はじめに:ハーブの効能もあるエキナセアの育て方
初心者にもおすすめのエキナセアの育て方
エキナセアはマーガレットに似たような花が咲く植物ですが、見るタイミングによってはよくみる菊の仲間の咲き方とは違って中央が大きく盛り上がり花びらが垂れ下がる特徴的な姿を鑑賞できることもあるでしょう。
見るタイミングによって姿をころころと変えていくエキナセアの花。この植物はハーブにも分類されているので、自宅で育ててハーブティーとしても活用してみませんか?
免疫力をあげるエキナセアの効果
エキナセアという植物は美しい姿を眺める鑑賞用の園芸だけでなく免疫力をあげるハーブとして自宅でできる病気の予防対策にもなる便利な花という評判も見逃せません。
花の育て方・増やし方・気をつけたい害虫の種類など、初心者の方がはじめて育てる場合でもわかりやすいよう順を追って詳しく解説していきましょう。
エキナセア栽培の前に知りたい基本情報
エキナセアの栽培方法を解説していく前に、前情報としてこの花の分類や多年草であること。見た目の特徴や活用範囲が広い花の開花時期など役に立つエキナセア情報をご紹介します。
エキナセアの基本情報
科・属 | キク科ムラサキバレンギク属(エキナセア属) |
原産地 | アメリカ |
英語名/学名 | Echinacea/Echinacea |
育て方難易度 | 簡単 |
エキナセアの見た目の特徴と性質
エキナセアの見た目は他のキク科の花々とおなじで中央からたくさんの細い花びらが放射状に付くようになっています。しかしエキナセアが他の仲間と大きく違うのは中央部分が特にこんもりと大きくふくらみ開花時期の全盛期のときとつぼみやおわりかけの姿でイメージが大きく変わるところでしょう。
元々草丈は長い花ですが園芸用のコンパクトな姿のものが近年注目され人気を集めています。花色も品種改良でたくさん増えているのでお好みで選びやすいという特徴も大きいですね。
エキナセアの開花時期
エキナセアの旬・開花時期は6月後半から夏休みが終わるころまでの夏の季節の花となっています。
エキナセアは花のきれいな時期に刈り取ってドライフラワーとしてお部屋の装飾として使われたり、花を乾燥させたものをハーブティーにして飲むこともできますので開花時期までのお世話よりも花が咲いた後の方がやることがたくさん増えるでしょう。
エキナセアの花言葉は「優しさ」
花言葉の由来として考えられるているのは、この花が原産地のアメリカ先住民族の間で鎮痛剤として使用されていたことに関係しているようです。深い愛もそうですし、あなたの痛みを癒しますという花言葉はまさにこのハーブとしての効能ズバリではないでしょうか。
エキナセアの栽培方法・冬越しや増やし方
それでは早速エキナセアの育て方を解説していきます。基本的には原産国であるアメリカの風土などを踏まえたお世話を心がけるとエキナセア栽培がうまくいくと考えるとよいでしょう。
1.日当たり
日当たりは良いところの方がむいています。耐暑性もありますので夏の日差しは気にせずいつも明るいところに植え付けるのがおすすめ。また土質に関してはできるだけ水はけの良いものにしてあげてください。根腐れしやすい植物です。
2.植え付け・植え替え等植え方
この花の植え方は春4-5月か秋10月ころが適期。背の高い植物なので地植えにされる方も多いでしょうが植木鉢への植え方は毎年この季節に鉢増しをするか株を分けるなどしてください。土は一般的な花の培養土を使い、新しい土に交換していく植え方となります。水はけをよくするために鉢には鉢底石を入れるのをお忘れなく。
3.日常管理
水やりは地植えなら不要。鉢植えなら乾いたらあげるようにしましょう。肥料(追肥)は固形であれば春先5月ころと秋10月に月に1度。液肥なら1ヶ月4回を目安に与えます。
発生する病気は灰色かび病など。風通しが良ければ発生しづらいので株の混雑に気をつけてください。害虫は茎の根元にフキノメイガの幼虫が入り込みます。雑草がまわりにあると害虫に入られやすいのできれいに草むしりしておくと良いでしょう。
4.増やし方
この植物は多年草で何度も冬越し可能ですが、だんだんと株も寿命で元気がなくなってきます。そんな時は冬越しが終わった春の植え替え時期に掘り上げたら株を手で分け新しい鉢か場所に株分けで増やします。
ハーブとしてのエキナセアの使い方
ハーブにおすすめのエキナセアの種類
エキナセアにもいくつかの種類が存在していて、薬効があるもの(薬用エキナセア)はプルプレア種・アンデスティフォリア種・パリダ種の3つです。
園芸用としてよく出回っているムラサキバレンギクはプルプレア種に含まれるので花として鑑賞する他にもハーブティーに加工して飲むのもよいですね。
エキナセアのハーブティー効果
エキナセアのハーブの効能としてうたわれているのは抗菌・抗ウィルス・創傷治癒・消炎・免疫力アップです。風邪やインフルエンザ菌を撃退するともいわれています。
しかし間違えてほしくないのは、ハーブは治療薬ではないことです。特に風邪やインフルエンザを治すのではなく未病のための対策としてハーブティーを飲んで欲しいこと。かかってしまった病気は病院へ行って治療しましょう。
ドライハーブの作り方
自宅で収穫したエキナセアをドライハーブにする場合はこちらの動画が役立つでしょう。天日干しや電子レンジ・フライパンなど乾燥させ方はいろいろあります。使いやすい大きさにカットするのは乾燥させる前が良いですよ。
まとめ:花にハーブにエキナセアを活用
エキナセアでインフルエンザ予防も
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3884977?title=%E8%9C%82%E3%81%8C%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%82%AF%E3%81%8B%E3%82%89%E8%9C%9C%E3%82%92%E5%90%B8%E3%81%86%E6%A7%98%E5%AD%90%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%80%80%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%93%E3%82%A2%E3%80%80%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%80
花の色も豊富で多年草で植えておけば何年も簡単に冬越しができるハーブ・エキナセアの植え方・育て方をご紹介してきましたがいかがでしたか?
エキナセアはハーブティーとして売られていることでもご存知の方が多いでしょう。自分の家で時々飲む程度であれば自分で育てたエキナセアを収穫・乾燥させ便利に活用してみてはいかがでしょうか。
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今回は免疫力をあげてインフルエンザ予防にもなるといわれるエキナセアの育て方と使い方をごらんいただきましたが、暮らしーのではエキナセアの他にも家庭菜園で手軽に育てられるハーブの紹介・育て方や使い方を詳しく解説しています。合わせてこちらもご活用くださいね。
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