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ウッドデッキを手作りしてみよう!図面作成から塗装までポイントや注意点を徹底解説!

難しそうな手作りウッドデッキですが、木材からこだわって自分だけの手作りウッドデッキテラスを持てるのは魅力ですよね。憧れのウッドデッキの作り方を紹介します。手作り方法のポイントや注意点も解説していますので、この記事を読んで作り方の流れをイメージしてみましょう!
2021年7月15日
さくらドッグ
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目次

ウッドデッキを手作りしてみよう!

ウッドデッキDIYのポイントや手順を解説!

かなり大がかりなイメージのあるウッドデッキのDIY。『自宅の庭に手作りのウッドデッキテラスを持つのは憧れるけど、なかなか手を出せずにいる』という人も多いのではないでしょうか?

実は、しっかりとした下準備さえすれば、ウッドデッキの手作りは意外と簡単です。当記事では、ウッドデッキ手作りの手順やポイント、注意点などをまとめて解説します!ウッドデッキの手作りをしてみたい人は参考にしてくださいね。

ウッドデッキ手作りの流れや必要なものは?

ウッドデッキの構造

基礎となる部分のことを根太(ねだ)と言います。根太の下には束石や束、幕板が組み込まれ、土台を支えるという構造になっています。この根太の大きさが手作りウッドデッキの広さとイコールになるイメージですね。

根太の上に床板を張り、フェンスやステップをつけていきます。構造はたったこれだけ!意外とシンプルですね。次に、ウッドデッキ手作りに必要な道具を見ていきましょう。

ウッドデッキの手作りに必要な道具

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ウッドデッキの手作りに必要な道具は、丸ノコやインパクトドライバーなどの電動工具、水平器、スケール、差し金、手鋸、プラスドライバー、モンキーレンチなどです。

手作りウッドデッキ以外にもDIYで大活躍する道具ばかりなので、持っていない道具があれば揃えておきましょう。

ドライバーは、普通の電動ドライバーでは役不足なので、インパクトドライバーを使用しましょう。これらの電動工具を使用するための延長コードもあると便利ですね。

ウッドデッキ手作りに必要な材料

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手作りのウッドデッキで、デッキ材として使用する木材は、ホームセンターに手作りウッドデッキ用の材料として売られている天然木材か樹脂製の木材がおすすめです。

比較的安価で手に入るSPF材は、劣化で割れてしまったり歪んでしまったりする可能性があります。

長持ちさせることを重視するためには、材料選びにはこだわりましょう。特に重要な束、根太部分になる下地材などは、ウッドデッキを支えるのに重要です。

天然木材を材料にしたときのメリット・デメリットは?

天然木材にもたくさんの種類がありますが、天然木材を使用する大きなメリットは耐久性の高さや、手作りウッドデッキ特有の木の温かみを感じる仕上がりになることです。

デメリットは、雨や雪など天候の影響を受けてしまうという点。水分を吸うことで腐食が進んでしまうので、防腐処理は欠かせません。

また、シロアリ被害に遭ってしまう可能性もあります。しかし、こちらも対策を十分することで防ぐことが可能です。

樹脂製木材、人工木のメリット・デメリットは?

樹脂製木材、人工木を使用するメリットは、何よりメンテナンスが楽だという点です。腐食や、シロアリ被害などの心配がいらない点は大きなメリットと言えるでしょう。

デメリットとしては、手作りウッドデッキなのに木の温かみを感じないことや、夏は熱を持ちやすいという点。

しかし、人工の木材でも種類によっては天然木のような質感に近づけて作られているものもあります。メリット・デメリットを考えてデッキ材を選びましょう。

ウッドデッキをDIYする際の基本的な手順


ウッドデッキ手作り方法1:図面作成

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ウッドデッキ手作りに欠かせない手順は、図面作成です。どのくらいの面積のウッドデッキを作るのか平面図で書き出してみましょう。

サイズ感が把握できると、支柱や根太の本数計画ができます。デッキ材として使う木材の量やサイズも把握できますね。

この計画が難しいなと感じる人は、ホームセンターに手作り用の組み立てキットがあるのでそちらを購入するのも手。図面ができたら、材料の調達に行きましょう!

ポイント

図面作成する際、まずは手作りしたいウッドデッキのイメージを絵に描き出してみましょう!どんなウッドデッキを手作りしようか考えるだけでワクワクしますよね。

フェンスや階段の位置なども具体的にデザインしていくことで、塗装のカラーのイメージなども確認することができます。フェンスや階段は手作りするのか、既製品を使うのか、なども具体的に考えてみましょう。

注意点

木材を張っていく方向やデザインも、この時点でしっかり確認しておきましょう。木材を張る方向によって根太のつけ方が変わります。材料は失敗しても大丈夫なように、少し多めに用意しておくと安心ですね。この行程がウッドデッキ手作りの基礎となるので、わからない部分を確認していくイメージで図面作成していきましょう。

ウッドデッキ手作り方法2:束の設置

「束」は、手作りウッドデッキを支える、基礎となる部分です。束は木材を使う場合もありますが、伸縮可能である便利さから金属製や樹脂製のものもよく使われています。

束の設置の前に、土台となる根太をまず仮置きし、実際に土台部分を作っていきましょう。安全に束の設置をするため、大人3~4人で作業をするといいですね。

根太ができたら、ウッドデッキを手作りする正確な位置を決め、束を固定していきます。

ポイント

束の下に「束石」を敷くと手作りウッドデッキが更に安定します。基礎石とも呼ばれる束石はコンクリートや石でできています。使用することで、地面に束が沈み込んでしまうことや、木材が雨を吸って劣化してしまうことを防ぎます。

モルタルで束石を手作りしたり、コンクリートブロックを使ったりするとコストも抑えられるので、頑丈なウッドデッキを手作りするためには束石の使用がおすすめです。

注意点

根太を作る際は、根太の高さが揃っているかどうか確認しましょう。ここで高さが揃わないと、後に床材をまっすぐに張れなくなってしまいます。特に天然木を使う場合は、木材によっては歪んでいるものもあるので注意が必要です。適宜水平器を使いながら、後でデッキ材を水平に張れるよう注意をして作業しましょう。

ウッドデッキ手作り方法3:根太を束に固定

四隅の束に、根太をビスで固定していきます。四隅の固定ができたら、残りの束もビスで固定していきましょう。これで土台部分が完成となります。いよいよ手作りウッドデッキの基礎部分の完成が見えてきますね!ここまでの手作り工程はとても時間がかかりますが、基礎部分の出来が耐久性に直結するので、とにかく丁寧に進めていきましょう。

ポイント

とにかく水平になっているのかを適宜確かめながら作業を進めることが、ウッドデッキ手作りにおいてとても重要なポイントです。この工程でも、根太が水平になっているか水平器でしっかり確認しながら作業しましょう。


注意点

根太に使用する木材に曲がっている部分があれば、この工程で徹底的に直していきます。曲がっていたり盛り上がっていたりする部分があれば、適宜木材を削って修正しましょう。ここでも丁寧かつ、慎重な作業を心がけましょう。

ウッドデッキ手作り方法4:大引きを設置

大引きとは、根太を支える部分です。根太より太く丈夫な木材を使うことで、根太を更に安定させてくれる役割があります。ですが、通常のウッドデッキなら大引きがなくても根太が重量に耐えられるため、大引きを使わずにウッドデッキを設置することもあります。

しかし、手作りウッドデッキの高さが300mm以上になる場合や、安定性や耐久性を更に高めたい人は大引きの設置がおすすめです。大引きを取り付けると、いよいよ基礎部分の完成です。

ポイントと注意点

大引きは、根太と垂直になるように設置しましょう。垂直に設置することで、重さに耐える役割を果たします。大引きを設置するときもしっかり水平に固定できているか確認をしましょう。いろいろな角度から水平器を当てるといいですね。ここできちんと水平にできていると、デッキ材を張っていく工程が楽になります。

ウッドデッキ手作り方法5:デッキ材・幕板を固定

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デッキ材を張っていきましょう。万力を使ってデッキ材を固定し、根太部分にビスを打ちます。ビスの位置を揃えて打っていくと、床板の反り防止になります。床板の固定ができたら、最後に幕板を張って木材の木口を隠していきます。幕板はなくても問題ありませんが、外観が良くなるので取り付けるのがおすすめです。

ポイント

床材を張っていく際の必須の手順として、3mm~5mmの間隔を開けて張っていきましょう。隙間を作ることで、雨がウッドデッキに溜まりにくくなり、デッキ材の腐食が進みにくくなります。

この隙間を均一に作っていくことで、見た目も綺麗な仕上がりになりますよ。経年劣化すると木が痩せていき、隙間が広がってしまうことを想定した時に、3~5mmの隙間が適切な間隔となっています。

注意点

『デッキ材の長さがバラバラで気になる』と適宜木材をカットして進めたくなりますが、とりあえず長さはバラバラのまま作業を進めましょう。後で一気にカットした方が木口が綺麗になりますし、適宜カットするより時短にもなります。

ウッドデッキ手作り方法6:仕上げ

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仕上げはフェンスや階段の設置です。設置方法は、束を作る段階でフェンスを作りたい部分に支柱を伸ばしておいて、その支柱にフェンスを取り付ける方法と、フェンス取付専用の金具を使って取り付ける方法があります。

フェンス取付専用金具を使えば、支柱がなくても自由にフェンスを取り付けられます。階段はもちろん手作りもできますが、ホームセンターに枕木や既成の階段が売っているのでそちらを設置すると簡単です。

ポイント

フェンスの取付金具は、幅が広いものを使えばL字金具でも代用できます。取付金具を使用する方法のメリットは、後からフェンスが欲しいなと思った時でもすぐに取り付けられる点です。

一方、支柱に打ち付ける方法は耐久性が高いというメリットがあります。フェンスがあるとプライベート感が増し、フェンスがないと開放感のある仕上がりになります。図面作成の際に、そのようなイメージを加えてデザインしてみましょう。


注意点

階段の一段の高さは150mmが理想とされています。また、階段の足を乗せる部分は200~250mmが理想です。手作りの階段はサイズや長さを把握し、何段の階段が必要なのか計画を練りましょう。

また、手作りの階段は角度を出すのが難しいイメージがありますが、差し金を使うと簡単に角度を出せます。差し金はDIYで必須の道具なので、持っていない人はこの機会に揃えておくといいですね。

ウッドデッキ手作り方法7:塗装

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最後は塗装です。塗装する前に、木材の塗装面を拭いて綺麗にしておきましょう。カラーがムラになったり、禿げやすくなったりして、仕上がりに差が出ます。

拭いた後は塗装面をサンドペーパーで磨きます。あとは手作りウッドデッキが家と接している場合は窓ガラスやサッシをマスキングテープで保護して、いよいよ塗装です!

塗料は油性のものを使うと耐久性が高く安心です。天気がよく、風がある日に行うと乾きやすくていいですね。

ポイント

塗装剤を選ぶポイントは、UVカット効果の高い塗装剤を選ぶことです。塗装剤は経年劣化による塗り替えは必要になりますが、UVカットができていれば耐久性は上がります。紫外線によるヒビ割れなども防いでくれますよ。

木目を活かした仕上がりにしたい場合は「ステイン系塗料」を使用します。ステイン系塗料は浸透タイプで、防腐効果にも期待できます。こちらも1~3年ごとに塗り替えるといいでしょう。

注意点

塗料を塗る際の手順として、まずカラーの入った缶を木の棒などでしっかりかき混ぜましょう。缶の中でカラーが分離していて、そのまま塗るとムラができてしまいます。

一斗缶の場合は一度缶を逆さにしてよく振るといいでしょう。かき混ぜた後は、必要な分のカラーをバケツに移してから塗装してください。

塗装の際、デッキ材の隙間部分を塗り忘れてしまうケースが多くあります。隙間もしっかりと埋めるように塗っていきましょう。

ウッドデッキのDIYに挑戦しよう!

出典:Photo AC

手作りウッドデッキの作り方のポイントや注意点を紹介しました。ウッドデッキは手作りでも、以上のポイントを押さえれば完成度の高いものが出来上がります!

家族みんなで作業して、思い出の手作りウッドデッキにするのも素敵ですね。DIY初心者や『ウッドデッキは難しそう』と躊躇していた人も、この機会に自分だけのウッドデッキを手作りしてみましょう!

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当サイトでは、ウッドデッキを手作りしてみよう!図面作成から塗装までポイントや注意点を徹底解説!以外にもDIYに関することを解説した記事をたくさん掲載しています。気になる方はチェックしてみてください。