おつまみ香房 ST-115
モクモグ ST-116
燻家(スモークハウス)
お手軽香房
ウィスキーオーク
SOTO ピート
ソト(SOTO) いぶし処 ソーセージメーカーセット
燻製用脱水シート SOTO
温度計 ST-140
スモーカー・タープケース ST-1241
燻製に必要な道具について
さまざまな道具・アイテムが必要
スモークするには専用の調理器が必要になったり、煙を発生させるための燻煙材が必要になります。専用の調理器は燻製器といい煙を庫内の中に閉じ込めて食材に煙の風味を付けるための道具です。
煙を発生させるための燻煙材というのは、おが屑を固めたスモークウッドや木を乾燥せてチップ状に粉砕したスモークチップになります。どちらも揃えないとスモークを楽しめず、燻製器もチップもさまざまな種類がありますよ。
ダンボールでもスモークできる
燻製の種類によってはダンボールでもできます。また、SOTOのいぶし処を含め市販されている燻製器の中にはダンボールのものもあり初心者でも気軽に燻製を始めやすくなっていますよ。
また、燻製といえばキャンプやバーベキューなどのアウトドアで作るものですが、煙を燻製器の中に閉じ込めて作るため意外と煙の量は少なく家の中でも換気扇の下だと作りやすく、庭でも簡単にさまざまな食材を燻製にできますよ。
SOTOのいぶし処シリーズがおすすめ
初心者でも気軽に燻製が楽しめるブランド
いぶし処とは燃焼器具を展開している新富士バーナーのアウトドアブランド「SOTO」から発売されている燻製用品のブランドです。金属製の本格的な燻製器からダンボール製の使い捨てですが、気軽にスモークが楽しめる燻製器まで揃っています。
また、燻製に関する道具の温度計やスモークウッド、スモークチップも多彩な種類が揃っていてさまざまな風味の燻製が作れますよ。脱水シートなど燻製の下準備に必要なアイテムも揃います。
いぶし処はなくなった?
現在発売されているSOTOの燻製用品からは「いぶし処」のロゴはなくなっています。ブランドそのものがなくなったというより製品パッケージなどのデザインが変わり、名前がなくなった形です。いぶし処として発売されていた燻製器や各種道具は一部を除きそのまま発売されています。
そのため今回はいぶし処シリーズとして燻製関係の道具を紹介しますね。厳密に区別するといぶし処ではないものもありますが、燻製に関する道具という点では同じです。
通販ではいぶし処も見つかる
現在はいぶし処のロゴがない燻製用品となっていますが、通販ではいぶし処の名前がある古いバージョンの製品も手に入りますよ。デザインが違うだけでいぶし処のロゴがなくても使い方が大きく変わることはありません。
SOTOいぶし処 おすすめ燻製器4選
1:おつまみ香房
おつまみ香房 ST-115
ダンボール製の小型燻製器です。どこでも持ち運べ低価格なところが魅力的です。小型のためソロ用ですが網やスモークウッドが付属し食材を購入するだけで燻製作りに挑戦できますよ。
使い捨てですが、2~3回ほど使えるためコスパも抜群にいいモデルです。組み立て式ですが、串を通して網を引っ掛けるだけのためDIYが苦手な方でも問題なく組み立てられますよ。廃棄するときも畳めばコンパクトになり捨てやすいのも魅力的です。
おつまみを作るときにちょうどいいサイズ
いぶし処の燻製器の中で1番小さいサイズです。おつまみを作るときにちょうどいいサイズとなりますよ。また、ダンボール燻製器はガスコンロなどの熱源不要でどんな場所でも使える魅力がありますが、使えるのはスモークウッドだけとなるため注意してくださいね。
使い方は、網と食材をセットした後、付属のウッドをガスバーナーなどで着火して線香のように煙だけが出ているか、勢いよく燃えていないか確認してアルミ皿に入れて燻製器に入れるだけです。
2:モクモグ
モクモグ ST-116
新しいタイプの燻製器です。いぶし処のロゴなどはなく付属のデコレーションシールを使ってオリジナル燻製器が作れる子どもも楽しめる燻製器になっています。マスキングテープで飾り付けしてもかわいくなりますよ。
燻製器としても機能的で煙突部分は本物の煙突と同じで煙を排出できるようになっていて、庫内の煙量の調整がしやすいですよ。また、地面に接する部分は重りで固定できるようになっていて風がある日でも安心して使える魅力があります。
いぶし処ではないがおすすめ
いぶし処のブランド名があったときには、まだ発売されていなかった燻製器です。しかし、スモークウッドや網などが付属し前述したいぶし処の燻製器と同じ使い勝手があり重りで固定できたり、煙の量を調整できたりと使いやすくなっていておすすめです。
使い方も変わらず、食材と網をセットし底部に火をつけたウッドを入れるだけです。煙突を開閉することで庫内の温度を調整でき、チーズが溶けすぎないようにもできて初心者でも簡単に作れます。
3:燻家(スモークハウス)
燻家(スモークハウス)
いぶし処の定番のダンボール燻製器です。サイズが大きいタイプとなりたくさんの食材を一気に燻製できますよ。また、大きな肉、魚は付属のS字フックを使ってぶら下げて燻製できるため、ブロックのままベーコンにするなど本格的な燻製も可能です。
ダンボール燻製器は初心者向きですが、30~60度程度の中温でやや長時間いぶす燻製方法にマッチしていて温燻が非常にやりやすい定番の燻製器です。そのため初心者だけではなく上級者におすすめです。
使い方が豊富
サイズが大きくなったことで食材を吊るすということも可能ですが、いぶし処の他の燻製器と同じように網に食材を並べても燻製ができます。網は一枚しか付属しませんが、串と網を追加して2段にカスタムしても使えますよ。
線香のように大きな炎をあげずに燃えるスモークウッドのおかげで温度調整などをしなくても温燻がやりやすく、高さのある燻製器のため溶けやすいもの、生で食べたいものはカスタムして上の方に置くといいでしょう。
4:お手軽香房
お手軽香房
メッキ鋼鈑を使用したいぶし処の本格的な燻製器の1つです。金属素材のためガスコンロとチップを使った高温で短時間だけいぶす熱燻にも対応していますよ。本品はスターターキットとして定番のチップ、温度計が付属しすぐに燻製が楽しめるようになっています。
いぶし処の本格的な燻製器ですが、初心者でも購入しやすい価格帯で扱いやすいところもポイントです。繰り返し使えコンパクトに収納できるところなど評価の高い定番燻製器になります。
便利ないぶし処のアイテムセット

便利ないぶし処のアイテムがセットになっているところが大きなポイントです。温度計があると庫内の温度がわかり火力調整がやりやすくなりますよ。また、付属するチップもバライティー豊かで食べ比べもできます。燻製はいぶすときに使った木の種類で風味、色付きが大きく異なりますよ。
チップの使い方は直接チップを燃やすのではなく、チップを容器に入れツーバーナーなどで熱していきましょう。直接燃やさないのがポイントです。
ケースもおすすめ
スモーカー・タープケース ST-1241
繰り返し使える金属の燻製器は、収納時に臭いが気になりやすいです。専用の収納袋の中に入れておくと臭いが気になることはなく家の中でも収納しやすくなりますよ。また、防水袋のようになっているためアウトドアで濡れたものを入れても大丈夫です。
材質はターポリン製となり、ターポリンは塩化ビニールにより覆われた耐久性が高く、屋外でも劣化しにくい丈夫な素材です。
SOTOいぶし処 おすすめチップ4選
チップとウッドの違いとは

チップとウッドの違いは燻製のやり方です。温燻のように中温でやや長時間いぶしたいときはウッドがおすすめとなり、高温で短時間燻したいときはチップがおすすめになります。食材の相性などの特性はチップでもウッドでも樹種が同じだと、特性は変わりません。
いぶし処のチップ、ウッドはともに大きいサイズと使い切りのような小さいサイズがあります。
1:さくら
さくら
桜は定番のチップ、ウッドとして大人気です。香りが強いため、癖のある肉との相性がいいですよ。迷ったときにとりあえず桜でいぶすとおいしくなると言われています。あくまで相性の問題となり他のチップでもおいしくできるので自分で好みの樹種を探すのもおすすめです。
ウッドは数時間いぶすときに使いやすくチップは短時間いぶすときに使いましょう。また、家中で使うときはチップ、庭で使うならウッドのように熱源の有無で使い分けできます。
2:りんご
りんご
少しあまい香りがあるりんごもいぶし処の人気チップ、ウッドとして発売されています。桜とは同じバラ科ですが、真逆のような特性があります。強い香りはなく優しい香りになることから癖のない鶏肉や白身魚におすすめです。
癖のない食材と相性がいいのですが、チーズや卵もおいしく燻製できますよ。いぶし処では定番の樹種となり簡単においしい燻製ができます。
3:なら
なら
ならは日本各地に自生する樹種で、さまざまな種類があります。ならは桜やりんごのように特徴的な風味がつく燻煙材ではなく色付きのいい燻煙材として人気です。いぶし処のならは魚との相性がいいと言われていますが、外国では肉類にも使われています。
スモークチップはいろいろなチップとブレンドして使えるのでりんごや桜にならを足して色付きを補うというような使い方もできます。いぶし処以外のチップと組み合わせてもさまざまな燻製が楽しめますよ。
4:ウィスキーオーク
ウィスキーオーク
いぶし処の中でも少し変わったアイテムがウィスキーオークです。いぶし処の他の燻煙材は自然に自生する樹種ですが、ウィスキーオークはウィスキーを漬け込んだ樽を加工したものです。
ウィスキー自体にモルトをいぶした風味が付いていて燻製との相性が非常にいい燻煙材です。強烈に香る燻煙材ではないため、白身魚などのあっさりした食材におすすめです。ピートをふりかけるとさらに風味が増します。
ピートとは
SOTO ピート
いぶし処からはピートも発売されています。ピートとはウィスキーのモルトを乾燥させるときに使われる植物由来の泥炭です。石炭のように燃料になり、スモークチップやウッドと一緒にいぶすことで特有のフレーバーになります。ウィスキーがもつ特有のスモーキーフレーバーはピートに由来しますよ。
前述したいぶし処のウィスキーオークと相性がいいですが、他の樹種にもきちんと使えるおすすめアイテムです。ピートの有無で香り方が大きく異なりますよ。
SOTOいぶし処のおすすめアイテム3選
1:いぶし処 ソーセージメーカーセット
ソト(SOTO) いぶし処 ソーセージメーカーセット
手作りソーセージ(ウィンナー)を作るためのセットです。キャンプやバーベキューで好まれる食材のウィンナーを自作できます。セット内容は本体とフランクフルト用の直径の大きい口金とウィンナー用の直径の小さい口金が付属しています。また、ノズルクリーナーも付属していて洗浄しやすいですよ。
使い方は本体の中に作ったウィンナーのタネを本体に入れていき、ハンドルを押すだけでケーシングにタネが押し出されていきます。
ウィンナーの作り方とは
豚赤身肉829g
牛赤身肉439g
豚脂肪390g
雪氷249g
食塩24g
総合塩漬剤 P-3 117.8g
スパイスミックス ウインナーブルスチェン9.5g
天然ケーシング 羊腸2~3袋(4~6m)
ウィンナーの大まかな作り方を紹介しますね。ボウルにひき肉に塩などでして味を付けて混ぜていきます。このときに手の温度で温めないように氷に当てながら混ぜましょう。レシピによっては氷を直接ボウル中にいれてダイレクトに冷やしながら混ぜる場合もあります。冷やさないと味がわるくなるので注意してくださいね。
タネができたら口金にケーシングをセットしてタネをいぶし処のソーセージメーカーに入れてケーシングに詰めていきましょう。
2:燻製用脱水シート
燻製用脱水シート SOTO
燻製をおいしくするには水分をほどよく抜く、乾燥させる必要があります。食材の表面に水分があると煙と水分が混じり味が著しくわるくなります。いぶし処の燻製器にかぎらずスモーク料理を作るときは食材を乾かしておきましょう。
いぶし処からは簡単に脱水できるシートが発売されていて非常に便利ですよ。水分を取り除くことで臭みも一緒に取り除けることからいぶし処というブランドですが、燻製以外の料理でも活用できる便利シートです。
アウトドアで簡単に脱水
使い方は食材をシートで包むだけです。包んだ状態で冷蔵庫やクーラーボックスで冷やしておくと簡単に脱水できおいしい燻製ができますよ。塩をまぶしキッチンペーパーなどで包んで脱水する方法だと時間がかかりますが、いぶし処の脱水シートなら時短できおすすめです。
バラ肉のブロックなど大きい食材を燻製するときに特に便利なアイテムとなります。
3:温度計
温度計 ST-140
燻製は温度管理といぶす時間が大切です。ダンボールの燻製器では高温になっても80度を超えることは少ないためなくてもいいですが、きちんと温度管理をしたいという方は、いぶし処から発売されている専用の温度計があるといいでしょう。
例えばスモークウッドを使う温燻は1時間ほど燻製することが多いですが、高温のまま1時間も燻製すると食材から水分が抜けてしまい味が落ちます。また、高温で短時間いぶす熱燻は、温度が低いと生焼けのようになります。
差し込むだけの簡単な使い方
温度計の使いかたは燻製器に差し込むだけです。いぶし処から発売されている金属の燻製器には温度計用の穴がありますよ。ダンボールのものは穴がありませんが、紙なので温度計用の小さな穴をあけるのは簡単です。串などを使うといいでしょう。
また、温度計の先端は串のようになっていて直接食材の温度も調べられます。
SOTOいぶし処のまとめ
いぶし処は燻製初心者におすすめ
SOTOが発売するいぶし処には燻製初心者向けのアイテムが多数あります。今回はいぶし処として発売されていたものを中心に紹介しましたが、家の中でも使いやすい陶器製の燻製器などもありますよ。
また、ピートや脱水シートなど上級者でも愛用するアイテムもたくさんあり燻製に少しでも興味がある方におすすめのブランドです。いぶし処のアイテムは通販のほか、ホームセンターでも見かけやすく実物を見てみたい方はアウトドア用品コーナーを探してくださいね。
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