日帰りツーリングスポット:はじめに
奥の深さが難しさと満足感を高めてくれる
日帰りツーリングほど奥の深いものはありません。限られた時間内で走行距離を稼ぎ、絶景スポットをまわり、ツーリングの充実感を高めなければならないからです。高めなければならない?追い立てられるように日帰りツーリングをしているのが良くないのかもです。そういえば、初心者時代は日帰りツーリングに満足感なんて求めていなかったような気がします。どうも!暮らし~のでライターをしておりますhosokawa_takaです。
何度訪れても楽しい場所
先日のこと、家族で和歌山県すさみ町の道の駅に併設されている「エビとカニの水族館」へ行きました。金曜日の夜に出発して車中泊をし、午前中は水族館と道の駅で過ごし、午後からは漁港を探して釣りをする計画です。すっかりエビとカニの水族館のリピーターとなってしまった7歳の息子。ふれあい体験コーナーが好きで「サメの背中はザラザラ!お腹はポヤポヤ!大人しいサメは噛まない!」と大喜びです。釣りはボウズの安定成果でしたが…。
帰り道で偶然見つけた温泉がアタリだった!
帰り道のこと、妻が「ここから近いし、今なら半額らしいでぇ」とグーグルマップで日帰り温泉を見つけました。体の芯から温まるポカポカ温泉でしたが、アクセスルートが狭路のためか、訪れる人はまばらでした。次は日帰りソロツーリングで来よう…なんて妻には口が裂けてもいえません。
では本題!ここでは日帰りソロツーリングについて語ります。なお、この記事は2021年4月7日現在の私の心境をもとに作成しますことをご了承ください。
日帰りツーリングは下道で
ソロでの狭路巡り
私の日帰りツーリングのスタイルはソロでの狭路巡りがメインです。特定のツーリングスポットを目指すこともありますが、人が多く集まる観光スポットが苦手です。本来なら「穴場のツーリングスポットを見つけたよ~」というレポートをすべきなのでしょうが、読者からツーリングスポットを探索する楽しさを奪う可能性がありますので控えています。というか…方向音痴の私は、絶景のツーリングスポットを見つけてもレポートできないというのが事実。
下道は時間と距離が読みにくい
下道での日帰りツーリングは時間と距離を読みにくいのがデメリット。下道は曜日や時間帯で混雑具合が変わりますので、予定を組みにくいのです。大型バイクに乗っていた頃の日帰りツーリングは「行きは下道、帰りは高速」というスタイルでしたので、大まかな帰宅時間を計算できました。しかし、XR250で高速道路を走行すると下道よりも疲労するので、全行程下道での日帰りツーリングがメイン。折り返し地点の判断で帰宅時間を調整しています。
失敗も日帰りツーリングのスパイスになる
折り返し地点の判断は難しいですね。ソロでの日帰りツーリングは折り返し地点を体調や気分に合わせて決められますが、誰かと相談できないのも事実。では、初心者にソロでの日帰りツーリングはおすすめできないのか?答えはノーです。何かと失敗を避ける傾向にありますが、失敗ほどツーリングのスパイスになるものはありません。私も未だに失敗だらけ。難しさがあるからこそ、ソロでの日帰りツーリングは楽しいのです。
日帰りツーリングで峠を目指す
峠にはツーリングの楽しさが凝縮されている
峠は日帰りツーリングの経由地におすすめです。峠を目的地にしているバイク乗りも少ないくないでしょう。日帰りツーリングへ行けるほどの時間がない…そんな場合でも、近場の峠までプチツーリングへ行けば満足感を得られます。私も例にもれず峠が好き!高所から拝める絶景、風やにおいが誘う最果て感、ワインディングロードでのファンライドなど、峠にはツーリングの楽しさが凝縮されているからです。バイクの運転はそれほど上手ではありませんが…。
目的を絞るのが正攻法
峠について書いていると、無性に日帰りツーリングへ行きたくなりました。グーグルマップの航空写真を見ていると、去年の夏に通行止めで通過できなかった区間付近にダートや狭路をたくさん見つけたからです。海に抜けるとかつて訪れた釣り場もあります。峠探索日帰りソロツーリングに釣り!トリプルミックスプラスワンの盛りだくさんツーリングになりそう。いやいや、ソロでの日帰りツーリングは目的を絞るのが正攻法です。
慌ただしい日帰りツーリングは苦手
ソロでの日帰りツーリングは目的を一つにするのが賢明です。目的を盛りだくさんにすると、慌ただしい日帰りツーリングになってしまうからです。達成感はツーリングの満足感を高めてくれるものですが、達成できないと残念な気持ちになります。私の場合、目的を低めに設定し、気ままに散策するほうが性に合っています。目的を低めに設定する場合にも峠はおすすめ。降りてからどこへ行くのかを考える楽しみもあります。
日帰りツーリングで絶景探索
自分だけの絶景スポットを探す
目的を低めに設定するほど、日帰りツーリングで絶景スポットにたどり着ける確率が高くなります。SNSにアップできるような派手さを望まなければ、絶景スポットは身近にあるからです。確かに人気の絶景ツーリングスポットも素晴らしいですよ。多くのバイク乗りから評価されるだけあって、絶景確立100%です。しかし、誰もが評価する絶景スポットよりも、私だけの絶景スポットを探したくなるのがバイク乗りの性(私だけ?)。
自分の目で確かめてこそツーリング
峠に到着したらグーグルマップで「絶景」を検索してみましょう。口コミ数が少ない絶景スポットを訪れるとプライベート感を得られます。口コミ評価は個人の感想でしかありませんので、大きな期待はできません。しかし、自分の目で確かめるために目指すことが大切。ソロでの日帰りツーリングはデートでも家族ドライブでもありません。敢えて評価の低い場所を目指し「聞きしに勝る残念感」を確認するのもありです。
においを嗅ぎまわる野良犬スタイル
たまたま見つけた絶景スポットも日帰りツーリングの質を高めてくれます。クンクンと絶景のにおいを探りながらうろつく「野良犬スタイル」もおすすめです。成果を得られない可能性が高く、満足感にも期待はできませんが、地味でSNS映えしないような景色であっても「自分で見つけた」という気持ちが加算され、ツーリングの満足感を高めてくれるのです。折り返し地点の調整でも「野良犬スタイル」は活用できます。
日帰りツーリングスポット:まとめ
日帰りツーリングに新鮮さと達成感を
初心者時代はバイクで遠くへ行くだけで満足感を得られました。思い付きで出発し、日暮れを折り返し地点にした気ままなソロツーリングが基本。この峠を通過して…行きたかった絶景スポットを巡って…◯時頃に帰宅しよう…そんな計画を立てたことなんてありません。しかし、そんないい加減なスタイルがベースになって、今の私のツーリングスタイルが確立されたのも事実。日帰りツーリングは時間と距離が制限されますので、内面的な楽しみ方があってもいいのではないでしょうか。
ツーリングも家族ドライブも同じ
先日の家族ドライブに話を戻します。7歳の息子はエビとカニの水族館へまた行きたいとのこと。展示内容が少しずつ違い、前回のふれあいコーナーではナマコの感触を楽しんでいました。妻は「温泉を見つけたのは私やでぇ」と得意げに話します。
景色は季節によって表情を変えますので、お気に入りの絶景スポットへ何度も足を運ぶのもありです。また、たまたま見つけた場所ほど、新鮮さと達成感を高めてくれます。そして、何を楽しむかは経験値で変化するものなのかもです。
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出典:ライター撮影