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ウォルナット材でモダンなお部屋作り!人気家具や相性の良い色の組み合わせを解説!

木目模様の美しいウォルナット材の家具は、モダンなインテリアづくりに欠かせないアイテムです。木材の特徴や、リビングにおすすめのウォルナット材の家具をご紹介しています。ウォルナット材の家具と相性の良いインテリアカラーの組み合わせについても、詳しくまとめました。
2021年4月16日
森川 美月
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目次

この記事で紹介しているアイテム

Yチェア ウォルナット

ザ・チェア ウォルナット

ウォルナット材とは

木材の特徴

Photo byLubosHouska

ウォルナット材とは、クルミ科属の落葉広葉樹、クルミの木から採れる木材のことです。無垢材またはベニヤとして、フローリングや内装、楽器や家具に使用されます。中でも通常、家具やインテリアパネルなどに使用されるのはブラック・ウォルナットと呼ばれる種類です。

ウォルナットは、水はけのよい土と涼しい気候環境でよく育ちます。腐敗や昆虫に対する自然な耐性があり、密度が高くきめが細かいのが特徴です。強度、木目模様、特徴的な色合いなどが、木工職人から高く評価されています。

魅力的な木目模様

出典先:https://unsplash.com/photos/1BD1VplRR64

ウォルナット材の最大の魅力は、美しい木目模様にあります。木材の色は、辺材のクリーム色から心材のダークチョコレートまでさまざまです。オーク材やパイン材と比べ木の持つ生来の色味が深く、塗装を重ね磨き上げることで光沢のあるダークな色合いになります。

木目模様の美しさを生かすため、ウォルナット無垢材をテーブル天板にしたり、突板仕上げで美しい模様だけを家具表面に使用されるのが主な活用法。日本では、落ち着いたカラーのウォルナット無垢材のフローリングが人気です。

木材の産地

ウォルナットの木にはたくさんの種類があり、その中でほんのひと握りが北米原産です。「アメリカンブラックウォルナット」または「アメリカンウォルナット」とも呼ばれる「イースタンブラックウォルナット」は、家具や室内装飾などの木工製品によく使用されます。

ウォルナットの木は、アジア地域から海上やシルクロードを経由して、貿易により世界中に広まりました。現在、ウォルナットの木は主にヨーロッパ南部で栽培されており、他の大陸産より優れた品質を誇ります。

ウォルナットの種類

ウォルナットには、イングリッシュ・ウォルナットブラック・ウォルナットの2種類があります。前者はペルシャが原産地でペルシャ・ウォルナットとも呼ばれ、後者は北米原産です。イングリッシュ・ウォルナットは商業規模で栽培されており、これまでに種類豊富な栽培品種が開発されています。

家具や内装によく使われるのは、北米原産のブラック・ウォルナットです。ブラック・ウォルナットは世界三大銘木の一つで、ヨーロッパでは家具材として古くから愛用されています。

ウォルナット材の人気家具

イサム・ノグチ デザイン

イサム・ノグチ(1904-1988)は、20世紀を代表する彫刻家の一人です。日本人の父と、米国人の母の間に生まれました。彫刻だけでなく、庭や公園などの環境設計やインテリアデザイン、舞台美術と幅広く活躍したアーティストです。

家具のデザインにおいては、曲線美と非対称の美しさが特徴です。丸みのあるフォルムには、自然のオブジェのような存在感があります。この章でご紹介しているのは、海外においても人気の高いイサム・ノグチデザインのアイテムです。

コーヒーテーブル


「ノグチテーブル」と呼ばれるほどイサム・ノグチの名前を有名にした、世界中で人気のあるコーヒーテーブルです。丸みのある三角形の強化ガラスは厚みが1cm以上あり、それを支える脚部にウォルナット材が使われています。モダンなリビングだけでなく和室にも合わせられるデザインです。

イサム・ノグチらしい非対称の曲線を描く脚部を鑑賞するため、天板がガラスになっています。日本では、一人暮らしの部屋にも合う、コンパクトサイズのリプロダクト家具が人気です。

サイクロンテーブル

美しいらせん状にからみ合う脚が「サイクロン(台風の風)」と命名された、デザインテーブルをご紹介します。繊細なラインを描くスチールの脚は、細いながらも強度があるのが特徴です。天板のカラーはウォルナットの他、チェリー(赤みを帯びたブラウン)やホワイトがあります。

モダンなシルバーの脚と、木目模様の美しいウォルナット材の天板の組み合わせは、品よくスタイリッシュです。このテーブルに合わせる椅子は、テーブルと同じスチール脚の種類をおすすめします。

チャールズ・イームズ デザイン

ラウンジチェア

出典先:https://pixabay.com/ja/photos/A2-3564955/#content

「ラウンジチェア」は、ニューヨーク近代美術館やシカゴ美術館の永久展示品に選ばれている、不朽の名作です。通常、オットマン(足を乗せる家具)とセットで使われます。これまで、数々のテレビドラマや映画のインテリアに登場してきました。

19世紀のクラブチェアを現代版としてデザインしたもので、男性が使う椅子をイメージして作られています。椅子表面はブラックレザー、背面にウォールナット材が使用され、訪れる人を包み込むような外見が特徴です。

プライウッドラウンジチェア

成形合板を組み合わせた軽やかな印象の「プライウッドラウンジチェア」をご紹介します。プライウッドとは、芯材の上に薄い木材を層にして接着した合板のことです。曲面に成形加工されており、ファブリックチェアに劣らない座り心地の良さを生み出しています。

モダンインテリアのリビングにおいては、ソファサイドのアームチェアとして、あるいは書斎やキッチンの休憩用として使うのがおすすめです。成型合板には適度なしなりがあるため、長時間座っても疲れにくくなっています。

ハンス・J・ウェグナー デザイン

ザ・チェア

ザ・チェア ウォルナット

出典:楽天

「ザ・チェア」は1949年にデンマークの家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーによって生み出され、「椅子の中の椅子」という意味を持ちます。世界で最も美しい椅子と評価され、故ケネディ大統領が愛用していたという逸話も有名です。

数々のインテリア雑誌で取り上げられている「ザ・チェア」は、シンプルな構造美と抜群の座り心地を兼ね備えた完成度の高い椅子です。長く使いたい方は、ウォルナット無垢材のフレーム部塗装がオイル仕上げのタイプがおすすめです。

Yチェア

Yチェア ウォルナット

出典:楽天

背もたれの部分にアルファベットのYに見えることから「Yチェア」の愛称で親しまれている椅子をご紹介します。脚部に使われている木材は、ウォルナット材、ビーチ材、オーク材などです。座面にはペーパーコードという、紙で編まれた強度の高い縄が使用されています。この椅子の温もりやフィット感を高めている要因の一つです。

木部の仕上げには、年月の経過とともに味わい深くなるようソープフィニッシュという技法が使われており、洗浄で汚れを取り除くことができます。

ウォルナット材と相性の良いカラー:4選

1:ホワイト

出典先:https://unsplash.com/photos/iRiVzALa4pI

深みのあるウォルナット色と相性のいいカラーとして、ホワイトが挙げられます。ウォルナット材の家具を主役として生かすには、天井・壁・床・ラグなどをホワイトでまとめることがポイントです。

ウォルナット材はダークチョコレートに例えられるように明度の低いカラーなので、ホワイトを基調とすることで濃淡が生まれ、メリハリのある空間になります。ホワイト×ウォルナットは、特にリビングなど広い空間で真似したい組み合わせです。

2:グレー

グレーは、ウォルナットの家具を上品に見せる、おすすめの組み合わせカラーです。ダイニングチェアの座面やソファの座面、床のラグやカーテンなど、ファブリックに無彩色のグレーを用いることで、ウォルナット材の温もりがより際立ちます。

ブラックほど主張が強くなく、ホワイトほど明るくなく、グレーは適度に落ち着いた大人のインテリアを好む方におすすめです。レッドやブルーなどのビビッドカラーを差し色アイテムに使うと、さらに洗練されたインテリアが実現します。

3:ブラック

ブラックとウォルナットカラーは、エレガントでスタイリッシュな組み合わせです。ブラックが、きりりと空間を引き締めて見せます。男性的で知的なイメージを持つ組み合わせなので、書斎やパソコンルームにもおすすめです。

例を挙げると、ウォルナットのダイニングテーブルにブラックの椅子を組み合わせたり、テーブルの脚がブラックのものを選んだりします。ソファでは、ウォルナットフレームにブラックのレザー張り座面は、相性のよい組み合わせです。

4:ブラウン

モダンなインテリアにしたいけれど、無機質なモノトーンにはしたくない、という方にはブラウンカラーを基調としたインテリアコーディネートがおすすめです。ブラウンは暖かみのある色なので、ダークカラーやスチールなど冷たい印象の家具をやわらかく家庭的に見せてくれます。

リビングの家具をすべてウォルナット材のアイテムで統一する場合は、床の色合いをワントーン明るめにすると、単調になりすぎずウォルナットの家具が生きてきます。

ウォルナット材を生かしたモダンインテリア実例

リビング実例


出典先:https://pixabay.com/ja/photos/98-4032134/#content

ウォルナット家具を使ったリビングのインテリア実例です。先にも述べましたように、ウォルナットの深みのあるブラウンを活かすため、床の色をトーンアップさせています。あえてホワイトの家具をミックスしているのは、主役となるウォルナット家具を目立たせるためです。

木の幹を想わせるウォルナットと相性のいい観葉植物のグリーンを配置し、心地よい風が感じられるような、穏やかな配色のリビング空間を創り上げています。

ダイニング実例

出典先:https://pixabay.com/ja/photos/AB-1006525/#content

インテリアをナチュラルテイストに仕上げるなら明るい色のウォルナット家具がおすすめですが、モダンテイストに仕上げたい場合はダークカラーのウォルナットを選びましょう。テーブルとチェアの脚をウォールナット材でコーディネートしたダイニングルームです。

ガラス天板で透明感と軽さを出し、椅子のファブリックで温もりをプラスしています。インテリア小物の種類をガラスやシルバーで統一しているので、現代的でエレガントなダイニングに仕上がっていて素敵です。

まとめ

出典先:https://pixabay.com/ja/photos/A3-4255691/#content

ウォルナットは家具やインテリア内装に好まれる高級木材です。その特徴的な美しい木目模様が人気で、さまざまな種類の家具に加工されています。この記事では、日本でも特に人気の高いデザイナーズ家具や、よく売れているおすすめの家具をご紹介しました。この機会に、ぜひウォルナット材の家具の魅力に触れてみてください。

ウォルナット材が気になる方はこちらもチェック!

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