ドラムコンロ701
鋼製ドラム缶 200L
富士見産業 ドラム缶グリル
新潟精機 ALM-300
ドラム缶バーベキューコンロとは?
おしゃれなキャンプ用品
ドラム缶を主材料としているアウトドア用品が、ドラム缶のバーベキューコンロ。見た目も使い心地も、とってもおしゃれで、ワイルドな感じになるBBQアイテムです。そのため、若者のアウトドアシーンでは、かなり受け始めています。
ドラム缶のコンロと言っても、そのデザインは様々。手頃なお値段で販売している商品はもちろん、手作りのものを見ればデザインは千差万別です。手作りのドラム缶コンロがあれば、自分だけのコンロを手に入れることができますよ。
初心者の手作り可能なバーベキューコンロ
いまアウトドアで人気のドラム缶のバーベキューコンロは、DIY初心者の手作りも不可能ではありません。まずDIYに必要な工具を揃えることや、主要な材料を揃えることは大切で、作業工程は比較的に単純な作業の繰り返しです。
お値段の総額は、それほど高価にしなくても自作できます。それは全てのコンロ用品は、低価格なリサイクル用品や中古品を使うこともできるためです。DIYの初心者でも作り方を覚えて準備万全にすれば、バーベキューコンロ作りは円滑に進みます。
簡単ドラム缶バーベキューコンロの作り方!
①DIYの工具を揃えよう
電動工具が手元にあれば、ドラム缶のバーベキューコンロ制作のDIYはスムーズになります。ディスクグラインダーは、ドラム缶切断におすすめな電動工具です。しかし値段や騒音を考慮すると、切れ味の良い鉄ノコで地道に切断する方法もあります。
工具では穴を開けるための電動ドリルも必要です。大きめな穴をあけるならホールソーセットを用意します。または手動のドリルを選んでも良いです。こうした工具は近くのホームセンターなどで、低価格なレンタルをセットで揃えるのも妙案と言えます。
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②ドラム缶を用意しよう
手作りで基本になるバーベキューコンロの材料と言えば、ドラム缶が第一です。ドラム缶はスチール、ステンレス、アルミニウムなどの種類があります。したがってドラム缶によっては、サビやすさと強度が違うのは念頭に置きたいことです。
さらにドラム缶は200L、100L、60Lなど、サイズが異なるものが販売されています。サイズは200Lなら高さ89.5×内径56.7cm、100Lなら71×45、60Lなら58×39.5cmが一般的。 お好みのサイズのコンロを、頭に思い浮かべてみてください。
新品と中古のドラム缶の違い
鋼製ドラム缶 200L
販売しているの新品と中古のドラム缶では、バーベキューコンロを自作する場合、色んな違いも発生します。まず新品ドラム缶の販売品を探したら、小型でも5,000円以上のお値段はするもの。一方中古は激安で求められる上、激安どころかタダのものもありです。
質感については、新品の販売品なら傷もサビもないので、きれいな状態を求める人におすすめです。中古の場合は傷やサビなどの劣化は当然ですが、それがまた良いという人もいます。あちこちの店舗を見回って、お好みのドラム缶を探し出すと良いでしょう。
③ドラム缶を半切りしよう
DIYの基本として必要となる作業が、ドラム缶を真っ二つにすることです。この電動工具での分割作業は、自分にできるかどうかを考えてみてください。チャレンジしてみても良いし、無理そうなら近所の鉄工所に数千円で依頼することもできます。
バーベキューコンロにするドラム缶の鉄板は、新品ならかなり頑丈です。だから工具にディスクグラインダーを使う場合は、値段もまあまあな切れ味鋭いディスクを選ぶ必要があります。また顔を保護するフェイスシールド、頑丈な手袋の用意も必須です。
切断する作業のコツ
ドラム缶半分に切りました pic.twitter.com/zjapTcisRM
— 野良猫リターンライダー (@newzzgun) November 7, 2020
まずドラム缶を真っ二つに切断するなら、マジックなどで鉄板に線を引くところからです。真っ直ぐに切断しないと、バーベキューで歪んだものを使うことになってしまいます。だから表面の線は、定規などで正確に引くのが必要です。
あとはディスクグラインダーで、上から順番に鉄板の切断をすすめて行くのみ。この時ドラム缶を縦にしたり横にしたり、切断しやすい状態に変化させていくのが良いです。最後のほうはドラム缶が動きやすいので、完全に固定して進めてみてください。
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④穴を開けよう
無事に切断完了したら、次に電動ドリルなどにより、ドラム缶表面に穴を開けます。この穴は炭や薪の燃焼時に酸素を送り込むために必須で、雨水が溜まっても自然に抜ける役割を兼ねるのも良いです。穴の開ける場所は、鉄板側面ならどこでも構いません。
ただ燃焼効率や見た目を考慮すると、正確な位置に左右対称に開けたほうがおしゃれに見える効果が高まります。穴は小さすぎると、バーベキュー時の燃焼効果が上がりません。だからこのDIY作業の場合も、正確に印を付けるのがおすすめです。
⑤脚を自作しよう
この自作作業で大切なのが、ドラム缶の脚づくり。作り方は初心者向きはもちろん、上級者向きの作り方も存在しています。基本的にはバーベキューのコンロを上に持ち上げる構造なので、安定する構造を目指すDIYが大切です。
コンロに使える脚用品は、ネット販売でセットでお値段が激安な人気商品があります。初心者向きでは、工具はスパナや水平器、電動ドリルなど基本のものがあればok。付けたらアウトドアの使い心地を高めることに役立ちます。
単管パイプやテキーラレッグを脚にする(初心者向き)
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もっとも簡単にできるドラム缶コンロの脚は、単管パイプで自作するタイプです。単管パイプは足場用品としてお馴染みの太いタイプや、物干し竿のように細いタイプもあります。価格は比較的に安く、バーベキューコンロの脚のDIYも楽ちんです。
単管パイプの脚は、X型にした2本をクランプで固定します。コンロ上部では固定クランプで、ネジ止めするだけなので比較的簡単。注目なのがキッチンにも使われる、低価格販売で人気なテキーラレッグを使う方法です。コンロに合わせてネジ止めする作り方になります。
溶接して脚を作る(上級者向き)
頑丈にドラム缶バーベキューコンロの脚を自作する場合は、溶接が一番です。これは溶接の工具が必要で、経験がある人でなければ難しく感じてしまう作り方。しかし細い鉄筋やパイプで自在なデザインができるのも魅力的に感じます。
溶接ではフェイスガードや手袋が必要です。両側の脚を作って接続し、バーベキューコンロが上にぴったり乗る形にするのがコツ。高さが合うように、水平器を使いながらの作業をします。コンロ自体も溶接することで、強度の高いコンロの完成です。
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⑥フレームと金網で底上げしよう
そしてドラム缶コンロの内部には、ステンレスの網をセットして底上げするのも忘れてはいけません。もし内部の網を忘れてしまうと、バーベキューの薪や炭をドラム缶表面で焼ことになり、劣化して穴が空いてしまいます。この網の構造は、劣化を防止する効果があります。
下部に取り付ける底上げ用フレームは、細い鉄筋を折り曲げて箱型を作り、台座とする方法がもっとも初心者向きです。お値段も激安で自作できます。上級者なら、鉄筋や細い鉄パイプをセットして溶接するのも可能。フレームに網を乗せたら完成します。
上部には焼き網を乗せるフレームも作る
次にバーベキューコンロの最上部に、焼き網や鉄板を乗せるフレーム構造を付けます。これも下部の網フレーム同様、DIY用品や工具を使ってすすめる作業です。値段はどれも数百円台で、激安価格で入手できます。
初心者ならDIY店で販売する、細い鉄筋を使った作り方がおすすめ。ドラム缶コンロの上に鉄筋を乗せ、両脇を折り曲げただけの簡易な構造。これを3本作って均等に配置すれば、バーベキューの焼き網用の簡易フレームになります。穴を開け、固定することも可能です。
ドラム缶バーベキューコンロのアイデア
①フタ付きのバーベキューコンロ
フタ付きのコンロに自作するというアイデアは、本格的な屋外キッチンアイテムを求める人におすすめです。そもそもドラム缶を切断すれば、もう半分は余るのは当然のこと。その半分をムダにせずに使い、おしゃれなので女性からも人気を得られます。
がっちりとフタを閉めることの役割には、メリットが様々です。食材を蒸し焼きにできたり、燻製を作れたり、設備を大切に保護できたりす。だからこだわりのフタつきバーベキュー用品は、本格的なアウトドアには欠かせません。
フタ付きの簡単な作り方
少し作り方の難易度が上がるのが、このフタ付きコンロの手作りです。切断した上下のドラム缶は、開閉するために蝶番を取り付けることが基本。これは穴を開けて。ボルト留めをするのが簡易で、頑丈にするなら蝶番は溶接します。
上下に開くためには、鉄の取っ手やレバーを取り付けるのも重要な作業です。フタが合わさる部位は怪我をしやすいので、予めガードを取り付けて、使用時の安全性を高めます。バーベキュー時に熱された空気が抜ける穴も、忘れずに開けておかないといけません。
②テーブル付きのバーベキューコンロ
アウトドアでの使い勝手を考えたら、ドラム缶のバーベキューコンロはテーブル付きにするのも良いアイデアです。テーブルはフレームに接続するのが基本。前後に軽量かつ小型な木の板を取り付けることで、負担を少なくできます。
テーブル付きだからキッチンにもなり、バーベキューの用意も食事もが便利に進めやすくなる効果が抜群です。しかもテーブルにより炭火から距離を保てるし、柵の役割にもなって安全性がぐっと高められるというメリットも出てきます。
③タイヤ付きのバーベキューコンロ
機動性が高くてバーベキューでも人気確実なのは、ドラム缶のコンロにタイヤを付けるというアイデア。タイヤはアウトドア用品の単品で購入もできますが、販売されている値段の安いキャンプ用カートを使って、改造してしまうことも可能です。
フレームにはしっかりハンドルも取り付け、両サイドにはテーブルをセットするアイデアも同時に採用して構いません。タイヤが付いたバーベキューコンロの良さは、どこにでも引っ張って行きやすく、設置が簡単になることにあります。
半切りドラム缶のバーベキューコンロ
半切りドラム缶とは
半切り ドラム缶
小型の種類を求めるなら、半切りのドラム缶を使ったバーベキューコンロを自作するのも良いです。半切りのドラム缶は、ネット通販でも販売しています。しかし物によっては丸々1個のドラム缶よりも値段が高いものもあるので、吟味が必要です。
半切りのドラム缶はサイズが小さい分だけ、場所を取らず加工が簡単という良さがあります。大きなドラム缶と同じように切断するDIYでも良いし、簡単な加工をしてバーベキューコンロとして使っていくこともおすすめです。
半切りドラム缶のコンロの作り方
小型のバーベキューコンロを作るならば、半切りされたドラム缶を選んでみても良いです。お値段的に丸ごと1個と変わらないのは首をかしげるところですが、小さいコンロを作る手間や時間や材料を少なくできるメリットがあります。
この場合商品によっては上部の壁面がないので、切断した後の材料や金網などで塞ぐ必要がでてきます。
もっとも簡単な半切りのDIYでは、切断せずに桶のようにするスタイルを採用します。本体には取っ手が付いているので、バーベキューでの持ち運びが容易なスタイルです。ドラム缶の脚の自作は、サイズの合う三脚や四脚を入手し、ネジ止めだけで構いません。
本体には必ず、空気を通す穴を空けることになります。印をつけた場所に、電動ドリルで正確に空ける作業の繰り返しです。ドラム缶の底にはフレームと網を設置することも忘れてはいけないDIY作業。上部に焼き網や鉄板を乗せたら完成します。
市販のドラム缶バーベキューコンロのおすすめ3選!
①ドラムコンロ701
ドラムコンロ701
販売中のもので入手しやすくバーベキューで人気なのは、土井金属化成が提供するドラムコンロ701。幅80x奥行50x高さ72.5cmの、丁度よいサイズです。主材料にはスチールが使われて、アウトドアで使えば見た目のかっこよさが光ります。
人気のドラム缶コンロの脚はスマートな感じで、全体が9kgしかない軽量設計です。バーベキュー用品として使いやすい、大きな網が付いているのも魅力的。お値段を見ればアマゾンでは12,000円台と激安なほうなので、初心者向きな感じがします。
②富士見産業 ドラム缶グリル
富士見産業 ドラム缶グリル
しっかりとした作りのドラム缶バーベキューコンロをお探しの方には、こちらのアイテムがおすすめ。価格は2万円程度で購入できるアイテムなので、長期的に愛用したいという方にピッタリ。
また、こちらのドラム缶バーベキューコンロは、下部分にネット状の棚を搭載しています。そのため、調理に必要なアイテムを置いておくことが可能。気になるという方は、ぜひこの機会に購入してみてください。
③尾上製作所 ドラム缶コンロ 1200 DR-1
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尾上製作所から登場しているドラム缶コンロ1200は、現在販売されるでは価格が2万円を超える高級タイプです。黒いスチール製で、幅120×奥行55×高さ80cmという大型だから、大人数のバーベキューに向いています。
最も特徴的なのが、下部に付いている小さな車輪の存在。これによって、アウトドアでの移動がラクラクです。本体にはまるで客船のように数多くの穴が付いていたりして、全体的なかっこよさを感じられるので人気を得ています。
ドラム缶のバーベキューコンロで楽しもう
おしゃれなバーベキューを実現できる
といった風に人気のドラム缶式のコンロは、手作りも決して無理ではないことが分かってきました。作り方ではDIY用品と工具をしっかりと準備しておけば、安い値段で理想的なバーベキューコンロの完成まで短期間です。
そして販売されている人気のドラム缶コンロも、アウトドアのお食事に採用してみたい気持ちが湧いてくるものがありました。自作でも販売品でも今度のバーベキューに取り入れて、楽しいお食事タイムにしてみたいですね。
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