オシロイバナとは
オシロイバナとは、夕方になると花が咲き朝になるとしぼんでしまうという特徴を持った花で、ピンクや白、オレンジ、黄、紫などの色があります。また、オシロイバナは良い香りもするので、自宅で栽培する人も多いです。
オシロイバナの原産地は熱帯アメリカと言われており、耐寒性は普通ですが、耐暑性が強いので育て方も楽です。オシロイバナの花は夏に強く夏場は途切れることなく可愛らしい花を咲かせてくれます。オシロイバナの種類は60種類ほどあり、色もさまざまななので自分の種類を選べるでしょう。
オシロイバナの名前の由来
オシロイバナという名前の意味は、オシロイバナの種子を割ると白い粉のようなものがあることから、それがまるでおしろい粉のようなことに由来しています。よく子供がこのオシロイバナを使って化粧をまねて遊んでいました。また、日本では江戸時代から多く見かけられる花でもあります。
また、オシロイバナは別名は夕化粧とも言われており夕方から花を咲かせる意味の別名を持っています。また、英語では夕方4時から花を咲かせることからfouro'clockflowerという英語が使われており、まさに夕方から咲く花という意味が多く含まれています。
英語の他の名前
また、オシロイバナは英語では別名ペルーの奇跡とも言われており、原産国でもあるペルーで一目を避けた夕方から咲く姿を表現した意味を持つ英語が使われています。
オシロイバナは、白い粉を表現する和名や夕方から咲く姿を表現した英語などが使われているのを見ても、とても不思議な花であるのが分かります。オシロイバナはさまざまな特徴を持ち合わせた花でもあるので、他の花とはまた違った楽しみ方ができる花でもあるのです。
オシロイバナの花言葉
オシロイバナの花言葉には、臆病、内気、恋を疑うという意味の花言葉を持っています。この花言葉の意味はオシロイバナが夕方に花を咲かせて翌日にはしぼんでしまう様子に由来していると言われています。
つまり、一目につかないように咲くオシロイバナの姿が臆病な雰囲気を醸し出したり、内気で疑心暗鬼な恋の様子を表す花言葉に現れているのです。まさにオシロイバナの花言葉には花の特徴を表す花言葉の意味が付けられています。相手によってはオシロイバナの花言葉をネガティブにとらえてしまうので、注意して花言葉を使うのがおすすめです。
もう1つの花言葉の意味
オシロイバナの花言葉の恋を疑うという意味には、もう1つのオシロイバナの特徴が由来しています。それは、オシロイバナは同じ株から次から次への違う色の花を咲かせることがあることにちなんでいるからです。
つまり同じ株なのに、さまざまな色を咲かせるオシロイバナはまさに花言葉の意味のように疑う恋心を表しているというのでしょう。オシロイバナはひっそりと咲き、移ろいな恋心などを花言葉に持つので、プレゼントとして贈る際には注意が必要かも知れません。
西洋での英語の花言葉もチェック
西洋での英語でのオシロイバナの花言葉は、臆病という花言葉になっています。つまり、オシロイバナのひっそりと夕方に咲く姿を表現した花言葉ということでしょう。
世界共通で、夕方に咲き朝になるとしぼんでしまうオシロイバナは、まさに臆病な姿に移るのかも知れません。そんな花言葉を持つオシロイバナの花を楽しみたい場合は、開花時間に注意して夕方から花を見に出かけてみてはいかがでしょうか?夜に咲くオシロイバナもまた神秘的な風景になることでしょう。
色別の花言葉はある?
オシロイバナはいろいろな色の花がありますが、花言葉は色別では分かれていません。オシロイバナは同じ株でも違う色の花を咲かせたりといろいろな花の色を楽しむことができることも由来しているかも知れません。
オシロイバナの花言葉を使う際は、臆病や内気、恋を疑うなどの意味を使用するのがいいでしょう。どれも相手によっては難しい花言葉の意味になるので、贈る相手に合わせてオシロイバナの花言葉を使ってみて下さい。
オシロイバナには毒がある
オシロイバナの花の開花時間や花言葉とは別に有名なのが、オシロイバナの毒です。オシロイバナの草にはトリゴネリンという毒性があります。この毒性は、根っこや種の部分にあると言われており、間違えて口に入れてしまうと腹痛や嘔吐を引き起こしてしまうことがあるのです。
特に種は黒く丸い形をしているので、子どもなどが間違って口に入れてしまわないように注意が必要です。オシロイバナは野生として自生していることも多く、道端などで見つけても口に入れないようにしましょう。
ペットの散歩中も注意
オシロイバナは夕方から花が咲くので、昼間などはその姿に気が付かないこともあります。しかしペットの散歩などで誤ってペットがオシロイバナの種などを食べてしまうと、毒性が危険なので、散歩中などは注意が必要です。
花言葉では臆病や内気などと言った内向的な花言葉を持っていますが、毒性がある花でもあるので注意して楽しんでみてもらいたい花でもあります。小さい子やペットなどがオシロイバナに触れる際には、毒性に注意して扱ってみて下さい。
オシロイバナを育ててみよう
オシロイバナは、春頃に種まきをしてな夏から秋にかけて花を楽しむことができます。多年草で、白や黄、紫やオレンジなどカラフルな花が咲くので、花壇やプランターで楽しみやすい花とも言えるでしょう。
初心者も育てやすい種類でもあり、開花時期も長いので夏場に鮮やかな花を楽しみたい人にはおすすめです。また、香りも楽しめる花でもあり、乾燥にも強く野性も多いことから、どんな場所でも育ちやすいでしょう。
種まきに適した環境
オシロイバナは育て方も楽で、種まきも特に場所を選ばないのが特徴です。多少日当たりが悪かったり湿気のある場所でも花を咲かせてくれます。水やりもほとんど必要ない花でもあるので、手間のかからない育て方をしたい人にもおすすめです。
肥料の必要もないですが、鉢で栽培する場合は置き肥をしてあげるとより綺麗で多くの花を咲かせてくれます。とにかくオシロイバナは強い花なので病気や害虫にかかることもほとんどないので、初心者にピッタリです。
オシロイバナの増やし方
オシロイバナは先ほども紹介したように、毒のある種ができるのでその為をまくことで、どんどん数を増やすことができます。種を5月から6月に植えてあげると、発芽してオシロイバナの株を増やすことができます。
オシロイバナは同じ株でも花の色を変えたりといろいろな変化もあり、強い花でもあるのでどんな場所でも育てやすいです。しかし開花する時間は夕方から朝にかけてなので、それを理解してからオシロイバナの花を楽しむようにして下さい。
まとめ
オシロイバナは栽培もしやすい花ですが、夕方から朝にかけて花を咲かすのが特徴です。その特徴を活かした花言葉である臆病や内気といった花言葉の意味も持っているので、人に渡す際は注意が必要でもあります。
オシロイバナは花束としてではなく、鉢植えなどでプレゼントすることもできますが、その際も花言葉の意味を理解した上で相手に贈るといいでしょう。オシロイバナは初心者でも育てやすいので、自宅の庭や花壇などでも親しみやすい花です。ぜひ夏に楽しめる花としてオシロイバナを育ててみてはいかがでしょうか?暑い夏の夜に綺麗な癒しの花が楽しめます。
花言葉が気になる方はこちらをチェック!
オシロイバナ以外にもさまざまな花言葉が存在します。いろいろな花の花言葉を知りたい人はこちらの記事もチェックしてみて下さい。

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