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アウトドアにはアルコールストーブ!その魅力と簡単にできる自作方法を解説!

アウトドアではすっかり定番なガスバーナーやガソリンストーブと比較すると目立たない存在のアルコールストーブ。しかし、そこにはアルコールストーブにしかないメリットがたくさん!そんな隠れた名バイプレイヤー、アルコールストーブの魅力や簡単な自作方法を紹介していきます。
2020年8月28日
栖原光輝
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はじめに

そもそもアルコールストーブって?

アルコールストーブとは文字通り燃料に液体アルコールを使ったストーブのことです。使い方は非常に簡単で燃料となるアルコールを入れてマッチやライターなどで着火するだけです。それだけで長いものでは20分以上の長い時間美しい青い炎を出し続けます。原理も単純で、小型でありながら力強く青い炎を出すその姿に魅了される登山家やキャンパーは多いです。

アルコールストーブのメリット

小型で軽量

アルコールストーブは仕組みが単純でパーツが少ないので、非常に小型で軽量です。燃料も例えば日帰り登山でしたらアルコール100ml程度なので、燃料含めて約200gです。小型なのでケトルや小さいクッカーなどに入り収納も場所を選びません。なので荷物を軽量化したい登山家やバックパックキャンパーの方に特におすすめできます。サブバーナーとしても荷物への影響が少ないのでおすすめです。

燃料が手に入りやすい

燃料用アルコールは全国の薬局やドラッグストアで購入可能です。燃料用アルコールといわれると大半の方にとってあまり馴染みのない商品かもしれませんが、ほとんどのドラッグストアに置かれていますのでいつでもどこでも簡単に手に入ります。ですので万が一燃料を用意し忘れた場合、登山で一般的なOD缶は購入できる場所が限られてしまいますが燃料用アルコールはドラッグストアさえあれば購入できます。

故障が少ない

アルコールストーブは原理が簡単なので、パーツが少なく故障がほとんどありません。ですのでガスバーナーなどのようにガスが出てこないといった致命的な故障が起きにくいです。手荒に扱わなければ10年以上同じアルコールストーブを使うことも可能です。ただし、ゴムなどの劣化しやすい部分がある商品もあります。壊れにくいからと放ったらかしにせず、火を扱っているということを十分に理解して定期的なメンテナンスをしてください。

寒くても着火する

Photo bypasja1000

アルコールストーブは燃料であるアルコールに着火するだけの簡単な仕組みなので、低温度下で一発で着火できます。春秋の肌寒い明け方の時間はもちろんのこと、冬のキャンプや氷点下をはるかに下回る雪山でも簡単に着火できます。ガスストーブは10度を下回ると通常より高価な寒冷地用燃料が必要になります。しかも-10度を下回ってしまうとそもそもガスストーブでは工夫しないと着火すらしなくなってしまいます。

燃費がいい


持ってくる量にもよりますが、アルコールストーブは燃費がよくガスバーナーと比較しても長時間燃焼させることが出来ます。ガスバーナーの多くは250g缶で約1時間ですが、アルコールストーブは120ml程で約1時間燃焼させることが出来ます。500ml持っていけばおよそ4時間燃焼されることが出来ます。連泊など補充ができない場合に高燃費は頼りになります。

アルコールストーブのデメリット

火力が弱い

Photo by12019

一般的に燃料としてよく使われるガスやガソリンと比較すると、アルコールはどうしても火力の面で一歩劣ります。一般的に500mlのお湯を沸かすのにガスバーナーは約3~4分なのに対してアルコールストーブは約8~10分かかります。そのぶん燃費はいいのですが、強い火力が必要な炒めたり揚げたりといった調理はどうしても苦手になってしまいます。

風に弱い

外で使うと当然ですがあまり無風という状況はありません。外で使うことを考えて作られているアルコールストーブですが、原理上炎は単に揺れて出てくるだけなので非常に風に弱いです。ちょっとした風でも消されてしまうこともあります。そのため、屋内などの無風状態でない限り必ず風防が必要になってしまいます。鍋を置く五徳も必要になるため、後で五徳と風防をまとめておすすめの商品を紹介します。

火力調節が難しい

Photo by Ujiki.oO

アルコールストーブは原理的に火力調節するための仕組みがなく、ガスバーナーなどと比較しても火力の細かい調節が難しいです。基本的には炎が出てくる穴にふたをして弱めるのですが、一つ一つの炎を細くするのではなく出てくる穴の数を減らしているだけになります。ですので、火力を弱めるということは炎の出口を偏らせてしまうということにも繋がってしまいます。

アルコールストーブの原理

出典: http://freelight.shop-pro.jp/?pid=65706003

アルコールストーブの原理は非常に簡単です。内部は主室と副室に分かれており、主室に入れたアルコールに着火することで熱せられそれによる上昇気流で勢いよく副室のジェット穴から炎が出てきます。この勢いよく出てくる炎が本燃焼です。ジェット穴の数や直径、角度を調節することで燃焼時間や火力や燃費を調節することが出来ます。最近は特に穴の角度をあえて斜めにすることでトルネードを起こし、より高火力な商品が増えてきています。トルネードにすることで本燃焼までの時間を短くすることもでき効率よく燃やせます。自作もトルネードタイプのものが増えており、そちらも紹介したいと思います。

おすすめのアルコールストーブの自作方法1

一番多く紹介されている作り方で、空き缶2個から作られている、比較的簡単な自作アルコールストーブです。工程も簡単で大まかに説明すると①上部分、中部分、下部分のパーツを作ります。②上部分にトップホールと呼ばれる大きな穴とその周りにジェット穴と呼ばれる小さな穴を開けていきます。③中部分を円柱状にして、オリフィスと呼ばれる燃料の通り道を作ります。④上部分に中部分と下部分を組み込みます。この時上部分と下部分の直径が同じ場合は、下部分を折り込んではめ込んでください。これで自作アルコールストーブの完成です。

おすすめのアルコールストーブの自作方法2


先ほどは空き缶2個を使ったアルコールストーブでしたが、こちらはコーヒーでよく見られるボトル缶1つで作られています。手順はより簡単で①必要な高さを下から測りそこから缶を2つに分ける。②逆さにした上側の部分を下側に差し込み高さを調節する。③下側にジェット穴を開けて重ねれば完成。先ほどよりもより簡単に作れます。1つ目の自作アルコールストーブと比較してこちらの方がより高火力ですがその分燃焼時間は短く燃費は悪くなってしまいます。どちらがいいかは自分の好み次第ですね。

おすすめのアルコールストーブの自作方法3

こちらはジェット穴に角度を付けて炎がトルネ―ドになるように調節されています。ただそれ以外の部分は他の自作方法と変わらず基本的な仕組みは同じです。①缶を上下に分ける。②上側にジェット穴を開ける。この時角度が斜めになるように気を付ける。③ジェット穴と同じ位置に折り目を付ける。④下側に入れて形を整える。また、こちらの動画では消火蓋と火力調節蓋の作り方も紹介されています。どのアルコールストーブでも使えて便利ですのであわせて作ることをおすすめします。

おすすめのアルコールストーブ

自作アルコールストーブや特徴的な仕組みを紹介しましたが、作るのに自信がなかったり最初の一個は試しに購入したいという方もいらっしゃると思います。そこで多くのメーカーから出ているアルコールストーブの中でも特におすすめできる商品をいくつか紹介していきます。どのメーカーもオリジナリティ溢れる商品が出ていますので、それぞれ比較して自分に合う商品を見つけてみてください。

おすすめアルコールストーブ① トランギア

スウェーデンの老舗メーカートランギアのアルコールストーブです。およそ100年前に作られその画期的な原理は現代のアルコールストーブのひな型になっています。重量は110gと最近のアルコールストーブとしては重い商品になってしまいましたが、消火蓋や火力調節蓋が付いており交換パーツもないのでこれ一つで一生使うこともできます。その魅力は約70mlで25分の長い燃焼時間という高燃費なところです。火力は若干他よりも下がりますが、実用性は十分です。

おすすめアルコールストーブ② エバニュー

国内の老舗アウトドアメーカーエバニューから出ているアルコールストーブです。サイズや原理など多くの部分でトランギアのアルコールストーブによく似ていますが、最大の違いはその重量でこちらは34gと非常に軽量です。チタン製なので他の金属に比べて圧倒的に軽量です。またチタンは非常に硬いので頑丈な金属ですので特に登山で限界まで荷物を軽量化したい方には特におすすめです。

おすすめのアルコールストーブ③ バーゴ

チタン製品をメインで取り扱うアメリカのメーカーバーゴから出ているチタニウムトライアドマルチフューエルストーブです。アルコールストーブには珍しく五徳が付いており、折りたたんでコンパクトに収納することが可能です。また名前にマルチフューエルとあるように裏返して使えば固形燃料や燃料ジェルを使うことも可能なのは他にはない特徴です。重量は30gと非常に軽量で他の人と被らない物をお求めの方にはおすすめです。

アルコールストーブをより便利に使うために

五徳&風防が必要


上でも書いた通り、風に弱いアルコールストーブは風防が必須です。また、多くのアルコールストーブには五徳と呼ばれる調理の際に鍋を置くところがないので、調理に使うには五徳も必須になります。荷物に余裕があれば大きい風防や五徳を用意すれば調理が格段に楽になりますが、荷物の軽量化を求めてアルコールストーブに変えたのに風防が嵩張っては元も子もありません。そのため軽量でコンパクトなよく使われる五徳と風防を紹介したいと思います。

トランギア・T3

トランギアから出ている小型の風防五徳一体型の商品です。収納時は三枚のパネルに分かれていて、使用時はそれを組み立てるだけと非常に簡単な仕組みでできています。素材はステンレス製で、また重心も低く作られているのである程度大きい鍋を乗せても安心して使うことができます。重量は約100gと肉抜きされているため比較的軽量で小型に収納できるので人気の商品です。

バーゴ チタニウムヘキサゴンストーブ

こちらはウッドストーブと言って本来は落ちている小枝などを燃料に焚き火をするための小型のストーブですが、そのサイズや形状からアルコールストーブの風防兼五徳として使われています。仕組みは単純で側板がつながっているので簡単に組み立てることができます。チタン製のため非常に軽量かつ頑丈なので多くの方に愛用されています。

まとめ

アルコールストーブのメリットデメリット、またそのおすすめの作り方をいくつか紹介しましたがいかがだったでしょうか。実用性だけを見ればあまり優れているとは言いづらいですが、小型で軽量かつ簡単な仕組みは登山とは相性の良いアイテムです。なにより自作したアイテムというのはそれだけで愛着が湧くものです。また、仕組みが単純なので自分の工夫1つでオリジナリティ溢れる作品が出来上がります。燃費のよいストーブを作るもよし、逆に高火力なストーブを作るもよし。自作なので好きなようにカスタマイズして、ぜひ世界に一つだけの作品を作ってください!

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