ソロキャンプを自由なスタイルで満喫！徒歩でアクセスしやすい滝沢園の魅力を解説！

滝沢園とは

神奈川県の秦野市にあるキャンプ場

周辺部の自然が豊かな神奈川の丹沢大山国定公園エリアに、注目を集める滝沢園があります。ここは落花生で有名な秦野市内でも、山林だらけな標高268mの場所。丹沢山地の塔ノ岳から流れ下る水無川の渓谷に、キャンプ場が広がります。

滝沢園が秦野市の水無川の地に完成したのは、昭和34年（1959）年のことでした。すでに神奈川県内でも、老舗と言える風格を備えています。休日を迎えれば、東京など各地から利用者が詰めかけるほど盛況です。（当記事は2021年4月8日時点の情報を元に掲載しています。）

オートもBBQも川遊びも自在な滝沢園

ソロキャンプを志す者はもちろん、ペットも一緒に自由に過ごせるのが滝沢園です。滝沢園はオートサイトにバンガロー、そして民宿までも揃えているので、宿泊や日帰りをどんな風に過ごすにしても、自由度が高いと言われて評判です。

水無川という名前でも何故か水量は豊富で、清流に接することが大きな魅力になっています。水遊びもできるので、真夏の時期には見逃せないところ。丹沢の鍋割山や塔ノ岳の登山の拠点として、秦野市のこの場所を選ぶ人も珍しくありません。

基本情報

滝沢園までの行き方

小田急線の渋沢駅から

こちらの滝沢園ならば、電車で訪れるのもおすめできます。神奈川西部に通っている、小田急小田原線の渋沢駅が最寄り駅です。渋沢駅の北口からは、神奈川中央交通バスの路線バスが出ているので、大倉行きに乗り込みます。

目的地はマップにある秦野戸川公園前の大倉バス停で、所要時間15分です。バス停から滝沢園までは徒歩10分ほどになり、マップに記載されている秦野戸川公園の風の吊り橋を渡るのが楽しみです。渋沢駅から徒歩でも1時間程度なので、無理はありません。

車でお出かけ

出典：http://takizawaen.com/

車で秦野市の滝沢園に行くなら、東名高速の秦野中井ICが最寄りです。そこからマップの通り県道62号（はだの桜みち）などを経由して、滝沢園に向かいます。新たに開通する新東名高速の秦野スマートICからは、滝沢園まで車で10分もかけません。

都心から訪れる場合も、1時間ちょっとでたどり着けるという近さも人気の理由でした。滝沢園の駐車場は、普通車は千円ちょっと、ソロバイクならその半額以下という低価格です。しかしマップ上の道路や駐車場は、休日に渋滞がちなので注意が必要です。

滝沢園の施設

①フリーサイト（川辺の持込サイト）

格安なテント滞在を希望したら、滝沢園で魅力なのがフリーサイトです。マップ上でフリーサイトは水無川の橋を渡った西側にあり、全域の区画はまったくない自由なエリア。この場所なら、宿泊でも日帰りでも優雅に過ごせます。

フリーサイトは水無川沿いの場所が特に人気で、テントを張る場所は高台になった場所や、森の中のエリアなどもお好きに選べます。1人あたり1,000円ちょっとで利用できてしまうお値段の安さも、ソロキャンプで人気の理由です。

犬と一緒で楽しいと評判なフリーサイト

水無川の河原が評判なフリーサイトは、愛犬と一緒に焚き火もできる場所です。BBQをするにも最高だと言われています。な森と清流を眺めながら過ごせるとあって、休日にはソロキャンパーや家族連れのテントが集まります。

滝沢園の売店やトイレなどの主要施設は、フリーサイトから遠くはないのも、居心地が良くて人気の理由でした。そして川沿いエリアは、水遊びがしやすいことでも選ばれています。秋には紅葉の風景に囲まれ、キャンプはまさに夢心地です。

②森のオートサイト

背の高い針葉樹に囲まれている滝沢園の東の森に、ソロの宿泊にもぴったりなオートサイトがあります。全11区画しかないので、オートサイトはいつも限定的な印象です。料金は施設費と合わせて、料金は1区画5,000円台と平均的な感じで使えます。

人気のオートサイトは1区画4人まで使える仕様で、全てテントも設置しやすい、砂利の地面なのも特徴的。日差しがよけられるので夏は涼しく、冬もそれほど寒くはなりません。ペットも一緒に過ごす家族連れが、目立っている場所です。

③日帰りBBQ（デイキャンプ）

気軽に利用できると言えば、滝沢園での日帰りBBQ（デイキャンプ）のプランです。日帰り場所はオートサイトにはなく、フリーサイトのある水無川のそばに限定されます。大人がソロでデイキャンプするなら、料金は500円台と格安なのが嬉しい魅力です。

ただし2021年のデイキャンプについては、春から秋までの土日祝日の利用は中止となりました。河原のデイキャンプは、平日に限っての実施です。基本的に予約はしないで当日にお出かけして、テントやBBQの活用ができる仕組みになっています。

手ぶらで過ごせるデイキャンプ

完全な手ぶらデイキャンプが実現するのは、滝沢園で色んなレンタルや食材までも用意しているためです。BBQセットを利用すれば、お肉から道具まで全てが格安で揃えられるので、手ぶらの家族キャンプにもおすすめできます。

河原のフリーサイトのデイキャンプでは、渓谷の絶景の中でタープを張って焚き火をしてみたり、ソロでも過ごし方は思い通り。夕方まで犬と一緒に過ごしやすいし、真夏に水無川で水遊びを主目的に訪ねてみても良いです。

④バンガロー・ロッジ

テントと違う感じのキャンプにするなら、滝沢園のバンガローやロッジも選べます。実は滝沢園はむかし仮面ライダーのロケ地だったことがあり、その時バンガローが撮影場所になったとか。伝説のバンガローは、今も残されています。

選べるバンガローは6畳の新型と旧型、さらに12畳、19畳と4タイプあり、ロッジは8畳+8畳など2棟です。質素な建物で電源も家電もなくペットも不可能ですが、料金は1万円以下も選べます。大勢でBBQをして過ごすにもぴったりです。

⑤ログハウス

森のおしゃれな感じのログハウスは、滝沢園でソロキャンパーにも人気の施設です。6畳という小空間ですが、フローリングの床で過ごせるし、マットレスや毛布などの寝具もあり6人まで入れます。ログハウスなら1万円台で利用できて、格安な印象です。

ログハウスも電源もないしペットも禁止ですが、荷物を少なくできる上、寒さや雨風をしのぐキャンプがしやすくなります。ログハウスの軒先でBBQを楽しんだり、ハンモックを張って、のんびりする拠点にしてみてください。

⑥滝沢園の民宿

赤い屋根の2階建ては、滝沢園が営む民宿（ペンション）です。ここはバンガローやログハウスとは違って、エアコンもあるお部屋。だからどんな季節も快適に過ごせます。滝沢園の民宿は、7部屋とミーティングルームを備えた建物です。

お部屋の宿泊ならば2食付きで、1泊は1万円以下という安さです。しかもお風呂もちゃんとあることも、魅力的なポイント。真夏の暑いのが無理だったり、真冬の寒いキャンプが無理ならば、民宿のお部屋の利用がおすすめです。

⑦滝沢園の設備

民宿の隣には、売店、レンタル、山荘などが集まった複合的な建物があります。ここは滝沢園での生活を、快適にする道具が揃う拠点です。ゴミ集積所もあるので、ソロキャンプのゴミも持ち帰らずに済みます。ちなみにゴミをポイ捨てすることは厳禁です。

トイレや水道は敷地の中央部だけにあるので、キャンプ場所によっては若干遠くなることがあります。シャワーの設備は、滝沢園には備わっていません。しかし民宿のお風呂は、キャンプの利用者も有料で利用できる仕組みで助かります。

滝沢園の見どころ

①水無川での川遊び

標高268m地点の滝沢園ですが、夏の周辺部はとても暑くなります。真夏の楽しみと言えば、水無川での川遊びです。川遊びしやすい時期は、気温が高い6月から9月の頃。丹沢の塔ノ岳から流れてくる水は、夏でも冷たさを維持して魅力的です。

とても水深は浅いので、子供が遊ぶにも危険は少なめです。川遊びではキャニオニングやシャワークライミングの気分で、川の中を歩いてみると楽しさが増します。滝に打たれたり、川の生き物を探してつかまえるなど、自由に遊べるところです。

②釣りやマスのつかみ取り

周辺の水無川には深い場所も見つかり、そこは川魚がいるポイントになっています。そのため簡単なタックルで川魚釣りに興じることもできます。渓谷での釣りは春から秋までがメインで、ヤマメやイワナが釣れたらBBQで味わうのも自在です。

そしてこの滝沢園、夏の時期には特別企画でマスのつかみ取りを実施しています。川をせき止めた場所にマスが放流されて、格安料金でつかみ取りできるという仕組み。つかみ取りはキャンプ中、子供と大人の遊びとしても大注目です。

滝沢園の利用

利用できる期間と時間

秦野の滝沢園は、1年じゅう利用できるキャンプ場です。ただ2021年は幾つかのサービスが休止状態になっているので、事前確認が必要となります。また神奈川に台風が直撃するなどの悪天候時には、休業することがあります。

キャンプサイトやバンガローなどの建物の宿泊では、チェックイン時間が午後の13時からです。チェックアウトは翌日10時までとなっています。デイキャンプで利用する場合は、朝から夕方の17時までの営業時間が基本です。

滝沢園の予約とキャンセル料

デイキャンプ以外の宿泊利用なら、滝沢園では電話予約が必須となります。電話予約は、基本的に営業日ならば朝から夕方まで随時受付ける形です。予約状況の確認などはウェブでは不可能なので、電話で確認してみてください。

気をつけたいのが、滝沢園のキャンセル料です。予約の後に利用をお断りすると、必ずキャンセル料金が発生します。できるだけ早めにキャンセルの電話を入れるようにして、高額な料金の発生がないようにしたいところです。

滝沢園の販売とレンタル

魅力的なお肉の販売のみならず、秦野市の滝沢園は色んな販売品やレンタルも揃えた場所です。販売品では薪や炭は基本で、その他にもジュースやビールなどの飲み物各種も販売しています。売店は荷物を少なくするキャンプに活用しやすい感じです。

レンタルの調理器具は、鍋や包丁や鉄板など10種類以上もあるので、手ぶらBBQがしやすくなっています。他にも布団や毛布などの寝具、ランタンといったキャンプ用品のレンタルも。どれも格安なのでメリットは大きめです。

滝沢園周辺のスーパー

①Odakyu OX 渋沢店

近いからチェックイン前に寄りやすいスーパーが、Odakyu OX 渋沢店です。渋沢駅ビルの1階のスーパーでは、食品から衣料品やお土産などまで、幅広く扱っています。お値段は多少高いと言っても、利用しやすさは随一です。

BBQに必要となる野菜やお肉などを一通り揃えることができ、生鮮食品の鮮度は非常に高いと評判。しかも登山者向けなおにぎりやお弁当なども、充実させているスーパーです。だから滝沢園のキャンプだけでなく、登山目的でも利用できます。

スーパーの基本情報

②フードマーケットマム 堀川店

周辺で最も近いスーパーと言ったら、フードマーケットマムが一番です。はだの桜みち沿いにあるスーパーは、秦野市内では比較的に大型。滝沢園を利用する前にこのスーパーに立ち寄って、食材を入手するオートキャンパーが目立ちます。

一通り何でも揃うと評価されるスーパーは、野菜も多種多様。精肉コーナー「肉の九州屋」に行けば、各種のお肉が充実しています。お惣菜やお弁当も美味しいと定評があるスーパーなので、デイキャンプの買い出しにもぴったりです。

スーパーの基本情報

滝沢園周辺の観光

①神奈川県立秦野戸川公園

周辺マップを見ると、滝沢園に隣接する場所に秦野戸川公園があります。水無川の周辺に広がり駐車場も完備する戸川公園は、自然の魅力と遊びの要素に満ちたスポット。長さ267m×高さ35mもある風の吊り橋は、秦野市のシンボル的な存在です。

戸川公園内は季節ごとの植物鑑賞ができるし、アスレチックのある子供の広場もあります。BBQ場や広い川遊び場も備えている公園なので、夏になると大人気。滝沢園のデイキャンプと組み合わせ、休日の遊びには欠かせません。

②湯花楽 秦野店

理想的なキャンプの後に充実の温泉を希望するなら、周辺で人気な湯花楽秦野店がイチオシです。和モダンなデザインで魅力ある温泉施設は、鉄板焼きなどの名物グルメも味わえるお食事どころや、ボディケアの設備も充実しています。

湯花楽には露天風呂があり、温泉の岩風呂や壺湯などが楽しめます。さらに内湯では滝沢園での疲労も回復する高濃度人工炭酸泉や、ジェットバスも完備。温泉のほかサウナ専用フロア湯こころで、誰もが健康を目指せるところです。

③名水はだの富士見の湯

周辺で温泉を探せば、名水はだの富士見の湯も人気でした。弘法山にある施設は、秦野の名水を使った温泉。とんかつ定食や醤油らーめんなど名物も味わえるし、温泉のほか足湯やリラクゼーションのサービスも充実しています。

富士見の湯の温泉は、秦野の空を眺められる岩の露天風呂と、室内のジャグジーの大浴場がメインです。さらに温泉は貸し切り露天風呂もあるので、家族での利用にもおすすめ。滝沢園のキャンプの疲れを癒やすのに選びたい温泉です。

滝沢園を楽しもう

渓谷で最高のテントサイトを選んで

南丹沢にある滝沢園が、一体どんな魅力を持っていて人気があるのか、よく理解できました。滝沢園ならチェックイン後のソロのデイキャンプもオートキャンプも、ログハウス生活もBBQも自在にこなせて、満足感を高められます。

テントで過ごす間には、川でのアクティビティが充実。しかも周辺には公園があったりスーパーも揃うし、キャンプ後の温泉入浴も自在でした。次の休日がやってきたら、滝沢園で理想的なテントサイトを選んでみたいですね。

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