イチゴの花について
イチゴは、花と葉で別の誕生花を持ちますが、花言葉に関してはイチゴ全般に共通する花言葉です。花色が変わっても、花言葉は同じになります。ただ、ヘビイチゴという名前のイチゴだけは、イチゴとは別の花言葉です。それぞれの花言葉の項にて、詳しくご紹介いたします。
特徴
イチゴはバラ科オランダイチゴ属の多年草で、白、ピンク、赤の直径2~3cmの花を咲かせます。スーパーなどで売られているあの真っ赤なイチゴの実は、果実ではなく「花托」といい、イチゴ表面の種に見える粒が、実は果実。甘くて果物のようですが、野菜の仲間になります。
開花時期と花色
イチゴの開花時期は春、3~5月で、季節になるとかわいい花を咲かせます。園芸店などにイチゴ苗が出回り始める時期は早春(2~6月)で、植えてから花が咲くまでの期間は約一週間程度と短いのが特徴です。イチゴの花色は白色、ピンク色、赤色などで、どの色も同じ花言葉を持ちます。
イチゴ:名前の意味と由来
日本語の名前:意味と由来
イチゴの実は江戸時代以前、イクラやスジコに似ていることから「魚(イオ)の血のある子のごとし」という名前で呼ばれ、縮めて「イチゴ」という名前で呼ぶようになったといわれています。また、イチゴの収穫時期が1~5月であることから、名前がイチゴになったという説もあります。
漢字の由来
イチゴは漢字では草かんむりの下に「母」で「苺」と書きます。これは、親株から多くの子株を生むイチゴが、子をたくさん産む「母」を連想させるためです。春の開花季節になると親株・子株ともに花と実をたくさんつける姿も、花言葉「幸福な家庭」の母と子のイメージにぴったりです。
英語の名前:意味と由来
イチゴの英語名は“Strawberry(ストロベリー)”、別名を “Garden strawberry(ガーデン・ストロベリー)”といいます。英語で“Strawberry”(ストロベリー)は、“straw”(ワラ)の“berry”(実)」という意味です。これは、苗の周りにワラを敷くというイチゴの栽培方法に由来しています。
別名
イチゴは、江戸時代末期にオランダから伝来し、「オランダイチゴ」や「西洋イチゴ」という別名を持ちます。英語では別名を“Fragaria×ananassa”といい、これはパイナップルの香りに似ていることに由来する名前です。真っ赤な果実の色に由来する、“Scarlet Strawberry”という別名もあります。
イチゴの花言葉
白やピンクの花を春に咲かせるイチゴの花言葉は、「尊重と愛情」「幸福な家庭」「先見の明」「あなたは私を喜ばせる」「完全なる善」など良い意味の花言葉ばかりです。寿退社のお祝いにイチゴを贈るのはなぜなのか、花言葉と寿退社の関係についても考察してみましょう。
英語の花言葉
Esteem and Love(尊重と愛情)
イチゴの英語の花言葉は、日本語の花言葉と同じ意味の“Esteem and Love”で、「尊重と愛情」という花言葉に訳されています。尊重とは、尊いものとして大切に扱うという意味です。相手を尊重し、愛情を持って接することの大切さを伝える素敵な花言葉ですね。
Perfect Goodness(完全なる善)
イチゴの英語の花言葉は、“Perfect Goodness”(完全なる善)です。春に開花する素朴なイチゴの花は、「神はもっと良いものを創造できたのに、そうなさらなかった」というイチゴ創造のエピソードをほうふつさせます。野の花の美しさが特徴の、イチゴの魅力を伝える素敵な花言葉です。
日本語の花言葉
イチゴの花言葉は、「尊重と愛情」「幸福な家庭」「先見の明」「あなたは私を喜ばせる」などです。これらの花言葉が「結婚」を連想させます。また、イチゴのように実のなる植物は風水では新しい運気を生み出すとされ、幸せな発展を願う気持ちを花言葉にこめて、寿退社する人に贈るのです。
尊重と愛情
イチゴの日本語の花言葉は、「尊重と愛情」です。尊重という言葉は、野の花の風情を持つイチゴが他者の存在を尊重し、自身は目立ちすぎず控えめに咲くことを意味します。特徴的な赤いイチゴの実は可愛らしく、季節の寄せ植えやコンテナ栽培品種として人気です。
幸福な家庭
イチゴの花言葉は「幸福な家庭」です。この花言葉は、イチゴの生長過程に由来します。季節になるとランナーを出して伸びるイチゴは、ランナーの先に子株のイチゴが出来、このサイクルを繰り返して増殖するのが特徴です。そのため子だくさんであり「幸福な家庭」という花言葉に結びついたのでしょう。
ヘビイチゴの花言葉
可憐・小悪魔のような魅力
ヘビイチゴという怖い名前のイチゴの花言葉は「可憐・小悪魔のような魅力」です。別名の「毒イチゴ」も怖いイメージですが、毒はありません。野原に群生して咲くのが特徴で、あまり甘くない小粒の実をつけます。花の開花季節は春で、4~6月に黄色の小花を咲かせるのが特徴です。
イチゴの誕生花
イチゴ全般の誕生花
誕生花とは、花言葉とは別に365日すべての日に決められた花のことで、イチゴは、3/20、3/29、3/31、4/13、5/4、5/7、5/11、12/27の誕生花です。特に5/7はイチゴの葉の部分の誕生花とされています。誕生花は、イチゴの開花時期とほぼ同じです。
ヘビイチゴの誕生花
ヘビイチゴ(蛇苺)は、7月13日の誕生花です。ヘビイチゴの花の特徴は色で、花の季節(イチゴに同じ:4~6月)になると黄色い花を咲かせます。実の色は赤く直径1cm前後で、食用イチゴより小さく甘酸っぱいのが特徴です。
ギフトに誕生花や花言葉を添えて
ヘビイチゴの花言葉「小悪魔のような魅力」はちょっと怖い印象がなくもないですが、他の花言葉は結婚を連想させるような幸福なイメージの花言葉ばかりです。大切な人へのギフトや記念日の贈りものに、季節の誕生花や花言葉を贈るとおしゃれですよ。
まとめ
春に花が開花するイチゴの花色は、白やピンクです。野の花のようなつつましい見た目にふさわしい花言葉を持ちます。怖いイメージのあるヘビイチゴという種類は季節の黄色い花が特徴で、花言葉と誕生花はイチゴとは別です。花言葉の意味を知り、お祝いや贈りものにイチゴの花を添えてみませんか。
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