初心者でも成功!おしゃれな寄せ植えのコツをマスターしよう
おしゃれな寄せ植えを見ると、幸せな気持ちにいなってきますよね。 素敵なお店や通りすがりのお宅にも、こんな寄せ植えがあるのを見ている人も多いのではないでしょうか? 「自宅にもかわいい寄せ植えがほしい」と思ったら、自分で作ってみるのがおすすめです。 自分も寄せ植えをしてみたいけど、何から始めたらいいの?と思っている人も多いと思います。 ここでは、初心者の人でもおしゃれな寄せ植えが作れるように、基礎から解説していきますよ。 それでは、おしゃれな寄せ植えをマスターして行きましょう。
寄せ植えでおしゃれにに飾る
異種の色彩や形状、高さの異なる植物を一箇所に植えることで、視覚的効果を狙う園芸手法の一つである。 その多くのケースでは、視覚的な効果を重視するため、鑑賞、展示には向くが、 それぞれの植物の性質のちがいにより長期栽培には不向きの場合が多い。 このため寄せ植えに際しては、種類の選定を考慮しないと管理が難しい。
性質の違いや花の色味を生かし、立体的・華やかさ・動きなどを表現します。 季節感を感じるさせる寄せ植えや、それぞれが引き立てあう組み合わせを考えて作るところが 寄せ植えの醍醐味といえますね。 とはいえ、初心者でも簡単にできるので安心してくださいね。 その時期、その人の好みによって多種多様な寄せ植えが出来ます。 まずはあなたの理想の寄せ植えを、イメージしてみましょう。
初心者向け 寄せ植えの基本
まずは、園芸店に行って実際に寄せ植えをしたい草花の苗決めましょう。 花は基本的に、好む土壌環境・日当たり向きか半日影向きかがあります。 乾燥気味が好きな草花と、良く水を必要とする草花では寄せ植えには向きません。 ポット苗に差し込んである札には、草花の特徴などが書かれています。 それぞれの特性を吟味して選んでみてくださいね。
寄せ植えの苗で押さえておきたいコツ
・花の苗は、満開ではなく蕾のものを選ぶと長く楽しめる。 ・一年草だけではなく、宿根草も取り入れると寄せ植えの入れ替えが楽になる。 ・花の苗だけでなく、カラーリーフも一緒に寄せ植えすると花を引き立てることができる。 ・花期が一緒でないものにいすると、順を追って開花するので長期にわたって楽しめる。
画像の寄せ植えは、ビオラやパンジーの下から出てきたチューリップです。 このように花期が違うものを合わせて寄せ植えしておくのがコツです。 秋から春にかけて、長期間メンテナンスなしで寄せ植えを楽しむことができますよ。 チューリップの花が咲くまでの間も、みずみずしい緑がカラーリーフのような役割をしてくれるので おすすめの寄せ植えスタイルです。
寄せ植えの資材を揃えよう
園芸店に行くと、土の種類もたくさんあって何を買えばいいか迷うと思います。 寄せ植えでは、初心者でも使いやすい元肥が入っている培養土を購入しましょう。 多くの草花は、基本的に水はけのよい土壌を好むので赤玉土が入っているものも理想的です。 また、土が水を含むとかなり重たくなるので、移動させたり草花の入れ替えろするときに大変になってしまいます。 大きな鉢に寄せ植えをしようと思っている方は、軽い培養土を使うのをお勧めします。
寄せ植えの基本的な資材は、 ・草花の苗 ・好みの鉢 ・鉢底石 ・培養土 ・草花の栄養剤 ・スコップ又は土入れスコップ ・じょうろ これらがそろえば、寄せ植えをスタートします。
寄せ植えの作り方
ステップ①
まずは、鉢に鉢底石を入れていきます。 画像にあるのは鉢底石を、ネットに入れて使うやり方です。 鉢底石がバラバラになって、植え替えの際に土に混ざってしまうのを防いでくれます。 鉢底石を買うときには、ぜひ一緒に買って使ってみてくださいね。 その上に、培養土を入れます。 花の苗の高さを考慮して、苗の底になる部分まで入れましょう。
初心者でも失敗しないコツは、最初から植えないことです。 バランス・花の向きなどを確認していないと、後から位置を変更するのはかなり難しいです。 無理に引っ張って、根が切れてしまって枯れたり、根鉢が崩れてしまいます。 まずはポットのままで、鉢に仮置きしてみます。 背の高い草花を後ろに、高低差も考えて配置しましょう。 高低差や色彩などを見ながら調整します。
ステップ②
草花の寄せ植えの位置決めができたら、植えていきます。 植える順番の基本は、背の高いものからです。 そして大きなものから順に植えていくことで、バランスを整えながらきれいに寄せ植えができますよ。 最後に、草花の苗同士の隙間にも培養土を入れていきましょう。 細かいところは、棒などでつついてしっかり苗が動かないように土を入れます。 苗の新芽が土に埋まらないように気を付けてくださいね。
ステップ③
全体が整ったら、たっぷりと水を遣りましょう。 鉢の底から水が出てくるまでしっかりと水を入れてあげます。 初心者でも、簡単に寄せ植えが出来ますね。 草花の苗が根づくまでは、毎日水やりをするのもコツですよ。 根付いてきたら、季節によって水やりの仕方を変えていってくださいね。 あまり水をあげすぎるのも、根が腐ってしまう原因になってしまいますので、注意しましょう。 これで、寄せ植えの完成です。
こんなおしゃれな鉢寄せ植えを作ってみよう
寄せ植えの基本がわかったところで、寄せ植えのおしゃれなデザインが気になると思います。 デザインの基本は、高低差を付けることです。 平坦にならないように、イメージしてみましょう。
お手本にしたい!鉢寄せ植えの画像
長方形のテラコッタの鉢植えに寄せ植えした画像です。 長方形なので、背の高いものは後方に・中央にコニファーで視線を集めていますね。 真ん中から流れるような曲線を作った、おしゃれな寄せ植えデザインです。 グリーンリーフも、いろいろな色味のカラーでさわやかさを感じますね。
寄せ植え参考例①
この画像は、木製のコンテナのピンクカラーがテーマの寄せ植えです。 長方形だと、前列・後列にわけて寄せ植えできて初心者でも簡単にバランスのとれた寄せ植えを作ることができますよ。 シクラメンの右手にあるのは、ハツユキカズラです。 ハツユキカズラは、グリーンの葉色から白・ピンクの葉がミックスされていて、おすすめです。 ほふく性なので、枝先がしだれていくような姿も人気のカラーリーフです。
寄せ植え参考例②
大きなテラコッタのフラワーバスケット風の鉢で作った寄せ植えです。 花の色を反対色のピンクと紫を使うことで、華やかさが出ていますよね。 鉢植えの存在感を生かした豪華な寄せ植えになっています。 同じ大きな花同士の寄せ植えでも、この画像のように高低差を付けると それぞれの花の顔が映えて引き立ちます。
平坦な寄せ植えNG画像
せっかく園芸店で買った苗ですが、ただ並べてしまうと公園の花壇のように平坦なイメージになってしまいます。 また、3色の花同士だとそれぞれがぼやけてしまいますね。 花を使うときは、なるべく2色にする方法にしましょう。
花だけでなく、リーフも寄せ植えしているのに何となく寂しい感じがしてしまうのは 土が丸見えになっているのが原因です。 寄せ植えというのは、土や根元が見えないようにするのが基本です。 小ぶりなものを使うときは、大きなものと合わせるのが寄せ植えのコツですよ。
寄せ植え後の管理の方法
おしゃれな寄せ植えを作ったら、きれいな状態をキープしたいですよね。 寄せ植えの管理の仕方は簡単です。 ・水やりの方法 ・花がら摘み ・栄養剤 ・一年草の入れ替え の4つを行って常に美しい寄せ植えを楽しみましょう。
水やりの方法は?
水やりの方法は、植えた直後はたっぷりと、です。 鉢から水が滴るまで、しみこませてください。 その後は、根が張るまでは毎日の水やりをします。 花が開花してきたリ、大きく成長し始めたら証拠です。 その後は、夏の水やりは朝・夕の2回です。 日中の気温が高い時間帯に水やりを行ってしまうと、根がうまく水を吸えない・蒸されてしまいます。 涼しい時間帯に、乾いていたらたっぷりと水を与えてください。 冬場の水やり方法は、土が乾いたらたっぷりと。が基本です。 毎日の水やりは必要ないのですが、 雨がまったく降らない・乾燥しているようでしたら、適時水やりをしましょう。 あまりにも水やりをしすぎると、根腐れを起こして枯れてしまいます。 土の乾き具合や、草花の具合を見て水やりを行ってくださいね。
マメに花がら摘みをしよう
たくさん咲き続ける花の場合、花が枯れてきたら優しく積んであげましょう。 種ができてしまうと、成長が止まってしまったり次の花がなかなか咲きません。 たくさん咲かせるためには、少ししおれてきたところで思い切って積んであげると 次から次へと開花してくれます。 花がら摘みの方法は、花首に指を挟ませて上に軽く引っ張るとコロンと取れます。 または、剪定ばさみなどで切ってあげましょう。
肥料を上げよう
花がたくさん咲く種類では、苗に元気がなければ咲き続きません。 花数も少なくなってきて、見ごたえがなくなってきてしまいます。 定期的に、草花用の栄養剤を撒いてあげましょう。 1か月効果が持続するものや、液体を希釈して週に一度使うものもありますが、 初心者の寄せ植えにはマグァンプがおすすめです。 なるべくメンテナンスが少なく栄養を与えることができますよ。
一年草の入れ替えをしよう
花期の長い1年草もありますが、基本的にほとんどの花はワンシーズンで咲き終えます。 カラーリーフやコニファー、宿根草を残して、新しい一年草と入れ替えましょう。 寄せ植えをしているので、根が重なり合っている場合もあります。 残しておく草花の根を傷めないように、ゆっくり丁寧に抜き散っていきましょう。 新しい一年草を使って、新たな季節感を演出できますね。 寄せ植えの入れ替えは、硬くなった土や連鎖障害を解決する良いタイミングでもあります。 この時に栄養剤や、土壌改良剤などを使うのが長く寄せ植えを楽しむポイントになります。
すぐにおしゃれな寄せ植えを作る方法
おしゃれな寄せ植えにするために、取り入れたいコツは、 ・バランスを整えてくれる草花を使う ・花期の長い華やかな草花を使う ということです。
鉢に対してのバランスを整える方法
この画像では、全体がひし形のシルエットになっています。 一番後方には、動きのあるグラス系を使っていますね。 左右にこんもりと広がる草花で流れをつないで、中央のイエローの花が全体を締めている印象です。 シックなイメージのグラスにも、動きを出すことで華麗なイメージになるんですね!
赤のとげとげとしたカラーリーフのニューサイランに対して、 流れるような動きを作っているのがハツユキカズラやヘデラなどです。 鉢からあふれ出るような流れが美しいシルエットになっていますね。 このように、花だけでなくリーフを使って表情を出すのが寄せ植えの成功のコツになってきます。
花期の長い一年草を使おう
一年草を、シーズンごとに植え替えるのは初心者にはなかなか大変な作業です。 忙しいと、花期の終わった花だけが枯れてしまい見栄えもよくありません。 花期の長い一年草を使えば、ローメンテナンスで長くおしゃれな寄せ植えを楽しめますよ。
6月から晩秋まで咲き続ける ニチニチソウ
6月から店頭に並ぶ一年草が、ニチニチソウです。 ニチニチソウは、花数が多く花がら摘みをしなくても自然と花が落ちていく性質があります。 そのうえ花期は晩秋の11月までと、かなり長いのでとても人気です。 花はポンポンとたえず咲き続け、光沢のある葉色も夏の日差しに負けません。 色も豊富で、白・ピンク・赤・紫・オレンジなどがあります。 お好みの寄せ植えに合わせて、ぜひ使ってほしい草花です。
10月から翌年5月まで開花する パンジー・ビオラ
10月から店頭に並び始めるのが、パンジー・ビオラです。 こちらも花期が長く、翌年の5月まで咲き続けます。 冬の寒さや雪にも強い耐寒性のある草花で、これほど花期の長いものはありません。 花がら摘みと、栄養剤をこまめに使うことできれいな色味が続きます。 秋の球根と植えておけば、初心者にもできるおしゃれな寄せ植えスタイルになります。
おしゃれな寄せ植えは、テーマと色を決める
先にも書いたように、寄せ植えでは2色にまとめたほうが、全体的なバランスが良くなります。 同系色でまとめた寄せ植えや、反対色でつくったシックな寄せ植えなど、 カラーテーマによって、印象が変わりますよ。
同系色でまとめる作り方
パープル系でまとめるやり方
青系の缶に寄せ植えています。 右手にはグラス系、左には流れるようにムラサキシキブを配置しています。 青やパープルでまとめた、表情のあるおしゃれな寄せ植えですね。
ピンクでまとめるやり方
ひし形を描くように、こんもりと作った寄せ植えです。 ピンク×パープルの同系色できれいなグラデーションを作っています。 手前のパンジーのシックなパープルも映えて、締め色になってくれています。 それぞれが個性のある草花ですが、役割を持たせるこちで乱雑にならず まとまって見えていますね。
ホワイトでまとめるやり方
ホワイトや落ち着いたクリーム色をうまく使っている同系色の寄せ植えです。 高低差があり、それぞれの花の顔が引き立ちあいます。 テラコッタの印象とうまくマッチしていて、みずみずしくナチュラルな寄せ植えスタイルになっていますね。
反対色で作る寄せ植えの作り方
パープル×イエローの寄せ植え
イエローの草花と、パープルの草花を組み合わせると、ビビットで元気の出るような寄せ植えスタイルになりますね。 カラーが反対色なことに加えて、立木と、流れるような草花の対照的な姿でまとまりよくすっきりと見えます。 カラーリーフのヒューケラヤハツユキカズラ・シルバーリーフなども使われていて 色のコントラストがおしゃれな寄せ植えです。
レッド×イエローの寄せ植え
明るめのテラコッタ鉢に、レッドとイエローを寄せ植えしています。 反対色の中でも、ビタミンカラー同士を使うことで明るい印象の寄せ植えになっていますね。 カラーによって合わせる色を考えると、全体のイメージが華やかになったりシックになったりします。
パープル×オレンジの寄せ植え
ハロウィンカラーのパープルとオレンジの寄せ植えスタイルです。 奥に背の高いマリーゴールド、手前にはアスターの小ぶりな花が顔をあげています。 カラーリーフの使い方が、リボンのように見えますね。 全体的に落ちついた大人の寄せ植えがテーマでしょうか。
季節感も重要 おしゃれな鉢植えの作り方
寄せ植えのいいところは、季節に合わせた草花の寄せ植えが出来るところです。 家族や道を通る人、お客様に季節を感じさせる演出をするのが寄せ植えですよね。 四季に合わせた寄せ植えを紹介していきます。
春におすすめな寄せ植え
タチアオイの大きな花が印象的な春の寄せ植えです。 ピンク・赤・ラベンダーの同系色を使って、春の新緑が美しいナチュラルな寄せ植えになっていますね。 タチアオイやルピナスなど、イングリッシュガーデンでもよく見かける春の花は寄せ植えにしてもおしゃれです。
夏におすすめな寄せ植え
動きのあるサルビアがアクセントの、パープルと白の反対色の寄せ植えです。 夏らしく、すっきりとしたパープルが夏の暑さにも負けず輝いて見えますね。 夏は暖系色を使うよりも、爽やかな色味を使った寄せ植えのほうが映えてくれますよ。
夏の暑さにも負けない耐暑性のあるコリウスも人気のカラーリーフです。
秋におすすめな寄せ植え
柔らかな背の高い千日草、アスターや同系色のヒューケラを使って、 秋の実りを表現したような秋の寄せ植えです。 オレンジやイエローを使って、秋らしくまとめてありますね。
冬におすすめな寄せ植え
冬の寄せ植えには、ピンクや赤、シルバーリーフなどで寄せ植えするとおしゃれですね。 シクラメンや、シロタエギク、パンジーやビオラなど 冬にも花がよく咲く草花はあります。 耐寒性もあるものを使えば、花のない季節でも華やかに演出できますね。
寄せ植えに欠かせない おしゃれな鉢
ここまで寄せ植えの方法などを紹介してきました。 寄せ植えをする鉢は決まっていますか? どんな鉢を使うかによっても、寄せ植えのイメージがガラッと変わるので、 しっかり選んでみましょう。
クラシカルなテラコッタ鉢を使った寄せ植え
テラコッタの鉢植えは、白や茶色などがあります。 通気性・排水性が良いので寄せ植えの苗の環境を良く保ってくれるのが特徴です。 おしゃれで落ち着いた風合いなので、多くの寄せ植えに使われています。
フラワーバスケットを使ったやり方
寄せ植えをキュートでかわいく見せるなら、バスケット型の鉢にしてみませんか? まるで花を摘んできたような風合いで、可憐な花ともよく合います。 普通の形の鉢では、 物足りないという人にも使ってほしいです。
木製コンテナを使った寄せ植え
ナチュラルな印象が作れるのは、木製のプランターです。 テラコッタ鉢と同様で、排水性・通気性がよく断熱性もあるので重宝します。 経年劣化してしまいますが、その姿も美しいものになります。 ナチュラルな花には、木製プランターが合いますね。
やり方がわかれば寄せ植えは楽しい
寄せ植えのやり方は、マスターできましたか? 基本的な寄せ植えの作り方がわかれば、あとはあなたのセンス次第で たくさんおしゃれな寄せ植えが作れますよ。 あなたのイメージする寄せ植えが決まったら、さっそく園芸店で素敵な苗に出会いましょう。 毎日の生活を彩る、素敵な寄せ植えが出来たら楽しいですね。