はじめに：北欧風ガーデニングのコツと作り方
自宅の庭を北欧風ガーデニングにアレンジ
北欧風インテリアの流行により家の中を洋風家具や雑貨でデザインする方が増えてきています。華美すぎずシンプルかつ機能的でありながらおしゃれな雰囲気づくりが楽しめるところが日本人の感覚にマッチしているのでしょう。
家の中を洋風にしたら気になるのが庭ですね。近年注目を集めているのが北欧風な庭造り。おしゃれな雑貨やナチュラルな植物の植え方がそのポイントです。あこがれの北欧スウェーデンやデンマークのガーデニング写真のような庭づくりをDIYで目指してみませんか？
北欧風ガーデニングのコツは植物と雑貨選び
北欧風ガーデニングはまだまだ流行りはじめでどんなふうに作っていったら良いかわからないという方も多いでしょう。基本的にはナチュラルさにポイントをおきイングリッシュガーデンよりも少しシンプルで小規模な感じが北欧風の庭づくりのコツです。
そのためには簡単に北欧らしい雰囲気づくりができる雑貨類や植物から厳選していくと失敗が少なく簡単にできるでしょう。後半では自分でフェンスやアプローチを設置するDIY方法もご紹介しますのでそちらも是非参考にしてくださいね。
北欧ガーデニングっぽく見えるおすすめアイテム
北欧風ガーデニング初心者の方はまずその特徴を知るところからはじめるとイメージが付きやすいでしょう。ここでは使うだけでイメージ作りが簡単にできるおすすめアイテムをご覧いただきます。
もちろん全部使ってもよいのですが庭の広さや作りたいイメージにあわせていくつか取り入れるだけでもOK！ポイントは真新しいものではなくできるだけ年月がたって使い古された感じでナチュラルさをアピールするところです。
北欧ガーデニング1.ベンチ
出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/3967937?title=%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81
北欧のガーデニングにはよくベンチが設置されています。日本ではあまり大きなものを並べていくつか置くことは難しいですが、余裕があればひとつ置くだけで北欧っぽさがアップするでしょう。もちろんペンキが少し剥がれた感じがよい味となるのでダメージ(アンティーク)ペイントができる方は是非アレンジして使ってみてくださいね。
北欧ガーデニング2.枕木
枕木とは鉄道のレールに敷かれていた板のことで、防腐処理がされており均等な厚み・幅の丈夫な木材が安く手に入りやすいことからガーデニングでも注目の素材となっています。
北欧ガーデニングでの使い方はいろいろでそのまま立ててフェンスに・写真のように埋めて玄関アプローチの装飾にと使えます。後半でこの枕木を使ったDIY例を解説していますのでそちらも是非見てくださいね。
北欧ガーデニング3.白いフェンス
白いフェンスというとアーリーアメリカンなガーデニングの雰囲気もありますが、北欧風ガーデニングでもよく使われています。植物だけでは単調になりやすい色合いをぴりりと締めるてくれる役割を持つものです。
このとき白ペンキもできるだけ塗りたてではなく少し剥がれたり汚れたりという感じに仕上げるのがうまく庭とマッチさせるコツとなるでしょう。
北欧ガーデニング4.レンガ
出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/1623348?title=%E5%AE%B6%E3%81%AE%E5%BA%AD%E3%81%A8%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%AC
ナチュラルガーデニングというとずっと以前からファンの方も多いイングリッシュガーデンがありますが、それと北欧風との違いといえばよりシンプルでかっちりとしたデザインとなっているところでしょう。
リアル寄りにこだわらず全体のマッチさせる
芝を広く植えるのも北欧ガーデニング例のひとつですが、それと同時に空いている部分の土をできるだけ見せないようにレンガを敷き詰めているのも特徴といえます。
現代的な北欧ガーデニングは新品のレンガを敷き詰めていたりしますがここも少しアンティーク調なものにアレンジするのが他ともマッチしやすくおすすめ！
北欧ガーデニング5.テラコッタの植木鉢
より美しく印象的なこなれたガーデニンクにするコツは高低差を付けることも大切となってくるでしょう。草丈でそれを出すのも良いですが、大きな鉢にハーブやカラーリーフの寄せ植えを作って置くだけでも庭に動きが出ておしゃれに仕上がります。
その際にぜひ使って欲しいのがおしゃれガーデニングでは定番のテラコッタの植木鉢。初心者の方でもすぐに試せる簡単でおすすめのガーデニング雑貨のNO.1です。
北欧ガーデニング向けのおすすめ植物9種+庭木
初心者でも簡単に北欧風ガーデニングできる雑貨を見てきたところで、次はメインとなるおすすめの草花と庭木を御覧いただきましょう。ここでは代表的な品種をあげてご紹介していますが、これに限らずグリーンと彩り・背の高いものとグランドカバーなど役割を決めて自由に選んでみてくださいね。
北欧ガーデニング1.グランドカバー
1-1.芝
Swedish Gardenと検索すると現代風な北欧のガーデニング写真を見ることができます。そこでとても目立つのが芝を多用しているというところです。このあたりがイングリッシュガーデンとの大きな違いですね。
またほとんど土を見せないようにグランドカバーで覆ってしまっているのも特徴でしょう。よりリアル寄りの北欧風なガーデニングを目指すなら芝は必須といえますね。
1-2.イワダレソウ
芝は少しモダンな感じの庭になるのですが、もう少しキュートさやナチュラルさを追求したいという方にはこちらのイワダレソウなどはいかがでしょうか。
芝は全部緑に生え揃うには何年という結構な時間がかかりますが、この植物の特徴は繁殖力が高くて芝の10倍は早く仕上がるというところ。グランドカバーとしておすすめです。
1-3.セダム
セダムはあまり手間がかからない乾燥に強いグランドカバーとして人気の植物です。またグリーンだけでなく黄色などカラーがあるのも良いですね。
庭木の下の日陰になるようなところでも耐えずに長生きしてくれます。逆にあまり日の当たるところでは少しずつ数が減ってきてしまうため、日陰の涼しいところに使うのがコツでしょう。
北欧ガーデニング2.ハーブ
地面の部分を覆う植物だけでなくそこに立ち上がるグリーンを置きたいですね。グリーンであれば丈夫で繁殖力も高いハーブ類がおすすめです。またハーブならばお料理やハーブティーとしても使えるので一石二鳥ともいえます。
2-1.ミント
ミントは円葉のハーブの代表的なもので、葉の大きさも小さなものから大きめとさまざま。なによりも良い香りがするため、庭をにおいでも癒やし空間にしてくれる効果があります。
ハーブを庭に地植えにする場合はどんどん増えてほかの植物が耐えてしまうことがあるので、鉢植えにしたものを鉢ごと埋めると計画的にデザインできてなおかつ崩れにくいので良いでしょう。
2-1.イタリアンパセリ
イタリアンパセリやコリアンダーなどギザギザの葉を持つハーブの種類。どちらも料理のスパイスとしても使えるので植えておいて損はありません。
2-2.カレープラント
シルバーの細葉を持つ美しいハーブとしておすすめなのがこのカレープラント。名前の由来は茎がカレーのにおいがするためで、こちらは生だけでなくドライフラワーにしてもほとんど生きている時と変わらない見た目となるため切り花素材としても人気の種類です。
北欧ガーデニング3.彩りの花
グリーンやシルバーだけでなく紫や青・黄色や赤などの彩りも加えることでより素敵な庭にしあがるでしょう。彩り植物としておすすめなのはこちらの3種類です。
3-1.ラベンダー
ラベンダーもハーブの仲間なのですが、花や香りを楽しむことができまたその青紫色はナチュラルガーデンにはとても重宝するため彩りとして植え付けると良いでしょう。
3-1.イベリス
ラベンダーは少し背の高い花なので低くこんもりと茂る彩りとしてこのようなイベリスもあると良いですね。ごらんのように株全体にたくさんの白い花を咲かせるのが特徴です。
3-1.カラーリーフ各種
花類は開花時期が限られるため、彩りとしてカラーリーフを加えるのも忘れてはいけません。おすすめしたいのがヒューケラの種類。緑から黄色・赤と色がいろいろと揃っているのでとても使い勝手がよく初心者の方にもおすすめできます。
北欧ガーデニング4.庭木
庭に木を植える余裕があれば、ぜひ北欧風ガーデニングを代表するシラカバの木を植え付けてみてください。雑貨で白いフェンスをおすすめしましたが、白い幹には同様に他の植物を引き立てる効果も期待できるでしょう。
自分でもできる北欧ガーデニングDIY例
庭に好みの植物を植えデザインしてお気に入りの北欧風雑貨を配置するだけでも立派なガーデニングDIYといえますが、手作りをプラスすることでより自分らしいおしゃれな庭になりますよ。
こちらでは人気の素材枕木を使った立て方・埋め方と花壇を引き立たせる白いフェンスの作り方をご紹介しましょう。
枕木フェンスの見本例
まずは枕木をしっかり埋めてフェンスにする方法から。ある程度厚みもあり防腐処理もされていることから枕木を庭造りに利用するのは意外と簡単です。ある程度使い古された感じもおしゃれな雰囲気づくりに役立つでしょう。
ポイントは45-65cmほど大きめな穴を掘り砕石を入れてしっかり基礎を作ってから枕木を立てて固定すること。こうすることで少しゆすったくらいではびくともしない丈夫なフェンスができます。
枕木アプローチの作り方
立てるよりももっと簡単にできるのが枕木のアプローチづくりです。こちらは芝のまわりを囲むように枕木をライン上に配置していますが、飛び石風に玄関までの小道を作ったりとデザインはお好みで。
埋めた後沈んでしまうとそこに水が溜まりやすくなりますのでこちらも必ず枕木の下に砂利や砕石をしき固めてからできるだけ平らに枕木が並ぶようにしてください。
白いフェンスの作り方例
花壇の緑や色とりどりの花々をより目立たせてくれるのがおしゃれな白いフェンスです。ぐるりと敷地を囲むと大変ですがガーデニングエリアだけにこのようにフェンスを立てるのであればはじめての人でもやりやすいDIYなのではないでしょうか。
こちらは木材は新しいものを使っていますので防腐・防水塗料を塗った上に白いペンキで塗装していきます。走ら部分はコンクリートの基礎を水平に埋めてからそこに柱をモルタルで固定。こうすることで柱の腐食や転倒を防げるためおすすめです。
まとめ：北欧風ガーデニングをはじめよう
北欧ガーデニングはコツをつかめば簡単
出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/4000728
北欧ガーデニングにおすすめの雑貨・植物と見本となる枕木DIYのやり方などご紹介してきました。流行りの北欧風ガーデニングは意外と簡単にできそうと感じた方も多かったのではないでしょうか。
植物だけで表現しようとする英国風ガーデニングに比べて北欧ガーデニングは取り掛かりやすさを感じる人も多いようです。
ナチュラルさが北欧ガーデニングのポイント
北欧風のガーデニングとイギリス風のガーデニングは一見似ていると感じるのですが、ナチュラルでありながらよりシンプルで機能的であり手入れがしやすいのが北欧といえるポイントとなるでしょう。
植物とマッチしやすいベンチやフェンスなどを置くだけでもそれらしい雰囲気を作るのは簡単ですので、まずはそこからはじめてみてはいかがでしょうか。
北欧ガーデニングが気になる方はこちらもチェック
今回は北欧風ガーデニングの作り方を解説してきましたが、植物だけでなくエクステリアに置く照明や北欧風のインテリアなどについての記事もご用意しています。ガーデニングだけでなく北欧風がお好きな方は是非こちらも見てくださいね。
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出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/4000757