はじめに
バーベキューコンロは王様級のアウトドア用品！家族やなかまと楽しさを共有できますので人気は根強いですね。ここではコンパクトに持ち運びできる折りたたみ型バーベキューコンロをタイプ別に紹介します。
屋外調理に適したものに限定し、前半ではバーベキューコンロの選び方も解説します。なおこの記事は2021年4月22日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。
燃料・サイズ・素材で選ぶ
バーベキューコンロの燃料
バーベキューコンロの燃料は木炭がダントツで人気があります。炭火は遠赤外線効果で食材をおいしく加熱できるからです。次に人気なのは焚き火の熾火。焚き火は炎が上がっている状態だとススやヤニで食材の味を楽しめなくなるのですが、熾火になれば炭火同様の効果を得られます。
コンパクトなキャンプにはガスコンロでのバーベキューもありです。アウトドア用品のガスコンロもありますが、家庭の食卓で使うことを想定されたものですので、ここでは紹介を省きます。
バーベキューコンロのサイズ
バーベキューコンロのサイズは人数に合わせた選び方が正攻法です。しかし、ここ近年は人数より少しコンパクトなバーベキューコンロに人気があります。バーベキューは焼き立てがおいしいので、必要な分量の食材を少しずつ加熱するのがセオリーだからです。
また、バーベキューは食材が余りやすいので、メインの料理にしないキャンパーが増えました。これもコンパクトな折りたたみ型バーベキューコンロが注目されている原因です。
バーベキューコンロの素材
バーベキューコンロの素材にはスチール製とステンレス製がありますが、折りたたみ型バーベキューコンロのほとんどはステンレス製です。
ステンレス製のバーベキューコンロはメンテナンス性の高さがメリットです。こびりつきをスチールたわしでこすっても被膜を修復してくれます。また、ステンレス製のバーベキューコンロは焼け色が味わい深いですね。キャンプの思い出を詰め込めますし、キャンプ歴の証人にもなってくれます。
バーベキューコンロで人気のタイプは？
折りたたみ型バーベキューコンロで人気のタイプは①卓上タイプ②焚き火台タイプ③フタつきタイプ、この3つです。卓上タイプのバーベキューコンロはコンパクトなサイズに人気があります。焚き火台タイプのバーベキューコンロは折りたたみが前提で、汎用性の高さが魅力です。フタつきタイプのバーベキューコンロはキャンプ料理の幅を広げられます。
では本題！折りたたみ型バーベキューコンロを紹介します。
折りたたみバーベキューコンロ：卓上型3選
卓上タイプが人気の理由は？
卓上タイプの折りたたみ型バーベキューコンロは、火床が低いので安定感があり、コンパクトに持ち運びできるのがおすすめポイント。メインテーブルのセンターに置くのもありですが、天板が網状のスチール製テーブルに載せて、キッチンスペースに設置するのが現在主流の使い方です。
折りたたみ型卓上型①
キャプテンスタッグのV型卓上グリルB6型は、持ち運びが便利なトランク型のバーベキューコンロ。スタイリッシュなデザインがかっこいいですね。スタイルに合わせて4色から選べます。
焼き網のサイズは16.3×10.8cmですので、七輪代わりにおすすめです。煮炊き用の五徳も付属し、オプションには鋳物プレートも用意されています。
| V型卓上グリルB6型/キャプテンスタッグ | |
| 使用サイズ | 幅19×奥行16×高さ15.5cm |
| 収納サイズ | 幅19×奥行16.5×高さ6cm |
| 重量 | 0.75kg |
| 素材 | 本体：スチール、目皿：ステンレス、足：アルミ |
折りたたみ型卓上型②
Naturehikeの折りたたみバーベキューコンロはソロキャンプではメインに、ファミリーではサブに使えるサイズがおすすめポイント！側板が枠にヒンジで接続された折りたたみ型ですので、簡単に組み立てができます。
焼き網のサイズは38×18.5cmで、4人用として十分！重量はサイズ相応にありますが、持ち運びに便利な収納バッグが付属しています。
| 折りたたみバーベキューコンロ/Naturehike | |
| 使用サイズ | 幅42.5x奥行22x高さ15cm |
| 収納サイズ | 幅42.5x奥行22x厚さ2cm |
| 重量 | 2.67kg |
| 素材 | ステンレス |
折りたたみ式卓上型③
KVASSの折りたたみバーベキューコンロ（L型）はソロキャンプにジャストサイズ！コンパクトで持ち運びしやすいので人気ナンバーワンです。側板が枠にヒンジで接続されている折りたたみ型ですので、組み立ても簡単にできます。
M型は1面の側板に燃料の投入口が開いていますので、どちらかというと焚き火グリル的。バーベキューコンロとしては熱を逃がしにくいL型が適しています。
| 折りたたみバーベキューコンロ（L型）/KVASS | |
| 使用サイズ | 幅32×奥行21×高さ14cm |
| 収納サイズ | 幅32×奥行21×厚さ2cm |
| 重量 | 1.9kg |
| 素材 | ステンレス |
折りたたみバーベキューコンロ：焚き火台型3選
焚き火台型が人気の理由は？
焚き火台タイプの折りたたみ型バーベキューコンロは1台で2役をこなしますので、ここ近年人気があります。木炭の残り火で薪に着火するのもよし、薪で炊飯したのちに熾火でバーベキューコンロとして使うのもよしです。バーベキューコンロと焚き火台を2台使うのは便利なものの、現実的には用意や準備に手間がかかりますものね。
折りたたみ型焚き火台型①
ロゴスのピラミッドグリルコンパクトはソロキャンプに適したサイズで、折りたたみ型バーベキューコンロとしても使えます。付属の焼き網のサイズは16×16cmですので、総菜売り場の焼き鳥を加熱するのにジャストサイズです。持ち運びに便利なポーチも付属しています。
火床の高さが低いので、地面に置く折りたたみ式バーベキューコンロとして使うなら、スパッタシートを敷きましょう。
| ピラミッドグリル/ロゴス | |
| 使用サイズ | 19×19×15cm |
| 収納サイズ | 24×18.5×3.5cm |
| 重量 | 1kg |
| 素材 | ステンレス、スチール |
折りたたみ型焚き火台型②
YOLERの折りたたみバーベキューは非常にコンパクトな焚き火グリルで、バーベキューコンロとしても使えます。3面の側板がヒンジで接続されていますので組み立ても簡単です。
火床の高さを2段階で調整できるのがおすすめポイント！着火後は高さを変更できませんが、コンパクトな折りたたみ型バーベキューコンロは火力の調整が難しいのでありがたい機能。薪は下段、木炭は上段、そんな使い方もできます。
| 折りたたみバーベキュー/YOLER | |
| 使用サイズ | 幅20×奥行15.5×高さ18cm |
| 収納サイズ | 幅20×奥行15.5×厚さ2.6cm |
| 重量 | 0.8kg |
| 素材 | ステンレス |
折りたたみ式焚き火台型③
ファイアグリル/ユニフレーム
出典:Amazonユニフレームのファイアグリルは焚き火台タイプでナンバーワンの人気を誇るバーベキューコンロです。平たい火床に45°ずらせて焼き網をセットする構造が特徴。木炭の量で火力を調整しやすい仕組みがおすすめポイントです。
サイズはやや大きく、折りたたみできるのは脚のみですが、2セットを重ねて持ち運びできるのが便利です。
| ファイアグリル/ユニフレーム | |
| 使用サイズ | 幅43×奥行43×高さ33cm |
| 収納サイズ | 幅38×奥行38×7cm |
| 重量 | 2.7kg |
| 素材 | 本体：ステンレス、脚：スチール |
折りたたみバーベキューコンロ：フタつき型3選
フタつき型が人気の理由は？
フタつき型の折りたたみ型バーベキューコンロも近年人気が高まっています。このアウトドアブームで経験を積み、キャンプ飯のレパートリーを増やしたエキスパートキャンパーから人気です。
通常の折りたたみ型バーベキューコンロとして使えるだけでなく、蒸し焼きやスモークなどにも使えるのがおすすめポイント！温度計付きのフタつきタイプならパンを焼くのも楽しいですね。
折りたたみフタつき型①
キャプテンスタッグのBBQスモークオーブングリルは多用途に使えるバーベキューコンロです。折りたたみ型とはいいがたいのですが、脚は折りたたみができますので持ち運びに便利です。重厚なほうろうの光沢もスタイリッシュに映えます。
ホイールつきバーベキューコンロはガーデンパーティ用。キャンプ場のテントサイトでは転がしにくいですし、持ち運びや組み立ても面倒です。
| BBQスモークオーブングリル（ミニ）/キャプテンスタッグ | |
| 使用サイズ | 幅37×奥行32×高さ30cm |
| 収納サイズ | 幅37×奥行32×高さ22cm |
| 重量 | 2kg |
| 素材 | スチール（ほうろう） |
折りたたみフタつき型②
ロゴスのTHE KAMADO EMiwaはフタつきタイプの折りたたみ型バーベキューコンロで最高峰！汎用性の高さがおすすめポイントです。オーブンやピザ釜として使えるだけでなく、ピザを焼きながらダッチオーブン料理もできます。
重量は使用サイズなりですが、折りたたみしたときの収納サイズには機能以上の価値があります。
| THE KAMADO EMiwa/ロゴス | |
| 使用サイズ | 幅50×奥行50×高さ58cm |
| 収納サイズ | 幅48.5×奥行39×高さ12.5cm |
| 重量 | 8.5kg |
| 素材 | ステンレス、スチール |
折りたたみフタつき型③
グリーンライフの折りたたみバーベキューコンロは1台4役！バーベキューだけでなく、オーブン、ピザ釜、焚き火台としても使えるのがおすすめポイントです。弁当箱のように折りたたみができ、持ち運びに便利な収納バッグも付属しています。
火床の高さが低いので、天板が網状のスチール製テーブルに載せて使うのが現実的。芝サイトでは芝を焼かないように工夫して使いたいですね。
| フタつき折りたたみバーベキューコンロ/グリーンライフ | |
| 使用サイズ | 幅48×奥行33×高41.5cm |
| 収納サイズ | 幅36×奥行18×厚さ9cm（収納袋サイズ） |
| 重量 | 4kg |
| 素材 | ステンレス |
まとめ
コンパクトに収納できれば持ち運びで便利
コンパクトに収納できる折りたたみ型バーベキューコンロはキャンプ料理のアイデアを買い出し先で見つけられるのでおすすめです。スーパーの品揃えでキャンプ料理のメニューを考えるケースは多いですよね。
いいお肉を見つけて「しまった！バーベキューコンロを持ってきていない！」と嘆くこともありません。また、バーベキューコンロに自動車のカーゴスペースを占領されたにも関わらず「炭火焼きでおいしい食材を見つけられなかった」と嘆くこともなくなります。
折りたたみができないものも根強い人気
折りたたみができないバーベキューコンロも人気です。また、使い捨てタイプのインスタントバーベキューコンロは100均ショップやホームセンターでも入手可能です。クッキーの空き缶に焼き網を載せるだけでもバーベキューコンロとして使えます。
バーベキューコンロは使用頻度と価格を考慮して購入するのもありです。お金をかければいくらでもいい商品が手に入りますが、お金をかけずに工夫する楽しみ方もキャンプの醍醐味ですよね。
バーベキューが気になる人はこちらをチェック
バーベキューの準備や当日の流れを初心者向けに解説した記事もチェックしましょう。これまで通りでいいや…とマンネリ化気味のベテランキャンパーにも新しい発見があるかもです。
また、バーベキューコンロは韓国スタイルの焼肉が定番ですが、新しいレシピにもチャレンジにもチャレンジしましょう。持ち運びや火おこしで手間を取らされた分、酷使するのがバーベキューコンロに対する礼儀です。
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