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【愛用者続出】オプティマスのストーブの魅力&使い方をご紹介!おすすめアイテムも!

オプティマスのストーブは丈夫でメンテナンス性に優れているのがおすすめポイントです。オプティマスにはクラシカルなHIKER+や123Rといった種類もあれば、タフな登山でも信頼できるNOVAもあります。長年愛用してこそガソリンストーブ!初心者にもおすすめです。
2021年4月8日
hosokawa_taka
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この記事で紹介しているアイテム

123Rスベア/オプティマス

HIKER+/オプティマス

NOVA/オプティマス

サイレントバーナーキャップ/QuietStove

フューエルボトルS 300ml/オプティマス

テラ ウイークエンド HE クックセット/オプティマス

テラ HE クックセット/オプティマス

オプティマスのストーブ:はじめに

シンプルで質実剛健がオプティマスの魅力

オプティマスのガソリンストーブはタフなコンディションでも安定した火力を得られるのが魅力です。ソロキャンプでも人気のストーブで、丈夫でトラブルが少ないため、登山でも愛用されています。

ここではオプティマスのガソリンストーブを紹介します。それぞれにおすすめのアイテムもチェックしますね。なお、この記事は2021年4月8日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。

オプティマスのストーブの種類

3種類とも個性の強い逸品

オプティマスのガソリンストーブには、123R、HIKER+、NOVAの3種類があります。123Rはアウトドアに似合うクラシカルなデザインがかっこいいですね。HIKER+は箱型でパッキングしやすいのが特徴。NOVAは現代的な分離型のシングルバーナーです。

オプティマスはガソリンストーブの種類に一貫性がありません。これはオプティマスが紡いできた歴史が原因。優秀な製品を世に残そうとしたオプティマスの歴史もまとめます。

魅力と使い方を解説

では本題!ここではアウトドアで人気のオプティマスのガソリンストーブについて、魅力や使い方を中心に紹介します。灯油を使える種類のストーブはアメリカ発のコールマンやMSRにもありますが、マルチフューエルストーブの老舗は断然オプティマス!

登山やキャンプで灯油を使うのはヨーロッパの傾向です。シグのファイヤージェット(スイス)は入手困難となりましたので、新品で購入できるオプティマスのストーブは貴重な存在!老舗ならではの安心感が漂い、アウトドア気分を高めてくれます。

オプティマスの人気ストーブ:HIKER+

パッキングのしやすさと安定した火力が魅力

HIKER+/オプティマス

オプティマスのHIKER+はパッキングしやすいのが魅力です。火口や五徳だけでなく、燃料タンクも箱型の外装内に納められた一体型ストーブで、アウトドアで素早く設置と収納ができます。収納サイズは18×18×11cmとやや大きく、重量も1.58gと軽量ではありませんので、動力移動でのキャンプにおすすめです。

燃料はホワイトガソリン、灯油、軽油、ジェット燃料です。燃料に合わせてジェネレーターやジェットを変更する必要はありません。

HIKER+の歴史【変遷】

オプティマスのHIKER+の歴史は1930年代後半から1940年代前半にリリースされたオプティマスno.11から始まります。no.11の2代目になると加圧ポンプが燃料タンクの正面から右側に移されました。コントロール(火力調整)ノブはno.111Bまでは右側に、no.111Cで左側に、その後右側に戻されましたが、HIKER+は左側にあります。

HIKER+の歴史【8Rとの違い】

オプティマスのHIKER+を紹介するうえで避けて通れないストーブが8R。8RはHIKER+より縦横は5cm、高さは3cmほどコンパクトで、軽量なストーブです。HIKER+は加圧式ですが、8Rは非加圧式で部品点数が少ないのも特徴です。

また、HIKER+は燃料タンクを引き出すと磁力でクリーニングニードルが作動する仕組みになっていますが、8Rはコントロールノブと連動してクリーニングニードルが作動します。

HIKER+の使い方


オプティマスのHIKER+の使い方は①フタを開けて燃料タンクを手前に引き出し、コントロールノブを取り付ける②燃料を給油する(燃料タンク容量の2/3以下)③10~20回ポンピングする④コントロールノブを1/2回転ほど開き(ホワイトガソリンで2秒、灯油・経由で4秒)、プレヒート用のウィックに燃料をしみこませる⑤ウィックに点火してプレヒートする⑥プレヒートの炎が弱まったらコントロールノブを1/4ほど開き、本燃焼させる、この6行程です。

HIKER+のおすすめポイント

オプティマスのHIKER+には17cmまでのアウトドア用クッカーを載せられますので、自動車でのソロキャンプにおすすめのストーブです。登山などの人力移動にはおすすめできないものの、箱型デザインはおしゃれでかわいいですし、オプティマスのストーブの歴史を紡いできた本燃焼の轟音も、ソロキャンプでは愛おしく思えることでしょう。

HIKER+は「操作を楽しむ」使い方ができるストーブだといえます。ソロキャンプではストーブの操作も楽しみの一つですよね。

オプティマスの人気ストーブ:123R SVEA

魅力:クラシカルな真鍮の鈍い輝き

123Rスベア/オプティマス

出典:Amazon

オプティマスの123R SVEA(スベア)は軽量でコンパクトなガソリンストーブです。燃料にはホワイトガソリンを使います。収納サイズはΦ10×13cmで、重量は550gしかありません。付属のアルミ製クッカーは風防が変形しないようにするカバーの役割も担っていますので、安心してパッキングできます。

非加圧式でポンピングの必要はありません。部品点数も少なく、全分解でメンテナンスできますので「アウトドアで酷使しても壊れようがない」と人気です。

123R SVEAの歴史

オプティマスの123Rの歴史をたどると発売は1955年。当時はマックスシーベルト社でSVEA123として生産されていました。その後、オプティマスが1966年に事業を買収し、ラディウス社(1963年にオプティマスが買収)のクリーニングニードルシステムを追加して「R」の文字が付いたのが123Rです。

現在はスウェーデンではなく台湾で生産されていますが、外観はマックスシーベルト社時代から少し変更された程度にとどめられています。

123Rの使い方

オプティマスの123Rの使い方は ①風防と燃料キャップを外して給油する(燃料タンク容量の2/3)②調整キー(コントロールノブ)を時計回りに締める③燃料タンクのくぼみに燃料用アルコールやジェル状着火剤などを入れて点火し、プレヒートする③予熱剤が燃え尽きる頃合いで調整キーを反時計回りに回し、気化した燃料を噴出させる④マッチなどで点火する、この4行程です。

しっかりプレヒートすれば点火でミスすることはありません。再点火する際もプレヒートが必要です。

123Rの使い方:補足

オプティマスの123Rの調整キーは操作するときにのみ差し込みます。操作しないときは取り外しておきましょう。燃焼中に差し込んだままにしておくと熱くなります。

調整キーを反時計回りに回すと消火できます。本体が冷えたら燃料キャップを外してタンク内の内圧を抜いてから収納しましょう。真鍮製の本体が腐食しないよう、使い終わったらきれいに清掃することをおすすめします。

123Rのおすすめポイント

オプティマス123Rはクラシカルな外観とは裏腹に実用的なストーブです。プレヒートをする手間は必要なものの、ポンピングしなくてもいいのがおすすめポイント。加圧式の液燃ストーブは燃料タンク内の圧力が下がると、料理の途中であってもポンピングしなければなりませんが、123Rではその必要がありません。

軽量かつ壊れにくいので旅系キャンパーにもおすすめ!小型のアウトドア用クッカーを想定したサイズ感のストーブです。

オプティマスの人気ストーブ:NOVA


魅力:分離型マルチフューエルストーブ

NOVA/オプティマス

オプティマスのNOVAは登山や旅系ソロキャンプで頼りになる分離型のストーブです。収納サイズはやや大きく重量も軽量とはいえませんが、バーナー部と燃料タンクを分けられますので、ザックへのパッキングはしやすいですね。日程に合わせて燃料ボトルの容量も変えられます。

燃料はホワイトガソリン、灯油、ディーゼル油、ジェット燃料が使えます。燃料に合わせてレギュレーターやジェットを交換する必要がありません。

NOVAの使い方:点火

オプティマスのNOVAの使い方は①燃料を入れたボトルにポンプを取り付ける②バーナー部を展開してセットする③マルチツール(F)でノズルをクリーニングする④燃料ボトルとバーナー部をホースで接続する⑤ポンピングする⑥コントロールバルブを1/2開き、予熱用の燃料を噴出させる(ホワイトガソリン:2秒、灯油:4秒)⑦バーナー下部のウィックに点火して予熱する⑧余熱の炎が弱まったタイミングでコントロールバルブを1/4回転開き、点火する、この8行程です。

NOVAの使い方:消火

オプティマスのNOVAを消火するには①コントロールバルブを閉じる方法と②燃料ボトルを180℃反転させる(ひっくり返す)方法があります。①は再点火する可能性がある場合に有効で、再度ポンピングする必要がありません。②は燃料ボトル内の内圧を抜きながらホース内の燃料を吐き出させますので、燃料の残留によるトラブルを防げます。

NOVAはマルチフューエルストーブの最高峰

オプティマスのNOVAは登山用マルチフューエルストーブの最高峰だと断言しても過言ではありません。軽量ではないといっても、タフなアウトドアシーンで人気のストーブとしては標準的。五徳の耐荷重性は4kgと高く、22cmまでの大型アウトドア用クッカーを載せられるのもおすすめポイントです。

予熱が必要なストーブは使い方が難しい?いえいえ、予熱不要といわれるストーブでも、気化が不十分な状態で燃料を燃やし、ジェネレーターを予熱しているのが実情です。

余談:レギュラーガソリンは使えない?

(株)スター商事が作成した取扱説明書では、オプティマスのストーブにレギュラーガソリンを使用することを推奨していません。レギュラーガソリンでも点火できますが、ゴム製パーツの劣化や人体への影響が懸念されるためです。レギュラーガソリンは緊急用と捉えましょう。

同じく、ディーゼル油も緊急用。他の液体燃料よりススが発生しやすく、ジェットのクリーニングを頻繁にしなければならないためです。

オプティマスのストーブにおすすめ!

個性派のストーブを使い倒す!

オプティマスのストーブにおすすめのアイテムを紹介します。オプティマスのストーブにはガスバーナーにない個性が魅力です。快適かつ便利に使えるアイテムを揃え、楽しいテント泊やソロキャンプにしましょう。

オプティマスの轟音を静かにするアイテム

サイレントバーナーキャップ/QuietStove

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

オプティマスのストーブといえば燃焼時の轟音も魅力の一つ。しかし、静かなテントサイトではその魅力が煩わしいものとなり、ストーブの燃焼音がお隣のキャンパーに迷惑をかけていないかが心配になります。

そんな紳士的なキャンパーにはバーナーヘッドに取り付けるサイレンサーがおすすめ!燃焼音を抑えるだけでなく、風防効果もあると評価は高いですね。HIKER+とNOVAは共用ですが、123R用もリリースされています。


日程に合わせて選べる燃料ボトル

フューエルボトルS 300ml/オプティマス

出典:Amazon

オプティマスの燃料ボトルは4種類(S:300mⅼ、M:530mⅼ、L:890mⅼ、XL:1300mⅼ)。日程に合わせて選べるのがおすすめポイントです。爽やかなグリーンもかっこいいですね。人気の530mⅼと890mⅼにはブラックもあります。ホワイトガソリンと灯油で色分けするのにもおすすめです。

ストーブ用のホワイトガソリンや灯油は専用の燃料ボトルに入れなければなりません。間違ってもポリタンクやペットボトルで携行しないでください!

123Rにおすすめのクッカー

テラ ウイークエンド HE クックセット/オプティマス

出典:Amazon
出典:Amazon

オプティマスの123Rにおすすめのクッカーはオプティマスの「テラ ウィークエンド HE クックセット」です。アルミ製で熱伝導性が高く、底にヒートエクスチェンジャーが付いていますので、短時間でお湯を沸かせます。

123Rの五徳は小型クッカーを想定した大きさです。大きなクッカーを載せると不安定になりますし、燃料タンクが熱くなってオーバードライブさせてしまいます。

HIKER+やNOVAにおすすめのクッカー

オプティマスのHIKER+やNOVAには大きめのクッカーも載せられます。おすすめのクッカーはオプティマスの「テラ HE クックセット」です。HIKER+やNOVAにジャストサイズですし、大型ポットにはヒートエクスチェンジャーが付いていて加熱効率も良好!スタッフバッグは-5度で30分放置しても熱湯を60℃まで保ってくれます。

クッカー2個にフライパンを1個のセットで、ソロキャンプでは十分すぎるほどの大きさですし、ペアキャンプの料理にも使えます。

オプティマスのストーブ:まとめ

使い方を楽しめるのが魅力

アウトドアでの料理では一つでも安定要素を確保したいもの。オプティマスのストーブはメンテナンス性も良好で、消耗パーツも入手しやすく、丈夫でトラブルが少ないのが魅力。長年愛用しているうちに、キャンプ料理を手際よくこなせるようになるストーブです。

使い方も取扱説明書に沿えば簡単ですので、初心者がオプティマスのストーブを選択するのも大いにありです。数十年前の火入れ式を思い出しながらコーヒーのお湯を沸かす…かっこいいですよね。

ストーブが気になる人はこちらをチェック!

オプティマス以外のストーブをチェックすると、個性の強さを確認できます。オプティマスのストーブがマイナーなのは事実です。プレヒートに手ごわさを感じる人も多いでしょう。しかし、オプティマスのストーブは深掘りするほど実用性の高さに驚かされます。

また、プレヒートでアルコールを使うなら、サブバーナーにアルコールストーブを加えるのもおすすめです。ストーブとクッカーの相性は大切!クッカーは底面の大きさを基準に選びたいですね。