大阪にも公営と大学の植物園がある
大阪府にある主な植物園は、大阪府と大阪市が管理運営している5つの植物園と、一般公開もされている大学の研究施設としての2つの植物園です。多くは有料ですが、500円以内で珍しい植物なども観賞できるので、大阪観光の際に訪れてみませんか。
有名な日本最大級の温室は、一度は見ておいて損はないおすすめの施設です。お得な年間パスポートを発行している植物園もあるので、自然好きな人で大阪に行く機会が多い人は、ぜひ利用していただきたいおすすめのサービスです。(この記事は2021年4月19日時点の情報です)
大阪の植物園の特徴と魅力
880万人の人口を持つ大都会の大阪府は、都心部でも豊かな自然に触れられる植物園がいくつもあるのが最大の魅力。最近は、通常の観光地と異なる植物園がひと味違う観光スポットとして人気があります。
多くの植物園は、珍しい熱帯植物などが展示されている温室も併設しています。屋内にある温室は一年を通して利用できる施設なので、寒い季節でも自然に触れたくなった場合におすすめです。今年は、大人の観光スポットである植物園に出かけてみましょう。
大阪の植物園ベスト7
①大阪市立長居植物園
「長居植物園」は、大阪市梅田から南に車で約20分、広大なエリアの長居公園にある有料の植物園。約2,000平方メートルの大きい園内には約1,200種類の季節の植物が咲き、さらにバラ園やアジサイ園、ボタン園などの花が美しい専門園も。
季節の花が一面に咲くことで有名な、1,000メートルほどの「ライフガーデン」も人気です。夏期にはハスが水面をにぎやかにしてくれる人気の大池など、一年を通して自然に親しめるので、観光や大人のデートにもおすすめ。
+見どころ/季節の植物・花
「長居植物園」は、春のツバキやサクラ、バラ、夏のヒマワリやユリ、秋のコスモス、冬のスイセンやロウバイなどと、四季折々に美しい季節の花が観賞できます。少しユニークなおすすめのスポットは、「万葉のみち」。
延長100メートルを超える道沿いに、フジバカマやヤマブキなどの、季節ごとに約10万種の万葉植物が咲き誇ります。樹木札に付けられている万葉歌を楽しみつつ、万葉人に思いを馳せながらの花めぐりを楽しんでみませんか。
大阪のおすすめ植物園データ
長居植物園
入園料/大人200円(年間パスポート1,000円・中学生以下無料 ・大阪市内在住の65歳以上は身分証明書提示で無料)
- 住所大阪市東住吉区長居公園1-23
- 電話番号06-6696-7117
- 営業時間9:30~17:00
- 公式サイトURLhttps://www.nagai-park.jp/n-syoku/index.html
②大阪府立花の文化園
大阪市梅田から南に約1時間の「大阪府立花の文化園」は、バラやアジサイ、クレマチスなどの季節ごとの花が楽しめます。熱帯植物などの花を観賞できるピラミッド型の大温室の施設もあり、一年を通して植物に親しめるのです。
公園内にはカフェがあり、テイクアウトして芝生広場でも楽しむのもおすすめ。ショップでは苗などの他に可愛いガーデニンググッズも販売されており、お土産にするのもよいですね。観光スポットとしても大阪で人気のある植物園に出かけてみましょう。
+見どころ/季節の植物・花
「大阪府立花の文化園」では、さまざまなイベント行事も開催しているので、参加してみるのもおすすめ。
モザイクガラス体験、とんぼ玉作品展示会、ハンドメイド雑貨展、フラワードレス&フラワーキャッスルなど、作るのも観賞するのも楽しいイベントです。イベントは随時開催名なので、ホームページでチェックしてください。
大阪のおすすめ植物園データ
大阪府立花の文化園
入園料/2月~11月・大人550円・高校生230円・中学生以下無料(年間パスポート2,300円)
- 住所大阪府河内長野市高向2292-1
- 電話番号0721-63-8739
- 営業時間9:30~17:00(季節により変動)
- 公式サイトURLhttps://gfc-osaka.com/about/
- 定休日月曜日(祝日の場合は翌日)
③咲くやこの花館
「咲くやこの花館」は、大阪市梅田から東に車で約30分の花博記念公園鶴見緑地内にある、日本で一番大きいとされる温室。熱帯地域から極地圏域までの世界各地に咲く、5,500種15,000株もの植物が展示されている施設として有名です。
熱帯フルーツ展やばら祭などの素敵なイベントや、楽しいハワイのエピソードが満載の"ハワイフラワーツアー"なども随時開催。植物をテーマにした人気観光スポットでゆっくり楽しみましょう。
+見どころ/季節の植物・花
1990年に「国際花と緑の博覧会」が開かれた1,200平方メートルを超える鶴見緑地には、今も美しい季節の花が各所で咲き誇ります。
春のビオラやネモフィラ、ハナミズキ、夏のバラなどの他、ヒマラヤの青いケシが咲くことでも有名。季節ごとに訪れたい観光スポットです。植物好きな大人に大人気の、ゆっくりくつろげる温室の植物園をお楽しみください。
大阪のおすすめ植物園データ
咲くやこの花館
入園料/大人500円(大阪市内在住の65歳以上は身分証提示で無料)・中学生以下は無料
- 住所〒538-0036
大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163 - 公式サイトURLhttps://www.sakuyakonohana.jp/
- 営業時間10:00~17:00(受付は16:30まで)
- 定休日月曜日・年末年始
④服部緑地都市緑化植物園
「服部緑地都市緑化植物園」は、大阪市梅田から車で北に20分の、都市に隣接している植物園。服部緑地から東南にある飛び地ということもあり利用者が多くありませんが、静かに植物観察ができることから、大人のスポットといえるでしょう。
エリア内の庭園や街路樹などの各種見本園の他、ハーブ園や椿山などの樹木が330種類も植えられています。広い芝生もあるのでピクニックにもうってつけ。冬は温室で熱帯の植物観賞も。観光スポットとしても穴場な大阪の植物園です。
+見どころ/季節の植物・花
「服部緑地都市緑化植物園」の有名な見どころは、ツバキが500種類1,150本もある椿山です。毎年12月から翌年の4月にかけて順々に開花し、長い期間にわたって美しい花を観賞できます。時期によって開催されている、植物園内の「花と緑の相談所」での展示イベントもおすすめ。
大阪のおすすめ植物園データ
服部緑地緑化都市植物園
入園料/大人220円・中学生以下は無料
- 住所〒561-0872
大阪府豊中市寺内1丁目13−2 - 公式サイトURLhttp://hattori.osaka-park.or.jp/news/
- 電話番号06-6866-3621
- 営業時間10時~17時
- 定休日火曜日(祝日の場合は翌日)
⑤五月山緑地都市緑化植物園
大阪市梅田から車で北に約30分の池田市五月山公園にある「五月山植物園」は、温室や屋上野草園、季節の花が美しいスポット。隣接の緑のセンターでは、「苔玉づくり体験」(団体のみ・要予約)や園芸教室、フラワーデザイン教室などが単発で開催されているので、参加してみるのもおすすめ。
五月山は標高が315.3メートルあり、公園内に咲く桜やツツジ、紅葉の名所としても有名です。無料の動物園の併設されており、1日中楽しめる観光スポットでのんびりしましょう。
+見どころ/季節の植物・花
五月山公園内には、池と人工の滝を活かした修景が美しい「水月公園」もあります。紅梅・白梅、サクラ、ショウブなどの季節ごとの植物の花も咲き、ゆっくり時間を過ごしたい場所です。
遊具などもあるので、家族連れのレジャースポットにもおすすめ。植物園で静かな観賞もよし、雨でも屋内で観賞できる温室もよし、公園でにぎやかに過ごすのもよし、シチュエーションに合わせて楽しみましょう。
おすすめ植物園データ
五月山緑地都市緑化植物園
- 住所〒563-0029
大阪府池田市五月丘5丁目2-5 - 公式サイトURLhttps://www.ikedashi-kanko.jp/spot/recommend-spot11
- 電話番号072-752-7081
- 営業時間9時~17時
- 定休日火曜日
⑥大阪市立大学付属植物園
「大阪市立大学付属植物園」は、大阪市梅田から北東に車で約40分、255,300平方メートルの大きいエリアを持つ、有料公開されている大学の研究施設。復元された日本の代表的な11種類の"森の型"などでは、約450種類もの樹木を観賞できるのです。
生駒山系の淀川支流に面した扇状系の斜面にあり、4つの尾根と3つの谷などの起伏を活かした地形も、植物園としての面白さを際立たせています。植物が本当に大好きな、大人向けの穴場スポットといえるでしょう。
+見どころ/季節の植物・花
コレクションの内訳は、ウメ43種類、ツバキ360種類、サクラ60種類、ムクゲ82種類、ハナハス70種類、ハイビスカス350変品種、カエデ60変品種となっています。
この他ハンカチノキやエビネなどの日本産の植物の他、アオノリュウゼツランやユッカなどの世界の珍しい植物、温室の熱帯植物などと、植物好きの人は外せないスポットです。
おすすめ植物園データ
大阪市立大学付属植物園
大人350円・中学生以下は無料
- 住所〒576-0004
大阪府交野市私市2000 - 電話番号072-891-2059
- 公式サイトURLhttps://www.sci.osaka-cu.ac.jp/biol/botan/index.html
- 営業時間9時30分~16時30分(入園は16時まで)
- 定休日月曜日(休日の場合は開園)・年末年始
⑦近畿大学薬学部薬用植物園
「近畿大学薬学部薬用植物園」は、大阪市梅田から南東に車で約30分の場所にある、無料で一般公開されている研究施設です。教職員の方が不在のときは一時的に施錠されるのでご注意ください。
植物園内は、薬用植物・薬用見本園、温室、水生植物エリアなどに分かれています。植物は、春のアマドコロやイカリソウ、夏のウイキョウやウツボグサ、秋のウコンやオケラ、冬のアロエなど。季節を変えて出かけると、薬用植物について詳しくなれそう。穴場中の穴場な植物園です。
おすすめ植物園データ
近畿大学薬学部薬用植物園
- 住所〒577-0818
東大阪市小若江1-9-7 - 営業時間10時~16時(教職員が不在の場合は一時施錠)
- 定休日土日祝日
バラ園も観に行こう!
①中之島バラ園
大阪市梅田から南東に車で約10分の「中之島バラ園」は、いつでも自由に無料見学できる大阪府民のレジャースポット。公園の中央にある東西500メートルの広いエリアには、色とりどりのバラが植えられています。
13,000平方メートルのスペースに咲く310種約3700本バラに、うっとりしてしまうことでしょう。大阪観光で、ひと時の潤いを与えてくれるはず。春と秋にはローズツアーも開催されるので、タイミングが合えば参加してみるのもおすすめです。
おすすめ植物園データ
中之島公園バラ園
- 住所〒 530-0005
大阪市北区中之島 - 電話番号06-6312-8121(扇町公園事務所)
②靭(うつぼ)公園
大阪梅田駅から南に車で約10分の「靭公園」は、広さ約9,000平方メートル・東西800メートル・南北約150メートルの大きさがある公園で、なにわ筋を境に東園と西園に分かれています。
東園には、170品種3,400株の色とりどりの種類がある美しいバラが咲き、大阪都心にいながら自然からの安らぎを感じられるスポットです。大阪の街ブラで訪れる観光客も多い、大阪中心部の人気のバラ園に出かけてみましょう。
おすすめ植物園データ
靭公園
- 住所大阪府大阪市西区靱本町2-1-4
- 電話番号06-6941-1144
- アクセス大阪メトロ中央線・四ツ橋線「本町駅」より徒歩3分
大阪には穴場の植物園が多い!
都心ながらも大阪には意外に大きい植物園が多く、時間をかけてゆっくり樹木や花などの植物を観賞するのがおすすめです。大阪市中心部からのアクセスもよいので、2日ほどでご紹介した7か所のすべてを回れるかもしれません。
植物園ではありませんが、大阪中心部にある有名な公園内の、無料で観賞できるバラ園も人気のスポットです。春・夏は特に美しい、それぞれの植物園のお花を観に出かけましょう。
大阪でユニークな観光がしたい人はこちらをチェック!
少しユニークな大阪観光をしたい人は、銭湯めぐりや釣り堀めぐりもおすすめ。大阪周辺をあちらこちらと移動する観光もよいですが、たまには一か所で時間を取り、のんびりするのもオツなものですよ。いろいろ紹介されてあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
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出典:photo-ac.com