七輪で極上バーベキューを楽しもう！
バーベキューコンロ・焚き火台とは違う魅力
七輪と言えば『庭先でお父さんが魚を焼く』のようなイメージがあり、アウトドアでのバーベキューとは縁遠い存在と思ってしまいます。しかし、七輪にはバーベキューコンロやグリルとは違ったメリットや効果があり、実はバーベキューに使っても魅力的なアイテムです。
当記事では意外と手軽にできる七輪バーベキューのメリットや必要な道具、おすすめしたい10台を「丸型・角形」に分けて、サイズ・素材などの情報も併せて紹介します。気になった方はぜひ、七輪バーベキューを楽しむ際の参考にしてみてください！
当記事は2021年4月6日時点の情報を元に作成しています。最新情報は販売サイトをご確認ください。
七輪バーベキューのメリットと必要な道具！
七輪でバーベキューするメリットは？
カセットコンロはボンベをつないで、点火スイッチを捻ればバーベキューを始められます。七輪でバーベキューを始めるには「設置・炭の用意・着火作業」と手間が必要。そんな七輪でバーベキューするのがなぜ人気なのか、メリットを3つに分けて解説します。七輪バーベキューのよさを知ったら、七輪が手放せなくなるかもしれませんよ！
メリット1.燃費がいい
七輪の多くは火床の素材に「珪藻土」が使われており、熱を逃しにくくなっています。そのため、燃焼効率がバーベキューコンロや焚き火台と比較するとよく、少ない炭でも長時間使用可能です。珪藻土製の火床以外でも燃焼効率を最大化する仕組みが取り入れられているため、「七輪」として販売されているものは同じく少ない炭で最大の燃焼時間と効率を得られる仕様となっています。
メリット2.美味しく焼き上げる
炭火は遠赤外線を放出し、最大約1,000度にまで高まります。炭火と、七輪の火床の素材である「珪藻土」からも近赤外線を放出しているので、外側を短時間で焼き、中までじっくり火を通す相乗効果で肉や魚を美味しく仕上げることに。肉・魚の旨味を最大限に引き出したバーベキューに最適な機能を持っています。
メリット3.リーズナブルなものが多い！
バーベキューコンロや焚き火台は、5,000円を超えるアイテムが多くなります。しかし、七輪であれば2,000円程度から買えるものが豊富です。もちろん、大きさや機能から10,000円を超えるスペックのものもあり、『お金を掛けすぎるのはちょっと』とバーベキューにためらっている初心者にもおすすめ。
七輪バーベキューのデメリットはコレ！
七輪のデメリットは「携行性」に劣るところです。バーベキューコンロや焚き火台のほとんどが、分解・組み立てをしてコンパクトに持ち運べる仕様となっています。しかし、七輪に関してはほとんどそのままの大きさで持ち運ぶ必要があるため、バーベキューコンロなどと比較すると、かさばるものがほとんどです。
火起こしに必要な道具から便利グッズまで！
七輪がバーベキューで人気となるメリット、知っておきたいデメリットを知った上で、初心者が『難しい』と感じる火起こしを助ける道具から準備しておくと助かる便利グッズまで紹介します。七輪に限らず、炭から火を起こすときに役立つものばかりなので、グッズを買い集めるときの参考にしてみてください。
火起こしに必要な道具！
初心者でも簡単に火を起こせる道具を、おすすめする順番で3つ紹介します。単独で使っても、それぞれを組み合わせて使っても、効率的に火起こしができるので、初心者必携のものばかりです。併せて購入を検討してみてはいかがでしょうか？
1.ガスバーナー
ガスバーナーは火起こしをもっとも簡単にしてくれるアイテムです。ガスカセットを装着して、ガスを開放・スイッチで点火すれば強力な火を放出します。ガスバーナーで炭を炙れば着火しにくい炭でも簡単に火起こしができます。
2.火起こし器
火起こし器は炭と新聞紙など、燃えやすいものを一緒に入れて点火すると上昇気流の効果で簡単に着火できます。ガスバーナーとの違いは点火したら放っておくだけで、炭全体に火が回ることです。コンパクトなものが豊富な点もおすすめ。
3.着火剤
着火剤は固形・ゼリー状とさまざまです。固形の着火剤はライターで点火してから炭の間に差し込み、ゼリー状の場合は新聞紙などに垂らして使います。いずれも燃えやすいのですが、使い方を間違えると危険なので、注意しましょう。
あると便利なグッズ！
先に紹介した道具だけでも火起こしを簡単にしてくれますが、火の調整や消火するときにあると役立つ便利グッズをここでは紹介します。気になる方や、一度七輪でバーベキューをしてみて『もっとこうしたい！』と感じた人におすすめのものとなりますので、参考にしてみてください！
1.火吹き棒
火吹き棒はうちわなどと異なり、ピンポイントに空気を送れるので、火種作りから火力を高めるのにおすすめのアイテムです。収縮するタイプの火吹き棒ならコンパクトに持ち運びながら、安全に使える距離を確保できるのでおすすめします。
2.炭用トング
炭用トングはよく燃えている炭、燃焼が始まったばかりの炭を入れ替えて火力調整をするのに役立ちます。握りやすいグリップやハサミ型など自分に合った種類を選んでみてください。七輪バーベキューに使う際は長すぎず、短すぎない40cm程度のものがおすすめです。
3.火消し壺
七輪は燃焼効率がよく、放っておくといつまでも燃え続けます。バーベキューが終わったときに燃えている炭を移せば、空気をシャットアウトして自然消火・再使用可能です。火起こし器を兼ねているものや、一度にたくさんの炭を消火できるタイプのものがありますので、自分にピッタリなものを探してみてください。
バーベキューにおすすめ！丸型七輪5選！
七輪のスタンダード「丸型」は定番人気！
七輪と言えば「丸型タイプ」が定番・人気です。角形と比較すると軽い種類が多く、持ち運びやすさ・バランスのよさが魅力。少人数での利用や庭先バーベキュー、キャンプでのサブコンロとしておすすめです。まずは七輪の定番「丸型」からおすすめを5台ピックアップして紹介します。
バーベキューにおすすめ七輪1：キャプテンスタッグ
『七輪はちょっと』と感じる初心者にもバーベキューコンロと変わらない重量感、使い心地で取り入れやすい七輪は『キャプテンスタッグ 炭焼き名人万能水冷式』です。鉄製ながらコンロの底へ水を入れることで、上昇気流を生み出し、炭の燃焼効率を向上させています。
このことで、珪藻土製七輪のような断熱性を確保し、軽くて持ち運びやすい七輪を実現。重量も軽く、五徳がしっかりとしているので、バーベキューから鍋料理まで対応しているのがポイントです。
バーベキューにおすすめ七輪2：ホンマ製作所
鋼板製のストーブや、カマドで高い人気を誇るホンマ製作所「福七輪」はキャプテンスタッグと同じく、水冷式鉄製七輪です。どんな場所でも使いやすい安定感や、しっかりとした五徳など使いやすいポイントが豊富。同じ鉄製ながら、安価に購入できるのがポイントとなりますので、値段を少しでも抑えて取り入れてみたい人におすすめします。
バーベキューにおすすめ七輪3：バンドック
定番の「珪藻土・丸七輪」をリーズナブルに探している人におすすめなのが、「バンドック七輪」です。単体でアンダー2,000円、網とセットでも2,100円台と安価に購入できます。
庭先で手軽にバーベキューを楽しんだり、サブコンロとして便利に使えたりと『丁度いいサイズ』の丸型タイプを探している人におすすめです。『焼き網はある・セット内容を選べる』のも特徴。
バーベキューにおすすめ七輪4：パール金属
ソロキャンパーや、庭先でちょっとだけバーベキューをしたい人におすすめしたいコンパクトな七輪は「和楽ミニ七輪」です。約1kgの重量に、キャンプ用のコンパクトテーブルへ安心して置ける置き台付きと気軽に使える仕様が魅力。ソロキャンプや、住宅環境が許すなら、室内用の七輪として使いやすいサイズのものを探している人へピッタリです。
バーベキューにおすすめ七輪5：三和金属
レトロな風貌、使い勝手のいい七輪を探している人におすすめしたいのが、三和金属 「七輪角アミ付」です。リーズナブルな価格、基本的な七輪の機能を備えているので、庭先バーベキューからキャンプまで使いやすい1台。五徳が付属していないので、バーベキュー専門に使いたい人に最適な七輪と言えます。
バーベキューにおすすめ！角型七輪5選！
大人数から魚まで「角形」は応用しやすい！
角形七輪は左右で独立した火床や、横に長い焼き網で魚を丸々1匹乗せられるなど丸型七輪にはない特徴があります。焼き網の面積が大きくなるため、丸型よりも大人数に対応できるなどのメリットも。どうしても大型になるため、重量が大きく、かさも高くなってしまうのが弱点です。ここでは人気の角形七輪を5台厳選して紹介します。
バーベキューにおすすめ七輪1：キンカ
炉ばたやアウトドア用陶器製品で高い人気を得ているキンカ「角型コンロ」は『独立した2つの火床・火バサミ付き』と購入してすぐに使えるセット内容が魅力。やや高額な七輪ですが、『魚を丸ごと焼く・一度に焼き鳥をたくさん調理できる』と大人数のキャンプやバーベキューに最適です。品質も高い評価を得ているので、しっかりとした角形七輪を探している人におすすめします。
バーベキューにおすすめ七輪2：山善
豊富＆リーズナブルなラインアップを誇るメーカー、山善「キャンパーズコレクション角形七輪」は『安いのに使い勝手がよい』と口コミでも人気の1台です。丸々1匹の秋刀魚を乗せられる長さなので、うなぎのかば焼きから多人数のバーベキューに最適な七輪。大きさの割に軽いため、キャンプのメインコンロとしてもおすすめします。
バーベキューにおすすめ七輪3：グリーンライフ
『珪藻土でもなく、丸い七輪では物足りない』と感じる人へおすすめしたいのがグリーンライフ「卓上ビックシチリン」です。従来の七輪で悩みがちなのは『安すぎると耐久度が心配・丸型だと小さい』を兼ね備えた1台。
メタリックでスタイリッシュなルックスは七輪とは思えないので、バーベキューコンロを使い慣れた人へおすすめしたい種類です。取手もサイド・手提げと2種類付いているので、使いやすさと七輪の特性を兼ね備えています。
バーベキューにおすすめ七輪4：バンドック（多人数向け）
リーズナブル、横長の七輪をバーベキューに使いたい人へおすすめしたいのがバンドック「長角七輪」です。バンドックは使う人によって評価が分かれるため、使い方を熟知した中級者以上へおすすめ。基本的な使い方を知らないと耐久性が低いと感じてしまいがちなので、珪藻土七輪の扱い方を知っている人には値段以上のメリットがあります。
バーベキューにおすすめ七輪5：バンドック（ソロ向け）
角形七輪でもソロ用のものがほしい人へおすすめしたいのがバンドック「俺用七輪角」です。丸々1匹の魚を焼くには心元がない長さですが、工夫次第で楽しめる七輪。
基本的な機能を備えながら軽量・角形の条件を備えているので、庭先でのソロバーベキューから卓上コンロ、アウトドアまで対応できます。リーズナブルに七輪と台座をそろえられるので、少人数で楽しめる七輪を探している人に打って付けの1台です。
バーベキューにおすすめ七輪の比較表
キャンプスタイルに合った七輪を見つけよう
アウトドア、キャンプ向けの七輪を10台厳選して紹介しました。ここでは比較表をまとめています。スタンダードな楽しみを求める人は丸型の中から、多人数でのキャンプやバーベキューで使いたい人は角形から最適な1台を見つけてみてください。
七輪は種類にもよりますが、バーベキューコンロと比較すると「重い」ことがデメリットですが、強い火力が魅力。庭先からキャンプまでカバーできる七輪探しの参考にしてみてください！
| 商品 |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 商品名 | キャプテンスタッグ 炭焼き名人万能水冷式 | バンドック 七輪 BD-385 | ホンマ製作所 SunField 福七輪 S-260 | 和楽 ミニ 七輪 | 三和金属 七輪(小)角アミ付 | キンカ 角型コンロ | キャンパーズコレクション しちりん角型ワイド | グリーンライフ 角型卓上ビックシチリン SC-452 | バンドック長角 七輪 | バンドック 俺用 七輪 角 |
| サイズ | (約)外径280×高さ210mm | 外径260×高さ215mm | (約)外径280×高さ240mm | (約)外径165×高さ155mm | (約)外径260×高さ220mm | (約)375×215×175mm | (約)410×240×170mm | (約)450×300×196mm | (約)410×240×170mm | (約)202×143×121mm |
| 重量 | (約)2.7kg | 約)4.85kg | (約)2.4kg | (約)1.05kg | (約)4.7kg | 記載なし | (約)7.5kg | (約)5.6kg | (約)7.0kg | (約)1.6kg |
| 素材 | 鉄(エポキシ樹脂塗装)目皿・普通鋼板(ほうろう)・クロムめっき | 珪藻土・スチール | 鋼板 | 珪藻土・真鍮・天然木 | 珪藻土 | 珪藻土 | 珪藻土・スチール | スチール・ナイロン | 珪藻土・スチール | 珪藻土・スチール・天然木 |
| セット内容 | 本体・バーベキュー網・五徳×1・目皿×1 | オプションにて替え網、炭のセットを選択可能 | 本体・焼き網・五徳 | コンロ本体・金網・置き台 | 本体・焼き網 | 本体・焼き網・ステン火皿×2 | 本体・焼き網・台座 | 本体・焼き網 | 本体・焼き網・敷台 | 本体・焼き網・木製台座 |
| 商品リンク |
いずれのタイプを選んでも、手軽にバーベキューを楽しめます。火起こしは簡単とは言えませんが、紹介した道具を使うことで、初心者でも手軽に炭火を便利に扱えるバーベキューグリルに変えることが可能です。燃焼時間を長く、省燃費でバーベキューを楽しみたい人はおすすめの七輪から最適な1台を探してみてください。
七輪バーベキュー、実はおすすめ！
七輪は『昔ながらのもの』とのイメージが強いアイテム・火起こしの大変さから『手軽な火元ではない』と考えてしまいがちです。珪藻土・鉄製を問わず、燃焼効率を最大化させる工夫がたくさんあるタイプの七輪が多く、初心者から熟練キャンパーまでおすすめ。
値段がネックでバーベキューをしたことがない人にはリーズナブルなタイプを、手軽なのに本格的なバーベキューを楽しみたい人には高価な七輪をおすすめします。いずれの場合も焚き火台やバーベキューコンロよりもコスパに優れるものが多いので、迷ったときにはおすすめしたものからキャンプへ取り入れてみてはいかがでしょうか？
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出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/4124598