エアライズ2
エアライズDXフライ
トレックタープBeyond
エアライズ2 外張り
アライテントとは
アライテントは登山向けテントのブランド
アライテントは日本の登山テントを製造している埼玉県にあるブランドです。そのためスノーピークやモンベルのようにキャンプ用品店で見かける、購入できるということはなく、登山用品店に行ったほうが手に入りやすいですよ。日本製の丁寧で高品質なテントが多く登山家から支持され続けて50年以上になります。
「ヒマラヤでもウラヤマでも」を掲げ、身近な登山から世界的に有名な山でも使える信頼性の高いテント、バックパックが揃っているブランドです。
アライテントの取扱店
アライテントの取扱店は、WILD-1や好日山荘、石井スポーツなどの登山用品も扱う店舗が中心になっています。アライテント公式HPでも注意喚起されていますが、登山アウトドア用品専門店で購入するようにしましょう。
アライテントは自社通販サイトや直営店は持っておらず、詐欺サイトとして「アライテントアウトレット専門店」と称する通販サイトなどが発見されていますよ。通販でも購入できますが、信頼できる出品者か確認してくださいね。
アライテントの魅力
アライテントのテントは職人によるハンドメイドです。大量生産できないためエアライズ2など人気のあるギアは売り切れることも多々あり、品質の高さが大人気です。発売するテントの種類は山岳テントですが、エアライズ2のようにキャンプでも使いやすいテントが多いですよ。
アライテントのテントは全体的に軽量なものが多く、今回紹介するエアライズ2も持ち運びやすくアライテントらしい魅力がたくさん詰まったテントです。
アライテントのエアライズ2基本情報
アライテントの代表的なテント
エアライズ2
エアライズはアライテントの標準的なテントとなり、種類は山岳テントです。広さはエアライズ2で130×210×高さ105cmの2~3人用です。
エアライズ1の広さは100×205×高さ100cmの1~2人用となり、エアライズ3が185×220×高さ115cmとなり3~4人用になります。山岳テントとしては大きいエアライズ4は230×230×高さ120cmで4~5人です。キャンプ用と比較すると少しサイズ感が異なりますよ。
アライテントのエアライズ2の重さ
材質はポリエステルよりも強度が高いリップストップナイロンです。リップストップは特殊な編み方をすることで破れた箇所が広がらないようになっている生地で破れても大きく広がらないようにできていますよ。重さはエアライズ2となり1550gと軽いです。
エアライズ2以外でもエアライズシリーズは軽量でエアライズ3の重さは2070gしかなく、4人用でも2600gとなりキャンプでは特に気にならないぐらい軽量です。
アライテントのエアライズ2は拡張性が高い
アライテントの代表的なテントのエアライズ2、その他エアライズは標準のフライシートだけではなくより使いやすくなるDXフライシートや、フルメッシュインナー(テント)などオプションが豊富にありエアライズ2は拡張性が高いです。
キャンプで使う一般的なテントだと、フライシートにバリエーションはなく、一部ブランドのテントでしかスタンダートインナーとメッシュインナーの切り替えができません。
アライテントのエアライズ2の魅力7つ
エアライズ2の魅力1:携帯しやすい
アライテントの人気テント「エアライズ2」は2人できちんと使える広さがありますが、山岳テントということで重さは約1.6kgしかありません。収納サイズも本体30×15φcm、フレーム38cmと小さめです。
このコンパクトさを活かして、徒歩でのキャンプや自転車のキャンプなど荷物をあまり持ち運べないキャンプスタイルの方は使いやすいですよ。ソロキャンプでさらに小さいテントでもいいという方は、より重さが気にならないエアライズ1もおすすめです。
携帯性に関するレビュー・評価
山岳テントをキャンプで使うと携帯性に驚く方が多いです。レビューでも収納サイズに関する口コミこみがたくさんありますよ。また収納サイズが小さいため、インナーが狭いということもなくきちんと2人で使えますよ。広さもありながら携帯性もある便利テントです。
まず小さくコンパクトに収納できる点。梁も含めてリュックサックにスポンと入る大きさで、小さくて軽量で、息子が「これがテント?!」と驚いていました。でも広げるととっても大きくなります。小学6年の息子と2人で寝ましたが、しっかり寝られます。
エアライズ2の魅力2:耐水圧が高い
アライテントのエアライズシリーズは耐水圧が高く、フライシートは2000mmとキャンプ用のテントより高めになっています。山の上では地上よりも天候が不安定になりやすく、高い耐水圧があると安心です。また、縫い目から雨水が染み出さないようにシームテープできちんと保護されていますよ。
さらに、付属するシームコート(液体の防水材)を自分で塗ることでより耐水性が増して、雨や悪天候に強くなる非常に使いやすいテントです。
耐水圧の目安は1500mm
一般的に雨が防げる、雨漏りしないとされる耐水圧が1500mmです。そのためキャンプ用のテントだと1500mm程度のものが多いですよ。2000mmはスノーピークなどのキャンプ用のテントで有名なブランドや各ブランドのフラグシップモデルのテントで採用されているような耐水圧になります。
アライテントのエアライズ2とよく似たテントとして比較されるmont-bellのステラリッジテントと比べても少し高めの耐水圧です。
エアライズ2の魅力3:設営しやすい
アライテントのエアライズ2(エアライズ1・3なども同じ)は、スリーブにポールを通していくタイプです。テント中央のポールが交差する箇所もそれぞれスリーブが繋がっているので通しやすいですよ。スリーブに通せたら、ポールの反対側をグロメットに差し込むだけで自立します。
山岳テントということでペグが使えない場所でもきちんと自立するタイプでバイクツーリングなどの旅では道の駅(許可をもらいましょう)などペグが使えない場所でも設営できます。
エアライズ2の設営に関するレビュー・評価
エアライズの種類はオーソドックスなドームテントです。一度でもドームテントを設営したことがある方ならなんとなくで設営できてしまうほど簡単ですよ。アライテントという信頼性の高いブランドの人気テントということで参考にできる動画もたくさんあり、初心者でも設営しやすいでしょう。
口コミ、レビューでも設営が簡単という声がたくさんあります。
このエアライズは折りたたみ式の梁を専用の穴に通すだけでテントが立ち上がります。梁は2本だけなのでとても簡単です。山中でもすぐに設営できないと、登山では使いにくいですものね。
エアライズ2の魅力4:収納・撤収も簡単
アライテントのエアライズ2は構造が非常に単純です。たった2本のポールを交差させて自立させるため収納、撤収するときも楽ですよ。ペグやロープを外し、ポールを抜いたら、インナーテント、フライシートをそれぞれ別に収納していきます。
インナーテントは、2つ折にしていきながらスタッフバッグに入る大きさになったら空気を抜きながら丸めていきましょう。出入り口を少しだけ開けておくと空気が簡単に抜けますよ。
エアライズ2の撤収に関するレビュー・評価
アライテントでは扱いやすいように解説されていたり、人気ブランド、人気テントということで前述したようにさまざまなユーザーから設営や撤収に関する動画がアップロードされていて初心者でもわかりやすいと評価されています。
軽量で薄いため、折りたたみやすいのも魅力的です。
アライのHPにはエアライズの設営、撤収方法の解説も出ています。特に撤収時、地面に付けずに折りたためるのはとても助かります。撤収も設営も2人用のテントを1人で簡単にできます。
エアライズ2の魅力5:高品質ポール
アライテントのエアライズシリーズは世界的に有名な金属ポールメーカーDAC社(ヘリノックスの販売元)の金属ポールを採用しています。ただの金属ポールと比べ強度があり、メンテナンスすると何十年も使えると言われています。
また、DAC社のポールはDAC社が認めるブランドでしか使えないと言われていてアライテントの品質の高さがよく分かります。日本でもDAC社のポールを採用しているメーカーはまだまだ少なめです。
エアライズ2の耐久性に関するレビュー・評価
エアライズ2は1987年に発売されていてマイナーチェンジはしましたが、現在まで発売し続けれているロングセラーモデルのテントです。上質な素材を使っていて耐久性も高く、きちんとメンテナンスすると長く使えると評価されていますよ。
レビューでも20年以上使っているという声があります。パーツ単位で修理できるところも魅力的でポールが折れたらポールだけ交換修理可能になっていて末永く使えるテントです。
25年前に購入して年に数回山で使ってますが何の問題も無いです。
エアライズ2の魅力6:フライシートが付属
フライシートが標準で付属している点も大きな魅力です。キャンプ用のテントだと殆どのメーカーでフライシートが標準で付属していますが、山岳テントはインナーだけの販売でフライシートがオプションになるというケースも多々あります。
別途フライシートを買わなくてもいい点は大きな魅力と言えるでしょう。標準で付属するフライシートは山の中でよく目立つように蛍光色のオレンジですが、フォレストグリーンもあり自然に溶け込みやすい色合いです。
エアライズ2の魅力7:拡張性
エアライズDXフライ
エアライズ2は短辺に出入り口があるため、前室がコンパクトになります。しかしオプションのDXフライを使用すると小さな三角形だった前室が台形になり、キャンプ用のテントと同じように広く使えて便利です。
フライシートが大きくなる分重さが加わりますが、オプションを利用することで携帯性を優先するか、居住性、使い勝手を優先するかユーザーが任意に決められる選択肢が増えます。キャンプならDXフライを使ったほうがいいでしょう。
エアライズ2をタープで拡張
トレックタープBeyond
キャンプでは一般的なタープとテントの組み合わせですが、登山では一緒に使うことは少なめです。しかしアライテントにはエアライズ2などと一緒に使う専用のタープも発売されていて、トレッキングポールで設営できエアライズ2と簡単に連結できます。
大きさは2.20×2.66mと少人数にちょうどいい広さがあり、夏のキャンプにあると便利です。エアライズ1やエアライズ3にもおすすめです。
夏・冬も使える
エアライズ2 外張り
暑い夏はフルメッシュのカラヤライズを使うと非常に快適ですよ。夏向きのカラヤライズはエアライズ2とは別のテントですが、カラヤライズにはエアライズのフライシートが使えます。
標準のエアライズ2では寒いという場合はフライシートの代わりに外張りを使うといいでしょう。雪山や標高の高い場所など寒いときに有効的です。外張りは重たくなりますが、雪に対する備えができ冬キャンプにもおすすめですよ。
アライテントのアンダーシート
アライテントからはエアライズ2に合うアンダーシートもきちんと発売されています。mont-bellなどではグランドシートとも呼ばれているエアライズ2のボトムを異物から守るシートです。エアライズ2のように薄いテントはアンダーシートを使いボトムを保護しましょう。
アライテントのアンダーシートは40dnナイロンタフタでアライテントらしい軽量なシートになっていて持ち運びやすいですよ。エアライズ2の大きさに合うものを購入しましょう。
エアライズ2のメリット・デメリット
アライテントのエアライズ2のメリット
エアライズのメリットは登山用テントなららではの軽さが魅力的です。また、アライテントの山岳テントと言うことでシンプルな設営方法も魅力的ですよ。ポールを交差させるだけとなり簡単です。収納サイズもコンパクトで2人で使える広さがきちんとあり、本体30×15φcm、フレーム38cmになります。
さらに、前述したように拡張性が高くオプションと組み合わせることで寒い場所でも暑い場所でも使えて登山でもキャンプでもきちんと使えますよ。
短辺に出入り口がある
短辺に出入り口があるのも大切です。短辺に出入り口があることで複数人で利用しても、出入りするときにまたがなくて済みますよ。気を使うことなく出入りできるというメリットは大きいです。
また、短辺に出入り口があると狭いエリアでも張れる魅力があります。キャンプでは木にすることはありませんが登山では限られたスペースを有効活用するため最低限のテントサイト(テント場)しかない場合があり長辺に出入り口があると使いにくい場合もあります。
信頼性が高い
アライテントは信頼性が非常に高いブランドです。テント場では必ず見かけるようなブランドとなりエアライズ2もよく見かけるテントですよ。ベテランの登山家からも支持されていてマイナーチェンジはしていますが、ロングセラーモデルのテントです。
この信頼性の高さはアライテント、エアライズ2のメリットといっていいでしょう。
アライテントのエアライズ2のデメリット
キャンプ用テントと比較するとフライシートが30dnリップストップナイロン、インナーが28dnリップストップナイロンということで非常に薄く半分以下の厚みになります。そのため光が透けやすく薄いというデメリットがあります。
また、大きなデメリットではありませんが一般的に登山用テントは居住性よりも携帯性を重視しているものが多くアライテントの各種テント、エアライズ2もキャンプ用テントよりも快適さが下がる言われています。
短辺に出入り口があるデメリット
短辺に出入り口があるデメリットしては、前室が狭く小さくなることです。短辺に前室ができるため1人で使うのなら問題ないですが2人で使うのは難しいです。しかしエアライズ2には拡張性という魅力、メリットがあり前室を広く使いたいならオプションをうまく活用することでデメリットを感じなくなります。
自分のテントがわかりにくい
短所と長所の関係性と同じように信頼性が高い、人気があるというメリットは自分のテントがわかりにくいというデメリットでもあります。テント場で必ず見かけるようなテントということで多くの登山家が使っているテントですよ。
テントから離れる際は目印などを付けておくといいでしょう。
アライテントのエアライズ2のまとめ
アライテントのエアライズ2は万能テント
アライテントのエアライズ2は登山でもキャンプでも使いやすい万能なテントです。アライテントらしい持ち運びやすさ、高い耐水圧に加えエアライズ2には拡張性があり夏でも冬でも使いやすいです。エアライズ2以外のエアライズ1やエアライズ3もアライテントらしい魅力があり、山岳テントとしては広めのサイズ感も人気ですよ。
今回はエアライズ2を中心に紹介しましたが、アライテントにはキャンプ使いやすい前室の広いテントなどもあります。
アライテントが気なる方はこちらもチェック!
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