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コンテナガーデンの魅力とは?作り方を基本から解説!玄関や庭先をおしゃれに彩ろう!

コンテナガーデンとはプランターや鉢等に苗を寄せ植えして作る小さな庭。そのメリットとコンテナガーデン向けの鉢の大きさ・種類・選び方注意点を紹介すると共にコンテナガーデン向けの花・観葉植物・ハーブのレイアウトデザインと作り方を解説します。作成後の手入れも必見です。
2021年3月17日
佐藤3
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はじめに:コンテナガーデンのすすめ

コンテナガーデンとは?おすすめデザインも紹介

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4366646?title=%E6%88%91%E3%81%8C%E7%94%BA%E3%81%B8%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%9D%E3%80%90%E6%96%B0%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E3%80%91

コンテナガーデンという植物の楽しみ方をご存知でしょうか。このコンテナガーデンは想像するよりもずっと汎用性が高く狭いベランダガーデニングから大きな庭付きの家でも楽しめるたくさんの方におすすめできる植物とのふれあい方・グリーンレイアウトの方法です。

好きな観葉植物を鉢に植え付けるだけでも良いですがよりおしゃれに、複数の種類の花やハーブなども楽しむためにはレイアウトや組み合わせ方法も知っておくとオリジナルの寄せ植えにも挑戦できるでしょう。

気軽にコンテナガーデンをはじめよう

大きな庭全体ではなくコンテナガーデンという小さな集合体単位で考えるガーデニングは初心者の方にも作りやすく、できたものをまたいくつか組み合わせることでより楽しさも広がります。

難しく考えずにまずはひとつ作ってみてはいかがでしょうか。準備するものから基本的な作り方・デザイン例と順にご紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。

コンテナガーデンについて

コンテナガーデンをこれから始めてみたいという方や、今までコンテナに花やハーブを植え付けたことがあったけれど少し納得できなかったという方にもう一度確認してもらうという意味も含めてコンテナガーデンとはどのようなものなのかということからご説明しましょう。

コンテナガーデンとは

Photo byFaceGuard

コンテナガーデンは名前の通り、プランター・コンテナ等の鉢に植物を植え付けるだけのものではありません。

広々とした庭などに植え付けるのではなく、ブロックやレンガで区切られた小さな花壇や、玄関先に作られたコンクリートの土の部分でおこなうガーデニング・ハンギングバスケットに観葉植物を植え付けて室内に吊るすことまで幅広く差す言葉です。

花壇はどこまでコンテナガーデンといえるか

イングリッシュガーデンのように庭全体が花壇という場合をのぞいて、庭の一角の狭い範囲を柵やブロックで囲んだものであればコンテナガーデンと言って良いでしょう。

具体的にどのくらいの大きさという定義はありませんが、想像して欲しいのは玄関先や門柱まわりに植物を植え付けるように作られた囲まれたエリア。ここであればコンテナガーデンと呼んで差し支えなく、またコンテナガーデンの作り方が応用できる場所でもあります。

コンテナガーデン用鉢の選び方

庭はもちろんベランダな室内でも楽しめるコンテナガーデン。はじめるにあたってまず知っておきたいのが鉢の選び方でしょう。基本的にどのような鉢で作っても良いのですが、場所によって適したものや寄せ植えなど苗の数によってどの程度を見積もっておくと良いかをご説明します。

選び方ヒント1.鉢の材質

Photo bycongerdesign

陶器の植木鉢

陶器の植木鉢はどのような場所でも置くことができる反面、重いというデメリットがあります。落ちてきたときのことを考えるとハンギングには不向きであることがおわかりいただけるでしょう。

プラスチック

陶器の鉢と対象的に軽くてハンギングにも適しているのがプラスチック製のコンテナです。ただし日光や経年による劣化で寿命が短いのが注意点。室内での直射日光に当たらない場所に置く・ハンギングとして使用するのには適しています。

100均などでもおしゃれな装飾や色が揃っているのでとても買い求めやすく、初心者の方はまずはここからはじめて見ても良いですね。

木製コンテナ

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コンテナガーデンとして多くの方がまずイメージされるのがこの木製コンテナではないでしょうか。これは直接土を入れても良いですし他の小さめの鉢をたくさんこの中に入れてひとつの作品を作ることにも向いています。

ただし木製であることから水がかかった状態が続くと腐ったり、屋外に置くとシロアリなどの虫に食われたりするので陶器の鉢に比べると寿命は短めです。木材で自分で作ることもできるため、欲しいサイズの鉢やコンテナが見つからないときにも便利でしょう。


ココヤシのライナー

これは主にハンギングで使われる素材でナチュラルな感じが植物の雰囲気を壊さず、また水にも強い・軽いということで愛用される方も多いものとなっています。これだけでは使いづらいのでアイアン製などのかごに入れて使われるのが一般的。

ハサミでカットすることもできるのでサイズ調整も比較的簡単なうえ、軽いのでアイアンフェンスやパーテーションに何段かに分けて掛け、玄関先など狭いところでも縦に伸ばしてたくさんの花を飾るという使い方もできます。

選び方ヒント2.大きさと苗の数

直径15cm鉢で苗1本が目安

Photo by torisan3500

ここまでも度々サイズのことについて少し触れましたが、どのくらいの大きさに何本の苗を植え付けるのかというのもコンテナガーデンをはじめようとする方が悩むところでしょう。

コンテナガーデンを作るときの目安として15センチの鉢であれば苗は1本程度20cmならば2本植え付けることができます。それよりもたくさんの種類を寄せ植えにする場合は植物の成長を見越して植え付けるときに苗の周りに土のスペースができるようぎゅうぎゅうにならないよう並べて本数を確認してください。

選び方ヒント3.コンテナの数

ひとつ置くより複数が断然うまくいく

Photo byMacyvi

コンテナガーデンに限らずはじめて植物を育てる方や、今までどうしてもたくさんの種類の花を植え付けると思ったようにおしゃれに作れないという方はセンスではなくて花の種類をまだあまり知らないことに原因がある場合もあるでしょう。

そんな方におすすめなのもコンテナガーデンです。色や草の高さ鉢のデザインなど入れ替えて納得するポジションや組み合わせをいろいろと試してみることができるので、同じ種類の草花や多肉植物・ハーブなどを植え付ける場合でもより納得できる作品づくりがおこなえます。

並べたり高さを出してこなれ感アップ

はじめての方でもぜひ試して欲しいのがひとつの鉢にたくさん寄せ植えせず複数の鉢を並べたり重ねたりするコンテナガーデンの作り方です。

高低差があった方が立体的におしゃれに見えるのですが1つの鉢やプランターでそれをしようとすると慣れていないと植物選びも難しく思ったようにいかないことも多々あります。

そんな時は逆転の発想で植えているコンテナを鉢棚などの高低差のある台の上に並べることで初心者でもこなれ感のあるガーデニングが楽しめるでしょう。

コンテナガーデンの作り方:準備するもの

自分の作りたいイメージの鉢選びができたら一緒にそのほかのコンテナガーデンの材料も集めていきましょう。どんなものが必要なのかチェックしてみてくださいね。

コンテナ

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コンテナ類は前章でご紹介したものだけでなく、植え付ける植物・置き場所を考えて用意してください。後述で素敵なレイアウト例もご覧いただきますのでそちらを見てイメージを膨らませ真似してみるというのもひとつの方法です。

鉢底ネット・鉢底石

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自作の木製コンテナでも空き缶などを使った鉢を用いる場合でも必ず鉢の底には不要な水を排出するための穴を開けてください。そこには鉢底ネットを敷きその上には水はけをよくするために鉢底石を入れるのがおすすめ。ネットの役目は石が穴から落ちない・虫が下から入り込まないなどのメリットがあります。

土・元肥

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植え付ける植物によって草花の土や観葉植物・ハーブ・野草用の土まで適した配合で元肥まで入っているものが売られています。基本的にコンテナガーデンは狭い範囲で作るガーデニングなので土はこのような市販のものを使うのが良いでしょう。買い求める際は元肥入りのものだと植え付けが簡単です。

スコップなどのガーデニングツール


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特に寄せ植えなど細かい土入れ作業が必要となる場合には通常のスコップ(シャベル)ではなくて竹を斜めにカットしたような形のスコップがあると狭いすき間に土を入れるのにとても役立ち作業もスピーディーに進みます。こちらもできれば持っておくと良いですね。

基本的なコンテナガーデンの作り方

コンテナガーデンづくりの注意点

同じ土質を好むものを寄せ植える

Photo by kaidouminato

コンテナガーデンとしてたくさんの種類の植物を植え付ける場合の注意点は何といっても手入れの仕方でしょう。

わかりやすい例でいうと乾燥が好きな植物と水を絶やすと枯れてしまう植物、酸性土が育つものとアルカリ性の土質のものは一緒には植え付けることが難しくなってきます。植物の選び方の方法としては同じ土質のものを選ぶと失敗が少なく健康的です。

開花期間は基本的に気にしない

もうひとつお悩みとして多いのは、花の場合の開花期間です。注意点の逆でこちらは気にしなくて良いでしょう。どうしても長く咲き続けるものと花の時期が短いものとあるため花が終わった株があると見栄えが悪くなってしまうのを気にされるようですが解決方法が簡単だからです。

こだわる方はこの開花期間も考えて苗選びをされても良いのですが最初は気にせず土質や水やり頻度などお手入れ方法が合っていればお好みで植え付け終わった株は取り除いて別に新しいものをそこに植え付けた方が簡単でおすすめ。

コンテナの準備

ポイント:鉢底ネットはほぼ使う

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どんな植物でもどんな土でも必ず最初にするのは鉢底ネットを置いて軽石(鉢底石)を敷くこと。鉢の種類はプラスチックでも素焼きの鉢でも木製でも空き缶使用の場合にも同様です。

ただしココヤシのライナーの場合は素材自体にすき間があるため、自分で穴を開けない限り特別に鉢底の穴というものがありませんのでこの限りではありません。底の方に荒い石や大きめの赤玉土などを入れこそいれ鉢底ネットは必要ないでしょう。

苗の植え付け

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ポイント:鉢の大きさで数を決める

苗の植え付け方法ですが、鉢に合わせた苗の本数は前述の通り。組み合わせは同じ季節の花・観葉植物の組み合わせや同じ種類の色違いなどお好みで。

植え付けの順番はいくつかありますが、背の高いものから植え付けていく方や中央を決めてその周りに高さや色・葉がしだれるものは鉢の前、際の部分など考えながらひとつひとつ設置、すき間を土で埋めていくのが一般的です。

ポイント:お好みの数作って飾り付ける

鉢の大きさや土質の違いなどで、分けて植え付けられるのがコンテナガーデンのメリットでもあります。お手入れがしやすいというわけですね。

そのようにいくつか作ってそれぞれの鉢のレイアウトを考えつつコンテナに植えられた植物を並べていくのがこのコンテナガーデンの楽しさであり魅力といえるでしょう。

季節や用途別におすすめのコンテナガーデン例

最後になりますがデザイン例として季節の花の寄せ植えや観葉植物・キッチンハーブ・多肉植物の植え方やコンテナガーデンの作り方をご紹介していきます。

夏の花のコンテナガーデン

こちらのデザインは初夏に開花時期を迎え苗が売られている花と観葉植物を彩りとして集めた寄せ植えの作り方です。ペチュニアは開花時期も長くどんどん株が大きく丸く成長していくのでメインとして中央に配置。

青い星のようなイソトマを差し色として加え、背の高いニゲラなどは奥に置いてバランスを取っています。


冬から春まで楽しめるコンテナガーデン

冬から春のコンテナガーデンのデザインといえばキンギョソウ・パンジーやビオラ・アリッサムなどがお花としては使いやすいでしょう。そこにシロタエギクのシルバーリーフを引き締め役として一緒に配置していきます。

キッチンで使えるハーブのコンテナガーデン

コンテナガーデンのメリットとして室内でも複数の種類の植物を楽しむことができることがあげられます。キッチンで使うハーブ類はその代表的なものでしょう。こちらではスイートバジル・アップルミント・フェンネルと蚊が嫌う匂いを出してくれるゼラニウムも植え付けることで室内の害虫忌避にも役立つのでおすすめ!

多肉植物がたくさん!コンテナガーデン

こちらの多肉植物のこんもりしたデザインはネルソルという固まる土を使っているためこのようなものを作ることができています。多肉植物を扱っている園芸店やホームセンターで手に入れることができるでしょう。

多肉植物はふだんあまり水を必要とせず急に大きく成長することもないので、けっこうぎゅうぎゅうに植え付けてしまって大丈夫です。ピンセットを使って小さな株をひとつひとつこんもりと色や大きさのバランスを見ながら植え付けてください。

まとめ:コンテナガーデンをはじめよう

手入れしやすいコンテナガーデンを作る

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4241120?title=%E8%A1%97%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%AE%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%AA%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9

いかがでしたでしょうか。手入れしやすいコンテナガーデンの作り方とその注意点から具体的な植物や季節ごとの例を順をおってご紹介してきました。ポイントは水やりなど普段のお手入れが同じスパン、同じ土質で育てられるものを集めること。

高低差があるとおしゃれなのですがなかなかむずかしいという方は鉢自体を置く高さを変えることで初心者でも簡単にできるコンテナガーデンはおすすめです!

コンテナガーデンはメリットもいっぱい

コンテナガーデンを育てるのは前述のように複数の植物の手入れがいっぺんにできるところだけでなく、組み合わせを変えることで雰囲気を変えるのも簡単にできるというメリットがあります。

室内でも庭でもひとつ覚えるといろいろと使えるコンテナガーデンのコツを是非覚えてあなたのガーデニングのお役に立ててみてはいかがでしょうか。

コンテナガーデンが気になる方はこちらもチェック

今回のコンテナガーデンの他にも寄せ植えのおすすめの組み合わせややり方をご紹介した記事がありますので、コンテナガーデンをもっといろいろ作ってみたいという方は是非こちらもご参照ください。