう。
バターやはちみつを入れて焼き上げると、ホクホクとした甘いかぼちゃのデザートを堪能できます。なすのような野菜とは違った楽しみ方もいいですね。
バーベキュー野菜の切り方と保存方法③:じゃがいも
じゃがいもは、なす同様に変色しやすい食材の一つです。切り方としては、よく水洗いをした後、皮をむかずに斜め輪切りにします。水に浸して変色防止する方もいるようですが、栄養分が逃げてしまうためあまりおすすめできません。
そこで輪切りにしたじゃがいもは、すぐにレンジで2分程度加熱。熱を加えることで変色を防止でき、調理の時短も期待できます。冷めたらアルミホイルで包み、保存袋に入れて冷蔵庫で保管すればOKです。
バーベキュー「じゃがいも」の持って行き方と調理方法
じゃがいもは、なす同様に保存袋に入れたまま持ち運ぶのがおすすめです。また調理方法としては、小さなじゃがいもであれば切り方にこだわらず、丸ごとアルミホイルで包んで丸ごと焼いて味わうのもバーベキューの醍醐味。
じゃがいものホイル焼きの注意点としては、水分を含ませた新聞紙で包んだものをホイルで二重に包むとホクホクとした美味しさが楽しめます。お好みでバターを添えれば、小さな子供も喜ぶバーベキューレシピです。
バーベキュー野菜の切り方と保存方法④:さつまいも
さつまいもの切り方や保存方法はじゃがいも同様ですが、バーベキューでさつまいもを楽しむなら「焼きいも」がおすすめです。さつまいもの下ごしらえは、まずよく洗い水分を含ませた新聞紙・もしくはペーパーで包み、その後アルミホイルで包んでおくだけでOK。
切り方など面倒な作業もなく、さらに時短で楽しむなら丸ごとラップに包みレンジで4分ほど加熱します。冷めてからホイルで包み、冷蔵庫での保存方法がいいでしょう。
バーベキュー「さつまいも」の持って行き方と調理方法
さつまいもの持って行き方は、じゃがいも同様です。人気レシピは子供も喜ぶ焼きいもの他、お酒のお供にしたいのが「さつまいものガーリック炒め」。調理方法も簡単で、用意する食材はさつまいも、にんにく、オリーブオイルと醤油のみとなっています。
さつまいもの切り方は斜め輪切り、レンジで加熱しておいたものを使用します。オイルをひき、にんにくを炒め香りが出たらさつまいもを投入。お醤油をひと回しすれば完成です。
切り方簡単バーベキュー人気レシピ【3選】
切り方簡単バーベキュー人気レシピ①:なすの丸焼き
トロトロのなすを味わうなら、「なすの丸焼き」がおすすめです。切り方や面倒なことは一切不要で、丸ごとのなすを2~3分程度直火にかけるだけで美味しさを堪能できます。ただし、ヘタなどの太い部分は火が通りにくいので注意が必要なレシピ。
「ジュッ」という音がしたら裏返し、表裏焼けたら氷水に浸します。氷水に浸すことで果肉がしまり、皮が向きやすくなり変色防止もできます。10分以上焼いたなすは浸す必要がありません。
切り方簡単バーベキュー人気レシピ②:アクアパッツァ
サーモン切り身:300g(人数分の切り身でもOK)、玉ねぎ:1/3玉、プチトマト:
適量、ブロッコリー:1/4株、白ワイン:大さじ3、水:大さじ3、塩:大さじ1、レモンスライス:2~3枚、ブラックオリーブ:適量、胡椒:適量
簡単に美味しくできる「アクアパッツア」は、バーベキューレシピとしてもおすすめです。用意するものはアルミホイルと、好きな具材のみ。ホイル上にお好みの大きさにカットした具材を乗せ、白ワイン、塩、コショウ、オリーブオイルで味を調えれば完成。
材料のこだわりもなく、簡単おしゃれにバーベキューを楽しむことができます。海鮮は下処理の不要な干物や、彩にミニトマトなどを使用すると手軽に美味しさを堪能できますよ。
詳しい作り方はクックパッドで
切り方簡単バーベキュー人気レシピ③:なすのケバブ
牛 or ラム(ひき肉):350g、玉ねぎ(すりおろす):1/2個(80g)、にんにく(すりおろす):2かけ、クミン:大さじ1弱、オールスパイス(無くてもOK):小さじ1/4~1/2、塩:小さじ1、こしょう:適量、卵:1個、パン粉:30g、ナス(細長いものが使いやすい):4~5本、油:適量
「なすのケバブ」は、バーベキューでも人気のレシピです。「ケバブ」はトルコ料理で、なすとひき肉を串刺しした「パトゥルジャン・ケバブ」は見た目も豪華な逸品。
ひき肉はハンバーグを作る要領でこねて、粘りが出てきたらイタリアンパセリを混ぜ合わせます。下ごしらえしたものを1時間ほど冷蔵庫で寝かしておけば、味がしみ込んで美味しさもアップ。切り方も簡単ななすは輪切りし、ひき肉と交互に串刺し焼き上げれば完成です。
詳しい作り方はクックパッドで
バーベキュー食材の切り方はこれでOK!
バーベキューの楽しみ方は人それぞれで、なすなどの定番野菜はレシピも多く、アレンジしたオリジナルのものを堪能できとても便利です。切り方など簡単な下ごしらえだけで、いつものバーベキューがとびきりの美味しさに早変わりしますね。
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