ジニアの花言葉について
花言葉「ここにいない友を思う」「別れた友に対する思い」「遠くの友を思う」
ジニアの花言葉「ここにいない友を思う」「別れた友に対する思い」「遠くの友を思う」は花が咲く期間が長いジニアの特徴に由来しています。日が経つにつれ、会えない友への募る思いという意味があります。また、二度と会えなかったり亡くなったりした友も含まれるので、献花として利用されることもあります。なお、色別による花言葉はありません。
花言葉「絆」「いつまでも変わらない心」
「絆」「いつまでも変わらない心」は花の丈夫さや花期の長さに由来しています。思いを馳せるほどの友との間には絆があります。感謝の気持ちを忘れずに変わらない心でいたいという意味もあります。
ジニアは友への気持ちが込められた素敵な花なので、花言葉を添えて遠く離れた友にジニアの花束を贈ってもよいでしょう。再会の喜びの贈り物としても最適です。
花言葉「注意を怠らないで」
「注意を怠らないで」は日本だけの花言葉です。こちらもジニアの開花期間が長いことに由来しています。長い時を経ると注意も薄れてくるので、気を引き締めなおすという意味でもこの花言葉はプラスに捉えることができますね。
花言葉「幸せ」
原産地アメリカではジニアは明るいイメージがあり、ブラジルのカーニバルでは幸せの花として扱っています。見た目にも華やかで長く咲くジニアは重宝されるのでしょう。綺麗な花形や色は見る人を幸せな気持ちにするという意味でも、ジニアの花言葉は幸せのイメージが合いますね。
英語での花言葉
ジニアの英語での花言葉は「thoughts of absent friends(ここにいない友を思う)」と「I mourn your absence(あなたの不在を悲しむ)」です。友を思う切ない気持ちが表現されています。日本の花言葉は比較的明るいイメージですが、英語の花言葉はどちらかというと少し寂しい印象を受けます。
ジニアの誕生花
ジニアが誕生花になる月日は8月6日です。花期は長くても、一年で一日だけの誕生花なになります。他の花には複数月日があるものもみられます。8月6日が誕生日の友達に花言葉を添えてジニアの花を贈ると喜ばれるでしょう。
ジニアの花言葉は怖い?
ジニアには怖い花言葉はつけられていません。ネットではジニアの花言葉は怖い言われることもありますが、黄色い花にはよく怖い花言葉がつくことがあるので、ジニアにも怖い花言葉があると思われているのかもしれません。しかし、上記で述べた通り、友への贈り物として好ましい花言葉なので安心して利用してくださいね。
他の花には怖い花言葉もある
一般的に、花言葉はよい言葉ばかりではありません。怖いイメージを持つ花言葉をつけられている花もあります。例えば、ロベリアは「悪意」、アザミは「報復」、オレンジのユリは「憎悪」、クロユリは「呪い」などです。
これらの花言葉は、花の性質(毒がある、トゲがあるなど)や伝説、神話などが影響してつけられています。怖い花言葉がある花は人に贈るのを避けた方がよいでしょう。贈り物をするときには花言葉をチェックしておきたいですね。
ジニアの花名の由来と特徴
花名の由来
学名「Zinnia(ジニア)」はドイツの植物学者ヨハン・ゴットフリート・ジン(Johann Gottfriend Zinn/1727~1759年)の名前からつけられています。英語でそのまま「Zinnia」と呼ばれています。
また、花が若々しく長く色を保つので「Youth-and-old-age(若さと老年)」とも呼ばれます。
ジニアの特徴
ジニアはメキシコを中心として南北アメリカが原産で、夏の暑い季節に花が咲き続ける耐暑性の強い花です。キク科の一年草となります。また、ジニアが日本で百日草(ヒャクニチソウ)と呼ばれるのは、百日という長い間絶え間なく咲くところからつけられています。以前は百日草の呼び方が一般的だったので、こちらがしっくりくる方もいるかもしれません。今は5月~11月までの長い間花を咲かせています。
初心者でも育てやすい
花が丈夫で初心者でも育てやすいので、ガーデニングとして人気があります。苗やアレンジメントの切り花としても楽しむことができますよ。5月頃から花付きのポット苗が売られます。種をまく場合は、春から始めるとよいでしょう。
学名 | Zinnia elegans |
和名 | 百日草(ヒャクニチソウ) |
英語名 | Zinnia/Youth-and-old-age |
科名属名 | キク科ヒャクニチソウ属(ジニア属) |
誕生花 | 8月6日 |
開花の季節 | 夏(5月~11月) |
花色 | 白、赤、ピンク、オレンジ、黄、緑、紫、複色 |
花言葉 | 「ここにいない友を思う」「別れた友に対する思い」「遠くの友を思う」「幸福」「絆」「いつまでも変わらない心」「注意を怠らないで」 |
ジニアの種類
豊富な品種
以前から夏の季節の盆花や供花としてよく利用されてきたジニアですが、近年ジニアは園芸用に適した品種改良がなされ、新品種が続々と出ています。色も赤や緑、オレンジ、白、紫などで、複数の色が混ざったものも魅力的です。
咲き方は一重や八重、ダリア、カクタス、絞り咲きなどがあり、花の大きさや丈も色々でたくさんの品種があります。それでは、ジニアの種類を見ていきましょう。
エレガンス(ヒャクニチソウ)
一般的にジニアと言えば、ジニア・エレガンスの種類を指します。草丈や花の形、花の色がたくさんあり流通も多く人気です。
リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)
草丈が約40cmで咲いた花のすぐ下から枝が伸びて新しい花を咲かせます。一重咲きの種類です。葉は細く、やや小輪で、白やオレンジ、黄色の花が主流です。乾燥や過湿の、病気にも強く丈夫なのが特徴です。たくさん植えると存在感が出て、見た目にも綺麗にまとまります。
プロフュージョン
ジニア・プロフュージョンはエレガンスとリネアリスの種間雑種です。伸び過ぎずにコンパクトにまとまるので、鉢植えや花壇に適しています。花径は約6cmで花付きがよく次々に咲き枯れた花を覆いつくすので、手入れもそこまで必要ではありません。夏の暑さや乾燥に強く、色あせしにくくて発色のよい花です。育てやすいように改良された種類なので、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
ハーゲアナ(メキシコヒャクニチソウ)
ジニア・ハーゲアナは複数の色が混ざった花色で、一重や八重咲きのものがあります。赤、白、ピンク、オレンジ、黄色などもあり楽しむことができます。
ドリームランド
ジニア・ドリームランドは種まきから一カ月半ほどで開花する早咲きの種類です。花径は10cmで大きく花弁が重なり合う平弁ダリア咲きが特徴です。
ペルシャンカーペット
ジニア・ペルシャンカーペットは枝分かれした茎にいくつもの小さな花をつけるスプレー咲きが特徴の種類です。オレンジ色の綺麗な花はアレンジメントとしてよく利用されています。
ジニアでガーデニングや友達へプレゼントを!
ジニアは花の花期が長く丈夫な特徴から花言葉がつけられています。友に対する気持ちを大切にしたいときに贈り物にしてもよいし、自分が身近に感じられるようにガーデニングに取り入れてもよいですね。花言葉を心にとめておくと、きっと温かい気持ちになるでしょう。
また、色や種類が豊富なので、切り花のアレンジメントや鉢植えで好みの色や花形を選んで楽しみましょう。夏の季節はジニアの花で住まいを明るくしてみてはいかがでしょうか?きっと心も明るくなりますよ。
他の花の花言葉が気になる方はこちらをチェック!
他の花の花言葉もたくさんあります。どんな花言葉があるのか詳しく知りたい方は、ぜひチェックして贈り物やガーデニングに役立ててくださいね。

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出典:ライター撮影