はじめに:ウッドデッキにフェンスを付けるには
ウッドデッキフェンスの作り方紹介
ウッドデッキにフェンスを立てたいとお考えですか?ウッドデッキを利用していると通行している人や車からの視線も気になりますし、高さのあるフェンスではペットや子供の落下防止に立てたいと思われる方もいらっしゃるでしょう。
後付けでウッドデッキにフェンスを立てる
エクステリアの自作は難しそうと感じる方でも柵を立てるのであれば比較的簡単に作業を進めることができます。庭のウッドデッキにおしゃれなフェンスを立てたいとお考えの方に材料や道具・作り方と順を追って解説していきます。
ウッドデッキフェンスDIYに使う材料と道具
ウッドデッキにフェンスを自作している多くの方が木材のフェンスを購入してそのまま金具で取り付けたり簡単な縦柵・横柵などお好みの種類で作られていますがその材料は木材の平板を使用されていることがほとんど。
ウッドデッキフェンスの材料・道具で悩んだらまずは木工加工を念頭に置いて揃えていきましょう。
材料1.市販のラティス
とても簡単ではじめての人でも手間をかけずにウッドデッキにフェンスを付けるには市販のラティスがおすすめです。ホームセンターならばガーデニングやエクステリアコーナーで売られているでしょう。
屋外用でない場合は防水・防腐加工などがされていない場合がありますのでそのときは自分で屋外用塗料を塗装してから使うと柵の寿命が伸びます。
市販のラティスを使わない場合は
枠の中に目隠しルーパー板などがあらかじめ付いている市販のラティスを使わない場合は、ご自分で平板を購入して柱にビス等で打ち付けていくことになります。ご希望のフェンスの高さ幅から計算してそこを埋めていくのに足りる板をご用意ください。
大量の同じ長さの板をカットすることになるのでご自分でカットするのが大変だという方は店舗の板カットサービスを利用するとよいでしょう。そのためには設計図も持参するとカット依頼がスムーズに進みます。
材料2.柱用木材
フェンスは市販のラティスを使うとしてもそれを取り付ける柱を立てなければいけません。やり方は大きく2つに分けることができてウッドデッキに金具を利用して柱を立てる・ウッドデッキの周りに基礎から柱を立てるのどちらかになるでしょう。
手間がかかるのは圧倒的に後者ですがそれぞれりメリット・デメリットは後述で詳しく解説します。どちらの場合でも柱用の木材か金属製の支柱をご用意ください。
材料3.金具類
ウッドデッキフェンスの制作にはデッキに柱を立てる・柱に柵を取り付けるの手順としてはとても簡単な2つの作業で終わります。使用する柱が金属であっても木材であってもウッドデッキに固定するには金具を使うのが一般的。ほかには柱にフェンスを固定する用の金具もご用意ください。
使用する道具
ウッドデッキにフェンスを付ける道具は使用する材料により多少変わってきます。しかしこれまでDIYの経験がある方ならばのこぎりやインパクトドライバー・電動ドリルなど手持ちの道具でOK。
もしこれがはじめてのDIYであるならば材料を購入する際にホームセンターで使用する工具を相談してみてください。またカットのサービスなどを使えば道具を新たに購入するよりもコストもかからず切る手間も省けます。ウッドデッキのサイズを計って設計図を作ってから材料を買いにいきましょう。
ウッドデッキの後付けフェンスのDIY方法
それではご用意いただいた材料や道具を使ってウッドデッキへ後付けフェンスを立てていきましょう。ウッドデッキに柱を立て市販のラティスを打ち付けて固定している作り方と取り外し可能な一部分だけのフェンスの付け方です。文字だけでなく動画でも作り方をご確認ください。
エクステリア用塗料で塗装
まずエクステリアとして屋外のウッドデッキに取り付けるフェンスであれば必ずやってほしいのが防腐・防水・防虫効果のある屋外用塗料の塗装です。市販のラティスの場合はこれがされていなかったり不十分だったりしますので、もう一度重ね塗りをした方が安心できます。
ウッドデッキの色に合わせるという意味でも同じ塗料をフェンスに使うのもうまく仕上げるコツです。十分に乾かしてから次の作業にかかりましょう。
フェンス用柱の設置
こちらのお宅の場合は現在あるウッドデッキフェンスにプラスしてもう一枚だけフェンスを足していくやり方。ウッドデッキに金具をビス止めして単管パイプを取り付け、そこにコの字型の金具をさらに付けてラティスをはめ込むような形となっています。ラティスと柱は固定されていないので取り外すことが容易にできるでしょう。
基礎から立てる支柱の立て方
ウッドデッキに柱を金具で固定したくないという方は外側地面に柱を立てそこにフェンスを設置していくこととなるでしょう。やり方はウッドデッキの柱と同様地面を掘って水平の高さになるよう束石を埋めそこに柱となる木材や金属パイプを埋めてください。束石はホームセンターや通販などで購入することができます。
ウッドデッキフェンスの取り付け
こちらは柱は一度ウッドデッキの端の板を取り外しウッドデッキ自体の柱から高さを延長しています。そのためフェンスは市販のラティスを組み合わせたものをウッドデッキから出た柱にビス等で打ち付けるだけと簡単です。ウッドデッキが敷地ギリギリまで出ているなどの場合に役立つ方法として参考にしてください。
自作ウッドデッキフェンスのメリットデメリット
ウッドデッキフェンス自作のメリット
2回目のワクチン行って 疲れたのか帰宅して ウッドデッキでごろ寝❤️
— 単なるおじさん。 (@uV7VeIBgbTL3k8Q) April 11, 2021
マジ可愛い😍😍 pic.twitter.com/O7It12J8Qv
庭のウッドデッキにフェンスを自分で取り付けるメリットは何といってもコストがあまりかからないということです。少なくとも工賃・職人さんの作業代は自作することで浮くのでできるだけ安く庭をおしゃれにしたい方にはおすすめ。
またフェンスがあることのメリットとして道路や隣家からの目隠し効果・風よけ・ペットや子供の落下防止というよいところもたくさんあげることができます。
ウッドデッキフェンス自作のデメリット
2021DIY ウッドデッキをばらす pic.twitter.com/l69PxU7e8V
— あや (@mof2momo) April 11, 2021
ウッドデッキにフェンスを自分で付けることのデメリットとしてメンテナンスの手間がかかることが考えられるでしょう。
木製でもアルミなどの軽金属の場合でも腐食や経年劣化による破損・倒壊は高さがあればあるほど危険ですのでこまめに外壁用塗料を塗り直したり危ないものは撤去して新しい柱や柵と交換などの必要がでてきます。
気をつけたいDIY注意点
デメリットのところで高さについて触れましたので注意点として最初に気をつけたい柵の大きさ注意点もお話しましょう。ウッドデッキを囲うフェンスは高さがあればより重さも出てきて劣化によって倒れやすくなります。
またあまり高いと柵の圧迫感で居心地の良いウッドデッキからかけ離れてしまうこともありえるので、フェンスを取り付ける際には高さについてもよく考えて設計図を作成してください。参考までに業者に依頼した場合一般的なフェンスとして提示される高さは1.8mといわれています。
参考にしたいウッドデッキフェンスの種類
最後になりましたが市販のラティスではなく1から柵を自作される方のためのフェンスデザインの種類を3つご紹介しましょう。板を貼る向きによって大きく印象が変わってくるので庭のイメージに合わせた種類を選ぶことをおすすめします。
種類1.縦型
一番簡単にできるフェンスのデザインといえば柱と柵の両方を兼ね備えることもできる縦型です。簡易的にフェンスをつけようと思えば、防腐処理をした棒をウッドデッキのまわりの地面に打ち込んでいくだけでもフェンスらしきものを作ることが可能だからです。
簡素な印象を受けやすい反面、見慣れたデザインであることから違和感を感じにくいものが出来上がるというよい点もあります。
種類2.横型
比較的簡単にできる縦型の柵と比べて少し手間ではありますが板の取り付け方によっては光を取り込みながらしっかり目隠ししてくれるというメリットがあるのが横板での柵の作り方の特徴です。
縦型の板の張り方と比べてよりモダンな印象を受けやすいフェンスデザインといえるでしょう。
種類3.斜め
縦横よりも圧倒的に手間はかかりますが、よりおしゃれ度がアップするフェンスのデザインとして斜めの張り方があります。市販のラティスに多く見られる形としてもご存知の方も多いでしょう。
自作することも可能ですが交差させる角度を合わせないと見た目が悪くなるため、作るときの集中力や手間がかかる作り方となるので1からの自作ならばDIYに慣れた方におすすめ。
まとめ:ウッドデッキフェンスの設置方法
自作ウッドデッキフェンスのDIY設置
ウッドデッキへのフェンスの後付方法を御覧いただきましたがいかがでしたでしょうか。どうしても屋外で雨風にさらされるという性質上定期的なメンテナンスや壊れるのが早いという点では注意が必要となってきます。
倒壊などによる事故を防ぐためにも特に自作のウッドデッキフェンスの場合はときどきチェックをして危ないものは交換したり、思い切って撤去してしまうなどまだ大丈夫だろうとは考えず安全のための早めの判断を心がけましょう。
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出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1621415