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プレゼントとしても人気がある「カーネーション」の育て方を解説!初心者でも簡単!

母の日のプレゼントの代名詞と言えるカーネーション。華やかさがあり、アレンジメントもしやすい花の一つで、育て方や手入れは意外にも難しくありません。名前の由来から剪定方法、夏越しや冬越しまで、園芸初心者にも分かりやすい、カーネーションの育て方を解説します。
2021年5月5日
poyonotabi
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カーネーションの育て方

母の日のプレゼントにぴったりなカーネーションの育て方をご紹介します。分類はナデシコ科ナデシコ属の多年草です。多年草は一度植えると、毎年開花時期に花を咲かせてくれる種類になり、ナデシコ科の育て方はあまり難しくありません。

ダイアンサスと呼ばれるナデシコもカーネーションと同じく育て方は簡単で人気があります。

カーネーションはどんな花?

カーネーションは南ヨーロッパなどに生息する多年草になります。開花時期も長く、寒さにも暑さにも強く、育て方も簡単で園芸初心者にも栽培しやすいです。

カーネーションの名前の由来

Photo bydigitalphotolinds

カーネーションの名前の由来で有力なのがラテン語になります。ラテン語には「カルニス」という、肉を意味する言葉がありますが、カーネーションの花の色がまるで肉のようだと表現されたことでカーネーションとなったという説です。

カーネーションの花言葉

Photo byClker-Free-Vector-Images

カーネーションの花言葉は色や種類によって変わってきますが、代表的なものをご紹介します。もしプレゼントとして育てる場合は気を付けなければいけない色もあるので、注意が必要です。

赤いカーネーションの花言葉

赤いカーネーションの花言葉は「母の愛」、「真実の愛」などです。その為、母の日のプレゼントとして人気の色で、見た目も非常に華やかなのが特徴的です。

白いカーネーションの花言葉

白いカーネーションの花言葉は「純潔の愛」、「尊敬」などが有名です。その為、プレゼントにしたいと考える方もいるかもしれませんが、白のカーネーションは亡くなった方に贈るという意味も持っているので母の日のプレゼントとしては注意が必要です。

ピンクのカーネーションの花言葉

ピンクのカーネーションは「感謝」、「女性の愛」などの花言葉があります。赤いカーネーションと共に母の日のプレゼントとして人気の高い色になります。

黄色のカーネーションの花言葉


黄色のカーネーションは「嫉妬」や「軽蔑」の意味を持っているのでプレゼントには不向きとされています。しかし黄色のカーネーションは非常に美しいので、アクセントとして取り入れるのもおすすめです。

紫のカーネーションの花言葉

紫のカーネーションは「気品」、「誇り」など、年配の方へのプレゼントとしても人気の色です。亡くなった方へのプレゼントとしても使用されることが多いです。

緑のカーネーションの花言葉

緑のカーネーションは「癒し」の花言葉があります。見た目もとても綺麗で、他の色に比べて華やかさはありませんが優しい色合いなので他の色の花とのアレンジに使用しやすいです。

オレンジのカーネーションの花言葉

「純粋な愛」、「愛しています」などの花言葉を持つのがオレンジのカーネーションです。お母さんだけでなく、恋人へのプレゼントにもぴったりです。

カーネーションの育て方①:植え方

カーネーションの育て方のポイントですが、多年草で初心者にも栽培しやすく、手入れや植え替え、水やりも難しくはありませんが、高温多湿を嫌う花なので、乾燥した場所で育てる必要があります。地植えの場合は特に注意が必要です。

カーネーションは春か秋に植えますが、必ず日当たりと風当たりの良い場所に植えましょう。ただし梅雨の際は雨に当たらない場所、夏は日差しを遮れる場所、冬はあまり寒すぎない場所に置く育て方をおすすめします。

 

カーネーションは地植えと鉢植えどちらでも栽培しやすい

カーネーションは土があるところに好きに園芸することができる地植え、マンションなどで土がない場所でも手軽に園芸を楽しめる鉢植えのどちらにも適しています。地植えの場合は自由に根を張ることができるので花が大きくなりやすく、水やりなどもあまり必要ないので育て方としては簡単な部類です。

鉢植えの場合は、場所を選ばないので自由に楽しむことができ、剪定しやすく、湿気などを気にせず、カーネーションが好む気温の場所で栽培することが出来ます。

初心者におすすめの育て方は、地植え

地植えでも鉢植えでも初心者が栽培しやすいカーネーションですが、園芸初心者の方には育て方が簡単な地植えがおすすめです。水や気温の管理をあまりせずに楽しむことが出来る為です。

母の日のプレゼントなどで鉢植えを頂くことも多いですが、もちろん鉢植えでも育て方は難しくありません。しかし頂いた鉢で管理すると根を張ることが難しいのでできれば大きめの鉢植えを用意して育ちやすい環境づくりをしましょう。

茎が折れやすいので支柱で支える

育て方のコツとして、カーネーションは茎が折れやすいので、植える際は支柱を使って支えてあげましょう。カーネーションがある程度伸びてきたら支柱を使います。支柱を使うだけでなく、ネットで覆うことでよりまっすぐ育つのでおすすめです。

カーネーションの育て方②:水やり・肥料

育て方のポイントで重要になってくるのが水やりです。カーネーションは湿気が苦手ではありますが、水はたっぷりと与えましょう。そして水やりの頻度は土がしっかり乾燥しているタイミングであげましょう。地植えの場合はあまり気にしなくても問題ありません。

肥料は花が咲いている時期や夏場は必要としないので育て方は楽ではありますが、それ以外の時期は月一で緩効性化成肥料、もしくは月2~3回、液体肥料を与えましょう。肥料を与えたら水をしっかりあげることを忘れないようにしてください。


化成肥料とは

肥料は有機肥料と化成肥料に分類されますが、化成肥料はリン、カリ、窒素のどれか、もしくは2つ以上をベースに作られたもので、比較的効果が出やすい肥料になります。肥料を挙げる頻度も月一で良いので使いやすいです。

液体肥料もこの化成肥料に分類されています。化成肥料の中でも即効性があるのでトラブルに強いです。どちらを使っても育て方はさほど変わりありません。

カーネーションの育て方③:植え替え

植え替えする際は春と秋に花が咲き終わったタイミングがおすすめです。根詰まりを起こしやすいので、植え替えの時期は2~3年に1回が良いとされています。

地植えの場合、育て方にもよりますが根詰まりを起こしやすいので新しい用土に植え替えするようにしましょう。鉢植えの場合、今ある鉢より大きなものに植え替えをすることをおすすめします。

切り花にしてプレゼントするのもおすすめ!

植え替えする際は切り花にしてプレゼントにすることもおすすめ。定期的に植え替えなどを行ったり植えている数が多ければ沢山の花が収穫できるので、花束として十分なサイズが見込めます。

カーネーションの育て方④:剪定のやり方

育て方の一つに剪定があります。剪定とは、木の枝を切ったりしてお手入れすることで、栄養がしっかり行き渡ったり、風通しを良くしたり、害虫から守ったりする効果があります。カーネーションの剪定は花が枯れた後の初夏、秋の終わり頃にするのがおすすめ。剪定方法として、長く伸びた枝や茎を切るのが一般的です。

また、カーネーションを剪定するだけでなく、増やしたいと考えている場合は、剪定の際に挿し木を行いましょう。

挿し木とは

挿し木とは増やしたい植物の茎、枝などを切り取って新しく植える方法です。挿し木をすることで、種を植えるより早く花を楽しめるのがポイントです。カーネーションの挿し木は主茎となる部分から茎を10センチ程度切り、植え替える必要があります。

また、挿し木を行う際に注意すべき点は、古い葉っぱは残さないようにすることです。なるべく綺麗な葉っぱを数枚残して挿し木するようにしましょう。その後の育て方は変わりません。

カーネーションの育て方⑤:種まき

植え替えや株分けでなく、種からカーネーションを育てる時期は、大体2月~3月頃、もしくは9月頃がおすすめです。発芽する気温は大体20度近くなので、寒い時期は温かく、湿気が少ない場所で育てることがカーネーションの育て方のポイントの一つになります。

カーネーションの種類や人気の品種は?

カーネーションには大きく分けて3つのタイプがあります。1つ目が1本に1つの大きな花を咲かせる「スタンダードタイプ」、2つ目が1本の茎から枝分かれして小さな花をいくつも咲かせる「スプレータイプ」、3つ目が茎葉がぎゅっと詰まっている鉢植えにぴったりな「ポットカーネーション」です。

どれも育て方は大きく変わりませんが、品種は数多くどんな品種を購入すればいいか悩んでいる方へ人気の品種であるカンタービレとオスカーをご紹介します。

カンタービレ

2017年に開発された新しい品種、カンタービレは蕾が大きくてオレンジがかった赤が特徴的な、母の日のプレゼントとしても人気の品種です。

カンタービレというのは「歌うように」というイタリア語です。歌うように美しい花々は贈る人の気持ちをストレートに伝えてくれます。

オスカー

色の種類が多く、小ぶりなサイズ感が人気のオスカーも母の日のプレゼントに人気の品種です。オスカーはコンパクトなので、ベランダや室内でも育てやすいのが特徴的です。


カーネーションの育て方⑥:注意点

カーネーションはお話しした通り、湿気に弱いので湿気に十分に注意すること、そして花が枯れて老化したり腐ったりしたらすぐに刈り取りましょう。夏越しや冬越しの育て方をご紹介します。

育て方はあまり難しくありませんが、病気や害虫にも注意しましょう。カーネーションの害虫として有名なのがアブラムシ。アブラムシは葉っぱを食べるので葉っぱの養分が失われやすく、枯れてしまいがちです。そこから病気に繋がる場合もあるので食べられた葉っぱは腐る前に撤去しましょう。

育て方の注意①:夏越し

カーネーションは高温多湿が苦手なので、梅雨から夏にかけては非常に厳しい環境にあります。カーネーションの夏越しは気温管理が育て方の重要なポイントです。30度近くになると生態に影響がでてくるので、温度が高い時間は室内で涼しいところに置くことで夏越ししやすくなります。

地植えの場合、夏越しの手入れはしずらいですが水分はしっかり与えましょう。また、地植えでも鉢植えでも夏越しの際は肥料を与えないようにしてください。気温などの変化で枯れてしまうことがあるからです。

育て方の注意②:冬越し

基本的にカーネーションの冬越しの育て方に関して、注意点はあまりありませんが、10度を下回るとカーネーションの最適な温度ではなくなってくるのでもし鉢植えの冬越しを行う際は、寒い日や風の強い日、夜間だけ室内に移動させることをおすすめします。

冬越しの場合は夏越しと違って肥料は定期的に与えておきましょう。冬越しの育て方次第で、花が咲く時期の良し悪しが決まります。

育て方の注意③:起こりやすい病気は?

カーネーションの育て方で気を付けなければいけないポイントの一つが病気です。カーネーションは灰色カビ病という病気になりやすいです。この病気はカビで葉っぱなどが灰色になることから灰色カビ病と呼ばれています。

この病気にかかると次第に花全体が枯れていくので、病気になった部分は徹底的に取り除きましょう。

様々なカーネーションを植えて楽しもう

カーネーションは見栄えも良く、地植えでも鉢植えでも栽培しやすく、夏越しや冬越し、害虫などに気を付けて、剪定や挿し木したりすると毎年沢山の美しい花が咲きます。育てたカーネーションはプレゼントにもしやすく、アレンジメントもしやすいので、初心者でも手軽に栽培できます。

是非、記事の育て方を参考にしてもらいつつ、自分にあった栽培方法でカーネーションを育ててみてください。

カーネーションが気になる方はこちらをチェック!

カーネーションが気になった方はカーネーションだけでなく、他の人気の花の育て方など、ガーデニングに関する様々な記事がありますので、是非読んでみてください。