カマボコテントソロ
カマボコテントソロとは
DODの人気2ルームのソロサイズ
トンネル型2ルームテントの火付け役となったDODのカマボコテントをソロで使いやすくしたテントがカマボコテントソロです。もともとソロサイズで使いやすい2ルームがなかったこと、ソロ用のトンネル型も少なかったということで非常に人気があります。
2ルームテントが持つ通気性や冬でも使える快適性などはそのままに、サイズ感をソロ用にしただけのテントとなり従来のソロ用テントでは無かった快適さと居住性が魅力的なテントです。
カマボコテントソロ「UL」と「TC」
カマボコテントにはウルトラライト(UL)とTCの2種類があります。ウルトラライトはTCよりも軽量な40Dのナイロンが使われていて山岳テントのような薄めの作りで、2ルームサイズでも軽量なモデルです。2021年3月25日現在販売終了していて在庫がある限りになっています。
TCはコットンとポリエステルの混紡で通気性が高く、遮光率や手触り、風合いなどがウルトラライトよりも優れていますが、重たい種類となり、現在も発売されていますよ。
カマボコテントソロの基本情報
カマボコテントソロのサイズ
カマボコテントソロ
カマボコテントソロは前述したように2種類ありますが、違いなどは後述し、まずは共通するスペックを紹介しますね。カマボコテントの使用人数は1~2人となりテント全体のサイズは450×170×高さ120cmです。
トンネル型2ルームということでソロ用でも大きく、インナーサイズは200×150×高さ110cmです。前室(リビング)の広さは225×170cmと一般的なドームテントよりも非常に広くなっています。
カマボコテントソロの高さ
2ルームはテント内で立てるほど高いものが多いのですが、カマボコテントソロは1人用のドームテントと同じ高さか少し低めです。この部分は大型の2ルームと大きな違いになります。また、ドーム状になっているため一番高い場所で120cmとなり中心から離れると低くなりますよ。
インナーサイズは200×150cmありますが、低いことを考えると2人で使うより1人で使ったほうが快適です。
カマボコテントソロの付属品
ペグとスタッフバッグが付属します。スタッフバッグのカラーはフライシートのカラーと同じになりウルトラライトとTCでそれぞれカラーが違います。カラーはウルトラライトがブラック、TCがタンです。ロープは本体に付属しています。
2つのカマボコテントソロの違い
カマボコテントソロ「UL」は販売終了
軽量なウルトラライトとTCでは違う部分も多々あります。まずは現在も発売されているのは先行して発売されたTCモデルです。化繊を使っている軽量なウルトラライトはTCの後から発売されましたが、現在はDODから新品という形で入手できず販売終了品になっていますよ。
2つのカマボコテントソロは素材が違う
前述したようにウルトラライトは山岳テントで使われるような薄手のナイロンです。化繊の特性として軽く、速乾性があり、水濡れに強く耐水圧が2000mmあります。しかし、日光により自然と劣化しやすかったり、火の粉で簡単に穴が開いたりします。
TCは丈夫な素材できちんとメンテナンスすると長く使えたり、通気性がよく熱がこもりにくかったりとウルトラライトよりも居住性が高いです。しかし、綿を使っているため乾きにくかったり重たいという違いがあります。
カマボコテントソロは材質でスペックが違う
ウルトラライトは薄いため重さは5.4kgとソロ用の2ルームと考えると軽いです。TCは10.3kgとソロテントとしては重めです。また、生地の厚みが異なるため収納サイズにも違いがあり、ウルトラライトの収納サイズは47×20×高さ20cmですが、TCは60×25×高さ25cmになり少しサイズが大きいです。
また、TCのインナーは75Dポリエステルとなり、ウルトラライトのインナーは40Dナイロンという違いもあります。
カマボコテントソロの耐水圧について
ナイロンとTCでは防水の仕組みが異なります。ナイロンは水を弾くようにして生地に水が染み込まないようにしていますが、TCはコットンが水を吸い上げることで繊維が膨張し隙間を埋めるという仕組みになります。
そのためTCの耐水圧は300mmしかありませんが、DODのカマボコテントソロ以外のTCテントでも300mm程度しかなく問題ない数値ですよ。目で見える耐水圧という部分では大きな違いですが、防水性はあまり変わりません。
2つのカマボコテントソロの違い
- 現行モデルはTCのみ
- 素材と特徴が違う
- 重さと収納サイズが違う
- カラーが違う
カマボコテントソロの魅力と口コミ
はじめに
これから特徴や魅力、口コミを紹介していきます。2種類のカマボコテントソロがありますが、素材が違うため特徴も少し異なることから主に現行モデルのカマボコテントソロTCについて紹介しますね。
1:1人のアウトドアにおすすめサイズ
カマボコテントソロは高さは低いですが、ソロキャンプ向きのありそうでなかった2ルームテントという魅力があります。前室が広いだけならコールマンのツーリングドームなどがありますが、正面、左右から出入りでき、お座敷スタイルなら料理などの作業もできるサイズ感というのは珍しいです。
ウルトラライト、TC共にサイズは変わらずテントを設営するだけでリビングが確保でき、タープ設営の手間も省けますよ。デュオキャンプにもおすすめです。
サイズ感に関する口コミ
ファミリーキャンプで使うには狭いですが、デュオキャンプ、ソロキャンプでは非常に使いやすいテントです。蚊帳などをうまく活用するとリビング部分でも寝られそうと言われています。アウトドアメーカーのDODの製品ということで全体的に高評価されている小型2ルームです。
大人2人、子供1人、ギュウギュウでねれました。ソロだと広々使えました。
次回は自分だけインナーテントから出て、
蚊帳とコットで寝てみます。
2:機能性素材で過ごしやすい
現在も発売されているカマボコテントソロはTC素材です。TCは重たいですが、ウルトラライトモデルのナイロンにはない魅力が豊富にあります。TCの特徴は前述したように遮光性や通気性にすぐれ、耐水圧自体は低めですが、きちんと防水になっていますよ。
通気性が高く吸水性があるため、冬に発生しやすい結露にも強く過ごしやすいです。ただし、前述したように一旦水を吸い上げてしまうとなかなか乾かないという注意点もあります。
3:通気性がいい
前室が広いワンルームのテントと比較するとカマボコテントソロは2ルームなので前室部分に大きな窓があります。窓とベンチレーションを含めると上下左右の全方位を開放でき風通しが非常によく夏でも過ごしやすいです。
特にTCは遮光性が高く、熱がこもらずシーズン問わず使いやすい高機能なモデルになっています。さらに、フルクローズしていてもベンチレーションによりきちんと換気でき、寒いときはフルクローズしていても快適に過ごせます。
4シーズン使える
通気性がいいと夏は涼しく、冬は結露の発生を軽減できます。また、TCモデルは生地の通気性、吸水性と窓による通気性の3つの効果で結露が発生しにくくなります。
また、スカートもきちんとあり冬では風の吹込みを軽減し夏でも冬でも使いやすいですよ。フルクローズすることでひと目が気にならないという効果もあります。
通気性に関する口コミ
通気性が高そうという口コミも多いです。前室が広いドームテントと比べると窓があり通気性が高いですよ。夏のアウトドアでは風通しが悪いとどんどん熱がこもってしまいます。
夏は使用していませんがメッシュ使用でインナーを省いたスタイルなら夏も問題ないと思いますね
4:組み立て方がシンプル
カマボコテントソロはトンネル型テントに分類されポール(フレーム)を立ててペグとロープ固定するだけで組み立てできます。ある程度テントの組み立てに慣れている方なら所見でも15分程度で組み立てられほど簡単です。
構造もシンプルでドームテントのようにポールを交差させていく必要はなく、1本ずつスリーブに通して固定するだけでアーチ状になり、自然とカマボコテントソロの形状になります。
カマボコテントソロは金属フレーム
カマボコテントソロは金属フレームを採用しています。グラスファイバーより軽く、強度も期待できカマボコテントソロの生地の重さに負けないフレームになっていますよ。金属フレームで組み立てしやすく扱いやすいところもカマボコテントソロの大きな魅力です。
ソロ用テントは設営が難しいものは敬遠されやすいです。
強度に関する口コミ
背が少し低めですが、その分風に強く、金属フレームということで耐久性もきちんとあると評価されています。テントはアウトドアでの家となるため風や雨に対する強度も大切です。
化学繊維と綿の混紡となるTCは耐久性も高い素材となり、カマボコテントソロULのナイロンもポリエステルより強度のある素材です。
雨にあたりましたが
防水も大丈夫でした。風も強かったですが無事でした!
5:レイアウト・拡張性
カマボコテントソロは、そのままでも2ルームのため広いリビングがありますが、前方と左右の出入り口はポールを追加するとキャノピーにもなりますよ。タープがなくてもある程度レイアウトをアレンジできる拡張性があります。
また、高さが低いためタープとの連結も比較的簡単にできる魅力もあり、リビング部分のレイアウトはアレンジしやすいです。さらに、インナーを使わなければ背の低いシェルターとして広々使える魅力もあります。
お座敷スタイルがおすすめ
カマボコテントソロのおすすめスタイルは、地面にレジャーシートなどを敷いて直接座るお座敷スタイルです。ロースタイルでも大丈夫ですが、カマボコテントソロの高さを考えると丈夫のクリアランスがなくなってしまいますよ。
少しだけですがレイアウトがアレンジできたり、入口部分を跳ね上げられたりと2ルームらしい複数の使い方ができるところもカマボコテントソロの魅力です。
6:焚き火が楽しめる
TC素材のカマボコテントソロに限った特徴ですが、カマボコテントソロの近くで焚き火をしても火の粉で穴があくことは少なく安心して焚き火ができる魅力があります。ナイロンやポリエステルなどの化学繊維を使った生地は、熱に弱く火の粉程度の小さな火でも溶けるようにして穴が開いてしまいますよ。
TCに含まれているコットン(綿)は天然の耐火素材のようなもので火の粉に触れた程度では燃えにくい性質があります。ロープは化繊のため注意しましょう。
7:薪ストーブ・ストーブが楽しめる
カマボコテントソロは1人用でも2ルームということで薪ストーブ、石油ストーブを中で使えます。小さいためフルクローズして使うのは非常に危険です。一酸化炭素警報機を使いながらフルクローズしないようにして使いましょう。
薪ストーブを使うときは、煙突を出す工夫が必要になりますがカマボコテントソロの場合は生地に穴を開けなくても正面の入口部分から煙突を出しやすいです。煙突などもロープで固定してくださいね。
カマボコテントソロのまとめ
1人で使える立派な2ルーム
カマボコテントソロは1人で使える立派な2ルームということで秘密基地と形容されることも多いテントです。高さは低めですが、お座敷スタイルで使いやすく前室が広いためタープを使わなくても雨をしのげます。
ポールを追加してキャノピーすると影の部分を延長でき、より広いリビングが確保できますよ。TCのため少し重たいですが、オートキャンプなら簡単に持ち運べる重さに収まっていておすすめです。
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