SNSで話題!リボベジとは?
最近、SNSで人気を集めている「リボベジ」という言葉。聞いたことあっても、リボベジとはどのようなものなのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。最初に、基本的な概要について紹介します。
捨てる部分を使って栽培する再生野菜
リボベジとは、「Reborn vegetable」の略です。野菜の根や葉を始めとした、本来なら食べずに捨てる部分を使って野菜の栽培を行うことをリボベジと呼びます。
初心者でも簡単に始められることから評判を集め、チャレンジする人が続出。新しい野菜の楽しみ方として人気を集めています。気軽に緑のある生活を満喫したい場合にぴったりです。
リボベジをおしゃれに楽しもう
本記事ではメリットや育て方のポイントなど、リボベジにまつわるさまざまな情報を紹介します。また、リボベジをするのに最適な野菜についてもまとめました。
ちょっとした工夫をするだけでさまざまな野菜を再収穫できるようになるので、ぜひ挑戦してみませんか?飾り方にこだわって、おしゃれな雰囲気を出すのもおすすめです。普段使っている野菜を活用して、話題のリボベジを楽しんでみましょう。
リボベジの魅力・メリットとは?
「話題のリボベジは、どのようなところにメリットがある?」と思っている方も多いのではないでしょうか。そんな疑問を解消するために、リボベジのメリットについて紹介します。メリットを活かした育て方ができるように、意識してみてください。
魅力・メリット①:食べた野菜をまた収穫できる
リボベジの最大のメリットとして挙げられるのが、野菜を再収穫できるということです。通常であれば、購入した野菜は1度食べたら終わり。根や葉など使わなかった部分はゴミとして捨ててしまいます。
しかし、リボベジは捨てるはずの部分を使って再び食べられるように育てるのがポイントです。水に浸して数日待つと、スクスクと葉が生えてきます。1度だけでなく2度野菜を食べられるので、とても経済的。また、捨てる部分も余すことなく使えるので無駄がありません。
食べずに花を楽しむのもおすすめ
育てたリボベジは調理して食べることがほとんどですが、中には食べずに花を楽しむ、という方法もあります。花を咲かせるかどうかは品種によって異なるので、菜の花など花を咲かせやすい種類を選ぶと良いでしょう。
花屋さんで花を購入して育てるのはハードルが高くても、捨てるはずだった野菜を再生利用するのであればコストがかからず、気軽に花のある生活を楽しめます。自分にぴったりな方法でリボベジを満喫してください。
魅力・メリット②:水だけで育てられる
リボベジに必要なものは多くありません。基本的に水さえあれば育てられるので、気軽にチャレンジできるのもメリットの1つです。どれほどエコで経済的でも必要なものが多いと準備するのに手間がかかりますが、リボベジは初心者でも簡単に水耕栽培を始められます。
家庭菜園は大変と感じている方も、リボベジなら高いハードルを感じることなくできるのではないでしょうか。ぜひ野菜を育てる最初の一歩として役立ててください。
土に植えるとさらに大きくなる可能性も
水だけで育てられるリボベジですが、さらに大きくしたい時は土に植え替えるのもおすすめです。土に植えることによって、根が生えてさらに大きくなる場合があります。
最初は水耕栽培からスタートし、慣れてきたら土も使ってみる、といったように徐々にステップアップしていくと家庭菜園に対するハードルは低くなるでしょう。捨てる予定だった部分が新たな趣味の可能性を開いてくれるのが、リボベジの良いところです。
魅力・メリット③:捨てる部分なので失敗しても大丈夫
リボベジに用いるのは、本来であれば捨てるはずの部分です。そのため、万が一うまく育たなかったとしても大きく落ち込むことはありません。野菜を使う時に根や葉の部分を残しておけば、簡単に再チャレンジできます。
たくさんコストをかけて必要なものを準備したのに失敗してしまうとがっかりしますが、リボベジなら大丈夫。家庭菜園を始めたくても失敗が怖くてできない、という方にもリボベジはぴったりだと言えます。
魅力・メリット④:時期を選ばず開始できる
野菜は、品種によって育てるのに適した時期が異なります。時期がずれると野菜がうまく育たず、失敗する場合も。また、育てたい野菜があっても時期が合わずに断念するパターンも考えられます。
一方で、リボベジは時期を選びません。春夏秋冬、どの季節でも栽培をスタートできます。自分の手で野菜を育てたいと思った時にすぐチャレンジできるのが、リボベジのメリットです。思い立ったが吉日と考えて、ぜひリボベジを楽しんでみてください。
魅力・メリット⑤:コストがかからない
大きなコストがかからないのも、リボベジが人気を集めている理由です。改めて購入しなければならないものはなく、育てる際に必要になるのは水のみ。コストをかけることなく、野菜を再収穫できます。
本格的な家庭菜園は野菜が完成するまでに意外とたくさんのお金が必要となり、スーパーで野菜を購入するよりも大きなコストがかかる場合も。リボベジならお金をかけなくて良いので、節約をしたい時にもぴったりです。
魅力・メリット⑥:おしゃれで可愛い
リボベジは、食べるだけでなく育てる過程も楽しめるのが人気の理由です。捨てるはずだった部分からスクスクと葉が伸びていく様子を楽しめるのは、リボベジならではの魅力。リボベジをすることで部屋の中かがパッと華やぎ、素敵な雰囲気になると評判です。
また、丹生込めて育てたリボベジを可愛いと感じる人もたくさんいます。愛着が沸き、植物を育てる楽しみを味わえるのが嬉しいポイントです。ぜひ、おしゃれに飾って緑のある生活を満喫しましょう。
初心者も簡単!リボベジの育て方
興味を持ったらすぐにチャレンジできるのが、リボベジの良いところです。続いては、初心者でも簡単にできる育て方についてチェックしていきましょう。家庭菜園をしたことがない人にもおすすめしたい、リボベジの育て方について紹介します。
準備に必要なもの
必要なものは、器と水、野菜の捨てる部分のみです。葉野菜の場合は根の部分、根菜類の場合は葉がついている上の部分をカットして利用しましょう。
必要なものの中に特別に準備しなければならないものはなく、家にあるもので全てまかなえます。野菜を調理をする際に捨てる部分をひとまとめにしておいて、時間のある時にリボベジとして再利用してみてください。
育て方①:根や葉の部分を水に浸す
育てたい野菜の種類を決めたら、水を入れた器の中に入れます。全てを水に浸すのでなく、下の部分だけを水に浸しましょう。水に浸す部分が広すぎると、腐る原因になります。もしリボベジが栽培途中に腐ってしまったら水が多すぎる可能性が高いので、気をつけてください。
野菜を水に浸したら、あとはそのまま放置しておいて問題ありません。通常の家庭菜園のように肥料を与えなくても、リボベジはスクスクと育っていきます。
育て方②:1日に1回水を替える
リボベジに使う水は、1日1回取り替えます。同じ水をずっと使い続けるのも野菜が腐る原因になるので、注意してください。ただしうっかり水を取り替えるのを忘れたとしても、2日程度なら特に支障はありません。あまり神経質にならず、気楽に育てられるのがリボベジの良いところです。
水を取り替える時は、リボベジの成長度合いを観察してみましょう。想像以上に速いスピードで育っていくので、前日との違いに驚くことがあります。
育て方③:好みの大きさまで育ったら食べる
野菜の種類によって成長度合いは変わりますが、大体1週間くらいで収穫時期が訪れます。好みの大きさになるまで育ったら、収穫して食べましょう。スープのトッピングや薬味、天ぷらなど、さまざまな方法で調理できます。丁寧に育てたリボベジを、最後まで美味しくいただいてください。
リボベジの育て方のコツ・ポイント
とても簡単に育てられるリボベジですが、失敗せずにきちんと育てるためにはコツやポイントを把握しておくことも大切です。初心者が意識しておきたい育て方のコツやポイントについて紹介するので、参考にしてみてください。
コツ・ポイント①:根や葉は長めに切る
リボベジの成長度合いは、土台となる部分の大きさに比例します。土台が大きければ成長する度合いも大きくなるので、たくさん収穫したい場合は根や葉の部分を長めにカットしするのがポイントです。
葉野菜なら根の部分を3〜4cmくらいの長さで切るのがおすすめ。根菜の場合は、葉が生えている部分から2cm程度の部分でカットしてください。切る部分が短すぎると水に浸してもほとんど成長しないので、気をつけましょう。
コツ・ポイント②:日当たりの良い場所を選ぶ
成長を促す最も重要なポイントが、日当たりです。太陽の光によって光合成を行うことで、野菜はぐんぐん伸びていきます。窓際など、なるべく日当たりの良い場所に置いて成長を見守りましょう。
また、湿気が多い場所は野菜が腐る原因になります。日当たりが良いのに加えて、風通しが良いか意識するのもポイントです。リビングなど、よく目につくところに置くと水の取替えを忘れるのを防げます。
コツ・ポイント③:倒れやすい野菜はスポンジを使う
根菜類は安定感があるので倒れる心配がほとんどありませんが、葉野菜は成長して長くなるのにつれて倒れやすくなります。バランスを取って安定感を出すためには、スポンジを使うのがおすすめです。
スポンジに穴を空け、カットした野菜を入れ込めば成長して長くなっても倒れる心配はありません。またスポンジは水を吸うので、しっかりと根の部分に水を行き渡らせられます。100均などで販売されている安いスポンジで十分に対応できるので、ぜひ取り入れてみてください。
コツ・ポイント④:可愛い器だとおしゃれ
せっかく育てるのであれば、なるべくおしゃれに飾りたいですよね。素敵な雰囲気に仕上げるためには、使用する器にこだわることも大切です。デザイン性の高い器を使うことで、ワンランク上のリボベジを楽しめます。
もちろん、リボベジのために特別な器を購入する必要はありません。普段使っている器の中からお気に入りのデザインを選びましょう。あえていろいろなデザインや素材の器を並べて変化をつけるなど、好みの選び方でインテリアを楽しんてください。
リボベジにおすすめの野菜の種類
初めてリボベジをする場合は、育てやすい野菜からスタートするのがおすすめです。どのような野菜なら簡単に育てられるのか、リボベジに人気の種類をチェックしていきましょう。
おすすめの野菜①:豆苗
まずおすすめしたいのが、豆苗です。豆苗はさまざまな野菜の中でも、特に再収穫しやすい種類として知られています。調理の際にカットしたら、そのまま水に浸して日当たりの良い場所に置いておきましょう。
数日後にはあっという間に伸びて、食べられるようになります。他の野菜と比べて収穫できる部分が多いのも嬉しいポイント。コスパの良いリボベジをしたい時にぴったりな種類と言えます。
炒め物やサラダに
炒め物に使ったり、スープの具材にしたり、いろいろな使い方ができるのも豆苗の良いところです。また、生で食べられるのでサラダにするのもおすすめです。食卓に緑が足りないと感じた時に、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
おすすめの野菜②:小松菜
葉野菜を使う時におすすめなのが、小松菜です。ほうれん草よりも根の部分が太いので、初心者でも簡単に栽培できます。小松菜は伸びると倒れやすいので、スポンジを使うのがおすすめです。
数日経つと、真ん中の方から徐々に葉が伸びてきます。小松菜ほど長くは伸びず、5〜6cmくらい伸びたら食べ頃です。
料理の彩りに活用
収穫した小松菜は汁物に入れるなど、ちょっとした彩りを添えたい場合に役立ちます。アクが少なくて生でも食べられるため、料理の仕上げにトッピングしてみましょう。小松菜の緑が入るだけで、料理が一気に華やぎます。
おすすめの野菜③:水菜
水菜も、栽培をするのにぴったりな葉野菜です。倒れやすいので、高さのある器を使ったり、スポンジに入れたりしてください。豆苗のようにぐんぐんと伸びていきやすいのも、水菜の良いところ。収穫した水菜はスープやサラダ、鍋物などいろいろな料理に活用できます。
花が咲くことも
水菜を水耕栽培していると、蕾がついて花を咲かせることがあります。ただ食べるだけでなく、花も楽しみたいという場合には水菜を取り入れてみましょう。小さくて可愛らしい花を見れば、ホッと心が和むのではないでしょうか。
おすすめの野菜④:大根
大根も、おすすめしたい野菜の1つです。上の部分を長めにカットして、水に浸しておきましょう。数日で、葉がぐんぐんと伸びていきます。
大根の葉は栄養が豊富に含まれていることでも有名。栄養バランスを整えたい時の救世主として、役立てられます。野菜不足を感じている時は、大根の葉を再収穫して取り入れてみてください。
甘辛く炒めてご飯のお供に
細かく刻んだ大根の葉を醤油やみりん、酒、砂糖で味付けして煮詰めれば、ご飯と相性ぴったりな1品ができあがります。鰹節を加えれば、さらにご飯が進む味わいに。大根の葉は苦味が気になる、という場合も甘辛く味付けすることで食べやすくなります。
おすすめの野菜⑤:人参
色鮮やかな人参は、見た目も楽しみたい時に最適な野菜です。透明な器に入れて飾っておくと、鮮やかな色味が際立ちます。日当たりの良い場所へ置いておけば、数日で葉が伸びてくるでしょう。
天ぷらにして食べるのがおすすめ
人参の葉はそのままだと苦味を強く感じる場合があるので、天ぷらにするのが最適です。衣をつけてカラッと揚げることで、苦味が抑えられます。千切りにした人参と一緒に衣をまぶしてかき揚げにするのもおすすめ。ぜひ、リボベジを使って栄養満点な天ぷらを楽しんでみてください。
リボベジでエコに再生野菜を楽しもう!
大きなコストをかけることなく、初心者でも簡単にチャレンジできるのがリボベジの良いところです。捨てるはずだった部分を余すことなく使い切れるのも、嬉しいポイント。おしゃれな器に飾れば、素敵な緑のインテリアになります。
野菜が育っていく様子を眺めるのは、日々の癒しになりますよね。いろいろな野菜を試して、どのような成長過程を経ていくのか見比べてみるのもおすすめです。野菜料理を作る時は根や葉の部分を残しておいて、手軽な栽培を楽しみましょう。
自家栽培の野菜について気になる方はこちらもチェック!
リボベジで野菜栽培を楽しんだら、さらに本格的な家庭菜園にチャレンジしたくなることもあるのではないでしょうか。関連記事では、初心者でもできる家庭菜園について紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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